横浜創英中学校 の過去問分析

横浜創英中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

横浜創英中学校 過去問分析(2012〜2025 年度・掲載 1 冊のみで回は不明・科目により 3〜8 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 神奈川県横浜市神奈川区
男女 共学
入試回と日程・科目 帰国生入試(2025 年 12 月 21 日・プレゼンテーション試験)/第 1 回(2 月 1 日 午前・4 科または 2 科)/第 2 回(2 月 1 日 午後・2 科)/第 3 回(2 月 2 日 午前・4 科または 2 科)/第 4 回 コンピテンシー入試(2 月 3 日・プレゼンテーション試験とグループワーク試験)/第 5 回(2 月 6 日 午前・2 科)の 6 回です
試験時間・配点 第 1 回・第 3 回は国語 50 分 100 点/算数 50 分 100 点/社会と理科は合わせて 60 分(社会 100 点・理科 100 点)。第 2 回・第 5 回は国語 50 分 100 点/算数 50 分 100 点。帰国生入試と第 4 回は試験時間・配点とも公表資料に記載がありません
受験料 25,000 円(第 1 回〜第 3 回に限り、同時出願でも 25,000 円)
帰国生入試の備考 募集人員は若干名。出願資格は別途規定(2013 年 4 月 2 日〜2014 年 4 月 1 日生、2023 年 3 月〜2026 年 3 月末までに帰国予定、海外在留期間 1 年以上等)
第 4 回(コンピテンシー入試)の備考 プレゼンテーション試験は午前〜午後、グループワーク試験は 8:50〜。公立中高一貫校受験者は試験時間の配慮あり
旧称 京浜横浜高等学校(1987 年)、横浜創英短期大学女子高等学校(1990 年)

上の表は 2026 年度の募集要項による内容です。帰国生入試と第 4 回(コンピテンシー入試)は、国語・算数・社会・理科の筆記とは別の試験(プレゼンテーション・グループワーク)です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)・一行題(数行で終わる短い文章題)・逆算(□にあてはまる数を求める計算)・短答(語句や数値を短く答える形式)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. この学校の出題は大問の並びがかなり固定されていて、その並びの中で毎年題材だけを入れ替える作り方をしています。算数は大問 1 が計算・大問 2 が一行題、社会は歴史 → 地理 → 公民、理科は大問 1 が地学、国語は漢字 5+5 → 語彙 → 説明文 → 物語文で、精読した 3 年ではこの席順が崩れていません。
  2. 固定されているのは「同じ場所に同じ種類の問題が来る」ことであって、「同じ問題が出る」ことではありません。同じ問題がそのまま出るのは算数の分数の等式の穴うめ込み(3 年連続・数字だけ違う)と国語の写真説明の設問文(2016・2017 で完全に同文・写真だけ差し替え)くらいで、そのほかは毎年作り直されています。
  3. もう一つの軸が「自分の考えを、理由をつけて書く」問題で、4 科目すべてで精読した年のどこかに必ず入っています。書く練習が 4 科目に同時に効く学校だと言えます。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1 を 5 年分まとめて解き、3 年連続で最後に来る分数の等式の穴うめ込みを 10 問作って反復します。
  2. 社会の大問 1(歴史の会話文)を 5 年分縦に解き、理由を 40〜60 字で言い切る練習を足します。
  3. 理科は方眼にグラフをかく練習と、表から読み取れることを言葉に直す練習をします。

今週やる 1 つ

  1. 理科と社会を合わせて 60 分で解き、30 分ずつで一度切る配分を試します。

注意

  1. 資料は年・科目あたり 1 冊しか無く、どの回のものかが記載されていないため、第 1 回相当と仮定して読んでいます(→13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問ごとの主要単元を数えただけの年)/資料のある年(転写が存在する年)です。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年
算数 3 年(2019・2022・2025) 5 年 8 年(2010〜2025 のうち)
理科 3 年(2019・2022・2025) 3 年 6 年(2010〜2025 のうち)
社会 3 年(2019・2022・2025) 3 年 6 年(2010〜2025 のうち)
国語 3 年(2012・2016・2017) 1 年 4 年(2010〜2017 のうち)

5. 一番大きな結論

この学校の出題は「大問の並び」がかなり固定されていて、その並びの中で毎年題材だけを入れ替える作り方をしています。精読した 3 年(各科目)で確認できた並びは次のとおりです。

