横浜女学院中学校 の過去問分析

横浜女学院中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

横浜女学院中学校 過去問分析(2010〜2025 年度・4 科入試相当・最長 16 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 神奈川県横浜市中区
男女 女子校
募集人員 全 5 入試回の合計で 180 名。回ごとの内訳は募集要項に記載がありません
面接 この資料には記載がありません
旧称 横浜千歳裁縫女学校(1921)、横浜千歳女学校(1933)、千歳高等家政女学校(1936)、横浜千歳女子商業学校(1944)、横浜女子高等学校(1948)、横浜学院女子中学校・高等学校(1983)

入試回は 5 つあります(2027 年度の募集要項による内容です)。

日程 科目 試験時間 配点
A 入試 2027 年 2 月 1 日 午前 国際教養・サイエンス・アカデミーの各クラスで、4 科・2 科・英語資格利用などを選ぶ選択制 国語 50 分・算数 50 分・社会 30 分・理科 30 分 国語 100・算数 100・社会 60・理科 60
B 入試 2027 年 2 月 1 日 午後 科目選択制(詳細は A 入試に同じ) 国語 50 分・算数 50 分 国語 100・算数 100
C 入試 2027 年 2 月 2 日 午前 科目選択制(詳細は A 入試に同じ) 国語 50 分・算数 50 分・社会 30 分・理科 30 分 国語 100・算数 100・社会 60・理科 60
D 入試 2027 年 2 月 2 日 午後 科目選択制(詳細は A 入試に同じ) 国語 50 分・算数 50 分 国語 100・算数 100
E 入試 2027 年 2 月 3 日 午後 科目選択制(詳細は A 入試に同じ) 国語 50 分・算数 50 分 国語 100・算数 100

社会と理科は各 60 点で、国語・算数の 100 点とは満点が違います。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

このレポートが扱えるのは、社会と理科のある 4 科の回(現行の A 入試・C 入試に相当)の問題だけです。2 科の B・D・E 入試や英語資格利用の問題は資料に含まれていません(→ 13 節)。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)、一行題(数行で終わる短い文章題)、逆算(□にあてはまる数を求める計算)、短答(語句や数値を短く答える形式)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 算数は 2016〜2025 の 10 年間、大問 6 題・小問 20 問の並びから 1 問も動いていません。大問の座席(問題の置き場所)と問い方が決まっている形です。
  2. 理科・社会・国語は入れ物(大問の数と分野の並び)だけが決まっていて、中身は毎年入れ替わります。理科は 4 大問が生物→地学→化学→物理の順で 15 年変わりません。
  3. したがって算数は「出る問題を覚える」に近い使い方ができ、理科・社会は「30 分で読み切る」練習、国語は「字数の枠に収める」練習になります。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 4(規則性)・大問 5(場合の数)・大問 6(図形の移動と動く点)を、年度をまたいで座席ごとに縦に解きます。
  2. 理科は物理の数値問題(ばね・てこ・滑車)と地学の気象・流水を交互に、社会は財政・税を一式そろえます。
  3. 国語は字数指定つきの抜き出しと 15〜45 字の記述を書く習慣をつけます。

今週やる 1 つ

  1. 算数の大問 3 を 2022〜2025 の 4 年分続けて解きます。「変化量÷元の値」を 3〜4 本計算して比べるだけの 1 問が、4 年とも同じ問い方で出ています。

注意

  1. 国語は 2019 年度以降の資料がありません。ここに書いた国語の話は 2018 年度までのもので、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。

4. 資料の状況

転写=過去問の紙面を文字データに起こしたものです。読んだ深さを次の 3 語で書き分けます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問ごとの単元の記録を数えただけの年)/資料のある年(転写が手元にある年)。

科目 資料のある年 精読した年 構成だけ数えた年 判読の確度
算数 2010〜2025 の 16 年(2026 年度は未収録) 2022〜2025 の 4 年 12 年 大問数・小問数は全年度読み取れます。式や図の細部は転写に揺れがある年が多く(16 年中 11 年)、本文で題材まで触れたのは精読した 4 年分です
理科 2010、2012〜2025 の 15 年(2011 年度が欠落) 2022〜2025 の 4 年 11 年 小問の数え方が年により 14〜29 とぶれます
社会 2010〜2025 の 16 年 2022〜2025 の 4 年 12 年 設問文まで読み取れます
国語 2010、2013〜2018 の 7 年(2011・2012 が欠け、2019 年度以降は非掲載) 2016・2017・2018 の 3 年 4 年 直近 7 年の資料が無く、現在の出題は市販の過去問で補う必要があります

