鷗友学園女子中学校 の過去問分析

鷗友学園女子中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

鷗友学園女子中学校 過去問分析(2005〜2026 年度・第 1 回相当・最大 22 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都世田谷区
男女 女子校
入試回と日程・科目 第 1 回 2027 年 2 月 1 日 — 4 科(国語・算数・理科・社会)/第 2 回 2027 年 2 月 3 日 — 4 科
試験時間・配点 第 1 回・第 2 回とも 4 科目それぞれ 45 分・各 100 点(合計 400 点満点)
面接 学校の公表資料に面接の記載はありません
旧称 世田谷高等女学校(〜1935)、鷗友学園高等女学校(1935〜1947・学制改革により中学校へ)

上の表は 2027 年度の「入学試験概要(予定)」によるもので、確定版ではありません。最新の募集要項で確認してください。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

このレポートが分析したのは各年 1 冊・第 1 回相当の問題だけです。第 2 回の傾向はこの資料からは分かりません(→ 4 節・13 節)。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 理科・社会・国語は大問の数と並びが長年変わりません。理科は転写のある 22 年すべてが 4 大問(4 分野 1 題ずつ)、社会は 19 年すべてが 3 大問(地理→歴史→公民の順)、国語は 13 年すべてが 3 大問です。
  2. 算数だけは毎年組み替えます。7〜9 大問・小問 12〜15 で、大問の順番も題材も年ごとに入れ替わります。同じ問題の再登場は精読した 4 年では見つかりませんでした。
  3. そしてどの科目も「書かせる」学校です。算数は 2023・2024 が計算以外の全問に式・考え方の記入指示、社会は記述が毎年 6〜12 問、国語の小説は全問記述です。

家でやること 3 つ

  1. 算数は普段から「式→答え」の順に書いて解きます。書いた式がそのまま得点になる形式だからです。
  2. 算数の速さとグラフ・平行線を使う面積比を、2023〜2026 の 4 年分まとめて解きます。どちらも精読した 4 年すべてに 2〜3 問の大問として入っています。
  3. 社会の記述だけを 4 年分縦に解き、「〜に触れて」の指定語を必ず本文に入れて 2〜3 文で書く練習をします。

今週やる 1 つ

  1. 算数の速さとグラフを 2023〜2026 の 4 年分通しで解きます。ダイヤグラム(2023 の 3 列車)と「2 人の間の距離」のグラフ(2026)の両方に触れておきます。

注意

  1. 国語は 2022 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いた国語の話は 2021 年度までのものです(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並び・小問の数だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 資料のある年 年数 精読した年 備考
算数 2005〜2026 22 2023・2024・2025・2026 2023・2025 は転写の確度が低い年(設問の骨格は読める)。2017 年以前は大問 1 が計算でなく文章題で、現在の並びと違う(転写の分類)
理科 2005〜2026 22 2023・2024・2025・2026 精読した 4 年はいずれも確度が高いものです。2026 は問題訂正用紙つき(大問 4 問 3 が全員正解扱い)
社会 2005〜2026(2006・2009・2012 欠) 19 2023・2024・2025・2026 転写の確度が低い年が多い(19 年中 15 年)が、大問構成と設問文は読める
国語 2005〜2017・2021(2009・2018〜2020 欠) 13 2016・2017・2021 2022 年度以降は非掲載。直近 5 年は市販の過去問での補完が前提です

上の表の「精読した年」以外は、構成だけ数えた年として扱っています。


5. 一番大きな結論

鷗友学園女子は「理科・社会・国語の器は長年変わらず、算数だけ毎年組み替える。そしてどの科目も“書かせる”」学校です。

したがって過去問の使い方は「出る問題を覚える」ではなく、①算数は単元プールの解法と「途中の式を書く手順」を身につける、②理科・社会・国語は同じ座席(問題の置き場所)の記述・計算を年度をまたいで縦に解き、書く量に慣れる——この二つになります。時間の使い方も重要で、社会は 45 分で 28 問(うち記述 8)、理科は 45 分で 30 問前後と、書く分量に対して時間が短いからです。

