桐蔭学園中等教育学校 の過去問分析

桐蔭学園中等教育学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

桐蔭学園中等教育学校 過去問分析(2019〜2026 年度・資料に入っている 1 冊ずつ・算数/理科/社会 8 年分ほか)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 神奈川県横浜市青葉区
男女 共学(2019 年度より男女共学化。それ以前は男子のみ)
中学校か中等教育学校か 中等教育学校です。高校へは合流しない完全 6 年一貫校です
2027 年度の入試 下の表のとおり 7 つの回・方式があります
名前の似た別の学校 同じ「桐」の字を持つ桐朋・桐光学園・桐朋女子とは別の学校です
日程 科目 試験時間 配点 備考
第 1 回午前(4 科目入試) 2027 年 2 月 1 日 午前 4 科 国語 50 分・算数 50 分・社会 40 分・理科 40 分 国語 150・算数 150・社会 100・理科 100(合計 500 点満点) 男子 35 名・女子 35 名(同じ枠の探究型(みらとび)入試と合算の表記で、内訳は不明)。集合 8:10
第 1 回午前(探究型(みらとび)入試) 2027 年 2 月 1 日 午前 探究型(みらとび)入試 総合思考力 50 分 総合思考力 100 総合思考力問題(思考力・判断力・表現力等を評価)。4 科目入試と同じ枠・集合 8:10
第 1 回午後(2 科目入試) 2027 年 2 月 1 日 午後 2 科 国語 50 分・算数 50 分 国語 100・算数 100(合計 200 点満点) 男子 35 名・女子 35 名(同じ枠のグローバル入試と合算の表記で、内訳は不明)。集合 15:30
第 1 回午後(グローバル入試) 2027 年 2 月 1 日 午後 グローバル入試(英語資格等の加点あり) 国語 50 分・算数 50 分 国語 100・算数 100 英検 3 級以上程度が対象。英検 2 級以上 100 点/準 2 級プラス 90 点/準 2 級 80 点/3 級 60 点の加点があります
第 2 回(特別奨学生選抜) 2027 年 2 月 2 日 午後 2 科 国語 50 分・算数 50 分 国語 100・算数 100 特別奨学生選抜。成績優秀者約 20 名は 1 年次授業料免除(最長 6 年間、要継続審査)。集合 15:30
第 3 回(2 科目入試) 2027 年 2 月 5 日 午前 2 科 国語 50 分・算数 50 分 国語 100・算数 100 男子 10 名・女子 10 名(同じ枠の 4 科目入試と合算の表記で、内訳は不明)。集合 8:10
第 3 回(4 科目入試) 2027 年 2 月 5 日 午前 4 科 国語 50 分・算数 50 分・社会 40 分・理科 40 分 国語 150・算数 150・社会 100・理科 100 2 科目入試と同じ枠・集合 8:10

配点は回によって大きく違います。4 科目入試は国語 150・算数 150・社会 100・理科 100 の合計 500 点満点、2 科目入試は国語 100・算数 100 の合計 200 点満点です。どの回を受けるかで、算数・国語の重みも、理社を用意する必要があるかどうかも変わります。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 大問の並びが動きません。算数は 2021〜2026 の 6 年連続で 3 大問・小問 19〜22 問、理科は 6 年連続で 4 大問・小問 20〜24 問、社会は 6 年連続で 3 大問・小問 29〜36 問です。
  2. 一方で中身は毎年作り直されています。精読した 6 年のあいだで設問文がそのまま同じだった問題は 3 科目のどれにも見つかりませんでした。同じ問題が出るのではなく、同じ種類の問題が同じ場所に出る学校です。
  3. 3 科目すべてに「答えだけでなく考え方を書かせる問題」が入っています。算数は 6 年すべてに 2〜4 問、社会は記述が毎年 3〜5 問、理科も理由記述や解答用紙への書き込みが 6 年中 5 年にあります。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1(一行問題の小問集合)を 15 分で取り切る練習をします。6 年とも同じ場所にあり、ここが崩れると大問 3 の途中式まで手が回りません。
  2. 理科の 4 分野(生物・化学・物理・地学)を均します。1 題ずつ出る作りなので、1 分野の穴がそのまま 1 大問ぶんの失点になります。
  3. 社会の「誤っているものを 1 つ選び」と、語句指定つきの記述を手順にします。前者は 6 年とも最も多い形式、後者は 2024〜2026 の 3 年連続です。