大事なのは、固定されているのは「同じ場所に同じ種類の問題が来る」ことであって、「同じ問題が出る」ことではないという点です。同じ問題がそのまま出るのは、算数の大問 1 の最後にある分数の等式の穴うめ込み(3 年連続・数字だけ違う)と、国語の写真説明の設問文(2016・2017 で完全に同文・写真だけ差し替え)くらいです。そのほかは毎年作り直されています。

そのため、この学校の過去問の使い方は「出る問題を覚える」より「同じ座席(問題の置き場所)を縦に解いて、その席の問い方に慣れる」が中心になります。たとえば「算数の大問 1 だけ 5 年分」「社会の大問 1(歴史の会話文)だけ 5 年分」という縦解きが、この学校ではとくによく効きます。

もう一つの軸が「自分の考えを、理由をつけて書く」問題です。4 科目すべてで、精読した年のどこかに必ず入っています(社会は 3 年とも最後の設問がこの形、理科は 2019・2022、算数は 2025 に「答えを導く過程も書きなさい」が 3 問、国語は 3 年とも最後が写真説明か作文)。採点者に伝わる短い文章を書く力を、4 科目に共通する土台として鍛えておくのが、この学校に向けた準備の芯になります。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら

想定している学年は、受験学年(小 6)の秋以降、過去問演習に入っている段階です。小 5 以前の読み方は 11 節の学年別ロードマップを見てください。

各項目の根拠(年度と大問の中身)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [週末 60 分] 算数・大問 1 を 5 年分まとめて解く — 四則計算・逆算・単位換算・分数の等式の穴うめ込み。とくに分数の等式の穴うめ込みは 3 年連続で最後の 1 問(2019・2022・2025)なので、この形だけ 10 問作って反復する価値があります。(確認: 〜2025 年度)
  2. [毎日 10 分] 算数・大問 2(一行題)の単元を洗い出して埋める — 精読した 3 年に出たのは、数の性質・ニュートン算・割合と比・売買損益・仕事算・平均算・食塩水の濃度・通過算・過不足算・時計算・和差算・面積比・中央値です。1 問 1 分で処理できるまで回します。(確認: 〜2025 年度)
  3. [週 1 回] 算数・「答えを導く過程も書きなさい」に慣れる — 2025 は 3 問(大問 3(2)・大問 4(4)・大問 5(4))。式の羅列ではなく、何を求めたのかを一言添える形で書く練習を、週 2 問でよいので続けます。(確認: 〜2025 年度)
  4. [週末 60 分] 社会・大問 1(歴史の会話文)を 5 年分縦に解く — 3 年とも小 6 が登場する会話文で、古代から近代までを一気に触ります。時代別の一問一答より、通史を会話の流れで追う演習が形に合います。(確認: 〜2025 年度)
    • 「誤っているものを一つ選びなさい」を集めて解きます。精読した 3 年で 2 問・5 問・3 問。選択肢 1 つずつに○×を付けながら読む手順を固定します。
  5. [週 1 回] 社会・理由記述を 2 文で書く練習 — 「原子力発電所が海沿いに多い理由」「江戸幕府が鎖国を実施した理由」「当時の貿易に触れながら、国内でお金が流通していた理由」。理由 → 結論の順で 40〜60 字にまとめます。(確認: 〜2025 年度)
    • 最後の設問(自分の考え)に 5 分残す配分を決めます。3 年とも最後の 1 問がこの形で、時間切れで白紙にするのが一番もったいないところです。
  6. [週末 60 分] 理科・方眼にグラフをかく練習 — 2022・2025 の 2 年とも、たて軸・横軸を自分で決めてかかせます。目盛りの取り方・単位の書き込みまで採点される前提で書きます。(確認: 〜2025 年度)
    • 「表から読み取れることを説明する」練習も入れます。2025 の水星の温度差、2022 の葉の面積、2019 の電磁石の実験表。数値の大小を言葉に直す訓練が効きます。
  7. [毎日 10 分] 国語・漢字の読み 5+書き取り 5 と四字熟語・慣用句 — 3 年とも大問 1〜大問 3 の 15 問がここです。落とさなければ大きいところです。(確認: 〜2017 年度)
  8. [週 1 回] 国語・内容の正誤判定と 20〜30 字の記述 — 「本文の内容に合うものに○×」は 3 年とも出ます。本文に戻って根拠の行を指で押さえる手順を身につけます。記述は「二十字程度で」「二十字以上三十字以内で」が繰り返し出るので、長い記述より、短くまとめる精度を上げます。(確認: 〜2017 年度)

