聖ドミニコ学園中学校 の過去問分析

聖ドミニコ学園中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

聖ドミニコ学園中学校 過去問分析(2010〜2023 年度・第 1 回・科目により 6〜13 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都世田谷区
男女 女子校
入試回と日程・科目 前期 第 1 回 2 月 1 日午前 — アカデミックコースは国語・算数の 2 科、インターナショナルコースは英語または国語・算数の 2 科/前期 第 2 回 2 月 1 日午後 — 両コースとも国語・算数の 2 科/前期 第 3 回 2 月 2 日午前 — アカデミックコースは国語・算数の 2 科、インターナショナルコースは英語/前期 第 4 回 2 月 3 日午後 — アカデミックコースのみで、国語か算数の 1 科を選びます/後期 2 月 11 日午前 — アカデミックコースの国語・算数の 2 科
試験時間・配点 第 1 回・第 3 回は国語 50 分 100 点、算数 50 分 100 点、英語は筆記 50 分 70 点にスピーキング 30 点。第 2 回は国語・算数とも 50 分・各 100 点。第 4 回は選んだ 1 科目が 50 分 100 点。後期の試験時間と配点は学校の公表資料に入っていません
募集人員 第 1 回は両コースあわせて 20 名、第 2 回はあわせて 10 名、第 3 回はあわせて 10 名。第 4 回と後期の人数は学校の公表資料に入っていません
英語受験の条件 第 1 回のインターナショナルコースは、英語で受けるなら英検の級を問わず、国語・算数の 2 科で受けるなら英検 3 級以上が必要です。第 2 回のインターナショナルコースも英検 3 級以上が必要です

上の表は 2026 年度の募集要項による内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

このレポートが分析したのは第 1 回の問題だけです。第 2 回以降と英語受験の傾向は、この資料からは分かりません(→ 4 節・13 節)。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。同じ種類の問題が同じ場所に出ることを、座席(問題の置き場所)が決まっている、と書きます。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 何番に何が出るかがきわめて強く決まっている学校です。資料のある範囲では 4 科目とも、大問の並びと役割が何年も動いていません。
  2. 算数は 13 年(2010〜2023)ずっと 4 大問・20 小問で、大問 1 は (1)〜(10) の枠ごとに式の作りまで決まっていて、変わるのは数字だけです。
  3. 理科の人体(消化)のように、まったく同じ設問が別の年にもう一度出た例も原本で確認できました(2013 年度と 2014 年度、2015 年度と 2018 年度)。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1 の計算 10 問を、(1) だけ 13 年分・(7) だけ 13 年分…と枠ごとに縦に解きます。ここは 20 問中 10 問にあたります。
  2. 国語の漢字を毎日 10 問。年によっては大問一と大問二で計 20 問が出ます。
  3. 社会の大問 4 に向けて、前年 1 年間のニュースを選挙・首脳・国際会議・スポーツ・災害の 5 つに分けてまとめます。

今週やる 1 つ

  1. 算数の大問 1 (8) の工夫の計算を 2018 年度以降の 5 冊で解いて、小数点をずらして共通の数でくくる手が出てくるか確かめます。

注意

  1. 2026 年度の入試科目に理科・社会は入っていません。理科・社会の節は 2020 年度までの冊子を読んだ記録です。国語は 2017 年度以降の問題文が資料にありません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並び・小問の数と題材だけを確かめた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 資料の無い年度 判読の確度
算数 3 年(2020・2022・2023) 10 年(2010〜2019) 2010〜2020、2022、2023 の 13 年 2021 年度と 2024 年度以降 高。式の細部(分数・小数の書き方)に転写のゆれがある年はありますが、大問構成と各問の作りの読み取りに支障はありません
理科 3 年(2017・2018・2020) 4 年(2013〜2016) 2013〜2018、2020 の 7 年 2019 年度と 2021 年度以降 中〜高。大問の区切り方が年により A・B に割られており、紙面の並びに戻して読む必要があります
社会 3 年(2017・2018・2020) 4 年(2013〜2016) 2013〜2018、2020 の 7 年 2019 年度と 2021 年度以降
国語 3 年(2014・2015・2016) 3 年(2010・2012・2013) 2010、2012〜2016 の 6 年 2011 年度と 2017 年度以降(著作権処理の関係で掲載されない年が多い) 中。2014 年度は転写に不備があります(下記)