今週やる 1 つ

  1. 算数の「どのように考えて求めたのか、式や考え方も答えなさい」を、直近 3 年(2024・2025・2026)ぶん続けて解き、式 → 一言の説明 → 答えの 3 行で書き切れるか確かめます。

注意

  1. 分野をまんべんなく出す作りなので、苦手分野を得意分野で埋め合わせる作戦が使いにくい学校です。

4. 資料の状況

転写=過去問の紙面を文字データに起こしたものです。読んだ深さを次の 3 語で書き分けます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問ごとの主要単元を数えただけの年)/資料のある年(転写が手元にある年)。

科目 資料のある年 精読した年 構成だけ数えた年 備考
算数 2019〜2026 の 8 年 2021〜2026 の 6 年 なし 大問 3 題・小問 19〜22 問で安定
理科 2019〜2026 の 8 年 2021〜2026 の 6 年 なし 大問 4 題・小問 20〜24 問。図表が多い
社会 2019〜2026 の 8 年 2021〜2026 の 6 年 なし 大問 3 題・小問 29〜36 問。導入文が長い
国語 2019 のみ の 1 年 2019 の 1 年 なし 2020 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)

5. 一番大きな結論

桐蔭学園中等教育学校は「大問の並びが何年も動かず、中身は毎年作り直される」学校です。そのうえで、3 科目すべてに「答えだけでなく考え方を書かせる問題」が入っています。

したがって、この学校の過去問の使い方は「出る問題を覚える」ではありません。①決まった並びの中で時間配分を身につける、②各単元の解き方の手順を習得する、③答えの根拠を書く練習をする——この 3 つに近いと言えます。とくに③は、4 科目のうち 3 科目で配点に直結します。

科目横断の要点

科目 形式の固定度 中身の性格 最優先で時間をかける価値があること
算数 非常に高い。3 大問・19〜22 問・50 分。大問 1=一行問題/大問 2=図形/大問 3=総合が 6 年不変 大問 3 は「規則性・立体・水量・場合の数・速さ」から 3 テーマを選んで誘導つきで並べる。同じ問題の再出は無し 大問 1 を 15 分で取り切る速さと、式・考え方を書く答案(毎年 2〜4 問)
理科 高い。4 大問・20〜24 問・40 分。4 分野 1 題ずつ(順番は毎年変わる) 実験・観察の文章と表を読ませる。天体は 6 年すべてに登場 苦手分野をゼロにすること。とくに月(6 年中 3 年が大問まるごと)
社会 高い。3 大問・29〜36 問・40 分。地理・歴史・公民 1 題ずつ(6 年) 長い会話文・レポートを読ませ、下線部を順に問う。前年のニュースが毎年入る 「誤っているものを選ぶ」の精度と、語句指定つきの記述(3 年連続)
国語 2019 年の 1 年ぶんしか精読できていない 2019 年は漢字 10 問+論説文 1 題の 16 問 漢字の書き取り。直近の形式は市販の過去問集で確認を

科目ごとの競技の違いがはっきりしています。算数と理科は「読んで・考えて・手を動かす」試験、社会は「長文を読み、根拠を指定語で書く」試験です。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前の方は 11 節(学年別ロードマップ)を先に読んでください。