8. 科目別の詳細

8-0. 科目横断の要点

科目 大問の並びの固定度 中身の性格 最優先で時間をかける価値があること
算数 高い(大問 1 計算・大問 2 一行題は 3 年連続) 大問 1・2 は反復。大問 3 以降はその場で定義を読ませるまとまった問題 計算 10 問前後を落とさない精度+一行題の全単元を一巡すること。加えて「過程を書く」練習
国語 高い(漢字 5+5・語彙・説明文・物語文の並びが 3 年連続) 知識 15 問がまとまって取れる。読解は本文の内容正誤判定と字数指定の抜き出しが軸 漢字・語彙の確実化+20〜30 字にまとめる記述
理科 中(大問 3 つ・大問 1 は地学が 3 年連続。大問 2 以降は年ごと) 表・グラフを読んで説明させる。方眼にグラフをかかせる 表から比例関係を読む練習と、軸から自分でかくグラフ
社会 高い(歴史→地理→公民が 3 年連続) 会話文・レポートを読ませる。誤りを選ぶ問いが多い 通史の穴埋め+「理由を 2 文で書く」練習+前年ニュース

8-1. 算数(精読した年: 2019・2022・2025/資料のある年: 2010〜2025 のうち 8 年)

年度×大問の題材表

年度 大問数/小問数 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2019 4/27 計算 10 問(逆算・単位換算・分数の穴うめ込み) 一行題 10 問
数の性質・ニュートン算・割合
売買・仕事算・平均
食塩水・通過算・過不足
規則性(1,2,2,3,4 の繰り返し数列) 平面図形(正三角形の中点連結を入れ子に)+一筆書き+体積
2022 4/29 計算 10 問(逆算・単位換算 2 問・分数の穴うめ込み) 一行題 10 問(買い物の場面でくるんだ小問集合)
速さ・売買・規則性
割合・体積・時計算
和差算・面積比
速さ(学校と駅を往復するスクールバスと徒歩の追いつき・すれちがい) 数の性質(不足数・過剰数・完全数の定義を読ませる)
2025 5/20 計算 5 問(逆算・分数の穴うめ込み) 一行題 5 問(規則性・仕事算・数の性質・平均と中央値・食塩水) 速さ(2 人の会話文で解き方をたどらせる) 図形の移動(長方形を 3 回折って切る折り紙) 規則性(毎週 2 本ずつ増やして花を植える)

座席(同じ場所に同じ種類の問題が来ること)

頻出単元

問い方の特徴

形式面(割合の一覧は 10 節の表にまとめました)

8-2. 理科(精読した年: 2019・2022・2025/資料のある年: 2010〜2025 のうち 6 年)

年度×大問の題材表

年度 大問数/小問数 大問 1 大問 2 大問 3
2019 3/15 雹(ひょう)のでき方を先生と生徒の会話でたどる(三態変化・上昇気流) 電磁石(ごみ処理場のクレーンを見て回路を作る・方位磁針・電流の表を読む) 森林の光合成と二酸化炭素吸収(グラフ読み取り・地球温暖化と放置林)
2022 3/16 太陽・地球・月の位置関係(月の満ち欠け・日食/金環日食・重力) 葉の重なりと面積(方眼で葉の面積を出しグラフ化する自由研究) SDGs とエネルギー(神奈川県の食品ロス・水の加熱に必要な熱量計算・メタン発酵発電の是非)
2025 3/19 太陽系の惑星の表(半径・体積・質量・自転時間を読む/オーロラ・二酸化炭素) かっ車と輪軸(力とひもの長さの関係を表にしてグラフ化) トリ・チョウ・ヒトのからだの比べ方と、ホシムクドリが太陽で方角を知るしくみ

座席(同じ場所に同じ種類の問題が来ること)

頻出単元

問い方の特徴

形式面(割合の一覧は 10 節の表にまとめました)

8-3. 社会(精読した年: 2019・2022・2025/資料のある年: 2010〜2025 のうち 6 年)