5. 一番大きな結論

横浜女学院は「算数は大問の座席と問い方が 10 年動いておらず、理科・社会・国語は入れ物だけが決まっていて中身は毎年入れ替わる」学校です。

したがって過去問の使い方は、算数が「出る問題を覚える」に最も近くなります(同じ座席の問題を年度をまたいで縦に並べ、手順を体に入れます)。理科・社会は「時間の使い方を身につける」(30 分で 20〜29 問)ことと全分野をひととおり学び終えること、国語は「字数指定つきの記述と抜き出しの形を習得する」ことに近くなります。

科目 形式の固定度 中身の性格 最優先で時間をかける価値があること
算数 非常に高いです。6 大問・20 問・答えのみ(2016〜2025)。大問別の小問数 4/6/1/3/3/3 も 2022〜2025 で不変 大問 3〜6 は同じ座席に同型問題。大問 2 の一行題は (5) 角度・(6) 円とおうぎ形の位置が決まり、食塩水が毎年 1 問。計算 23%・平面図形 20%・規則性 18%・場合の数 15%(16 年集計) 大問 4(規則性 3 段)・大問 5(場合の数 3 段)・大問 6(動く点と転がる図形)を座席で縦に。大問 1・2 は失点ゼロ枠
理科 高いです。4 大問・小問 19〜25(直近 4 年)。生物→地学→化学→物理の順(15 年) 分野の座席は固定、単元は毎年入れ替え。選択 5〜6 割・短答 3〜4 割・記述 1〜2 問。学校の身近な題材(部活の暑さ指数・最寄り駅のハザードマップ) 物理の数値問題(ばね・てこ・滑車)と、地学の気象・流水(交互に来る)。記述は「身近な現象を理由つきで 1〜2 文」
社会 中程度です。直近 3 年は 4 大問 27〜29 問、それ以前は 3〜5 大問 新聞記事・本の抜粋が導入文。選択 6〜8 割、記述 1〜3 問。財政・税と国会が公民の柱 財政・税(歳入・歳出・累進課税・予算の議決)と、「予想して提案する」記述(AI と人権 2025・SNS の注意点 2024)
国語 高いです(2018 年まで)。3 大問・18〜23 問 漢字+誤字訂正 → 説明文 → 物語。抜き出しは字数指定つき、記述は 10〜45 字。物語の最後は意見記述 字数指定つき抜き出しの精度と、「本文の言葉を使って 15〜45 字」の記述。ただし 2019 年以降は未確認

算数だけが「同じ問題を縦に解けば手順が身につく」試験で、理科・社会は「30 分で読み切る」試験、国語は「字数の枠に収める」試験と、科目ごとに競技が違います。


6. この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に進めてください。座席別の演習は小 6 の夏以降が目安です(学年別の順序は 11 節)。