各項目の根拠(年度・大問・数字)は 8 節の科目別を参照してください。

  1. [週末 60 分] 算数の大問 1 を 15 分で 7〜9 問取り切る。計算 2 問+一行問題で、ここが全体の土台です。6 年とも同じ場所にあります。ここが崩れると大問 3 の途中式まで手が回りません。(確認: 〜2026 年度)
  2. [毎日 10 分] 算数の「式や考え方も答えなさい」の答案作り。6 年すべてに 2〜4 問あります。式 → 一言の説明 → 答えの 3 行で書き切る書き方を決めておきます。配点は小さくありません。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週 1 回] 社会の「誤っているものを 1 つ選び」。6 年とも最も多い形式で、2026 大問 1 は 12 問中 5 問がこれです。正しい 1 つを選ぶより時間がかかるので、選択肢 4 文を線を引きながら読む練習をします。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週 1 回] 社会の語句指定つき記述。2024〜2026 の 3 年連続です。指定語をすべて使う・指示があれば下線を引く・理由の形で終える、を手順として身につけます。指定語を 1 つ落とすだけで失点する作りです。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週末 60 分] 理科の 4 分野を均し、月を仕上げる。1 分野の穴が 1 大問(20〜25%)の失点に直結する作りで、得意分野では埋め合わせられません。月は 2023・2024・2026 に大問まるごと出ていて、「見える形 → 位置 → 時刻 → 方位」を相互に変換できるところまで、さらに月から地球を見る向き(2024・2026 に出題)まで練習します。あわせて、グラフに点を打って線で結ぶ・月の形を塗るといった解答用紙への書き込み(指示は点は●、直線は定規なし、影は斜線と細かいです)に慣れ、「すべて選び」「3 つ選び」では選ぶ個数を最初に丸で囲む習慣をつけます。理由は 40 字前後で言い切る練習を。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 算数の図形(大問 2)と大問 3 の 5 テーマ。角度は 6 年中 5 年、円周率 3.14 を使う求積は 6 年すべてにあります。円とおうぎ形を含む組合せ求積と多角形の角度を、6 年ぶんまとめて 1 日で解き直します。大問 3 は「テーマ 3 本」なので、規則性・立体・水量・場合の数・速さの 5 つを ①②③ の誘導つき問題で練習します。食塩水は「蒸発させる」「水を足す」「食塩を足す」「混ぜる」の 4 通りを式で整理しておきます。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週末 60 分] 社会の歴史を通史で 1 周し、前年のニュースを 10 件まとめる。1 大問で縄文から戦後まで下る作りが 6 年とも共通なので、時代を絞った勉強では足りません。並べかえ問題に備えて出来事の前後関係を年表で押さえます。ニュースは用語+場所+なぜ話題になったかの 3 点でまとめます。地理は雨温図・統計表・地形図の 3 点セットで、とくに雨温図は 2024・2025 の 2 年連続で出ています。神奈川・横浜・青葉区に関する題材が 6 年中 5 年で出ている(6 節)ので、地元の地理と歴史も一度まとめておくと効きます。(確認: 〜2026 年度)
  8. [毎日 10 分] 国語の漢字。2019 年は 16 問中 10 問が漢字の書き取りで、10 問すべてがカタカナを漢字に直す形、小学校配当漢字の熟語が中心でした。4 択の内容説明は選択肢どうしの差が細かいので、本文の言い換えとして正しいかを一つずつ照合する練習を。記述は 80 字(=解答らん 3〜4 行)で、理由を「〜だから」で言い切る形にまとめます。直近の形式は資料から分からないので、市販の過去問集で最新 3 年の大問構成(物語文の有無・記述の字数)を必ず自分で確認してください。(確認: 〜2019 年度)

8. 科目別の詳細

特殊算(つるかめ算・ニュートン算・和差算・仕事算・年齢算・通過算など、受験用教材で扱う解き方)の語は 用語集 を参照してください。

8-1. 算数(50 分・大問 3 題・小問 19〜22 問。精読したのは 2021〜2026 の 6 年)

同じ場所に同じ種類の問題が出る(この学校で一番はっきりしている固定)

