文教大学付属中学校 の過去問分析

文教大学付属中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

文教大学付属中学校 過去問分析(2010〜2025 年度・第 1 回相当)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都品川区
男女 共学
旧称 立正学園中学校・立正学園女子高等学校、立正裁縫女学校(創立時)
入試回と日程・科目 第 1 回 2 月 1 日午前/第 2 回 2 月 1 日午後/第 3 回 2 月 2 日午前/第 4 回 2 月 2 日午後/第 5 回 2 月 4 日午前。いずれも 2 科(国語・算数)または 4 科(国語・算数・理科・社会)の選択です
試験時間・配点 国語 45 分・100 点、算数 45 分・100 点。4 科を選ぶ場合は理科と社会をあわせて 60 分・140 点

上の表は 2027 年度の募集要項による内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

このレポートが分析したのは第 1 回相当の 1 冊だけです。他の回の傾向はこの資料からは分かりません(→ 4 節・13 節)。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)・短答(語句や数値を短く答える形式)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. どの場所に何の種類の問題が来るかが科目ごとに決まっていて、同じ問題が出るわけではありません。算数は大問 4・小問 24 の形が 2017 年から 9 年続いています。
  2. 理科は大問 1 が物理・大問 2 が化学・大問 3 が生物・大問 4 が地学。社会は大問 2 つだけで、大問 1 が地理中心・大問 2 が歴史中心です。
  3. 国語は説明文 1 題+小説 1 題。理科と社会は合わせて 60 分で 60〜66 問を処理するので、時間の練習の比重が大きくなります。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1 の計算 8 問を毎日。8 問を 8 分以内で全問正解できる状態を目標にします。
  2. 理科と社会の 60 分の使い方(どちらから解くか・片方に何分使うか)を、通し演習で決めておきます。
  3. 社会の都道府県と生産量の表を、県名・県庁所在地・位置・特産物・雨温図をセットで固めます。

今週やる 1 つ

  1. 算数の大問 2 の逆算・食塩水の濃度・速さの換算を 3 問ずつ解いて、3 年連続で出ているこの三本柱が手から出てくるか確かめます。

注意

  1. 国語は 2021 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いた国語の話は 2016・2017・2020 年度のものです(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並び・小問の数だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 3 年(2023・2024・2025) 13 年(2010〜2022) 16 年(2010〜2025) 高。数式の細部(分数・かっこ)に転写の揺れがある年がありますが、大問構成と題材の読み取りに支障はありません
理科 3 年(2023・2024・2025) 12 年(2010〜2022 のうち 2013 は無し) 15 年(2010〜2025 のうち 2013 は無し)
社会 3 年(2023・2024・2025) 12 年(2010〜2022 のうち 2013 は無し) 15 年(2010〜2025 のうち 2013 は無し)
国語 3 年(2016・2017・2020) 6 年(2010〜2015) 9 年(2010〜2017・2020) 高。ただし 2021 年度以降の問題文が資料に無く(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)、直近の形式は分かりません

5. 一番大きな結論

この学校の入試は「どの場所に何の種類の問題が来るか」が科目ごとにきれいに決まっています。そして同じ問題が出るわけではありません。設問文の使い回しは算数ではほぼ見られず、数字も設定も毎年作り直されています。決まっているのは並びのほうです。

したがって過去問の使い方は、「出る問題を覚える」ではなく、「同じ場所に来る種類の問題を、単元ごとに仕上げる」+「時間の使い方を身につける」の二つに近くなります。とくに理科と社会は合わせて 60 分で 60〜66 問を処理するので、時間の練習の比重が大きくなります。