各項目の根拠(年度・大問・題材)は 8 節の科目別を参照してください。

  1. [週末 60 分] 算数・大問 4 の規則性を座席で縦に — 分数の列(2022「1/1, 1/4, 2/4, 1/7, …」・2023「1/2, 1/3, 2/3, 1/4, …」)、直角三角形のタイルを並べる(2024)、立方体を積む(2025)。3 問の組み立ては「n 番目の値→ある値は何番目か(逆引き)→大きな n(100 番目・289 個)」で 4 年同じです。2022 と 2023 は「はじめの分数から数えて 100 番目に並んでいる分数はいくつですか」まで同文でした。群に分けて「何群目の何番目か」を数える手順を固めます。(確認: 〜2025 年度)
  2. [週末 60 分] 算数・大問 5 の場合の数を座席で縦に — 塗り分け(2022 長方形 4 部分・2024 ア〜オの 5 部分)、0〜3 のカードで 3 けた(2023)、新幹線の座席 5 人(2025)。3 問目は「使わない色があってもよい」「310 より小さい数」「窓側に子ども、かつ子どもどうしが隣り合わない」と条件が 2 つ重なります。樹形図と「全体−条件に反するもの」の両方で解けるようにします。(確認: 〜2025 年度)
  3. [週末 60 分] 算数・大問 6 の動く点・転がる図形 — おうぎ形が直線上を転がる(2022)、正六角形のまわりを円が転がる(2023: 中心の通った長さ→通った面積→最も外側の周)、三角形の辺上を点 P が動いて面積が変わる(2024: 54cm² になるのは「何秒後と何秒後」の 2 解)、台形上を点 P が動いて面積を 2 等分する(2025)。「転がる図形」と「動く点と面積」の 2 種を交互に準備します。(確認: 〜2025 年度)
  4. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の計算 4 問と大問 2 の一行題 6 問を失点ゼロに — 計算は { } 付き(2022・2023・2025)・小数と分数の混合・分配法則(2022「2.5×3.5+7.2×3.5+3.5×10.3」)・部分分数の和(2023)。一行題は食塩水(4 年すべて: 混ぜる/水を加える/蒸発させる)、倍数の個数(2022「1〜100 で 3 と 4 の倍数」・2023「101〜200 で 3 と 5 の倍数」と同型)、角度(4 年すべて (5))、円とおうぎ形の面積((6): 2022 正方形+おうぎ形、2024 長方形+4 つのおうぎ形、2025 半円の組み合わせ。2023 は回転体の体積比較)。(確認: 〜2025 年度)
  5. [週 1 回] 算数・大問 3 のグラフ 1 問 — 2022 ガソリン販売量(2000→2010、増加率が最も小さい都道府県)、2023 国際観光収入(2018→2019、減少率が最も大きい国)、2024 輸入品 3 品目(2010→2021、増加割合が最も小さい品目)、2025 4 都県の人口(2021→2023、減少率が最も大きい都県)。「変化量÷元の値」を 3〜4 本分計算して比べ、「どれで、約何 %」の 2 つを答えます。四捨五入の桁指定(小数第 1 位/第 2 位)を毎年確認してから計算に入ります。(確認: 〜2025 年度)
  6. [週末 60 分] 理科・分野ごとの座席を 1 つずつ埋める(確認: 〜2025 年度)
  7. 物理の数値問題: ばね A・B の表からグラフを選び、同じ長さになるおもりを求め、直列・並列の長さを出す(2025 大問 4・6 問)、滑車で 60g を 15cm 持ち上げる(2024)、てこの支点・力点・作用点と棒のつり合いの □(2023)。物理の大問は 2〜8 問と小さいですが、計算はここに集中します。「表→比例→直列・並列」「支点・力点・作用点の名指し+つり合いの □」の順で 3 年分をまとめて解きます。
