江戸川女子中学校 の過去問分析

江戸川女子中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

江戸川女子中学校 過去問分析(2010〜2026 年度・一般 4 科入試第 1 回相当・科目により 4〜17 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都江戸川区
男女 女子校
旧称 江戸川高等家政女学校(1932 年に改称)・江戸川高等女学校
募集人員 全試験あわせて 200 名(回ごとの内訳は募集要項に記載がありません)
面接 帰国生の英語に特化した回だけ、受験生のみ約 10 分の面接があり、筆記と面接で総合的に判定されます。ほかの回に面接はありません

入試回は日程順に次のとおりです。

入試回 日程 科目・試験時間 配点
帰国生 英語特化 11 月 23 日 午前 Reading, Grammar & Vocabulary 50 分/Listening & Writing 50 分/日本語作文 30 分 各 100 点
帰国生 基礎学力 11 月 23 日 午後 国語・算数、または英語+国語・算数(国語 45 分・算数 45 分) 各 100 点
一般 4 科 第 1 回 2 月 1 日 午前 4 科(国語 50 分・算数 50 分・理科 35 分・社会 35 分) 国語 100 点・算数 100 点・理科 75 点・社会 75 点
一般 基礎学力 第 1 回 2 月 1 日 午後 国語・算数、または英語+国語・算数(各 45 分) 各 100 点
一般 4 科 第 2 回 2 月 2 日 午前 4 科(第 1 回と同じ) 第 1 回と同じ
一般 基礎学力 第 2 回 2 月 2 日 午後 国語・算数、または英語+国語・算数(各 45 分) 各 100 点
一般 4 科 第 3 回 2 月 3 日 午前 4 科(第 1 回と同じ) 第 1 回と同じ
一般 基礎学力 第 3 回 2 月 6 日 午前 国語・算数(各 45 分) 各 100 点

基礎学力の回は筆記のみで判定されます。基礎学力の第 3 回は、学校感染症による振替受験の受け皿にも指定されています。上の表は 2027 年度の募集要項による内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

茨城県の江戸川学園取手中学校とは別の学校です。この分析は東京都江戸川区の江戸川女子中学校の問題だけを見ています。分析したのは一般 4 科入試の第 1 回に相当する問題だけで、ほかの回の傾向はこの資料からは分かりません(→ 4 節・13 節)。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 社会の大問 1 問 9 は、2010〜2026 の 17 年間まったく同じ文で聞かれ続けています。「A〜H の文を時代順に正しく並べた場合、その 3 番目と 6 番目にくる文を、それぞれ A〜H で答えよ」という 1 問です。
  2. 「何番に何の分野が来るか」という座席(問題の置き場所)が科目ごとに固まっています。理科は大問 3 の生物・大問 4 の地学が 2012〜2026 の 15 年、大問 2 の物理が 2017〜2026 の 10 年。社会は大問 1 が歴史の通史、最後の大問が公民・国際で 17 年。算数は 4 大問・20 小問が精読した 3 年とも同数です。
  3. 理科と社会は 35 分で、社会は 2025 年度が 44 問、2026 年度が 42 問、理科は 2026 年度が 44 問ありました。時間がとても厳しい入試です。

家でやること 3 つ

  1. 社会の大問 1 問 9(時代順の並べ替え)を 10 年分まとめて解きます。
  2. 算数の大問 1(11 問)を、枠ごとに年度をまたいで縦に解きます。
  3. 理科の気体 5 種類(窒素・酸素・水素・二酸化炭素・アンモニア)の性質・集め方・発生方法・水溶液の液性を表にまとめます。

今週やる 1 つ

  1. 算数の大問 1 (3) の逆算を 2025・2026 の 2 年分解いて、「(□−2)÷分数 +(分数−分数)×整数 = 値」という同じ骨組みで手が動くか確かめます。