「速く正確に処理する」だけの科目がなく、4 科目とも「読んで、計算し、書く」が要ります。この点で 4 科目の対策は互いに補い合います。


6. この学校らしさが出る場所

過去問でしか掴めない題材の色を挙げます。


7. 今からやるなら(優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に。11 節に学年別の順序を置きました。

各項目の根拠は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。末尾の(確認: 〜20XX 年度)は、その中身を確認できている最後の年度です。

  1. [毎日 10 分] 算数・計算と「式を書く」習慣 — 計算 1〜2 問は失点ゼロにします。帯分数と小数の混合計算を毎日 1 問。2023・2024 は計算以外の全小問に「答えを出すために必要な式、図、考え方なども書きなさい」が付きます(2025・2026 の転写には設問ごとの文言は無いので、解答用紙の形式は市販の過去問で必ず確認してください)。普段から「式→答え」の順に書く習慣が、そのまま得点になります。(確認: 〜2024 年度)
  2. [週末 60 分] 算数・速さとグラフ — 精読した 4 年すべてに 2〜3 問の大問。2023 は 3 種の列車のダイヤグラム、2024 は電車と自転車の通学、2025 は忘れ物で往復する兄妹、2026 は周回コースで「2 人の間の距離」のグラフ。速さの比・出会いと追いつき・グラフの折れ点を読む練習を一体で、4 年分通しで解きます。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週末 60 分] 算数・平行線と相似を使う面積比、そして立体 — 面積比は 2023 大問 6(三角形内の平行線 3 本)、2024 大問 6(台形の分割)、2025 大問 6(正三角形内の点 P と平行線)、2026 大問 8(長方形と平行線 FI)と 4 年連続で 2〜3 問の大問。「比を 3 段階に分けて求める→面積比」の手順を、この順に。立体は回転体が 2023(二等辺三角形)・2024(直角三角形 2 枚)・2026(合同な三角形 2 枚)と 4 年で 3 回、ほかにくりぬき(2025 円柱から直方体)、正四面体の切断(2026)。表面積まで求めます。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週末 60 分] 算数・売買損益と数の性質・規則性 — 売買損益は 2023・2025・2026(1 問完結の大問・2026 は 3 品目の仕入れ個数)、数の性質は 2025(累乗を 7 で割った余り)・2026(3 つのベルの周期)、規則性は 2023(数字の列)・2024(数表)。和差算・所持金の比も含めて「表に整理→式」で解くと、式を書く練習台にちょうどよいところです。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週 1 回] 社会・記述の書き方 — 「〜に触れて説明しなさい」(2026 潜水橋に手すりが無い理由を吉野川の特徴に触れて/2025 電照菊の仕組みと開花の性質に触れて/2024 自動車工場が集まる理由を製造過程に触れて)と「〔条件〕に従って」(2025 議院内閣制を「連帯」を使って/2024 不逮捕特権を憲法 50 条と国会の性格に触れて)。条件の語を必ず本文に入れて 2〜3 文で書く練習を、2023〜2026 の 4 年分縦に解いて重ねます。「それぞれ」と指示された問いは 2 文に分けます。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週 1 回] 社会・資料の読み取りと前年の出来事 — 「X・Y の正誤の組み合わせ」を 4 年分、資料の数値を実際に読み比べて解きます。地理は雨温図・漁港の水揚げ表・工業統計・新旧地形図(2025 三島)が毎年数点出るので、1 地域の白地図に産業・地形・気候を書き込みながら読み方を固めます。歴史は「テーマ通史」を自作し(税・交通・メディア・世界遺産・災害)、並べ替え用の年表は飛鳥〜奈良・幕末〜明治・1945 年前後を細かく。公民は前年の出来事(2026 の 2025 年参院選・農林水産大臣の失言・トランプ関税、2025 のパリ五輪・被団協)を「憲法の何条・三権のどこの話か」に翻訳し、議院内閣制・不逮捕特権・弾劾裁判所・表現の自由は説明できる形にしておきます。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週 1 回] 理科・実験文からの計算と、作図・理由記述 — 計算は 2023 水面の波の速さと 1 個の波の長さ、2024 混合物の分離と溶解度・視力とランドルト環、2025 弦の線密度と共振・水蒸気量と雲のできる高さ、2026 カエルの血液量と赤血球の総数・硫酸銅の結晶に含まれる水。比例と割合の計算に桁指定(「小数第 1 位を四捨五入し整数で」)が付きます。作図は精読した 4 年すべてにあり(2023 グラフ上に点と境界線、2024 光の経路と心臓の×印、2025 温度と高さのグラフ、2026 鏡の像の動きと画用紙で覆われる部分)、記述は「理由を答えなさい」「〜という言葉を用いて」(2023 音の高さを「1 個の波の長さ」で)。分野別には、化学の計算を 2024 大問 2 と 2026 大問 4 で、物理は光(2024 凸レンズ・2026 鏡)と音・波(2023・2025)を作図込みで、生物は血液・循環(2024・2026)と植物(2023 花芽・2025 遷移)を、地学は大地(2023 河岸段丘・2024 火成岩・2026 火山灰)と気象(2025)を。人体の基本用語(血しょう・血小板・骨ずい)は即答できるようにし、天体は 2019・2022 の月と 2016 の惑星を復習して復活に備えます。記述と作図は各年 1〜2 問だけを縦に集め、書き方(1〜2 文・指定語を入れる)を固めます。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週 1 回] 国語・記述を書いて添削を受ける — 小説は「気持ちを、〜の内容も明らかにして」「なぜですか」「どのようなことですか」(2016・2017・2021 で全問)、論説は「百字以内」「百二十字以内で説明しなさい」が各年 1 問。小説の記述は「気持ち+その理由(出来事)」の 2 要素で 60〜80 字にまとめ、「〜もふくめて」の条件を先に確認して要素を落とさないようにします。論説の百字要約は毎週 1 本、段落ごとの要点を 1 文にしてつなぎます。漢字は熟語と四字熟語を「意味つき」で覚え、読みは出ないので書き専門で。2022 年度以降の形式は市販の過去問で必ず確認してください。(確認: 〜2021 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(45 分・大問 7〜9・小問 12〜15・答えのみの短答が基本)

