明治大学付属世田谷中学校 の過去問分析

明治大学付属世田谷中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

明治大学付属世田谷中学校 過去問分析(2018〜2026 年度・午前入試の 1 冊・算数/理科/社会 5 年分+国語 1 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都世田谷区
男女 共学(2026 年度の改称と同時に共学化しました。それまでは男子校です)
旧称 日本学園中学校・高等学校(2025 年度まで)
入試回と日程・科目 第 1 回 2 月 1 日午前 — 4 科(男子約 30 名・女子約 30 名)/第 2 回 2 月 2 日午後 — 2 科・算数と理科(男女合計 20 名)/第 3 回 2 月 4 日午前 — 4 科(男子約 20 名・女子約 20 名)
試験時間・配点 第 1 回・第 3 回は国語 50 分 100 点・算数 50 分 100 点・理科 30 分 50 点・社会 30 分 50 点。第 2 回は算数 50 分・理科 50 分で各 100 点

上の表は 2027 年度の募集要項による内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

過去問の表紙が「日本学園」でも、同じ学校の問題です。 この学校は 2026 年度から明治大学付属世田谷中学校になりました。それ以前は日本学園中学校(男子校)で、法人・所在地・沿革はそのままつながっています。手元の転写(過去問の紙面を文字データに起こしたもの)でも、表紙・解答用紙の校名は次のように分かれていました。

年度 冊子の表紙・解答用紙にある校名
2018・2019・2020・2022 日本学園中学校
2026 明治大学付属世田谷中学校

表紙が「日本学園」なのは、その年の正しい姿です。別の学校の問題が混ざっているわけではないので、市販の過去問集や塾の教材で「日本学園」の表紙を見ても、同じ学校の問題として扱ってかまいません。2026 年度の冊子だけは表紙が新しい校名になっており、理科の 2026 年度は本文(大問 4 の冒頭)に「明治大学付属世田谷高等学校」という表記も出てきます。

改称と共学化が問題の中身をどう変えたか(あるいは変えなかったか)は、この分析の対象外です。ここで書くのは、転写された問題冊子から読み取れることだけです(→ 13 節)。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 算数と社会は「同じ種類の問題が、毎年同じ座席(問題の置き場所)に出る」学校です。理科は分野の枠だけが固定で、中身の位置は動きます。
  2. 算数は大問 1 が計算、大問 2 が□にあてはまる数の一行題(数行で終わる短い文章題)で、導入の一文まで精読した 3 年(2020・2022・2026)とも同じでした。社会は大問 1 が地理、大問 2 が公民、大問 3 が歴史の通史という並びが 3 年連続です。
  3. 社会の公民は 3 年とも「父と子の会話文」で始まり、3 年ともその年の直近の国政選挙が題材でした。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1(計算)と大問 2(□にあてはまる数)を、3 年分続けて縦に解きます。ここだけで全体の 4 割強です。
  2. 社会の歴史を「通史の空欄補充」で仕上げます。大問 3 は 3 年とも、1 本の文章に 10 個の空欄があり、語群から選ぶところから始まります。
  3. 理科は 4 分野を均等に仕上げます。大問 1 の中身が年で動くので、力学だけ・地学だけを厚くする作戦は取れません。

今週やる 1 つ

  1. 2026 年度の算数の大問 1 を解いて、小数と分数が混ざった 3 段構えの式を工夫して計算できるか確かめます(例: 1.034×7.3 + 4.71×0.37 − 0.334×7.3 + 2.29×0.37)。

注意

  1. 算数は精読した 3 年とも全問が答えのみで、部分点が期待できません。国語は 2020 年度の 1 冊しか資料がありません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

この節では、年の数え方を 精読した年/構成だけ数えた年/資料のある年 の 3 つに分けて使います。精読した年は原本の設問文まで読んだ年、構成だけ数えた年は大問の並びなど外形だけを見た年、資料のある年は冊子が手元にある年です。以降の本文もこの 3 語で書いています。