  8. 地学の気象と流水を交互に: 大問 2 は 2022 流水(侵食・三日月湖・ハザードマップ)→2023 気象(局地的大雨・台風の風の向き)→2024 気象(暑さ指数 WBGT の計算)→2025 流水(雨と運動場・土の粒と染み込み・流れの速さの条件)と交互です。単元記録では気象 6 回(2014・2015・2017・2021・2023・2024)、流水 4 回(2013・2020・2022・2025)。乾湿計・湿度・積乱雲・台風の風向きと、侵食・運搬・堆積を 2 年分ずつ解きます。
  9. 化学の判別: 水溶液 A〜F・気体 A〜D を「実験の表→性質→名前」の順で。燃焼(集気びん・炎・二酸化炭素)とセットにします。
  10. 生物: 植物の光合成のグラフ(呼吸と光合成の差し引き)と昆虫(口の形・幼虫と成虫の環境・擬態)。
  11. [週 1 回] 理科・記述と、しばらく出ていない単元の手当て(確認: 〜2025 年度)
  12. 記述は「身近な現象+理由」を 1〜2 文で書く練習を 4 年分の記述問題で行います。
  13. 地層・天体・電流・人体を 1 年分ずつ復習して復活に備えます(→ 9 節)。
  14. [週末 60 分] 社会・4 つの柱をそろえる(確認: 〜2025 年度)
  15. 財政・税を一式: 歳入・歳出(漢字 2 字、2022)、税収で最も多い税(2022・2023)、予算を議決する機関(2023)、累進課税の正誤(2023・2025)、間接税(2023)、ふるさと納税の表から読み取る記述(2023)、財政赤字の X〜Z(2025)。2022〜2025 の 4 年で 3 年に財政の大問があります。この 3 年分でまとめて仕上げます。
  16. 「予想して提案する」記述: 2025 大問 4「AI でどんな人権侵害が起こる可能性があるか予想しなさい」「それを防ぐために国はどんな対策を取る必要があるか具体的に提案しなさい」、2024 大問 3「SNS で情報を得るときの注意点」、2022 大問 1「SDGs のどのゴールが入るか番号と根拠」。字数指定はなく、1〜2 文で「〜という問題が起こりうる。だから〜する」の形にします。
  17. 時事の導入文を制度に翻訳する: 2022 再生可能エネルギーと熊本地震(毎日新聞の記事)、2023 ローカル線の赤字(朝日小学生新聞)、2024 世界遺産と北海道(毎日小学生新聞)、2025 ジェンダーギャップ指数→日本史の女性、AI とプライバシー。記事そのものは読めば分かる作りで、問われるのは記事に出る語(カルデラ・コンパクトシティ・排他的経済水域・エシカル消費)の知識です。国連(安保理・UNICEF・PKO)・SDGs も含め、漢字・カタカナで書けるようにします。
  18. 通史をテーマで切る練習(女性・海と船・水・自然環境)と、地形の断面図・降水量の分布・統計表の読み取りを東北・北海道・北陸で。平安〜室町の人物と寺社(頼通・清盛・厳島神社・義満・義政)を写真つきで確認します。地図で位置を選ぶ問題は毎年出ます。
  19. [週 1 回] 国語・字数指定つきの記述と抜き出し — 「本文の言葉を使って 10〜25 字」(2018)、「15 字以内で 2 つ」(2018)、「45 字以内」(2016・2017)、「26 字でぬき出し、始めと終わりの 5 字」(2018)。字数を見た瞬間に該当表現を探す練習をします。記述は「〜から。」「〜こと。」で締め、字数の枠に削って収めます。物語の最終問「この後どう行動すると思うか」(2016・2017・2018 の 3 年連続)は本文の根拠 1 つ+自分の予想の 2 文で書きます。漢字は文章中のカタカナ→漢字と、誤字を見つけて直す練習(同音異字)、慣用句は体の一部を含むものを一通り。2019 年度以降は市販の過去問で必ず確認してください。(確認: 〜2018 年度)