5. 一番大きな結論

この学校の入試は、「何番に何が出るか」がきわめて強く決まっています。 資料のある範囲では 4 科目とも、大問の並びと役割が何年も動いていません。

つまり「同じ種類の問題が毎年同じ場所に出る」学校です。数字や題材は毎年入れ替わるので「同じ問題が出る」わけではありませんが、理科の人体(消化)のように、まったく同じ設問が別の年にもう一度出た例も原本で確認できました(2013 年度と 2014 年度、2015 年度と 2018 年度)。

したがって過去問の使い方は、年度ごとに通しで解くより、同じ座席の問題を年度をまたいで縦に並べて解くほうが効率がよくなります。算数の大問 1 の (7) だけを 13 年分、社会の大問 4 だけを 7 年分、国語の漢字だけを 6 年分、という解き方です。時間配分の練習は、通し演習を数回すれば足ります。

一方、毎年作り直されているのは次の部分です。算数の大問 2 に並ぶ 5 問の単元、算数の大問 4 のゲームの設定、理科の各分野の中の単元(月・太陽・星、てこ・ばね・ふりこ)、社会の年表の切り口と前年ニュースの中身、国語の本文。ここは幅を持って準備します。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・漢字語彙)を先に進めてください。同じ座席の問題を縦に解く演習は小 6 の夏以降が目安です。学年別の入り方は 11 節に書きました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の計算 10 問を枠ごとに縦断する。 13 年分を (1) だけ・(2) だけ…と並べて解きます。とくに (7) の「帯分数で割って、かっこ内の分数と小数の差でさらに割る」形と、(9)(10) の逆算(□にあてはまる数を求める計算)は毎年ほぼ同じ作りです。ここは 20 問中 10 問=半分にあたります。(8) の工夫の計算は、2018 年度以降の 5 冊が「342×2.36−34.2×2.5−3.42×11」のように小数点をずらして共通の数でくくる形で、やり方を知っているかどうかで所要時間が大きく変わります。(確認: 〜2023 年度)
  2. [毎日 10 分] 国語・漢字を毎日 10 問。 資料のある 6 年すべてで線部①〜⑩ の書き取りと読みがまとまって出て、年によっては大問一と大問二で計 20 問です。ここは配点が読みやすく、練習が最も直接に効きます。(確認: 〜2016 年度)
  3. [週 1 回] 社会・大問 4 の準備(前年のニュース)。7 年すべて前年の出来事から始まり、そこから選挙・国会・内閣・憲法・国際連合へつながります。ニュースは選挙/首脳/国際会議/スポーツ/災害の 5 つに分けてノートにまとめ、人名はカタカナで書けるように。あわせて憲法の条文(前文・第 9 条・第 25 条)と、国会・内閣・選挙の仕組みまで。大問 4 の後半は毎年ここに着地します。(確認: 〜2020 年度)
  4. [週末 60 分] 算数・大問 3 の速さとグラフ/水そうと水量。13 年すべてこの位置で、速さ系 8 回、水量系 4 回、流水算 1 回です。この 2 本を交互に解き、グラフをかく年の問題も読み取りの練習として使います。あわせて大問 2 の図形(円とおうぎ形の斜線部分・立体の体積と表面積・展開図)を 13 年分まとめて。(確認: 〜2023 年度)
  5. [週 1 回] 社会・通史年表を自分で 1 枚作り、地理は「誤り探し」に耐える精度まで。大問 1 は 7 年とも年表で、空欄に入るのは教科書太字の語(大化の改新・墾田永年私財法・承久の乱・徳政令・勘合・下関条約…)。年号そのものより「I〜IV の間に起きた出来事の順番」を選ぶ形が繰り返し出ます。「1 行以内で説明する」練習を歴史の重要語 30 個くらいで(囲い米の制・徳政令・一向一揆・楽市楽座・参勤交代など、制度の中身を 1 行で言えるように)。地理は都道府県の 1 位(人口・面積・農産物)、気候の特徴、工業地帯の割合、伝統工芸品の産地まで。あいまいな知識だと消去法で落ちます。(確認: 〜2020 年度)
  6. [週末 60 分] 理科・水溶液の計算と、力のつり合い・月と太陽。溶解度と再結晶(2014〜2017 の 4 年連続)は、表からの比例計算で完結できるまで。水の量を変える・温度を下げる・水を蒸発させるの 3 パターンです。中和(2018・2020)は、塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の体積を変えて残る固体の重さを出す形。物理は 7 年中 6 年が力のつり合いなので、てこ・てんびん・ばねを、図を見て支点からの距離×重さで即座に立式できるまで。地学は月と太陽が主で、地球のまわりの月の位置(A〜H の記号で答えさせる形)と、棒の影の向き・長さ。人体の消化は、使い回しの設問(「消化」を漢字 2 文字で答える/消化管の順番/臓器の位置)をそのまま覚えておく価値があります。(確認: 〜2020 年度)
  7. [週 1 回] 国語・20〜40 字の記述。理由の説明と「それ」の内容説明で、字数指定が必ずあるので、字数に合わせて削る練習まで。抜き出しは字数から逆に探す練習を(「15 字以内」「25 字以内で最初と最後の 5 字」という形が繰り返し出ます)。語句・慣用句の意味(「役不足」「百聞は一見に如かず」のように、ことわざ・慣用句そのものが題材になる年もあります)と、接続語の使い分け(つまり・ところが・たとえば・そこで)も。(確認: 〜2016 年度)
  8. [週末 60 分] 算数・大問 4 のルール読み取り。13 年すべてゲームの設定を読んで得点を求める形で、2 問目が「最大にすると何点か」を探させる年が 8 回。知識ではなく、条件を書き出して全通り調べる作業に慣れておきます。時間を計らずに、ルールを紙に書き出すところから始めてください。(確認: 〜2023 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(4 大問・20 小問・途中式の要求は無し)