精読した 6 年(2021〜2026)すべてで、算数は次の 3 部構成でした。大問の数は 3 で 6 年変わらず、小問の合計も 19〜22 問に収まっています。

大問 中身 小問数(2021→2026)
大問 1 一行問題の小問集合。先頭 2〜4 問が計算、そのあとが割合・食塩水・速さ・場合の数などの一行問題 7 / 7 / 9 / 8 / 8 / 7
大問 2 図形の小問集合。角度・面積・円とおうぎ形の求積が中心 4 / 6 / 3 / 3 / 5 / 5
大問 3 3〜4 つのテーマを (1)(2)(3) に並べた総合問題。各テーマが ①②③ と続く誘導つき 8 / 9 / 9 / 10 / 8 / 9

これは「同じ問題が出る」という意味ではありません。同じ種類の問題が同じ場所に出るという意味です。実際、6 年のあいだで設問文がそのまま同じだった問題は見つかりませんでした(数字も図も毎年作り直されています)。ただし出る場所と出る種類はほぼ動かないので、過去問は「年度通しで 50 分」と「大問 3 だけ縦に 6 年」の二通りで使えます。

年度×大問の題材表(精読した 6 年)

逆算(□にあてはまる数を求める計算)は、表では「逆算」と書いています。

年度 大問 1(一行問題) 大問 2(図形) 大問 3(総合・テーマ 3〜4 本)
2021 計算 4 問/損得の割合・売買損益・つるかめ算 平行線と正三角形の角度/角の合計/正三角形と正方形の面積/同心円の求積 立方体をはり合わせた表面積/2 つ・3 つの整数の積から数を特定/シャンプーの残量(仕事算)/3 つの水そう
2022 計算 3 問+逆算/秒を時間に直す/食塩水/二重の円グラフ 正五角形と正三角形の角度 4 問/円が三角形の外側を転がる/半円とおうぎ形の組合せ求積 立方体を 125 個に切り分けて塗り分け/正方形が直角三角形を通り過ぎる(図形の移動)/円周上 500 個の電球の規則性
2023 計算 3 問/分を日時に直す/文具の値段の割合/和差算/食塩水/3 人の平均 正五角形の角度/正方形と半円の求積/2 つの正方形を結んだ面積 メダル 5 回投げの場合の数/6 個くり返す数列 207 個/水そうに柱 2 本と穴(ニュートン算)
2024 計算 2 問+逆算/仕事算/本を読む割合/3 人の所持金比/食塩水を煮つめる/バスの速さの比 3 つの半円の組合せ求積/対角線を 5 等分した平行四辺形/直角三角形と正方形の角度 1,2,1,3,3,1,… の数列/長方形を動く 2 点 P・Q/しきりとおもり入りの水そう
2025 計算 2 問/3 の 30 乗の一の位/12 の倍数の個数/サッカー場の割合/売買損益/縮尺/両端に大人が並ぶ場合の数 3 つの円の組合せ求積/対角線を 2 等分・3 等分した図形の面積/立体に巻いたひもの長さと面積の比較 道順の場合の数(工事で通れない点あり)/直方体と円柱に巻いたひもの最短/電車の通過算
2026 計算 2 問/年齢算/食塩水の混合/5 けたの整数の場合の数/黒石と白石の規則性/池の周りの追いつき 正五角形の角度 2 問/台形の斜線部の面積/展開図で重なる点/長方形の回転体 4 つの数と記号で 10 を作る約束記号/円柱を重ねた立体の体積の規則性/正五角形・正六角形の辺上の点の数

頻出単元と周期(6 年分)

問い方のくせ


8-2. 理科(40 分・大問 4 題・小問 20〜24 問。精読したのは 2021〜2026 の 6 年)