年度×大問の題材表

年度 大問数/小問数 大問 1(歴史) 大問 2(地理) 大問 3(公民) 大問 4
2019 4/22 小 6 の祐依さんと歴史教師の父の会話
年号・鎌倉の執権・租・関東大震災・大正時代
発電所の分布地図(火力・水力・原子力の判別/地熱/校舎屋上の太陽光パネルの会話) 地方自治(知事・政令指定都市・直接請求の署名数・横浜市の人口推移と予算) 合唱コンクールの曲の決め方(多数決と納得のさせ方を考えて書く・2 問)
2022 4/22 小 6 の一郎さんと博物館長の会話
縄文遺跡・沖縄史・法隆寺・鎖国の理由・御恩と奉公
「江戸時代の道について」のレポート(工業地帯・中山道の山地・三角州・洪水ハザードマップ) 横浜市長選をめぐる会話(衆議院・選挙権年齢・地方自治体の仕事・神奈川県の財政) 姉妹の自由研究と気候変動(仮説の検証に要る資料・温暖化対策として自分ができる行動・2 問)
2025 3/19 小 6 の真美さんと翔さんの会話
新紙幣の肖像を軸に聖徳太子〜福沢諭吉までの通史
世界と日本の人口(一人っ子政策・ベビーブーム・過疎/年齢構成の国際比較グラフ) 労働と人権(労働基準法・勤労条件・女性の人権・ジェンダーギャップ指数)

座席(同じ場所に同じ種類の問題が来ること)

頻出単元

問い方の特徴

形式面(割合の一覧は 10 節の表にまとめました)

8-4. 国語(精読した年: 2012・2016・2017)

国語は 2018 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)状態です。ここに書いたのは 2010〜2017 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。以下は 2012・2016・2017 の 3 年を原本で読んだ結果です。

年度×大問の題材表

年度 大問数/小問数 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4(説明文) 大問 5(物語文) 大問 6
2012 5/39 漢字の読み 5 問 漢字の書き取り 5 問 慣用句の意味を選ぶ 5 問 エコツアーと西表島の自然(環境) 学校で生き物を飼うかを話し合う場面 —(大問 5 の最後に「あなたなら何を飼いたいか」の作文)
2016 6/37 漢字の読み 5 問 漢字の書き取り 5 問 四字熟語に漢数字を入れる 5 問 山極寿一『ゴリラは語る』(しぐさ・姿勢と文化) 角田光代の小説(父に連れ出される少女と海辺の出会い) 白黒写真(綱引き)を見て場面を説明する記述 1 問
2017 6/36 漢字の読み 5 問 漢字の書き取り 5 問 同じ漢字が 2 回入る四字熟語を 5 つ書く 佐藤剛史・杉田明子『中高生のための「かたづけ」の本』 藤順子『子守唄の余韻』(文房具店と父の記憶) 写真を見て場面を説明する記述 1 問

座席(同じ場所に同じ種類の問題が来ること)

問い方の特徴(3 年とも出る形)

形式面(割合の一覧は 10 節の表にまとめました)


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

以下は、精読した 3 年(算数・理科・社会は 2019・2022・2025、国語は 2012・2016・2017)には大問として出ていないものの、この学校の資料のある年の全体では単元の重みが小さくないものです。出たときに「見たことがない」で止まらないよう、名前と手順だけは触れておきたいところです。最終確認年度は、その単元をこの資料で確認できている最後の年度です。

科目 単元 精読した 3 年での扱い 最終確認年度 状況
算数 平面図形(円とおうぎ形の求積) 大問として出たのは正三角形の入れ子(2019)と折り紙(2025)で、円の求積は無し 円の求積は精読した 3 年に確認できず 資料のある 8 年分では平面図形が単元の重みで 4 番目(15%)に入るので、円とおうぎ形の複合求積は準備しておく価値があります
算数 立体図形(体積・表面積) 2019 大問 4(3)、2022 大問 2(6) の小問として出るだけ 2022(小問) 大問 1 つが立体で来ても解けるようにしておきたいところです
算数 水量とグラフ 大問として無し。速さとグラフは 2022・2025 に出る 2025(速さとグラフ) 同じ「グラフを読む」系統として、水量の変化のグラフも扱えるようにしておきます
理科 水溶液・気体の性質・燃焼 精読した 3 年(2019・2022・2025)に化学の大問は無し 化学の大問は精読した 3 年に確認できず 資料のある 6 年分では気体の性質が単元の重みで 2 番目に入ります。化学分野が薄い年が続いているので、戻ってくる可能性は高いほうと見ておきます
理科 地層・岩石 大問 1 は 3 年とも地学だが、いずれも天体・気象 精読した 3 年に確認できず 地学の中でどこが来るかは決まっていないと考えたほうがよいところです
社会 世界地理 2025 は年齢構成の国際比較で世界に触れるが、地図から国や地域を答えさせる形は薄い。2022 は「世界遺産展示コーナー」の会話から入る 2025(年齢構成の国際比較) 世界とのつながりを歴史側から問う形もあります
国語 作文 2012 は作文で終わる。2016・2017 は写真の説明に置き換わる(→8-4) 2012 自分の考えを書かせる枠自体は 3 年ともあるので、どちらの形で来ても書けるようにしておきます