5. 一番大きな結論

算数と社会は「同じ種類の問題が、毎年同じ場所に出る」学校です。理科は分野の枠だけが固定で、中身の位置は動きます。

過去問の使い方は、科目ごとに変えるのが合理的です。算数は大問 1・2 を同じ座席(問題の置き場所)で縦に解きます(3 年分の大問 2 を続けて解く、など)。社会は大問ごとに読み方を身につけます(会話文の公民、通史の空欄補充、地図と統計の地理)。理科は 4 分野を穴なく仕上げます。年度を通して時間を計るのは、この 3 つの後で構いません。

そして、この学校には逐語で同じ設問が実際に再出した例があります。社会 2020 年度の大問 2 問 4 と、2022 年度の大問 2 問 6 で、選択肢の一文が完全に一致していました。

ア. 衆議院で可決された法律案が参議院で否決された場合、衆議院で出席議員の 3 分の 2 以上の賛成で再可決すれば、その法律案は成立する

2020 年度は「正しいものを選べ」、2022 年度は「まちがっているものを選べ」と問い方が反転しています。選択肢の文そのものが在庫として使い回されているとみてよく、公民の選択肢は「読んだことがある文」として蓄積する価値があります。

算数にも同じことがあります。「次のように、あるきまりにしたがって数が並んでいます。」という導入の一文が、2020 年度の大問 5 と 2026 年度の大問 4 で完全に一致していました。ただし並んでいる数列は別物(2020 年度は 1,1,2,1,2,3,… の群数列、2026 年度は分数の列)なので、これは答えが同じという意味ではなく、同じ作りの問題が繰り返されているという意味です。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら

想定は受験学年(小 6)の過去問演習期です。小 5 以前の方は、11 節の学年別ロードマップを先に読んでください。根拠は 8 節の科目別を参照してください。

  1. [毎日 10 分] 算数の大問 1(計算)を 3 年分、続けて解く。 2020 年度は 6 問、2022 年度は 6 問、2026 年度は 3 問。2026 年度は問題数が減ったぶん 1 問が長く、小数と分数が混ざった 3 段構えの式(例: 1.034×7.3 + 4.71×0.37 − 0.334×7.3 + 2.29×0.37)になっています。工夫して計算する力がそのまま点になる位置です。(確認: 〜2026 年度)
  2. [毎日 10 分] 算数の大問 2(□にあてはまる数)を 3 年分、縦に解く。 精読した 3 年に共通して出ていたのは、割合・比、食塩水の濃度、角度(折り返し・図形)です。加えて、つるかめ算(個数を合計から逆算・2020・2022)、売買損益(もうけと定価の計算)・仕事算(全体を 1 として日数を出す)・通過算(列車が通り過ぎる時間・以上 2026)、数の性質(2020・2026)。これらはいずれも受験用教材の単元です。ここは 6 問前後で全体の 3 割弱を占めるので、同じ時間で点になりやすい場所です。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週末 60 分] 算数の規則性と立体図形を、それぞれ 3 年分。規則性は 3 年とも 1 大問あります(2020 年度は大問 5、2022 年度は大問 5、2026 年度は大問 4)。数の並び(群数列・分数列)とタイルの並べ方の 2 通りで、「はじめから数えて◯番目」「◯より大きい数はいくつ」という問い方が繰り返されます。立体図形も 3 年とも出ています(2020 年度は円柱のくりぬきと 5 等分の表面積、2022 年度は積み上げた立方体の体積と表面積、2026 年度は立方体の切断)。最後の大問が立体だった年が 2 年続いている(2022・2026)ので、時間切れで落とさない練習を。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週 1 回] 社会の歴史を「通史の空欄補充」で仕上げる。大問 3 は 3 年とも、1 本の文章に 10 個の空欄があり語群から選ぶところから始まります。原始から昭和までを 1 本で通すので、時代のつまみ食いが効きません。語群があるぶん、書けなくても選べる状態まで持っていけば得点になります。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週 1 回] 社会の公民は「直近 1 年の国政ニュース」から。3 年とも大問 2 は父と子の会話で、直前の国政選挙が題材です。2026 年度は 2025 年 7 月の参院選の議席表を読ませ、2025 年 10 月に成立した内閣の連立相手まで問うています。入試の 3〜4 か月前のニュースが入る前提で準備してください。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 社会の地理は地図・断面図・雨温図。2026 年度は日本列島を横切る 4 本の線を引き、線上の地名を選ばせ、地形断面図を選ばせ、地形図の読図まで続きます。2022 年度は空中写真から撮影方向を当てる問題。平面の地図を立体として想像する練習が要ります。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週 1 回] 理科は 4 分野を均等に、表から数値を読む練習を添えて。位置がはっきりしているのは大問 2(物質・水溶液)、大問 3(生物)、大問 4(地学)の 3 つで、大問 1 は年によって変わるので、力学だけ・地学だけを厚くする作戦は取れません。表から数値を読んで計算する問題も毎年あります(2020 年度は溶解度の表、2022 年度は棒とおもりのつり合い、2026 年度は物体の重さと大きさの表・気体の発生量の表)。理科の中に算数があるということです。(確認: 〜2026 年度)
  8. [毎日 10 分] 国語は漢字 10 問を落とさないこと(2020 年度は読み 5 問・書き 5 問)。読解は、接続語の空欄補充・語句の意味・記号選択が主軸で、60 字程度の記述が長文ごとに 1 問。ただし国語は精読した年が 1 年しかないので、市販の過去問集で直近の形式を必ず確認してください。(確認: 〜2020 年度)