同じ場所に同じ種類の問題が出る

年度×大問の題材表

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2021 水田・草原の食物連鎖(生物・6 問) 空き缶とろうそくの燃え方(化学・5 問) 棒の影で太陽の動きを調べる(地学・5 問) 豆電球と電池の回路(物理・8 問)
2022 ブザーの音の伝わり方(物理・4 問) 川の侵食・運搬・堆積と蛇行(地学・5 問) 口から胃までの消化(生物・6 問) 線香 70 本の束に火をつける(化学・5 問)
2023 線香 4 本の束の燃え方(化学・6 問) 8cm×8cm の板のつり合い(物理・2 問) 太陽・月・星の動き(地学・6 問) インゲンマメの発芽(生物・6 問)
2024 アゲハチョウの休眠蛹(生物・5 問) 水酸化ナトリウム水よう液と塩酸の中和(化学・5 問) 月の満ち欠けと昭和基地から見た月(地学・7 問) 手回し発電機・回路・電熱線(物理・6 問)
2025 マメゾウムシと豆の飼育実験(生物・4 問) 棒で石板を持ち上げる/はさみ(物理・7 問) 水の加熱とふっとう・ドライアイス(5 問) 2023 年の台風 7 号の経路と風速(地学・4 問)
2026 月の見え方と月から見た地球(地学・6 問) 水道水・炭酸水・水の硬度(化学・4 問) ゴムののびとおもりの数(物理・5 問) 肉野菜いための食材とキャベツの葉のつき方(生物・5 問)

頻出単元と周期(6 年分)

問い方のくせ


8-3. 社会(40 分・大問 3 題・小問 29〜36 問。精読したのは 2021〜2026 の 6 年)

同じ場所に同じ種類の問題が出る

年度×大問のテーマ表

年度 大問 1 大問 2 大問 3
2021 神奈川県の小学校の給食の会話文(地理・食料と食品ロス・11 問) 終戦 75 年から振り返る争いの歴史(歴史・13 問) 日本国憲法と権利の制限(公民・10 問)
2022 横浜から始まった日本のラグビーの歴史(歴史・13 問) 中国四国地方と九州地方(地理・工業・11 問) SDGs の 17 の目標(公民・8 問)
2023 桐蔭学園周辺の鉄道と住宅地・地形図(地理・10 問) 多様な立場をこえた共生の歴史(歴史・12 問) 地方自治と住民の決定(公民・7 問)
2024 神奈川県の歴史(資料 A〜G・縄文から関東大震災まで・14 問) 東北地方の発電・水産業・雨温図(地理・9 問) 矢島楫子の映画の感想文と人権・ジェンダー(公民・9 問)
2025 世界遺産と地形図・グーグルアース画像(地理・15 問) 修学旅行の事前学習として調べた大阪の史跡(歴史・13 問) 受験生カゲオ君と在校生キリコさんの会話(公民・AI と情報・8 問)
2026 「『私のおし世界遺産』探究レポート」(歴史・12 問) 国際連合のしくみと分担金(公民・国際・7 問) 「令和の米騒動」をめぐるはてなノート(地理・農業・11 問)

頻出テーマと周期(6 年分)

問い方のくせ


8-4. 国語(50 分。資料に入っているのは 2019 年度の 1 年ぶんだけ)

国語は 2020 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)ため、ここに書いたのは 2019 年度に限った話です。直近の形式は市販の過去問集で確認してほしいところです。1 年ぶんしか精読できていないので、「毎年」と言える内容は一つもありません。

2019 年度に精読して分かったこと

大問 中身 小問数
大問 1 カタカナを漢字に直す書き取り 10 問(補給・拝見・探検・装置・指揮・勤勉・意義・豊富・複製・提案) 10
大問 2 言葉とリテラシーをめぐる論説文 1 題 6

9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

精読した 6 年(2021〜2026)で、続いていたのに直近で空白になっているものを挙げます。出るという予告ではなく、空白が長いので一度は触れておきたいという意味です。