一方、毎年作り直されるものもはっきりしています。算数の大問 4 で扱うテーマ(規則性か場合の数か)、理科の各分野の中の単元、社会の入口に使う前年の話題、国語の文章の出典は年ごとに入れ替わります。ここは幅を持って準備します。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前の入り方は 11 節に分けて書きました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の計算 8 問 — ここが 24 問中 8 問を占めます。整数・分数・小数・かっこ・くふう計算の 5 種類が並ぶ形は 3 年連続で変わっていません。時間を計り、8 問を 8 分以内で全問正解できる状態を目標にします。年度をまたいで縦に解くとよく、とくに⑥のかっこ計算と⑧のくふう計算は形がほぼ決まっているので、3 年分並べると手順が見えます。(確認: 〜2025 年度)
  2. [毎日 10 分] 算数・大問 2 の三本柱(逆算(□にあてはまる数を求める計算)・食塩水の濃度・速さの換算) — 3 年連続で出ています。逆算は 3 年とも (1) の位置で「次の式の x にあてはまる数を求めなさい」と x を使った形です。□ に慣れている場合は表記に慣れておきます。毎日 3 問ずつの短い演習にします。(確認: 〜2025 年度)
  3. [週末 60 分] 算数・大問 3 の図形 5 問を「角度 → 面積 → 立体」の順で — (1) は 3 年とも角度です。後半 2 問は 3 年とも立体で、回転体は 2 年連続。円周率は毎年「3.14 とします」の但し書きつきです。回転体と展開図の組み立ては 2 年連続で出ているので、図をかき起こす練習を入れます。(確認: 〜2025 年度)
  4. [週末 60 分] 算数・大問 4(規則性)と「求める過程もかきなさい」への備え — 段に並ぶ数(2024)、カレンダーと曜日(2025)、図形の増え方が主な素材です。①具体の値 → ②「◯◯になるのは何番目か」の逆引き → ③合計や一般化、の 3 段構成に慣れ、自分で問いを立てながら解きます。あわせて「求める過程もかきなさい」は算数で 3 年連続 1〜2 問あるので、式の横に短い日本語(「1 個ずつの差は 50 円だから」など)を添える書き方を、ふだんの演習から決めておきます。つるかめ算(2 種類のものの個数を合計から求める・受験用教材の単元)・過不足算・売買損益・平均算・場合の数も一行問題の形で練習します。長い文章題ではなく 2〜3 行で問われます。(確認: 〜2025 年度)
  5. [週末 60 分] 理科と社会の 60 分の使い方を決める — 理科 28〜31 問+社会 32〜35 問で合計 60〜66 問です。どちらから解くか、片方に何分使うかを、通し演習で決めておきます。ここは科目の力とは別に得点差が出るところです。(確認: 〜2025 年度)
  6. [週 1 回] 理科・4 分野を均等に、記述は理由を 1〜2 文で — どの分野が抜けても大問 1 つぶんの失点になる並びなので、苦手分野を残さないことが最優先です。記述は「なぜその手順を踏むのか」を説明させる形が多く、2025 はアサガオの実験で「一昼夜暗い所に置いた理由」「あたためたアルコールにつける理由」の 2 問が並びました(実験の手順の意味を説明する問いは 2025 に 3 問集中しています)。化学は「表・グラフから比例を読み、過不足の折れ曲がりを見つけ、こさを%で出す」までを一つながりで練習します。3 年連続でここが化学の中心です。地学は 5 問と軽いので、星・月・気象・流水・地層を広く浅く、一つの単元を深追いするより回転を上げます。生物は図とグラフの読み取りとセットで(発芽の条件表、光合成の手順、動物の分類の観点は毎年どれかが出ます)。選択肢の個数指定と文字種指定に線を引く習慣もつけます。(確認: 〜2025 年度)
  7. [週 1 回] 社会・都道府県と生産量の表、歴史の年代の並べ替え、資料を一つ引く記述 — 47 都道府県を、位置・県庁所在地・特産物・気候(雨温図)とセットで漢字で書けるようにします。3 年連続で出ている枠です。生産量の上位県を表から当てる問題はイチゴ・ミカン・モモ(2023)、みかん(2024)、ブドウ・小麦(2025)と 3 年連続なので、都道府県名を伏せて当てる練習を入れます。歴史は「3 番目に古いものを選びなさい」(2023・2025)、「都がつくられた順番」「出来事の順番」(2024)と 3 年連続で、時代ごとの暗記より出来事どうしの前後関係を作るほうが効きます。記述は「資料を一つ引いて理由を 2 文で」。2024 の大問 2 問 17 には「ただし、文中の言葉だけではいけません」という指示が付いているので、表やグラフから数字を一つ持ってきて理由に組み込みます。前年の大きな出来事を 5 つ選び、それぞれ「地理ならどこ、歴史ならいつ、公民ならどの制度」に結び直しておくと、この学校の入口に強くなります。選択肢の「誤っているもの」に印をつける癖もつけます(毎年 2〜4 問あります)。(確認: 〜2025 年度)
  8. [毎日 10 分] 国語・漢字の書き 5・読み 5 と、指示語の記述 — 「カタカナは漢字に直し、漢字は読み方をひらがなで答えなさい」の言い回しは 2017 と 2020 で同文でした。送り仮名つきの訓読み(「タガヤす」「モる」)を落とさないことです。指示語(「そう」「それ」「そのリスク」)の内容は、本文の語を使って 40〜50 字にまとめる練習を。精読した 3 年すべてで出ており、字数指定が必ず付くので、字数感覚を体に入れます。接続語の空欄補充(「つまり」「たとえば」「むしろ」「ところで」の使い分け)、慣用句・語句の意味(体の一部を使う言い回しを軸に)、表現技法(直喩・隠喩・倒置・擬人)も一通り。本文の内容の ○×判定は、選択肢の言い過ぎ(「すべて」「必ず」)に気づく練習が効きます。ただし 2021 年度以降の問題文は資料に無いので、直近の形式は市販の過去問集で必ず確認してください。(確認: 〜2020 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(45 分・100 点・大問 4・小問 24)