年度×大問の題材表(精読した 4 年・前半の大問)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2026 計算 1 問 回転体(合同な三角形 2 枚を軸の上下に) 場合の数(1〜5 で連続しない 5 桁の整数)2 問 速さ(周回コース・2 人の間の距離のグラフ)2 問 数の性質(6・8・10 秒ごとに鳴る 3 つのベル)2 問
2025 計算 1 問 和差算(所持金 8000 円・5 割増と 1/6 減) 平行四辺形の折り返し(面積が 1/7) 推理(テスト A・B・C の配点と度数表から C の正解者数) 立体(円柱から直方体をくりぬく)
2024 計算+逆算(□にあてはまる数を求める計算)2 問 割合と比(3 人の所持金の比・プレゼント)2 問 角度(平行四辺形の折り返し・42 度) 数表の規則性(左から○番目・上から○番目・2024 の位置)2 問 回転体(直角三角形 2 枚を重ねて回す)
2023 計算+逆算 2 問 売買損益(仕入れ 41400 円・値下げ後の利益) 円と正六角形(同じ円 4 つを重ねた斜線部) 回転体(二等辺三角形・CD の長さと表面積) 数字の列の規則性(各桁を分割した列の 200 番目と和)2 問

年度×大問の題材表(精読した 4 年・後半の大問)

年度 大問 6 大問 7 大問 8 大問 9
2026 売買損益(3 品目 1000 個の仕入れ・2 日目はセット売り) 立体(立方体の頂点 A・C・F・H を結ぶ正四面体の体積と切断)2 問 面積比(長方形と平行線 FI)3 問
2025 面積比(正三角形内の点 P と 3 本の平行線)3 問 速さとグラフ(忘れ物で往復する学さんと歩く友子さん)2 問 売買損益(お茶とジュース 20 箱・売れ残り 1 箱) 数の性質([a, b]=a を b 回かける・7 で割った余り)3 問
2024 面積比(台形 ABCD の分割・四角形 HIJK)2 問 速さとグラフ(通学電車と自転車・母の車が追う)2 問
2023 面積比(三角形内の平行線 3 本・AF:FD:DB)3 問 速さとグラフ(普通・快速・特急 3 列車のダイヤグラム)3 問