科目 単元・題材 出た年 最終確認年度 空白
算数 工夫して解く計算(分配法則でくくる) 2021・2022・2023・2024 の 4 年連続 2024 2025・2026
算数 水量とグラフ(しきり・柱・穴・おもり) 2021・2023・2024 2024 2025・2026
算数 図形の移動(転がる円・通り過ぎる正方形) 2022 に 2 問 2022 2023〜2026
算数 つるかめ算(個数を合計から逆算) 2021 2021 2022〜2026
算数 ニュートン算(増えながら減る量の計算) 2023 2023 2024〜2026
理科 燃焼・ものの燃え方 2021・2022・2023 の 3 年連続 2023 2024〜2026
理科 食物連鎖・生態系 2021(大問まるごと) 2021 2022〜2026
理科 音・流水のはたらき 2022 2022 2023〜2026
理科 人体 2022(大問)・2026(1 問) 2026 大問としては 2023 年度以降なし
社会 地形図・写真の読図 2023・2025 2025 2026
社会 SDGs・環境 2022(大問まるごと)・2024(発電と防災) 2024 2025・2026
社会 地方自治 2023 2023 2024〜2026
社会 選挙のしくみ 2025(1 問) 2025 大問としては 6 年で一度もなし
社会 世界地理 2025(国旗・各国の都市画像) 2025 2026 は国連の分担金のみ

補足です。


10. 形式面の注意


11. 学年別ロードマップ(小 4 から始めるなら)

この学校で何をするか
小 4(土台) 計算の正確さ(算数の大問 1 は 6 年とも計算から始まります)、図形の基礎(角度・面積)、説明を 2〜3 文で書く習慣、漢字語彙。理科は月の満ち欠けを実物で見る経験が後で効きます。時間計測はまだしません。
小 5(幅) ここが本体です。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は漢字語彙と「理由を 1 文で言い切る」記述の練習に、週末 60 分は各科目の単元の一巡に割り付けます。算数は「規則性・立体・水量・場合の数・速さ」の 5 つを、社会は地理・歴史・公民の 3 分野を、理科は生物・化学・物理・地学の 4 分野をそれぞれ一巡します(全分野をひととおり学び終える、という意味です)。この学校は 4 分野・3 分野をまんべんなく 1 題ずつ出すので、小 5 での全分野の一巡がそのまま点になります。算数の一巡には、つるかめ算・ニュートン算・和差算・仕事算・年齢算・通過算といった受験用教材の単元も含めます。国語は 2020 年度以降の資料が無いため、この段の国語は本校の過去問ではなく一般的な読解と漢字で進めることになります(→ 13 節)。
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。過去問は「年度通しで時間を計る」使い方を基本にしつつ、算数の大問 3 と理科の天体だけは「同じ場所を縦に 6 年」で解きます。

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか: 差がつくのは小 5 での全分野の一巡と、小 4 から積む「説明を書く」習慣です。理科は 4 分野 1 題ずつ、社会は 3 分野 1 題ずつと決まっているので、苦手分野を得意分野で埋め合わせる作戦が使いにくくなっています。逆に言えば、小 5 のうちに全分野を平らにしておけば、小 6 で削る作業が要りません。もう一つは記述で、算数の「式や考え方も」・社会の「指定語を使って理由を説明」・理科の「理由を 40 字で」は、いずれも小 6 から始めると練習量が足りなくなりやすいところです。小 4 のうちから、答えを出したあとに「どうしてそうしたか」を口で言う習慣をつけておくと効きます。


12. この学校と併願するなら(勉強が転用できるか、だけを見る)

観点は「同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら過去問演習が二重に効くか」だけです。難易度・偏差値・通学圏・合格可能性は扱いません(男女・日程の注記は自動集計の表をそのまま写しました)。数字は科目ごとの出題構造の近さで、同じ問題が出るという意味ではありません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界


桐蔭学園中等教育学校 のページ: 学校トップ / 偏差値 / 併願候補 / 募集要項・入試結果 / 用語集 / 過去問の使い方


数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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