演習量を増やしたいときは、2016〜2021 の過去問(市販)で大問 4〜6 の座席が同じことを確かめてから使います。2015 以前は問題数と座席が違うので、一行題の素材としてだけ使うのが安全です。


8. 科目別の詳細

各科目の「今からやるなら」は 7 節、形式面の注意は 10 節、しばらく出ていない単元は 9 節にまとめました。この節は根拠となる題材と周期を置く場所です。

8-1. 算数(6 大問・20 問・答えのみ)

年度×大問の題材表

原本で精読したのは 2022〜2025 です。2017 は別の読み取り記録から補った題材で、設問文は今回読み直していません。2016〜2021 のその他の年は単元記録からです。

年度 大問 1 大問 2(一行題 6 問) 大問 3(グラフ 1 問) 大問 4(規則性 3 問) 大問 5(場合の数 3 問) 大問 6(図形 3 問)
2025 計算 4({ } 付き 2・小数分数混合) 逆算/食塩水(蒸発)/四捨五入の範囲/仕事算 3 人/角度(正方形+正三角形)/半円の組み合わせの面積 4 都県の人口 2021→2023、減少率が最も大きいのはどこで約何 % 1 辺 2cm の立方体を積む(8 番目の体積・10 番目の表面積・289 個は何番目) 新幹線の座席 5 人(全部・大人 2 人が隣・窓側に子どもかつ子どもが隣り合わない) 台形上を動く点 P(速さ・16 秒後の面積・面積を 2 等分する時刻)
2024 計算 4(分数・小数) 比と単位換算(640m:□km)/6 でも 8 でも割って 5 余る/食塩水(水を加える)/姉妹の鉛筆の比/角度/長方形+4 つのおうぎ形 輸入品 3 品目 2010→2021、増加割合が最も小さいのはどれで約何 % 直角三角形のタイルを並べる(6 番目の枚数・周 240cm は何番目・面積 864cm² は何番目) 5 色のクレヨンでア〜オを塗り分け(5 色全部・4 色全部・使わない色があってもよい) 三角形 ABC(面積 120・BD:DC=6:18)上を動く点 P(面積・何倍・54cm² は何秒後と何秒後)
2023 計算 4(部分分数の和) 年齢算/食塩水(□)/101〜200 で 3 と 5 の倍数の個数/周回コース 15 分・20 分/正八角形の角度/回転体 2 つの体積比較 3 か国の国際観光収入 2018→2019、減少率が最も大きい国はどこで約何 % 分数の列 1/2, 1/3, 2/3, 1/4, …(20 番目・2/9 は何番目・100 番目) 0・1・2・3 のカードで 3 けた(0 以外の 3 枚・全部・310 より小さい) 正六角形のまわりを半径 2cm の円が転がる(中心の通った長さ・通った面積・最も外側の周)
2022 計算 4(分配法則 ×3.5) 2 分数にかけて整数になる最小の数/りんごの分配(割合)/1〜100 で 3 と 4 の倍数の個数/逆算/角度/正方形+おうぎ形 ガソリン販売量 2000→2010、増加率が最も小さい都道府県はどこで約何 % 分数の列 1/1, 1/4, 2/4, 1/7, …(21 番目・2/16 は何番目・100 番目) 長方形 4 部分の塗り分け(3 色全部・4 色から 3 色・4 色で使わない色があってもよい) 半径 4cm・中心角 45° のおうぎ形が直線上を転がる(弧・点 O の移動距離・通過部分の面積)
2017 計算 4 一行題 6(和差算・食塩水・角度・おうぎ形ほか) インターネット利用率のグラフ 黒白の石の並び 男女の組の作り方 正方形 3 個の上を点 P が動く
2016・2018〜2021 計算 4 一行題 6(2018 速さ・2019 割合・2020 割合・2021 集合を含む) 資料の読み取り 規則性 場合の数 2016 平面・2018 平面・2019 速さ・2020 図形の移動・2021 速さとグラフ
2010〜2015 計算 一行題(割合・場合の数・数の性質・食塩水・比例) (この座席なし。約束記号・数の性質・規則性) 規則性・場合の数・立体 平面・図形の移動・角度 立体(2010・2011・2012・2013・2015)・切断(2014)

2010〜2015 は 6 大問・22 問で、グラフの大問が無く立体が大問 6 にありました。2016 年度から現在の 20 問の並びになり、10 年続いています。

頻出単元と周期(16 年集計)

同じ問い方の実例(両年の設問文を原本で確認したもの):

題材 同じ点
分数の列の規則性 2022 大問 4 → 2023 大問 4 「はじめの分数から数えて 21(20)番目に並んでいる分数はいくつですか」「2/16(2/9)は、はじめの分数から数えて何番目の分数ですか」「はじめの分数から数えて 100 番目に並んでいる分数はいくつですか」の 3 問構成が同文。列の作り方だけ違う
塗り分け 2022 大問 5 → 2024 大問 5 「〜色すべてを使って」→「〜色の中から〜色を選んで/全部使うとき」→「使わない色があってもよいとするとき」の 3 段が同じ
倍数の個数 2022 大問 2 (3) → 2023 大問 2 (3) 「1 から 100(101 から 200)までの整数のうち、3 の倍数であり 4(5)の倍数でもある数は何個ありますか」
グラフの増減率 2022〜2025 大問 3 「〜が最も大きい(小さい)のはどこで、約何 % ですか。小数第 2 位(第 1 位)を四捨五入して答えなさい」が 4 年同じ

数値まで同一の再出題は見つかっていませんが、設問文の骨格がそのまま繰り返されます。

問い方の形


8-2. 理科(4 大問・19〜25 問・生物→地学→化学→物理)