資料があるのは 2010〜2023 年度の 13 冊です(2021 年度は資料が無い)。うち設問文まで一問ずつ突き合わせたのは 2020・2022・2023 の 3 年で、残りの 10 年は大問構成と各小問の作り・題材まで確認しました。

年度×大問の題材表

大問の数は 13 年すべて 4、小問の数も 13 年すべて 20(10+5+3+2)です。大問 1 は 10 問の計算、大問 2 は 5 問の一行問題なので、下表は大問 3 と大問 4 の題材だけを示します。

年度 大問 3(3 問・グラフ/速さ/水量) 大問 4(2 問・ルールを読むゲーム)
2010 2 本のロウソクの燃え方(グラフをかく) 3 軒の親せき回りで所持金が最大になる順番
2011 通学路の追いかけ(グラフをかく) 絵の具屋さん・色を混ぜて安く作る
2012 自転車とバスの追いつき(グラフをかく) 街づくりゲームの得点
2013 ドミニコ電鉄の普通と急行(グラフをかく) 5×5 のマスに建物を建てる得点
2014 段のある水そうへの給水・排水 シルクロードの商人・金貨の交換
2015 長方形の辺上を動く点 P と三角形の面積(グラフをかく) 動物の行列とエサの量
2016 平地・上り坂・下り坂の歩き(グラフをかく) 数を 5 つの整数の和に分ける得点
2017 太さの違う 3 つの円柱を重ねた容器の水位(グラフをかく) ロボットに命令を出してマスへ誘導
2018 途中で雨が降る通学(グラフを読む) サイコロの出目で進み方を選ぶすごろく
2019 仕切り板のある水そう 5 人の変則じゃんけん
2020 川に落としたハンカチとボート(流水算) 4 つのコマを進めて点をもらうゲーム
2022 プールの 2 本の給水管 宝石屋さんに 4 人の客が来る
2023 暖房の強さと二酸化炭素の排出量 サイコロですごろくを進む

同じ場所に同じ種類の問題が出る(13 年)