8. 科目別の詳細

8-0. 科目横断の要点

科目 形式の固定度 中身の性格 最優先で時間をかける価値があること
算数 高い。大問 6・小問 20〜24 が 3 年連続。大問 1(計算)と大問 2(一行題)は導入文まで同じ 精読した 3 年とも全問が答えのみ。記号選択も記述もゼロ。図は 3〜4 割の小問につく 大問 1・2 を 3 年分縦に解く。計算・割合・食塩水・角度・規則性・立体
理科 中くらい。大問 4 と「大問 2 化学 / 大問 3 生物 / 大問 4 地学」は 3 年連続。大問 1 の中身は動く 記号選択と短答(語句や数値を短く答える形式)が中心で、説明を書かせるのは年に 0〜1 問。図・表を読む問題が 6 割前後 4 分野を均等に。表やグラフから数値を読んで計算する練習
社会 高い。大問 3(地理・公民・歴史)が 3 年連続。公民は会話文、歴史は通史の空欄補充で始まる 精読した 3 年とも記述ゼロ。記号選択と短答の半々 歴史の通史用語(語群から選べる状態に)。直近 1 年の国政ニュース。地図・断面図・雨温図
国語 2020 年度の 1 冊のみ。漢字 10 問 → 物語文 → 説明文 記号選択が主軸(48%)。60 字程度の記述が 2 問 漢字の読み書き 10 問の取りこぼしゼロ。接続語と語句の意味。60 字の説明

8-1. 算数(大問 6・小問 20〜24・全問が答えのみ)

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5 大問 6
2020 計算 6 問 □にあてはまる数 6 問
(比・数の性質・割合・つるかめ算・食塩水・折り返しの角度)
円柱のくりぬきと 5 等分の表面積 台形の中の面積比 群数列(1,1,2,1,2,3,…) 速さとグラフ(兄・弟・路線バス)
2022 計算 6 問 □にあてはまる数 6 問
(比・増減の割合・3 種の硬貨のつるかめ算・食塩水・折り紙の角度・おうぎ柱のくりぬき)
分配算(差や倍から一人分を出す・えんぴつを 4 人で) 池の周りの旅人算(出会いと追いこし) 3 色タイルの規則性 積み上げた立方体の体積と表面積
2026 計算 3 問 □にあてはまる数 6 問
(分数と整数・売買損益・仕事算・食塩水・通過算・正方形と長方形の面積)
場合の数(最短経路) 分数の数列 角度/おうぎ形を組んだ図形の回転 立方体の切断