年度×大問の題材表

原本で精読したのは 2022〜2025 です。2021 年度以前は単元記録からです。

年度 大問 1(生物) 大問 2(地学) 大問 3(化学) 大問 4(物理)
2025 光の強さとでんぷん量のグラフ(植物 X・Y、呼吸・光合成の量、7 問) 雨と運動場の地面(空らん①〜⑤・土の粒と染み込みの実験・流れの速さの条件、3 問) 熱の伝わり方(鉄・木・ビニール、アルコールランプの誤り、スプーンとアイスの記述、3 問) ばね A・B(表→グラフ選択・同じ長さになるおもり・図 1・2 の長さ、6 問)
2024 三大穀物(トウモロコシの子葉・根、ダイズとイネの種子の養分・栄養素、野生イネの性質の記述、6 問) 暑さ指数 WBGT(乾湿計から湿度・WBGT の計算・黒球温度を白く塗ると、7 問) 試験管 A〜F の液体の判別(アンモニア水ほか、実験 1〜6、4 問) 滑車(60g を 15cm 持ち上げる・滑車の正誤、2 問)
2023 昆虫(4 つ選ぶ・特徴の誤り・幼虫と成体の環境・口の形・アゲハの幼虫写真・擬態・医療用針の記述、7 問) 局地的大雨と台風(積乱雲・前兆・持続時間・しくみ・雲のできる実験・台風の正誤すべて・風の吹き方、7 問) 気体 A〜D の分類(仲間外れ・作り方・線香が炎を上げる・水上置換できる数、4 問) てこ(図 1〜4 の A 点は支点・力点・作用点のどれか、棒のつり合いの □、2 問)
2022 検査の感度・特異度・陽性的中率(新型コロナ、表から計算、5 問) 流水(侵食・カーブの内外・三日月湖・ハザードマップ・石川町駅周辺の地図 3 枚・温暖化、6 問) 燃焼(集気びんのロウソク・炎の形・ドライアイスの気体 X 実験 1〜3・41g→20160cm³・消火器の記述、6 問) エネルギー変換の道具を挙げる(光・音・熱・運動・化学、ホタル、8 問)
2021 こん虫 気象 気体 てこ
2020 植物 流水 水溶液の判別 ふりこ
2019 生態系 惑星・太陽 燃焼
2018 こん虫 地層・岩石 燃焼
2017 人体 気象 燃焼 てこ
2016 花のつくり 地層・岩石 燃焼
2015 花のつくり 気象 水溶液の判別 電磁石
2014 こん虫 気象 気体
2013 動物の誕生 流水 水溶液の判別 浮力・密度
2012 植物 星・星座 水溶液の判別 ばね
2010 植物 惑星・太陽 気体

(2011 は資料なし)

頻出単元と周期

問い方の形


8-3. 社会(3〜4 大問・27〜30 問・地理→歴史→公民)

年度×大問の題材表

原本で精読したのは 2022〜2025 です。2021 年度以前は単元記録からです。

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2025(29 問) 地理|鳴子スタディツアー(東北の山脈の断面図・1 月と 8 月の降水量・銘柄米の表・伝統的工芸品・荒浜小学校と防災・漁業のグラフ・宮城の土地利用・東北新幹線、8 問) 歴史|ジェンダーギャップ指数→日本史の女性 文章 I〜V(魏志倭人伝・卑弥呼と中国王朝・藤原頼通の寺院・枕草子の作者・義政期の文化・信長のキリスト教保護の理由(記述)・日露戦争の反対者 a/b、9 問) 公民|井出留美『世界が飢えるのはなぜ?』(コロナと財政・人権・女性の法律制度・通常国会・累進課税 a/b・財政赤字 X〜Z・安全保障理事会・SDGs・エシカル消費、9 問) 時事|AI(プライバシーの権利・AI による人権侵害の予想(記述)・国の対策の提案(記述)、3 問)
2024(29 問) 地理|毎日小学生新聞 2023/5/4 の記事(世界遺産・知床・山地の割合・北海道の地形・県庁所在地と工業・農林水産業・排他的経済水域と水産・人工林・公害、9 問) 歴史|「水」と文明(遣唐使船・平清盛と大輪田泊・厳島神社・勘合貿易・倭寇・出島・蝦夷地と航路・黒船・安政の五か国条約、9 問) 公民|中満泉『未来をつくるあなたへ』(国連・UNICEF・PKO と平和主義・大日本帝国憲法との比較・憲法改正手続き・気候変動・環境省と行政機関・インターネット・SNS の注意点(記述)、9 問) 歴史|鎌倉幕府と室町幕府の仕組み図(X・Y の役職・執権と管領の共通点と権力(記述)、2 問)
2023(27 問) 地理|朝日小学生新聞 2022/4/18 ローカル線の赤字(廃線の影響・北陸 4 県の地図①〜④・コンパクトシティ・インフラ、7 問) 歴史|自然環境と地域 説明文 A〜E(鎌倉幕府と場所・江戸幕府の初代と最後・対馬・藤原純友(漢字 4 字)・厳島神社・吉野と南朝・沖縄の順番・沖縄返還の首相、9 問) 公民|2022 年度一般会計(歳出のグラフ・高度経済成長・予算の議決・物価の継続的上昇・累進課税・間接税・歳入で最大の税、9 問) 時事|ふるさと納税(税の種類・上位下位 5 団体の表から(記述)、2 問)
2022(30 問) 地理|毎日新聞「15 歳のニュース」(再生可能エネルギー・熊本地震・阿蘇のカルデラ・火山・い草・SDGs の番号と根拠(記述)・マイボトル)+世界の宗教(円グラフ・写真)、10 問 歴史|会話文(高度経済成長・戦後・太平洋戦争・日中戦争)+地図で古代〜中世(水城・平安京・元寇・鎌倉・蝦夷)、10 問 公民|財政(歳入・歳出(漢字 2 字)・税収最大の税・国会の種類・予算・超高齢社会・平均寿命・政策・マイナンバー)、10 問
2021(30 問) 飛鳥・奈良 世界地理 三権分立
2020(30 問) 江戸時代 世界地理 国際社会
2019(30 問) 飛鳥・奈良 日本の地理 三権分立
2018(30 問) 飛鳥・奈良 世界地理 国際社会
2017(29 問) 飛鳥・奈良(律令→検地→傘連判状→地租改正) 貿易・資源 国際社会
2016(28 問) 史料 日本の地理 交通・通信 国際社会
2010〜2015(24〜28 問) 歴史(江戸・鎌倉室町・飛鳥奈良) 地理(工業・世界地理・都道府県) 地理(林業・世界地理・国際) 公民(三権分立・憲法)+公民(憲法・国際・経済)の 5 大問