年度×大問の題材表(精読した 2023〜2025 年度)

年度 大問 1(計算 8 問) 大問 2(一行問題 8 問) 大問 3(図形 5 問) 大問 4(テーマ 1 つを 3 問)
2023 整数・分数・小数・くふう計算 逆算
割合(クラスの 40% が女子)
速さ(時速 54km は秒速何 m)
数の性質(2 でも 3 でも割り切れる数)
概数(十の位を四捨五入)
食塩水(10% と 5% を混ぜる)
過不足算(みかん)
規則性(棒で三角形・過程を書く)
折り返しの角度/半円と正方形の面積/平行四辺形の中の面積の差/円すいの展開図の角/展開図から立体の体積 正六角形の周を点 P・Q がさいころの目だけ動く(正三角形になる目の出方/直角三角形になる目の出方/どちらが起こりやすいか理由を書く)
2024 整数・分数・小数・くふう計算 逆算
単位換算(1km² は 10m² の何倍)
速さ(30km を 1 時間 15 分)
リボンの分け方(あまり)
食塩水(20g 取り出して水を入れる)
売買損益(30% の利益+消費税 8%)
つるかめ算(りんごとみかん)
場合の数(5 人を 2 グループ・過程を書く)
角度/円が長方形の外側を 1 周した通過部分の面積/正方形 9 個の中の色つき部分/回転体の体積/立方体を積んだ立体の表面積 ある規則で数字を書いた正方形を段に並べる(8 段目の最小の数/100 は何段目か・過程を書く/10 段目の総和)
2025 整数・分数・小数・くふう計算 逆算
速さ(28km を時速 48km)
数の性質(8 の倍数の個数)
売買損益(2 割引にクーポン 10% 引き)
食塩水(水を蒸発させて 15% に)
つるかめ算(りんごと桃)
平均算(4 教科の平均・過程を書く)
場合の数(最短経路)
正三角形と正方形の角/正三角形と正六角形の面積比/円とおうぎ形の面積/直方体に四角柱の穴をあけた体積と表面積・過程を書く/合同な直角三角形の回転体 2025 年 4 月のカレンダー(40 日後の曜日/2027 年 4 月 10 日の曜日/同じ日付が同じ曜日に戻るのは何年後か)

頻出単元と周期

問い方

8-2. 理科(社会と合わせて 60 分・2 科合計 140 点・大問 4・小問 28〜31)

年度×大問の題材表(精読した 2023〜2025 年度)

年度 大問 1(物理) 大問 2(化学) 大問 3(生物) 大問 4(地学)
2023 てこ(記号つきの支点からの位置におもりをつるす・棒 2 本の組み合わせ・くぎぬきの三点)8 問 水よう液(石灰水と二酸化炭素・ろ過の操作の誤り・塩化バリウムと硫酸の反応で生じる沈殿の重さ)6 問 セイヨウタンポポの花茎の動き(外来種・花のつくり・のびのグラフ読み取り)9 問 「銀河鉄道の夜」を引用してはくちょう座(デネブ・天の川・アルビレオの色)5 問
2024 光(鏡に映る人の見え方・光源とかげの大きさ・光の三原色とものの色・白い服が涼しい理由)8 問 水よう液の判別レポート(5 種の特定・中和・アルミニウムと塩酸の量的関係)6 問 文太さんと教子さんのペットの会話(動物の分類・卵生と殻・恒温と変温のグラフ)9 問 気象(「夕焼けの翌日は晴れ」・台風の風向き・発生数のグラフ・ひまわり・アメダス)5 問
2025 物体の運動(表から速さを求める・時間と距離の関係・速さのグラフを選ぶ)7 問 溶解度と再結晶(硝酸カリウム・食塩・ミョウバンの表・こさの計算・とけ残り)9 問 種子の発芽の条件表+アサガオの光合成(一昼夜暗所・アルコール・ヨウ素液)10 問 流水のはたらき(曲がった川の断面・河口の堆積・三角州)5 問

頻出単元と周期

問い方

8-3. 社会(理科と合わせて 60 分・2 科合計 140 点・大問 2・小問 32〜35)