注意

  1. 国語は 2016 年度で止まっています。2017 年度以降の問題文は資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いた国語の話は 2016 年度までのものです(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並び・小問の数だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 3 年(2024・2025・2026) 11 年 14 年(2010・2014〜2026) 高。数式の細部(分数・記号)に転写の揺れがある年がありますが、大問構成と題材の読み取りには支障がありません
理科 3 年(2024・2025・2026) 13 年 16 年(2010・2012〜2026) 高。長い会話文の一部に転写のつぶれがありますが、設問の中身は読めます
社会 3 年(2024・2025・2026) 14 年 17 年(2010〜2026) 高。選択肢の一部に転写のつぶれがあります(2025 大問 1 問 8 は「作図せよ」と読めますが、前後から説明を書かせる設問と判断しました)
国語 3 年(2014・2015・2016) 1 年(2010) 4 年(2010・2014・2015・2016) 2016 年度で止まっています。2017 年度以降の問題文は資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。直近の形式は市販の過去問集で確認してください

5. 一番大きな結論

この学校の入試は「何番に何の分野が来るか」が科目ごとに固まっています。そして社会には、17 年間まったく同じ文で聞かれ続けている設問が 1 問あります。

ここでいう固定は 「同じ問題が出る」ではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」 という意味です。ただし社会の大問 1 問 9 だけは、問い方の文が 17 年変わっていないので、実質「出る問題が分かっている」枠に近いといえます。

したがって過去問の使い方は、「同じ座席を年度をまたいで縦に解く」のが最も効率がよくなります。社会の大問 1 だけを 10 年分、算数の大問 1 を枠ごとに 3 年分、理科の大問 4(地学)だけを 3 年分、という並べ方です。

一方で「毎年変わるもの」もはっきりしています。算数の大問 2〜4 の単元(規則性・集合・水量・食塩水・約束記号が入れ替わります)、理科の各分野の中の単元、社会の大問 2 の時代、国語の大問 2 の語彙の種類は年ごとに動きます。ここは幅を持って準備します。