2019〜2022(構成だけ数えた年。題材の細部は未確認): 2022 は 計算/ニュートン算(受験用教材の単元)/図形の移動/数の性質/割合/水量/速さとグラフ、2021 は 逆算/売買損益/割合/立体の切断/平面図形/速さとグラフ/規則性、2020 は 計算/割合/円とおうぎ形/規則性/平面図形/立体(切り口の作図)/速さとグラフ、2019 は 計算/数の性質/場合の数/割合/立体/ニュートン算/速さとグラフ。

頻出単元と周期(2009〜2026 の 18 年・転写の単元分類。精読したのは 2023〜2026)

単元グループ 出現 傾向
速さ(グラフつきを含む) 17/18 2017 以外は毎年。2018〜2024 は最終大問に置かれることが多く(2023・2024 は原本で確認)、2025 は大問 7/9、2026 は大問 4/8 に移りました。2 人の位置関係を「時刻×距離」または「時間×2 人の間の距離」(2026)のグラフで与えます
立体(回転体・切断・くりぬき・水量) 18/18 回転体は 2012・2023・2024・2026、水量は 2011・2012・2014・2017・2022、切断は 2015・2021・2026
平面図形の面積・面積比 15/18 2023〜2026 は 4 年連続で「平行線と相似」の 2〜3 問大問。折り返し(2024 角度・2025 面積)も
割合と比・文章題(売買損益・和差算など) 18/18 売買損益 8 回(2012・2016・2017・2018・2021・2023・2025・2026)。設定が長く、読んで整理する力を測ります
数の性質・規則性・約束記号 14/18 2017〜2026 は 10 年連続。数表(2024)、数字の列(2023)、余り(2025)、周期(2026)
場合の数 7/18 2009・2011・2013・2015・2017・2019・2026
計算(大問 1) 9/18 2018 年以降は大問 1 が計算(2021 は逆算)。2023・2024 は計算+逆算の 2 問、2025・2026 は帯分数と小数の混合計算 1 問
論理・推理 3/18 2009・2016・2025(度数表から正解者数)
角度 3/18 2014・2015・2024(いずれも折り返しか多角形)
円とおうぎ形 3/18 2017・2020・2023
図形の移動 4/18 2011・2013・2016・2022
食塩水 2/18 2013・2015
ニュートン算・仕事算 5/18 仕事算 2010・2016・2018、ニュートン算 2019・2022

問い方


8-2. 理科(45 分・4 大問・小問 25〜33・選択 3 割/短答 5 割/記述 1 割強/作図 1〜2 問)

年度×大問の題材表(精読した 4 年)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2026 地学/3 つの火山の火山灰の対比(たい積の方角・マグマの型・柱状図・噴火の順)6 問 生物/セキツイ動物の血液(赤血球の役割・色素でカエルの血液量→赤血球の総数→寿命→1 日の生産数)7 問 物理/鏡(反射角・像の見え方・合わせ鏡・像の動きの作図・画用紙で覆われる部分の塗りつぶし)8 問 化学/溶解度と結晶(3 物質の析出量・結晶ができ始める温度・硫酸銅の結晶水の割合・粉末の利用法)9 問
2025 生物/植生の遷移(コケ・ススキ・パイオニア植物・根を長くのばす理由・光合成曲線と X・Y 植物)8 問 物理/モノコードの共振(線密度・直径 2 倍・腹の数・振動数・おもりの数)8 問 化学・地学/石灰岩と炭酸カルシウム(石灰水のにごり・加熱・身の回りの同じ原理の例を波線と二重線で示す)8 問 地学/気温減率と雲(露点・水蒸気量・雲ができ始める高さ・グラフの作図・雲の種類)9 問
2024 地学/火成岩(等粒状組織・色指数・晶出順序と鉱物 A〜D・岩石名と理由)7 問 化学/5 種の混合物の分離(鉄粉の取り出し方・赤茶色になる理由・溶解度の計算・発生する気体)8 問 物理/凸レンズ(像の向き・半分を覆う・光の経路の作図・焦点距離・水晶体・視力とランドルト環の計算)8 問 生物/心臓と血液の循環(静脈弁・動脈血が流れる静脈・胎児の血管とひだ・卵円孔と動脈管・閉じる場所の作図)8 問
2023 生物/花芽の形成(鷗友周辺で春に咲く花・長日植物と短日植物・明期暗期の条件・札幌の品種)12 問 物理/水面の波と音(波の速さ・波源が動く・1 個の波の長さ・観測機器が近づく・音が高くなる理由の記述)8 問 物理・化学/水の状態と体積の変化(グラフ上に点を打つ作図・密度が最大の点・状態の判別・湖底が凍らない理由の穴埋め・氷の亀裂)7 問 地学/河岸段丘(隆起と侵食・段丘のでき方・断層のずれ・出来事の順・境界線の作図)6 問