大問 1 が計算 10 問、大問 2 が一行問題 5 問、大問 3 がグラフ・速さ・水量の 3 問、大問 4 がルールを読んで得点を求める 2 問。この並びが 2010〜2023 の資料のある 13 年すべてで動いていません。小問の数まで 10・5・3・2 で固定されています。

さらに大問 1 は、枠ごとに作りが決まっています。式を並べると次のようになります。

何が出るか 確認した年
(1) 整数の混合計算「◯−◯÷◯−◯×◯」 2012〜2023 の 12 冊(2010・2011 は「◯÷◯−◯×○」の形)
(2) 整数の乗除だけの 4 項(例 387÷43×8÷3) 2012〜2023 の 12 冊
(3) かっこの中を先に計算する整数式 2012〜2023 の 12 冊
(4)(5) 帯分数の加減 と 小数のかけ算(年により前後が入れ替わる) 13 冊すべてでこの 2 種が入る
(6) 帯分数と小数の混じった乗除 13 冊すべて
(7) 帯分数で割ってから、かっこ内の分数・小数の差で割る 13 冊すべて
(8) 2018 年度以降は「342×2.36−34.2×2.5−3.42×11」のように小数点をずらして共通因数でくくる工夫の計算。2013〜2017 年度は大かっこ入りの整数式 2018・2019・2020・2022・2023 の 5 冊が工夫の計算
(9) □を含む逆算「(□×◯−◯)÷(◯−◯)=◯」 2019・2020・2022・2023 の 4 冊で同じ形
(10) 帯分数を含む逆算 13 冊すべて

数値は毎年入れ替わっているので「同じ問題が出る」わけではありません。同じ作りの式が同じ番号の枠に入る、という意味です。たとえば大問 1 (1) は 2020 年度が 71−28÷4−3×15、2022 年度が 83−56÷8−3×17、2023 年度が 97−42÷6−3×18。(4) は 2020 年度が 0.2×(12.3−2.7)×5、2022 年度が 0.8×(14.3−1.6)×125、2023 年度が 0.25×(11.5−1.8)×40。この 3 年は原本を並べて一問ずつ確認しました。

頻出単元と周期

8-2. 理科(紙面は 4 題・2020 年度までの資料)

資料があるのは 2013〜2020 年度の 7 冊です(2019 年度と 2021 年度以降は資料が無い)。設問文まで一問ずつ突き合わせたのは 2017・2018・2020 の 3 年で、残り 4 年は大問構成と各小問の題材まで確認しました。

年度×大問の題材表

冊子では大問が「問 1」〜「問 4」(年により「第 1 問」〜「第 4 問」)と印刷され、そのうち 1 つが A・B の 2 題材に分かれる年があります。転写データでは A・B が別の大問として数えられているため、大問数が 3〜6 とばらついて見えますが、紙面上はどの年も 4 題(2016 年度のみ 3 題)です。下表は紙面の並びに戻して示します。

年度 1 番目 2 番目 3 番目 4 番目
2013 冬の星空(星座・方角) 人体(消化)+植物のつくり 空気の成分と燃焼 てんびんのつり合い
2014 動物のからだ+植物(カキの種) 月の見え方+気象(気温のグラフ・台風) ホウ酸の溶解度 てんびんのつり合い
2015 人体の断面+インゲンマメの発芽 月の公転と地球の位置 ミョウバンの溶解度 かん電池とモーターのつなぎ方
2016 冬の日の親子の会話(こん虫の冬越し・イチョウ・サクラ・星座・月)10 問 ミョウバンの溶解度 ふりこの長さと往復時間
2017 こん虫のスケッチ+一年を通した植物の写真 季節ごとの太陽の動きと影 ホウ酸の溶解度 てんびんのつり合い
2018 人体(消化管)+ジャガイモの葉の光合成 川の流れのはたらき+月と地球の位置 塩酸と水酸化ナトリウムの中和 ばねののび
2020 消化管と、肉食動物・草食動物の小腸の長さ 太陽の動きと影 てこのつり合い 塩酸と水酸化ナトリウムの中和

同じ場所に同じ種類の問題が出る(7 年)