もう一つ、時間が厳しい学校です。理科と社会は 35 分。社会は 2025 年度が 44 問、2026 年度が 42 問、理科は 2026 年度が 44 問ありました。年度通しで時間を計る演習も、この 2 科目については必ず要ります。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の進め方は 11 節の学年別ロードマップを見てください。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [週末 60 分] 社会・大問 1 問 9(時代順の並べ替え)を 10 年分まとめて — 17 年間まったく同じ文で聞かれている 1 問です。8 つの出来事を年代順に並べ、3 番目と 6 番目を答える作業に慣れれば、本番で考える時間がほぼ要らなくなります。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週 1 回] 社会・大問 1 の問 1〜問 5 の正誤選択と、問 8 の記述 — 「正しい文を 1 つ選べ。ただし、すべて誤っている場合はオで答えよ」/「誤っている文を 1 つ選べ。ただし、すべて正しい場合はオで答えよ」の 2 通りがあり、ア〜エに正解が無い場合があります。消去法だけでは決まらないので、ア〜エを 1 つずつ正誤判定する読み方に切り替えます。問 8 は毎年、字数と指定語句つきの記述です(2024・2025 は 40〜60 字、2026 は 30〜50 字)。社会の記述は毎年 4〜5 問あり、地理・公民の記述は資料(表・グラフ)から理由を説明させる形なので、3 年分書いて添削してもらいます。(確認: 〜2026 年度)
  3. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の 11 枠を枠ごとに縦に — 20 問中 11 問がここです。(1)(2)(3) の計算・逆算と (9) の角度、(10)(11) の図形は 3 年とも同じ位置で、とくに (3) は 2025・2026 で式の骨組みが同じなので手順を覚えられます。(4)〜(8) の一行題は単元横断で回します。消去算・過不足算・年齢算・つるかめ算(2 種類の個数を合計から逆算する問題)・仕事算・植木算・割合・数の性質・場合の数・速さが 3 年で一巡しています(受験用教材の単元です。→ 用語集)。1 問 1 分半で解けるまで反復します。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週末 60 分] 算数・大問 2〜4 を単元ごとに — 水量とグラフを 4 年分(2023〜2026)。しきり・金属の円柱・コップで足す、と設定は替わりますが「グラフの折れ曲がり点が何を意味するか」を読む作業は同じです。大問 2 の規則性を 3 年分(2023〜2025)、差がつくのは (3) の逆向きの問い(何番目か・どんな数か)です。立方体の切断(2024・2026)は、27 個に分けた小立方体を平面で切る問題で、切り口を図に描いて数える練習が要ります。会話文つきの大問(2025 大問 4・2026 大問 4)は空欄 (1)(2) が本文をなぞれば埋まるので、ここは落としません。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週末 60 分] 理科・化学と物理 — 気体の性質を最優先に。5 種類の気体(窒素・酸素・水素・二酸化炭素・アンモニア)の性質・集め方・発生方法・水溶液の液性を表で覚えます(2025・2026 と 2 年連続で大問 1)。物理は「ふりこ・運動」と「電流・電磁石」を交互に進めます。2026 のふりこは、周期の条件・最下点の速さ・斜面から飛び出す距離まで一続きで聞かれたので、条件を 1 つだけ変えて比べる考え方を固めます。表とグラフから比例を読む計算(2024 の燃焼=重さの比、2025 の浮力=深さと力、2026 の公転=距離÷周期)は、算数の比と割合をそのまま使います。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 理科・大問 4(地学)を 3 年分縦に、あわせて会話文と記述 — 気象が 2023・2024・2025 と 3 年連続なので、乾湿計としつ度、前線と雲、季節風が最優先です。そのうえで天体(惑星の分類・公転・月と太陽)を一巡しておきます。長い導入文は、空欄の前後だけでなく全体の流れから語句・数値を決める読み方の練習に使います。記述は「理由を 1 文で」。指定語句がある年が多いので、指定語を必ず入れて書く形に慣れます。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週 1 回] 社会・地理と公民 — 前年の出来事を「制度・地理」に翻訳する練習をします(サミット → 広島県の地理、五輪 → 開催地と日本地図、万博 → 大阪府の地形と工業)。工業製造品出荷額の帯グラフを都市ごとに読む設問は 3 年連続なので、石油化学・鉄鋼・輸送機械・紙パルプの割合の形を覚えます。公民は憲法の原則・国会と内閣・三権分立・国際連合の 4 本を厚く(2024・2025・2026 のすべてに国会と国連が入っています)。国連機関の略称(アルファベット・カタカナ)も押さえます。日本の地形の名称は漢字で、河川・平野・半島・湖・海岸の名前を地図上の位置とセットで覚えます(2025 大問 3 は地形の名称だけで 6 問)。(確認: 〜2026 年度)
  8. [毎日 10 分] 国語・漢字と語彙を毎日 10 問、そのうえで読解 — 漢字の書き取り 5 問+語彙 5 問です。読みではなく書き取りだけが出て、熟語(加担・引責・取捨・文武・筋道)のレベルは高めなので、小 6 配当までを熟語の形で確実にします。四字熟語・ことわざ・慣用句の 3 種はどれも出る前提で、意味から語を答える形と空欄に漢字を入れる形の両方を練習します。読解は、字数指定つきの抜き出し(空欄を埋めるために本文から◯字で探す作業)、物語文の記号選択(「なぜか」「どのような気持ちか」「この表現から何がわかるか」の 3 通り)、短い記述(10〜30 字・文末指定に合わせる)の 3 つです。ただし 2017〜2026 年度の形式は市販の過去問集で必ず確認してください。(確認: 〜2016 年度)

そして 4 科目に共通して、理科・社会の 35 分の使い方を通し演習で決めておきます。どちらも 40 問を超える年があります。理科は 1 問 45 秒、社会は記述に何分残すかを先に決めておきます。読み切れずに終わるのが最大の失点要因になります。