頻出単元と周期

問い方の形


8-4. 国語(2018 年まで・7 年分。原本で精読したのは 2016・2017・2018)

2019 年度以降は資料が無く、以下は 8 年前までの傾向です。

年度×大問の題材表

年度 大問 1 大問 2 大問 3 設問計
2018 漢字(カタカナ→漢字 2・漢字→ひらがな 1・誤字訂正 1) 物語(児童室のコロボックル・アイヌ語・ムックリくん)10 問 説明文(サケと「食べものを選ぶほんとうの基準」)9 問 23
2017 漢字(同形式) 説明文(屋上緑化・ヒートアイランド・竹炭)8 問 物語(和菓子屋「一斗飴」の娘・風味と看板制作)9 問 18
2016 漢字(同形式・「歴史の勉強は大変大事なものだ」の文章) 説明文(「地球は青かった」・水資源・氷河)8 問 物語(10 才のあつよしと猫キィの子猫)9 問 18
2015 漢字(誤字訂正あり) 読解(記号選択が主) 読解(抜き出しが主) 22
2014 漢字 読解 読解 21
2013 漢字(誤字訂正あり) 読解 読解 21
2010 漢字 読解 読解 22

2013〜2015 は単元記録からです。資料のある 7 年とも 3 大問で、大問 1 が漢字、大問 2・3 が読解でした。

頻出と形


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

単元記録から周期を読んだものです。2021 年度以前は題材まで確認していないため、単元名の水準で挙げます。

科目 単元 出た年 最終確認年度 状況
算数 大問 6 の速さ(グラフつき) 2019・2021 2021 大問 6 は 2022〜2025 が図形の移動・動く点。速さのグラフが大問 6 に戻る候補
算数 大問 6 の立体(切断・体積) 2010〜2015 に大問 6 で立体 5 回 2015 2016 以降は平面・移動・速さのみ。2025 大問 4 (2) に「積んだ立体の表面積」が入ったのが唯一の立体
算数 大問 2 の速さ・仕事算 速さ 2018・2023、仕事算 2025 2025 一行題の (4) は年で入れ替わる。旅人算・通過算は長く出ていない
理科 地層・岩石 2016・2018 2018 地学の座席(大問 2)は 2020 以降、気象と流水だけ。地層が 7 年空き
理科 惑星・太陽・星 2010・2012・2019 2019 天体が 6 年空き
理科 電流・電磁石 2015・2022 2022 物理の座席(大問 4)は 2023 てこ→2024 滑車→2025 ばね。電流の回路が戻る候補
理科 人体 2017 2017 生物の座席(大問 1)は植物・昆虫が続く。人体が 8 年空き
理科 水溶液の判別 2012・2013・2015・2020・2024 2024 4〜5 年周期。次は 2028 前後だが、気体の判別(2014・2021・2023)と交互
理科 ふりこ 2020 2020 物理の座席では 2020 年度が最後
理科 浮力・密度 2013 2013 物理の座席では 2013 年度が最後
社会 世界地理の大問 2011〜2015・2018・2020・2021 2021 2022 は宗教の小問、2023〜2025 は日本地理のみ。世界地理の大問が 4 年空き
社会 日本国憲法の条文 2011〜2015・2024 2024 2024 は平和主義・改正手続き。条文の穴埋めは長く出ていない
社会 江戸時代を歴史の入口に 2012・2013・2015・2020 2020 2023〜2025 は鎌倉・室町と平安が入口
社会 三権分立を大問で 2019・2021 2021 2022 年度以降の公民は財政・税と国際・人権が柱
国語 文の並べ替え 2016 2016 2017・2018 は無し(2019 以降未確認)