2019〜2022(構成だけ数えた年): 2022 は 電気回路/人体/燃焼/月、2021 は こん虫/ばね/中和/流水のはたらき、2020 は 花のつくり/浮力・密度/質量保存/地層、2019 は 月/音/溶解度/生態系。

頻出単元と周期(2005〜2026 の 22 年・転写の単元分類)

問い方


8-3. 社会(45 分・3 大問・小問 26〜32・記述 6〜12・選択 4 割/短答 3 割/記述 3 割)

年度×大問の題材表(精読した 4 年)

年度 大問 1(地理) 大問 2(歴史) 大問 3(公民)
2026 四国 4 県(室戸岬を地図に○
高知の野菜
モーダルシフトの記述
讃岐平野のため池と気候の記述
造船の国別割合
産業別構成表
養殖の産出額グラフを X・Y 正誤で
潜水橋に手すりが無い理由の記述)9 問
茨城県の歴史(平将門
稲荷山古墳の位置
壬申の乱の時期
親鸞
鎌倉室町の研究テーマ
太閤検地の目的の記述
間宮林蔵
桜田門外の変の会話文
産業革命期の貿易品グラフ
1945 年 8 月の並べ替え
震災とメディアの記述)11 問
図書館と政治(地方自治の権利
弾劾裁判所
2025 年参院選
読書量の資料
大臣を辞めさせるのは総理大臣である理由の記述
トランプ関税で製造業が復活する理由の記述
戦前の閲覧記録調査の理由と現代への置きかえの記述)8 問
2025 中部地方(渥美半島
3 都市の降水量
諏訪湖の緯度経度
電照菊の記述
3 漁港の水揚げ表
鯖江
三島の新旧地形図
都心通勤者が増えた理由の記述)8 問
世界遺産で見る日本史(縄文の食料
大仙古墳の呼称の記述
法隆寺と先進文化の X・Y 正誤
平城京の形
平清盛の役職とやり方の記述
武家諸法度の時期
三池炭鉱の産出量グラフ
佐渡金山と韓国の主張の記述)12 問
オリンピックの歴史(バリアフリー
女性選手の割合の表
2024 年のできごと
表現の自由 21 条の記述
議院内閣制の記述
1960 年代の経済
予算の議決
パリ大会と SDGs の記述)8 問
2024 第一次産業と最先端技術(庄内平野
稲作の多角化
自動車工場が集まる理由の記述
海外進出の利点の記述
EV の充電
大豆の輸入先
新規就農者のグラフ)9 問
税の歴史(魏志倭人伝
租庸調
墾田永年私財法
国司
守護の役割
室町文化
年貢のかけ方の変更の記述
地租改正の時期
大正のできごと
消費税収が増えた理由の記述)11 問
国会と国民主権(国政調査権
内閣総理大臣
不逮捕特権の記述
優先席の考え方の記述
新しい人権
労働の X・Y 正誤
ソ連崩壊の記事とウクライナ
生成 AI の記述)8 問
2023 琵琶湖と近畿(3 府県の断面図
面積が小さい府県の気候表
三大工業地帯の割合
養殖と栽培漁業の記述
琵琶湖疎水と安積疎水の地形図)8 問
研究で変わる歴史(三内丸山
冠位十二階の記述
都と出来事の組み合わせ
1185 年成立説の記述
四つの窓口
「火中の栗」の風刺画
沖縄の反戦運動
非核三原則
核兵器禁止条約の記述)11 問
人間の安全保障(2022 年のできごと
南北問題の記述
文民統制
環境と経済成長の資料
憲法前文
本会議の X・Y 正誤
比例代表の投票
マラリアと「能力強化」の記述)8 問