8. 科目別の詳細

まず 4 科目を並べます。

科目 形式の固まり方 中身の性格 最初に手をつけるところ
算数(50 分・100 点) 4 大問・20 小問で精読した 3 年とも同数。大問 1 が 11 問、大問 2〜4 が各 3 問。すべて答えのみ(記述・作図の要求は精読した 3 年でゼロ) 大問 1 の 11 問が過半。後半は水量とグラフ・規則性が繰り返し、会話文や規則の説明から入る大問が増えている 大問 1 を枠ごとに縦断。次に水量とグラフ(3 年連続)
理科(35 分・75 点) 4 大問で不動。小問は 27〜44 と振れる。化学 → 物理 → 生物 → 地学の並び。記号選択と短答(語句や数値を短く答える形式)が主軸、記述は年 2〜4 問 長い会話文・資料文から入る大問が毎年。表やグラフから比を計算する小問が各分野に入る 気体の性質(2 年連続で大問 1)、地学の気象(3 年連続)、比の計算
社会(35 分・75 点) 4 大問・30〜44 小問。歴史の通史 → 歴史 → 地理 → 公民・国際。選択 4〜5 割・短答 4 割・記述 4〜5 問 大問 1 問 9 は 17 年同じ文。問 1〜5 は「すべて正しい場合はオ」つきの正誤選択。地理は前年の出来事から入る 大問 1 の並べ替えと正誤選択、字数と語句を指定された記述
国語(50 分・100 点。2016 年度まで) 4 大問・31〜37 小問。漢字 5 問 → 語彙 5 問 → 説明文 → 物語文 知識(漢字+語彙)で 4 割。読解は記号選択と字数指定つき抜き出しが二本柱、記述は 1〜2 問と少ない 漢字の書き取りと四字熟語・ことわざ・慣用句。次に字数指定つき抜き出し

8-1. 算数(50 分・100 点・4 大問・20 小問)

年度×大問の題材表(2024・2025・2026 を原本で確認)

年度 大問 1(11 小問・答えのみ) 大問 2 大問 3 大問 4
2024 計算 2・逆算・単位換算・消去算・割合
仕事算・数の性質・角度・円とおうぎ形・立方体の切断
規則性(差が 2 の 2 数の積は「間の数の平方−1」。2025 と 2024 を積に分解) 場合の数(立体 ABCD-EFGH の辺をたどって頂点へ動かす道順) 水量とグラフ(体積 7500cm³ の円柱形水そうに 10 分に 1 回コップで水を足す)
2025 計算 2・逆算・場合の数・過不足算・年齢算
つるかめ算・速さ・角度・直方体の体積比・正三角形の回転
規則性(2/1, 1/2, 2/3, 1/4 … と並ぶ分数列。2025 番目・1/101 との大小) 水量とグラフ(直方体の容器に金属の円柱を立てて注水) 食塩水(先生と生徒の会話文の空欄 (1)(2) を埋め、3 種類から 7% を 200g 作る)
2026 計算 2・逆算・場合の数・植木算・単位換算(両・分・朱)
食塩水・速さ・角度・円の転がり・立方体 27 個の切断
集合(40 人の通学方法。電車 31 人・バス 17 人の重なりの最大と最小) 水量とグラフ(直方体の水そうにしきりを入れて底面を A・B に分ける) 約束記号(A○B = A×B+… の規則を読み、A○B=76 となる A・B を求める)

大問 1 の 11 枠(精読した 3 年)

位置 3 年の中身 固まり方
(1)(2) 四則計算 2 問(整数・小数・分数の混合) 3/3。(2) は 2025・2026 とも分数と小数が混じる
(3) 逆算(□を求める) 3/3。しかも 2025 と 2026 は「(□−2)÷分数 +(分数−分数)×整数 = 値」という同じ骨組みで、数だけが違う
(4)〜(8) 一行題 5 枠。単元は年ごとに入れ替わる(2024: 単位換算・消去算・割合・仕事算・数の性質/2025: 場合の数・過不足算・年齢算・つるかめ算・速さ/2026: 場合の数・植木算・単位換算・食塩水・速さ) 枠の数は 3/3 で 5 問。中身は動く。場合の数は 2025・2026 が (4) で 2 年連続、速さは 2025・2026 が (8) で 2 年連続
(9) 角度(図つき) 3/3。三角形の角の三等分・二等分(2025)、二等辺三角形(2026)、印をつけた 8 つの角の和(2024)
(10)(11) 図形 2 問。うち 1 問は必ず立体 3/3。(11) は 2024 立方体の切断・2026 立方体 27 個の切断、2025 は (10) が直方体の体積比。平面側は円とおうぎ形(2024)・図形の移動(2025 正三角形の回転・2026 円の転がり)

頻出単元と周期

よく出る問い方

8-2. 理科(35 分・75 点・4 大問・27〜44 小問)

年度×大問の題材表(2024・2025・2026 を原本で確認)