10. 形式面の注意


11. 学年別ロードマップ(小 4 から始めるなら)

この学校で何をするか
小 4(土台) 計算の正確さ(大問 1 は 4 問とも { } や小数・分数の混合。ここを毎年 4 問落とさない子は強い)、角度と円の面積の基本(大問 2 (5)(6) の入口)、場合の数は「並べる・選ぶ」を樹形図で書く癖、読解は「本文の言葉を使って」1 文で答える練習、漢字は書きを毎日。時間計測はまだしません。
小 5(幅) 週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は計算・漢字・語句と国語の短い記述に、週末 60 分は算数・理科・社会の単元の一巡に割り付けます。算数は 8 節の年度×大問の題材表を「小 5 で一巡する単元リスト」として使います。座席が決まっているので幅は広くありません: 規則性(数列・図形の並び・群数列)、場合の数(塗り分け・カード・座席)、動く点と面積、転がる図形、食塩水(3 操作)、倍数の個数、角度、円とおうぎ形の複合面積、割合の一行題(仕事算・年齢算・比のやりとり。仕事算・年齢算は受験用教材の単元です)。理科は 4 分野を 1 題ずつ(生物: 植物の光合成・昆虫・種子と発芽、地学: 気象・流水・地層、化学: 気体の判別・水溶液・燃焼、物理: ばね・てこ・滑車・電流)。社会は都道府県と地形・産業、通史(女性・海・水などテーマで切られる)、国会と財政。国語は「〜から。」「〜こと。」を字数の枠(15〜45 字)に収める習慣を。ただし国語は 2019 年度以降の資料が無く、ここに書いた形は 2018 年度までのものです(→ 13 節)。
小 6(仕上げ) 7 節の 9 項目。夏以降に算数は「同じ座席を縦に」(大問 4 だけ 4 年分、大問 5 だけ 4 年分、大問 6 だけ 4 年分、大問 3 だけ 4 年分)。理科・社会は「年度通しで時間を計る」(30 分で 20〜29 問)。国語は市販の過去問で 2019 年以降の形式を確認してから記述の字数に慣れます。ただし 2019 年度以降はこの資料が無いので、形式の確認は市販の過去問集で行ってください(→ 13 節)。

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか: 算数は座席と問い方が決まっているぶん、小 6 の「同じ座席を縦に解く反復」に時間をかける価値が集中します。ただし大問 4〜6 はいずれも 3 問目に「逆引き」「条件 2 つ」「2 解」の壁があり、その壁は小 5 で規則性・場合の数・動く点を一度きちんと通しているかで決まります。理科・社会は「30 分で読み切る」ことと語句の知識で差がつき、これは小 6 の通し演習で仕上がります。国語の字数指定つき記述は小 5 から書く習慣が要ります。


12. この学校と併願するなら(勉強が転用できるか、の観点だけ)

観点は「同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら過去問演習が二重に効くか」だけです。男女別学・共学の区別、入試日程の重なり、難易度・偏差値帯、通学圏は扱いません(男女・日程の注記は自動集計の表をそのまま写しました)。数字は科目ごとの出題構造の近さ(0〜100)で、同じ問題が出るという意味ではありません。国語の近さは本校の 2018 年以前の資料で計算されているため、参考程度に見てください。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。

本校の B・D・E 入試のような 2 科の回で受ける場合、併願先が 4 科目校であれば理科・社会は本校の準備とは別に立てる必要があります。

使い方の目安: 本校の柱である算数の「大問 4 規則性・大問 5 場合の数・大問 6 動く点」の座席別演習は、算数の近さが 83 の共立女子第二・聖園女学院で流用しやすいところです。理科・社会の「30 分で読み切る」練習は、理科 85 以上の豊島岡女子・芝国際、社会 89 以上の豊島岡女子・東海大浦安・駒込と共通します。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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