年度×大問の題材表(精読した 2023〜2025 年度)

年度 大問 1(長い会話文・文章+地理中心) 大問 2(長い文章+歴史中心)
2023 先生と生徒が 2022 年に流行したスイーツを語る会話。イチゴ・ミカン・モモの生産量表、小売業態別の販売額グラフ、台湾の形、ボルドーの衛星写真、地熱発電の表、気仙沼と潮目、金沢・高松・名古屋・盛岡の雨温図、食料自給率、地産地消、オンラインショッピングと持続可能性(18 問) 沖縄の日本復帰 50 年。種子島と鉄砲、田中角栄と国交正常化、九州の出来事の年代並べ替え、『隋書』、遣唐使の中止を提案した人物、グスクと世界文化遺産、守礼門の紙幣、選挙権の年齢、米軍基地の課題を説明(17 問)
2024 J リーグ創設 30 周年。外国人労働者数の表、地方公共団体の仕事、病院の地図記号、県庁所在地、政令指定都市、草津温泉、クラブカラーと特産物(みかん)の生産上位県、架空クラブのエンブレムを考えて描く(14 問) 物価の上昇と「世界の結びつき」。国風文化、江戸の輸出品、鎖国下の朝鮮通信使が方広寺の宴に抗議した理由、長篠の戦いの鉛弾、種子島の雨温図、大日本帝国憲法との違い、国際連盟と国際連合の比較表から問題点を指摘、G7 広島サミット(18 問)
2025 パリ・オリンピックの会話。国旗、祭りの位置、漆器、地図記号でエッフェル塔、右岸と左岸、世界自然遺産の島、パリ協定、リアス海岸と養殖業(記述)、ブドウと小麦の生産上位県、貿易相手国の表、内陸県、パリと似た気候の都市、水力発電(17 問) 大阪・関西万博。福沢諭吉、葛飾北斎、旧石器時代、政府・企業・家計の関係図、ペリー来航、渋沢栄一、薩摩藩の単独出展、朝鮮出兵と陶磁器、奈良時代の調、日光東照宮、『源氏物語』、電気自動車が普及しない理由(18 問)

頻出テーマと周期

問い方

8-4. 国語(45 分・100 点。精読したのは 2016・2017・2020 年度)

国語は 2021 年度以降の問題文が資料に無く(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)、ここに書いたのは 2016・2017・2020 年度に限った話です。直近の形式は市販の過去問集で確認してください。大問の数・漢字の置き場所・記述の字数がその後どうなったかは、この資料からは分かりません。

年度×大問の題材表

年度 大問 1 大問 2 大問 3
2016 説明文「“読む”とはどういうことか」9 問(漢字 5 問を含む) 小説(アーケードの大家の娘と本棚・Rちゃん)9 問(漢字 5 問を含む)
2017 説明文 長沼毅『辺境生物はすごい!』9 問 小説 立松和平『鳩がきた日』11 問 漢字 10 問(書き 5・読み 5)
2020 説明文 土井隆義『「宿命」を生きる若者たち』8 問 小説 佐川光晴『四本のラケット』(テニス部のグーパーじゃんけん)8 問 漢字 10 問(書き 5・読み 5)

頻出と問い方


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

周期が上限に達しているものを一つの表にまとめました。最終確認年度は、その単元を原本または集計データで最後に確認できた年度を指します。

科目 単元 直近の出題 最終確認年度 状況
算数 大問 4 の場合の数 2023 2023 年度 2024・2025 は規則性。2 年空き
算数 大問 2 の「割合と比」 2023 2023 年度 2024・2025 では姿を消した。戻る余地がある
算数 通過算・流水算・時計算・仕事算 精読した 3 年に無し 一行問題の 8 枠は毎年入れ替わるので、いつ入ってもおかしくない
算数 円とおうぎ形をまとめて扱う年 2022(集計データ) 2022 年度 2025 に 1 問だけ復帰
理科 星・星座 2023 2023 年度 集計データでは 2020・2022・2023 と続いたあと 2 年空き
理科 電気回路・電磁石 2021・2019(集計データ) 2021 年度 物理の枠に長く来ていない。電磁石は 2019 が最後
理科 人体・こん虫 2024 に動物の分類として一部 2024 年度 単独の大問としては精読した 3 年に無し
理科 燃焼・気体の性質 2022(集計データ) 2022 年度 化学の枠が 3 年続けて「水にとけるもの」寄り。集計上は 2019・2022 が最後
理科 地層・岩石 2018(集計データ) 2018 年度 長く空いている枠。2025 は流水の中に小問として登場
社会 日本国憲法・三権分立のまとまった出題 2019 以前は独立した大問(集計データ) 2019 年度 現在は小問として散る。まとまって戻る余地はある
社会 地形図の等高線・縮尺の計算 精読した 3 年に無し 地図記号は 2024・2025 と 2 年連続で出ているので、地形図そのものの読図に広がる可能性がある
社会 人口ピラミッド・日本国憲法の条文の空欄補充 精読した 3 年に無し 精読した 3 年には出ていない
国語 漢字を独立した大問にするか 2017・2020 は独立、2016 は各文章題の中 2020 年度 置き場所が動く枠。2021 年度以降は資料が無く未確認