年度 大問 1(化学) 大問 2(物理) 大問 3(生物) 大問 4(地学)
2024 燃焼(水素・炭素・マグネシウムの反応する重さの表。不完全燃焼で出る気体、混合物 30g・50g の計算) 方位磁石と地磁気・電磁石(磁針の向きを図で示す作図、コイルの巻き方と磁力の比較) ダイズの自由研究(会話文。無胚乳種子・もやし・大豆の発酵食品・大豆ミート) 気象(熱中症警戒アラートの会話文。乾球・湿球としつ度、飽和水蒸気量、2 日間のしつ度と気温のグラフ)
2025 気体 5 種の判別(A〜E を窒素・酸素・水素・二酸化炭素・アンモニアに当てる。集め方・リトマス紙・発生方法・温暖化) 浮力・密度(プールのビニールボールから入る会話文。ばねばかり・沈める深さと浮力・3 物体の比較・液体名) こん虫(2024 年のアメリカの「素数ゼミ」。昆虫のからだ、不完全変態、節足動物) 気象(高気圧と低気圧、温暖前線の断面、乱層雲、季節風とからっ風、誤りを 2 か所直す)
2026 気体(硫酸に亜鉛を入れる会話文。水素の性質の ○×、集め方、二また試験管の突起、発生を速くする条件) 物体の運動(ふりこの周期と速さ、糸を切った直後の飛び方、くぎに引っかかるふりこ、斜面から飛び出す球の距離) イネの米作り(手順と時期の表。塩水選・発芽条件・肥料の三要素・自家受粉・白米の栄養と消化酵素) 太陽系(恒星が光る理由と色、惑星を 3 つのグループに分ける呼び名、衛星、冥王星、公転周期と公転の速さの計算)

頻出単元と周期

よく出る問い方

8-3. 社会(35 分・75 点・4 大問・30〜44 小問)

年度×大問の題材表(2024・2025・2026 を原本で確認・★=記述が出た大問)

年度 大問 1(歴史・通史)★ 大問 2(歴史) 大問 3(地理) 大問 4(公民・国際)
2024 A〜H の 8 文(阿氏河荘の訴え・金印・日比谷焼き打ち事件ほか)。★日比谷焼き打ち事件の理由を 40〜60 字 江戸川女子の軽井沢校外学習(浅間山の噴火・鎌原観音堂・お雇い外国人・富岡製糸場)★ 広島県(G7 サミット・土石流・河川と平野
しまなみ海道・工業出荷額・世界文化遺産)★
食の安全 → 国会の仕組み・二院制の理由★
国際連合の機関と分担金・加盟国増加の理由★
2025 A〜H の 8 文(かな文字・大宝律令・元寇・青鞜社ほか)。★女性運動を 40〜60 字 阿弥陀信仰(平等院・摂関政治・時宗・加賀の一向一揆★) 2024 年パリ五輪から入る日本地図(河川・湖・半島・砂浜海岸
企業城下町・江戸川区の昼間人口★・関東の野菜・ハザードマップ)
新紙幣の会話文 → 国民主権・自由権・生存権・日本銀行
天皇の国事行為・憲法改正の手続き・三権分立
国連機関の略称・安全保障理事会★
2026 A〜H の 8 文(後醍醐天皇・甲午農民戦争・ラジオ放送・寛永通宝ほか)。★下線部を 30〜50 字(指定語句「唐」) A〜C の図(石包丁★・備中ぐわ・検地帳)から時代と社会のようすを問う 2025 年の大阪万博から入る(面積最小の県・大阪府の面積が増えた理由★
河川の名称・淡路島・東経の経線・空港・政令指定都市と工業出荷額)
トランプ大統領就任の会話文 → 関税と WTO・EU とイギリスの離脱
間接税・社会保障の 4 本柱・為替・国会と衆議院の優越
モンテスキュー・需要と供給★

頻出テーマと周期

よく出る問い方

8-4. 国語(50 分・100 点・4 大問・31〜37 小問。2010・2014〜2016 の 4 年のみ)

2017 年度以降の問題文は資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いたのは 2010・2014・2015・2016 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。原本を精読したのは 2014・2015・2016 の 3 年です。