1 番目が生物、2 番目が地学、3 番目が化学、4 番目が物理。この並びが 2014・2015・2016・2017・2018 の 5 年で完全に一致し、2020 年度は 3 番目と 4 番目(物理と化学)が入れ替わっただけ、2013 年度は地学と生物が入れ替わっただけです。生物と地学が前半、化学と物理が後半という点は、資料のある 7 年すべてで崩れていません。

その中でも次の 3 つは座席まで含めて反復が強くなっています。

8-3. 社会(4 大問・27〜34 問・2020 年度までの資料)

資料があるのは 2013〜2020 年度の 7 冊です(2019 年度と 2021 年度以降は資料が無い)。設問文まで一問ずつ突き合わせたのは 2017・2018・2020 の 3 年で、残り 4 年は大問構成と各設問の題材まで確認しました。

年度×大問の題材表

大問は 7 年すべて 4 題、小問は 27〜34 問(平均 29 問)です。

年度 大問 1(年表・歴史) 大問 2(地理の一問一答) 大問 3 大問 4(前年の出来事+公民)
2013 57 年の奴国から始まる通史年表 日本の産業 記号で答える一問一答 2012 年の各国の指導者交代・衆議院選挙
2014 538 年の仏教伝来から始まる通史年表 日本の地形 記号で答える一問一答 2013 年の世界文化遺産登録・五輪招致
2015 通史年表(空欄 a〜j) 日本の地形 記号で答える一問一答 2014 年の消費税率引き上げ先送りと解散
2016 通史年表(空欄 a〜e) 日本の水産業 島国としての日本(海・島の数・領域) 戦後 70 年の首相談話・第二次世界大戦
2017 1641 年の鎖国から始まる江戸〜戦後の年表 日本の農業・運輸・工業・畜産・発電 火山と地震・防災 2016 年の伊勢志摩サミット・アメリカ大統領の広島訪問・参議院選挙
2018 57 年の奴国から始まる通史年表 都道府県・気候・野菜・工芸作物・伝統工芸品 加工貿易と産業の空洞化 2017 年の各国の指導者交代・衆議院選挙・憲法
2020 663 年の白村江から始まる通史年表 工業地帯・火山・領域・東北・中国四国 2019 年の豪雨災害と九州・千葉・長野 2019 年のラグビーW 杯・EU 離脱・消費税・憲法 25 条と 9 条

同じ場所に同じ種類の問題が出る(7 年)

問題の使い回し

2013 年度 大問 4 問 5 と 2014 年度 大問 4 問 7 は、問いの文と選択肢の前半が同じです。両年とも「下線部…について、この選挙について述べた以下の文から正しいものを 2 つ選んで(記号で)答えなさい」で、選択肢ア〜ウは「満 20 歳以上の男女が立候補できる/満 25 歳以上/満 30 歳以上」までまったく同じ。違うのはエ以降で、2013 年度は衆議院(比例 180 人・小選挙区 300 人)、2014 年度は参議院(3 年ごとに半数改選)に振られています。両年の原本を並べて確認しました。

8-4. 国語(2 大問・2016 年度までの資料)

資料があるのは 2010・2012〜2016 年度の 6 冊です。2017 年度以降の国語は資料に無く(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)、ここに書いたのは 2010〜2016 年度に限った話です。直近の形式は市販の過去問集で確認してください。設問文まで一問ずつ突き合わせたのは 2014・2015・2016 の 3 年です。

年度×大問の題材表

年度 大問一(説明文・論説) 大問二(物語・小説)
2010 文章を書くこと・ことばと心 静岡の地方都市に転校した女の子と同級生
2012 「役不足」ということわざ・言葉の誤用 血のつながらない姉妹になった小四のフミと小六のマキ
2013 時計の発明と時間の感覚 読書好きの小四のさよと近所の高校
2014 運動会の同級生の思い出から始まる随想 北海道で乗馬を習う中二のまりもと愛馬サイファ
2015 英語と国語の勉強のちがい サッカーが苦手な小三の勇翔と姉の恵里
2016 日本語の会話に主語が出てこないこと 沖縄の離島で暮らす中二の征人と友人二人

同じ場所に同じ種類の問題が出る(6 年)