10. 形式面の注意

項目 算数 国語 理科 社会
記号選択 精読した 3 年で 0 問 28〜44% 6〜40%(年で大きく振れる) 50〜63%(主軸)
短答 80〜96% 49〜56% 47〜75% 23〜26%
記述 4%→7%→15%(2019→2022→2025) 8〜17% 27%→12%→5%(2019→2022→2025) 23%→14%→11%
作図・グラフ 2025 に 1 問(折り紙を広げた形をかく) 無し 3 年連続あり(回路図・方位磁針・グラフ 2 種) 精読した 3 年で 0 問
字数指定 無し(「過程を書く」形) 毎年あり(二十字程度・二十字以上三十字以内・五字以内) 2022 に 1 問(書き出し指定+25 字以内) 精読した 3 年で 0 問
文字種指定 漢字一字・漢数字で答える形あり 3 年ともあり(漢字で・漢字 2 字で・カタカナ 6 文字で)
図・写真の量 図つきの小問が 3 割弱 写真 1 枚(2016・2017 の大問 6) 図つきの小問が約半分 地図・グラフ・写真で 3 割強
時間 50 分 50 分 社会と合わせて 60 分 理科と合わせて 60 分

11. 学年別ロードマップ

小 4(土台)

小 5(幅)

週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は国語の語彙(慣用句・四字熟語・対義語)と社会の通史に充て、週末 60 分は算数の単元を一巡することと、理科の表・グラフに充てます。

小 6(仕上げ)

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか

この学校は同じ場所に同じ種類の問題が来るので、小 6 での反復が効きやすいところです。だが並びが固定されているぶん、小 5 で単元を一巡できているかがそのまま点差になります。大問 2 の一行題は単元がばらばらに 5〜10 問並ぶため、穴が 1 つあると必ずそこで落とします。もう一つは書く力で、これは小 4〜小 5 に「理由を 1 文で言う」習慣を積んだ子と、小 6 から始めた子で仕上がりが変わりやすいところです。小 4 は計算と漢字と「理由を言う」、小 5 は全単元の一巡と表・グラフ、小 6 は座席ごとの縦解き、という配分が素直だと考えています。


12. この学校と併願するなら

観点は「勉強が転用できるか」だけです。出題の構造(大問数・小問数・記述と選択の比率・図表の比率・同じ位置に来る単元・単元の分布)が近い学校を挙げています。通学圏や入試日程は見ていません。同じ問題が出るという意味でもありません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。

転用の仕方: 理科・社会の「表やグラフを読んで説明する」問題は、上の学校の過去問がそのまま練習になります。一方で算数の大問 1(計算 5〜10 問)と大問 2(一行題)の形は、他校の過去問より横浜創英の過去問を縦に回すほうが効率がよいところです。国語は比較できるデータが無いので、他校との近さは判断していません。

この学校は第 1 回・第 3 回が 4 科または 2 科、第 2 回・第 5 回が 2 科です。2 科の回だけを受ける計画にする場合、併願先が 4 科目校なら理科・社会は本校の準備とは別に立てる必要があります。


13. 資料の限界


横浜創英中学校 のページ: 学校トップ / 偏差値 / 併願候補 / 募集要項・入試結果 / 用語集 / 過去問の使い方


数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

横浜創英中学校 のページ: 学校トップ / 偏差値(4 出所併記) / 過去問分析 / 併願候補 / 募集要項・入試結果 / 校風・理念

索引: 出題スタイル別 / 単元別 / 問い方別 / 同じ場所に同じ種類の問題 / 入試結果の公表状況 / 国語の出典 / 校風キーワード / 旧称 / 入試日程 ・ 共通: 過去問の使い方 / 用語集 / 資料の限界 / 方法論 / トップ