年度×大問の題材表(2014・2015・2016 を原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3(説明文) 大問 4(物語文)
2014 漢字の書き取り 5 問(加担・悪寒・意向・引責・持参) 四字熟語 5 問(弱肉強食・暗中模索・厚顔無恥・神出鬼没ほか。空欄に漢字を入れる) 酒井邦嘉『科学者という仕事』(科学と非科学の境・14 問) 村山由佳『約束』(掘りごたつの宿題の場面・13 問)
2015 漢字の書き取り 5 問(寸法・推定・取捨・報道・車窓) ことわざ 5 問(意味からことわざを記号で選ぶ) 林望『時間の作法』(本は買って読むべきか・12 問) 氷室冴子『いもうと物語』(教室での人間関係・12 問)
2016 漢字の書き取り 5 問(類似・入念・文武・見聞・筋道) 慣用句・ことわざ 5 問(「飛んで火にいる夏の虫」など空欄に漢字) 上田篤『日本人とすまい』(戸と窓・ガラス戸の話・10 問) 重松清『セッちゃん』(運動会の前夜・11 問)

2010 年度は 3 大問(漢字の書き取り → 記号選択が主軸の読解 → 抜き出し中心の読解)で、出典は森絵都『永遠の出口』と田中淳夫『割り箸はもったいない?』でした。

頻出と特徴(資料のある 4 年に限った話)

よく出る問い方


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

転写の分類で大問の主要単元として数えたもので、精読していない年の細部は保証しません。「最終確認年度」は、その科目の資料をたどれる最後の年度です。

科目 単元・テーマ 最後に出た年 最終確認年度 なぜ警戒するか
算数 図形の移動(重なる部分の面積) 2022(大問 3) 2026 2018〜2022 に大問として 5 回出ていた柱。3 年空いている。大問 1 (10)(11) には 2025・2026 と形を変えて残っている
算数 論理・条件整理 2023(大問 4) 2026 2016・2022・2023 と数年おき。3 年空いている
算数 速さとグラフ 2019(大問 4) 2026 大問 1 の一行題としては 2025・2026 に出るが、グラフを読む大問としては長く空いている
算数 約束記号 2026(大問 4) 2026 2010・2020・2026 と 6〜10 年おき。出た直後なので当面は低め
算数 食塩水 2026(大問 1 (7)) 2026 大問としては 2025 のみ。一行題の枠には毎年入りうる
理科 中和 2016(大問 1) 2026 2013・2016 と続いたあと大問としては 10 年空いている。化学の定番
理科 星・星座 2015(大問 4) 2026 2012・2015 と続いたあと大問としては長く空いている。大問 4 は天体の定番の座席なので戻りうる
理科 地層・岩石 2021(大問 4) 2026 2020・2021 と 2 年続いたあと 5 年空き。気象が 3 年続いた次に来る候補
理科 人体 2016(大問 3) 2026 2013・2016 のあと大問としては 10 年空き。2026 は大問 3 (8) の小問に消化酵素として顔を出した
理科 てこ・つり合い 2019(大問 2) 2026 物理の柱の 1 つだが 7 年空いている
理科 生態系・食物連鎖 2023(大問 3) 2026 2017・2022・2023 と数年おき。3 年空いている
社会 財政・税・社会保障を大問の柱に 2016(大問 4) 2026 2011・2013・2015・2016 と 2 年おきの定番だった。10 年空き。2026 は小問として復活した
社会 地方自治 2023(大問 4) 2026 公民の大問が三権分立・国際に寄っており 3 年空き
社会 選挙制度 2020 2026 大問の柱としては 6 年空き。小問では 2025 に出た
社会 都道府県の同定を大問 3 の柱に 2026 2026 2013・2014・2015・2016・2021・2023・2024・2026 と最も回数の多い地理の柱
社会 貿易・資源・エネルギー 2026(小問) 2026 大問の柱としては 2018 以降なし
社会 農業・畜産を大問の柱に 2017 2026 小問では毎年のように出るが、柱としては長く空いている
社会 平安時代・文化史 2025(小問) 2026 大問の柱としては 2023 以降なし。大問 2 の時代は毎年動く
国語 大問 2 の四字熟語 2014 2016 2014 四字熟語 → 2015 ことわざ → 2016 慣用句と一巡した。ただし 2017 年度以降は資料が無く不明