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

最終確認年度は、その単元を原本で最後に確認できた年度です。理科・社会は 2020 年度までの資料に基づきます。

科目 単元 出題年 最終確認年度 状況
算数 大問 3 の水そう・水量 2014・2017・2019・2022 2022 年度 2〜3 年おき。2023 年度は速さだったので戻る位置にある
算数 大問 3 の流水算 2020 2020 年度 1 回のみ
算数 大問 2 の食塩水の濃度 2011・2017 2017 年度 6 年空いて 1 回。しばらく出ていない
理科 星・星座 2013(大問)・2016(会話文の中) 2016 年度 2017 年度以降は大問として見当たらない
理科 電流・かん電池 2015 2015 年度 1 回のみ。物理は力のつり合いに寄っているが、戻る候補
理科 ふりこ 2016 2016 年度 1 回のみ。物理の中では出ていない年数が長い
理科 気象(気温のグラフ・台風) 2014 2014 年度 1 回のみ
理科 燃焼・空気の成分 2013 2013 年度 1 回のみ。化学は溶解度と中和が主軸
理科 流水のはたらき・地層 2018 2018 年度 地学は月と太陽が主なので、流水は間隔が空きやすい
社会 水産業 2015・2016 2016 年度 2017 年度以降の大問 2 では見当たらない
社会 環境問題・防災・公害 2017・2020 2020 年度 3 年おき。2017 は防災とセットで出た
社会 江戸の三大改革 2017 2017 年度 年表が江戸中心だった年。通史の年は薄くなる
社会 世界地理(EU・国際機関) 2020 2020 年度 大問 4 の国際欄に入ることが多い
社会 貿易・資源・エネルギー 2017・2018 2018 年度 大問 2 か大問 3 に隔年で入る

10. 形式面の注意

算数

理科

社会

国語

全科目


11. 学年別ロードマップ(小 4 から始めるなら)

この学校に向けて何をするか
小 4(土台) 計算の正確さが最優先です。この学校の算数は 20 問中 10 問が計算で、分数と小数の混じった四則と逆算がその中心にあります。加えて、漢字の書き取り・読みを毎日少しずつ(国語は毎年 10〜20 問)。図形は面積の基本まで。時間はまだ計らなくてかまいません
小 5(幅) 週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は算数の大問 2 に並ぶ一行問題の単元を、次の順にひととおり回します。速さ → 割合 → 食塩水 → 仕事算(何人・何台で分担したときの日数を求める・受験用教材の単元) → 売買損益 → 和差算(和と差から 2 つの数を求める・受験用教材の単元) → 消去算(2 つの式から一方を消して求める・受験用教材の単元) → 年齢算(受験用教材の単元) → 通過算(列車が橋やトンネルを通る時間・受験用教材の単元) → 数の性質 → 縮尺と単位換算 → 平均。週末 60 分はその週の 1 科目にあてます。社会は歴史の通史を一度通して年表の形で頭に入れる、理科は溶解度・てこ・月と太陽、国語は 20〜40 字で理由を書く練習を始める、の順です。ただし理科・社会は 2021 年度以降の資料がなく、国語は 2017 年度以降の問題文が資料にありません(→ 13 節)ので、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目です。夏以降は同じ座席を縦に解きます。算数は大問 1 の枠ごと、社会は大問 1 と大問 4 だけを年度をまたいで、国語は漢字だけを 6 年分。時間の感覚を作る通し演習は数回で足ります

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 差がつくのは「計算と漢字を毎日続けたかどうか」です。算数は 20 問中 10 問が計算、国語は毎年 10〜20 問が漢字で、しかも枠ごとの作りが何年も変わりません。つまり早く始めた分がそのまま積み上がる形の出題になっています。逆に、小 5 でしか身につかない難しい単元に早く手を出す必要は薄いといえます。大問 4 のゲームのように、じっくり条件を書き出して考える問題も毎年出るので、小 4 のうちに「あわてずに全部書き出す」習慣をつけておくと後で効きます。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです(同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます)。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏・男女別学かどうかの向き不向きは、ここでは扱いません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界

資料どうしの食い違い


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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