固定されている場所

毎年作り直される場所

問い方の特徴

8-2. 理科(大問 4・小問 19〜21・説明を書くのは年 0〜1 問)

年度×大問の題材表

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2020 てこのつり合い(棒を組んだ装置・5 問) 水溶液の判別+溶解度の表 種子の発芽(条件をそろえる実験 1〜5) 太陽系と明けの明星(ハヤブサ 2 の小惑星も)
2022 100cm の棒と 2 種類の糸のつり合い・浮力 白い粉末 4 種の判別(実験 1〜4) 単子葉と双子葉(くきの断面・気孔) 透明半球で太陽の動きを記録する
2026 ねこ流し(沈む速さの違いで鉱物を選別する装置) 5 つの水溶液の判別+亜鉛と気体の発生量 心臓のつくりと血液 学校敷地のボーリング調査と関東ローム層

固定されている場所

動く場所

問い方の特徴

8-3. 社会(大問 3・地理/公民/歴史・精読した 3 年とも記述ゼロ)

年度×大問の題材表

年度 大問 1(地理) 大問 2(公民) 大問 3(歴史)
2020 東京五輪から都道府県の同定
(表・地図・宗教施設・北陸の交通・訪日客対策)
父と子の会話:2019 年参院選
(憲法改正手続き・一票の格差・国会の種類)
天皇に関わる通史
(空欄 10・[ A ]〜[ D ]・大山古墳・平安京・尊王攘夷・大正)
2022 五輪と 8 県(空中写真の撮影方向・雨温図)
+河口部の地形(輪中・四日市・空港・港)
父と子の会話:憲法第 41 条と 2021 年 10 月衆院選
(衆参の比較・衆議院の優越)
原始から近代までの時代区分
(空欄 10・[ A ]〜[ D ]・魏志倭人伝・岩宿・岩倉使節団)
2026 列島を横切る 4 本の線
(線上の地名・地形断面図・石灰石・施設園芸・6 次産業・雨温図・地形図の読図・防災)
父と子の会話:2025 年 7 月参院選の議席表
・2025 年 10 月成立の内閣・選挙権年齢
通史
(空欄 10・[ A ]〜[ C ]・平将門・鎌倉室町・井原西鶴・民撰議院設立の建白書・工場で働いた女性)

固定されている場所

使い回しの実例

5 節のとおり、2020 年度の大問 2 問 4 と 2022 年度の大問 2 問 6 で、選択肢の一文が完全に一致していました(衆議院で可決された法律案の再可決)。問い方は「正しいものを選べ」→「まちがっているものを選べ」と反転しています。公民の選択肢は、正誤どちらで問われても答えられるように、文単位で覚えておく価値があります。

問い方の特徴

8-4. 国語(2020 年度の 1 冊のみ・大問 3・小問 29)

国語は 2020 年度以外の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いたのは 2020 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。1 年分では「毎年こうだ」とは言えません。

2020 年度の構成

大問 内容 小問数
【一】 漢字(読み 5 問・書き取り 5 問) 10
【二】 物語文 — 福田隆弘『熱風』(聴覚障がいのある「ぼく」と、病気で頭髪を失った中山が、テニスを通じて向き合う場面) 9
【三】 説明文 — 橋本治『ちゃんと話すための敬語の本』(人と人との「距離」と敬語) 10