10. 形式面の注意

算数

理科

社会

国語

4 科目に共通すること


11. 学年別ロードマップ(小 4 スタートから)

この学校に向けて何をするか
小 4(土台) 計算の正確さを最優先にします。この学校の算数は 24 問中 8 問が計算で、しかも 45 分。整数・小数・分数の四則を、暗算に頼らず筆算で速く正確に処理する習慣をつけ、かっこと中かっこの計算も早めに入れます。図形は入口として、角度(三角形・四角形の内角、平行線)と面積(長方形・三角形・平行四辺形)。大問 3 の (1) が毎年角度から始まるので、角度を「図に書き込んで解く」やり方をここで身につけます。読解は説明文と物語の両方を。この学校は説明文 1 題+小説 1 題で、どちらかに偏った準備は効きません。短い記述として「なぜ?」に 1〜2 文で答える練習を。理科の記述も国語の記述も、根はここです。漢字と語彙は、慣用句(体の一部を使う言い回し)を早めに始めると、国語の知識の枠でそのまま効きます。時間を計った演習はまだしなくてかまいません
小 5(幅) 週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は算数の大問 1 の計算と、大問 2 の三本柱(逆算・食塩水の濃度・速さの換算)を回します。週末 60 分は単元プールの一巡にあてます。8 節の年度×大問の題材表を「小 5 で一度は触っておく単元リスト」として使うのがよく、算数なら逆算 → 食塩水 → 速さ → つるかめ算(2 種類のものの個数を合計から求める・受験用教材の単元) → 過不足算(配り方を変えたときの余り・不足から数を求める・受験用教材の単元) → 売買損益 → 平均算(受験用教材の単元) → 場合の数 → 規則性 → 角度 → 面積 → 立体 → 回転体の順に一巡させます。理科なら 4 分野それぞれの主要単元、社会なら 47 都道府県と通史です。この学校は大問 2 の一行問題に 8 個の枠があり、中身が毎年入れ替わるので、「頻出だけ深く」より「広く一通り」のほうが合います。小 5 はここが本体です。あわせて理由を 2〜3 文で書く習慣を。理科の記述、社会の記述、国語の記述はいずれも「本文・資料の言葉を使って理由を述べる」形なので、答えを出したあとに一言添える癖をつけておくと小 6 で楽になります。ただし国語は 2021 年度以降の問題文が資料に無い(→ 13 節)ので、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください。社会は 2020 年以降の形に合わせます。長い文章を読んで下線部から資料へ飛ぶ作りなので、地図帳・統計資料を引きながら勉強する形に慣れておきます。表とグラフを読む練習もここで。理科・社会ともに図表のある小問が 3〜6 割を占めます
小 6(仕上げ) 7 節の項目がそのまま小 6 の課題になります。夏以降の過去問は、まず「同じ場所を縦に」。算数の大問 1 だけを 3 年分、大問 4 だけを 3 年分というように、座席ごとに縦断すると、この学校の作りが体でわかります。秋以降は年度通しで時間を計ります。とくに理科・社会は合わせて 60 分という枠なので、2 科まとめての通し演習を必ず何回か入れます。社会の 2019 年以前の過去問は大問の数が違うので、単元の演習素材としては使えますが、時間配分の練習には 2020 年以降を使います

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 差がつくのは小 5 での全分野の一巡です。算数の大問 2 は 8 つの枠に毎年ちがう単元が入り、社会は通史と全国の地理を薄く広く問い、理科は 4 分野を 1 題ずつ均等に出します。どの科目も「穴を作らないこと」がそのまま得点になる作りなので、小 5 で単元プールを一巡できているかどうかが、小 6 の過ごし方を変えます。そのうえで小 6 は、算数の計算 8 問と理社 60 分の時間管理という、練習量がそのまま反映される部分に時間をかける価値があります。逆に、特定の難単元を深く掘ることに時間をかける価値は、この学校では相対的に小さくなります。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・通学圏・合格可能性は扱いません。男女と日程の注記は資料の表のまま写しました。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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