国語は資料のある年が少ないので周期は語れません。2014・2015・2016 の 3 年で大問 2 の中身が四字熟語 → ことわざ → 慣用句と一巡しているので、この 3 種はどれも出る前提で用意します。2010 年度のように大問が 3 つだった年もあり、2017 年度以降に大問の数や説明文・物語文の並びが変わっている可能性は否定できません


10. 形式面の注意

科目ごとの補足です。


11. 学年別ロードマップ

小 4(土台) — 計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙の 5 本です。この学校でとくに効く入口は、①四則計算と逆算(算数 20 問のうち 3 問が毎年ここです)、②歴史のできごとを年代の順に並べる感覚(社会の大問 1 問 9 が 17 年続いています)、③漢字の書き取り(読みではなく書きだけが出ます)。時間を測るのはまだ早い段階です。年表を眺めて「どっちが先か」を言い合うだけでも、後の大問 1 に効きます。

小 5(幅) — 全分野をひととおり学び終える年です。1 週間の枠は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にして、次の順で割り付けます。平日の 15 分は、月・水・金を算数の一行題(大問 1 の 11 問がこの形です)、火・木を国語の漢字と語彙に当てます。週末の 60 分は、算数の単元を規則性 → 水量とグラフ → 場合の数 → 平面と立体の順で一巡し、そのあと理科の 4 分野に移ります。8 節の年度×大問の題材表を「小 5 で一巡する単元リスト」として使うとよいでしょう。つるかめ算・消去算・過不足算・年齢算・仕事算・植木算は受験用教材の単元です。理科は 4 分野をまんべんなく——この学校はいちばん多い単元でも全体の 11% しかなく、捨てる単元を作りにくいためです。社会は歴史を通史で 2 周し、都道府県と地形の名称を漢字で書けるようにします。国語は説明文と物語文を 1 題ずつ、字数を数えて抜き出す作業に慣れます。ただし国語は 2017 年度以降の資料が無いので、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください(→ 13 節)。

小 6(仕上げ) — 7 節の 8 項目です。夏以降は同じ座席を縦に解く(社会の大問 1 を 10 年分、算数の大問 1 を枠ごとに、理科の大問 4 を 3 年分)を主にします。ただしこの学校は理科・社会の時間が厳しいので、年度通しで時間を計る演習も並行して必要になります。記述(社会 4〜5 問・理科 2〜4 問・国語 1〜2 問)は添削してもらう回数を確保します。国語だけは 2017 年度以降の形式がこの資料から分からないので、市販の過去問集で必ず補ってください(→ 13 節)。

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 差が出るのは小 5 での全分野の一巡と小 6 の反復の両方です。座席が固まっているぶん、社会の大問 1 と算数の大問 1 は小 6 の反復がそのまま点になります。一方で理科は分野の中の単元がよく散っていて(いちばん多い気体の性質でも 11%)、山を張れません。理科の全分野の一巡だけは小 5 のうちに終えておくのが、この学校の形に合う配分になります。国語は知識が 4 割を占めるので、小 4〜小 5 の漢字・語彙の積み上げが直接効きます。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏は扱いません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界

資料どうしの食い違い(1 件)

4 節と上の 1 つめの項目にある「適性検査の回」は、このレポートを作ったときに参照した資料の記述をそのまま残したものです。1 節の表(2027 年度の学校の公表資料)では、一般入試は 4 科の回と基礎学力の回(国語・算数、または英語+国語・算数)で、適性検査の回は挙がっていません。実際に受ける回と科目は募集要項で確認してください。


江戸川女子中学校 のページ: 学校トップ / 偏差値 / 併願候補 / 募集要項・入試結果 / 用語集 / 過去問の使い方


数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

江戸川女子中学校 のページ: 学校トップ / 偏差値(4 出所併記) / 過去問分析 / 併願候補 / 募集要項・入試結果 / 校風・理念

索引: 出題スタイル別 / 単元別 / 問い方別 / 同じ場所に同じ種類の問題 / 入試結果の公表状況 / 国語の出典 / 校風キーワード / 旧称 / 入試日程 ・ 共通: 過去問の使い方 / 用語集 / 資料の限界 / 方法論 / トップ