出典は、いずれも本文の末尾に「(福田隆弘『熱風』より)」「(橋本治『ちゃんと話すための敬語の本』より)」と印刷されているのを原本で確認しました。

問い方


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

精読したのは 2020・2022・2026 年度の 3 年分だけなので、ここは「3 年の中で最近顔を出していない」という程度の話です。断定ではありません。

単元 最終確認年度 状況
算数の速さの大問 2022 2020 年度は速さとグラフ(兄と弟と路線バス)、2022 年度は池の周りを反対向きに回る旅人算で大問がありましたが、2026 年度は大問から消え、通過算が大問 2 の小問に 1 問入っただけでした。ダイヤグラムを含めて戻ってくる可能性を見ておく枠です
算数の平面図形の求積・面積比の大問 2020 2020 年度は大問 4(台形と平行四辺形の面積比)でしたが、2022・2026 年度は大問 2 の小問に 1 問ずつでした
理科のてこ・つり合い(ばね・浮力を含む) 2022 2020・2022 年度は 2 年続けて大問 1 でしたが、2026 年度は出ていません。この学校で最も繰り返されていた単元が直近で欠けているので、警戒枠の筆頭です。浮力は 2022 年度の大問 1 に 2 問ありました
理科の天体 2022 2020 年度は太陽系と明けの明星、2022 年度は透明半球と太陽の道すじ。2026 年度の地学は地層でした。地学の枠(大問 4)は 3 年とも固定なので、天体か地層かのどちらかが来ると考えるのが自然です
理科の電気回路・気象 精読した 3 年では大問になし 一度も大問になっていません。4 分野を均等に仕上げる理由がここにあります
社会の憲法そのもの 2020 2020 年度の大問 2 は日本国憲法の改正手続きを正面から問いましたが、2022・2026 年度は国会・選挙のしくみが中心でした

10. 形式面の注意

算数

理科

社会

国語(2020 年度の 1 冊のみ)

募集要項の数字(2027 年度)


11. 学年別ロードマップ(小 4 から始めるなら)

やること この学校ならではの点
小 4(土台) 計算の正確さ・平面図形の基本・漢字語彙・短い記述の 5 本。時間を計るのはまだ不要 算数の大問 1・2 が全体の 4 割強を占めるので、計算の精度がそのまま最終的な持ち点になる。小数と分数の混じった式を、途中式を書いて解く癖をここでつける
小 5(幅) 1 週間の形は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本にする。平日 15 分は計算と一行題(つるかめ算・売買損益・仕事算・通過算・旅人算などは受験用教材の単元)、週末 60 分は 8 節の題材表を上から順に一巡する時間に当てる。算数は 計算 → 割合・比 → 食塩水 → 角度・平面図形 → 規則性 → 立体 の順(8 節の大問の並びのとおり)。社会は歴史の通史を 1 本で通す練習を早めに。理科は 4 分野を一巡 算数の大問 3〜6 は毎年入れ替わるので、穴のある単元をつくらないことが直接効く。理科も大問 1 が動くため 4 分野均等が要る。社会は語群つきの空欄補充が中心なので、「書ける」より先に「選べる」状態を広く作るのが効率的。ただし国語は 2021 年度以降の資料が無いので、この段の国語は市販の過去問集で形式を確かめながら進める(→ 13 節)
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降は大問 1・2 を年度を横断して縦に解くのと、年度通しで時間を計るのを併用 大問 1・2 の並びが動かないので、同じ座席を縦に解く練習の効果が出やすい。公民と時事は直前期(11 月〜1 月)に、その年のニュースで上乗せする

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 差がつくのは小 5 での全分野の一巡と、小 4 からの計算の精度です。算数は精読した 3 年とも全問が答えのみで、部分点がありません。つまり途中まで合っていても 0 点という構造で、計算間違いの重みが他校より大きくなります。一方、大問 1・2 の並びが動かないので、直前期に「この位置はこう来る」と決めて対策する余地は大きく、小 6 で時間をかける価値も大きい学校です。社会の歴史は通史 1 本なので、小 5 のうちに時代の順番を体に入れておくと、小 6 で語句の補充に集中できます。


12. この学校と併願するなら

観点は「過去問演習が二重に効くか」だけです。難易度・偏差値帯・通学圏・入試日程の有利不利は扱いません(男女と日程の注記だけ、そのまま載せます)。「同じ問題が出る」という意味でもありません。

使い方の目安です。算数の過去問を増やしたいなら駒沢学園女子・西武台新座、理科なら大妻嵐山・品川翔英、社会なら目白研心・足立学園・東海大付属高輪台。国語はこの学校の資料が 1 年分しかないため、比較そのものができていません(併願候補ページの国語欄が空なのはそのためです)。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界

資料の中の食い違い(気づいた点)


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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