2019〜2022(構成だけ数えた年): 大問 1 は 世界地理/林業/交通/工業、大問 2 は 原始・古代/江戸/近代の戦争/飛鳥・奈良を含む通史、大問 3 は 選挙/三権/国際社会/三権。

頻出テーマと周期(2005〜2026 の 19 年・転写の単元分類)

問い方


8-4. 国語(45 分・3 大問・小問 11〜13・記述 55〜60%、残りは漢字。2021 年度までの資料)

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問一(小説) 大問二(論説) 大問三
2021 イタリアの音楽院に通う 14 歳のフルート奏者「ぼく」とマスタークラスの師匠(4 問・全問記述: 気持ち/理由/師匠がなぜそう言ったか/「目が覚めた」とはどのようなことか) 稲垣栄洋「ふつう」と正規分布・進化(2 問・記述: なぜ人間は「ふつう」を想定するか/進化の過程を百二十字以内で) 漢字 5(推測・往路・希少・周知・油断大敵)
2017 障がいのある 12 歳のテオと施設・父の面会(5 問・全問記述: 「やさしすぎなかった」とは/「小さな勝利」「大きな戦い」を気持ちを含めて百字以内/カウンセラーへの思い/なぜ笑ったか/父は母と比べてどんな存在か) 窪島誠一郎「絵をみるヒント」(2 問・記述: なぜ「落第生」か/絵が役に立つのはなぜかを百字以内で) 漢字 5(高層・拝観・護衛・適切・玉石混交)
2016 江戸後期の絵師志望の青年政之介と蔦屋重三郎(4 問・全問記述: 理由説明が 4 問) 池内了「それは本当に『科学』なの?」(2 問・記述: 血液型の例で伝えたいことを百字以内で/平均への回帰の法則の役立ち方) 漢字 5(頭角・断腸・復刻・遊覧・針小棒大)

2010〜2015(構成だけ数えた年): いずれも 3 大問・小問 12〜13・記述 7〜8+漢字 5・記号選択 0。2005〜2008 は記号選択が 1〜3 問混ざります。

頻出と問い方


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

転写データの単元分類による集計です。原本を精読したのは 2023〜2026 のみです。

科目 単元 出題年(転写の分類) 最終確認年度 状況
理科 天体(月・星・太陽) 2005・2006・2008・2009・2010・2012・2015・2016・2019・2022 2022 22 年中 10 年。2022 の月を最後に 4 年出ていません。周期の上限に達しています
理科 電気回路・電流 2006・2007・2014・2022 2022 2022 以来なし
理科 ばね 2010・2011・2013・2021 2021 2021 以来なし
理科 浮力・密度 2010・2015・2016・2020 2020 2020 以来なし。2023 大問 3 に水の密度の小問はあります
理科 こん虫 2007・2016・2021 2021 5〜9 年周期。次は 2026 前後でした
理科 中和 2012・2021 2021 2021 以来なし。化学は 2024〜2026 が分離・石灰岩・溶解度と続きました
算数 水量とグラフ 2011・2012・2014・2017・2022 2022 2022 以来なし。速さのグラフと同じ「グラフを読む」問い方です
算数 図形の移動 2011・2013・2016・2022 2022 2022 以来なし
算数 円とおうぎ形の求積 2017・2020・2023 2023 2023 が最後
算数 場合の数 2009・2011・2013・2015・2017・2019・2026 2026 隔年に近く 2026 に戻りました。2027 は低めです
算数 食塩水 2013・2015 2015 11 年なし
算数 ニュートン算(受験用教材の単元) 2019・2022 2022 4 年なし
社会 世界地理を大問 1 に 2019 2019 精読した 4 年は日本の地域(近畿・産業・中部・四国)が続きました
社会 選挙制度を大問 3 の柱に 2010・2017・2019 2019 2026 は参院選の小問のみ
社会 財政・税を公民の柱に —(2024 は大問 2 の歴史の切り口として) 2024 公民の柱としては空いています

10. 形式面の注意

算数

理科

社会

国語


11. 学年別ロードマップ(小 4 から始める場合の順序)

何をするか この学校での意味
小 4(土台) 計算の正確さ(分数・小数の四則、逆算)、図形(三角形の面積・角度・立方体を実物で)、読解(物語と説明文を毎週 1 本)、短い記述(「なぜ」に 2 文で答える)、漢字語彙。算数は「式を書いてから答える」癖をここでつけます 算数の大問 1 は計算 1〜2 問。「式を書く」習慣は小 6 になってからでは身につきにくいものです。時間計測はまだしません
小 5(幅) 全分野をひととおり学び終えることが本体です。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は算数の単元を 1 つずつと、国語の「どういうことか」「なぜか」に本文の言葉で 3〜4 文で答える練習を交互に。週末 60 分は理科の 4 分野の基本と「表から比例を読む」練習、社会の地理(産業・地形・気候)と歴史通史、公民の骨格に充てます。算数の単元は 速さ(旅人算(受験用教材の単元)・ダイヤグラム)→ 比と相似 → 立体(回転体・切断・くりぬき)→ 売買損益 → 数の性質 → 場合の数 の順に一巡します 算数はここが本体です。同じ問題が出る学校ではないので、単元の抜けがそのまま失点になります。8 節の題材表を「小 5 で一巡する単元リスト」として使えます。国語は 3〜4 文の記述を書き慣れておくと小 6 で百字級に伸ばせます。ただし国語は 2022 年度以降の資料が無いので、形式は市販の過去問で確かめてください(→ 13 節)
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降に過去問を「年度通しで時間を計る」(社会 45 分 28 問・理科 45 分 30 問の配分)と、「社会の記述だけを縦に」「国語の記述だけを縦に」「理科の作図・計算だけを縦に」の 2 通りで使います。国語を縦に解く使い方は 2021 年度までの資料で行い、2022 年度以降は市販の過去問で補います(→ 13 節) 理科・社会・国語は座席(問題の置き場所)が固定なので縦に解く使い方が効きます。算数は形式が動くので、年度通しで「14 問を 45 分でどう配分するか」を体感します

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか: 小 5 での全分野の一巡と、小 4 からの「書く習慣」の蓄積で差がつきます。算数は毎年設定を作り直すので過去問の暗記は効かず、式を書きながら解いた経験の量が物を言います。国語は小 4 から「本文の言葉で説明する」習慣を続けた子が、小 6 で選択肢のない全問記述に迷わなくなります。社会の記述 8 問は、小 5 のうちに知識をひととおり学び終えていないと書き出せません。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです(同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら過去問演習が二重に効きます)。男女別学・共学の区別、入試日程の重なり、難易度・偏差値帯、通学圏は扱いません。候補は転写データから自動集計で出したもので、同じ問題が出るという意味ではありません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。

近さは、科目ごとの「大問数・小問数・記述/選択の比率・図表の比率・同じ位置の単元の一致・設問文の使い回し」の距離と、単元分布の類似を半分ずつ合成し、2 科目以上で平均したものです。鷗友の国語(全問記述・3 大問)と社会(記述 3 割)は転写データのある学校の中でも書く量が多い部類で、国語まで転用できる候補は桜蔭に限られます。算数の「式・考え方を書く」指示は近さの計算に入っていないので、算数の転用は候補校の解答形式を別途確認してください。


13. 資料の限界

資料どうしの食い違い


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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