北豊島中学校 の過去問分析

北豊島中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

北豊島中学校 過去問分析(2022〜2026 年度・算数 4 年分/国語は 2014〜2016 年度/理科・社会は 2022 年度のみ)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都荒川区
男女 女子校(全日制課程)
入試回と日程・科目 一般 2 月 1 日午前(2 科=国語・算数)
特待 1 回 2 月 1 日午後(2 科)
特待 2 回 2 月 2 日午後(2 科または 4 科。特待の回で 4 科を選べるのはこの回だけ)
特待 3 回 2 月 5 日午後(2 科)
英語での受験 2 月 1 日午後
適性検査での受験 2 月 1 日午後
自己表現入試「好きなこと」 2 月 2 日午後・2 月 5 日午後
試験時間・配点 国語・算数は各 45 分・各 100 点
特待 2 回で 4 科を選んだときの理科・社会は 2 科目あわせて 45 分・各 25 点(あわせて 50 点)
英語での受験は英語 45 分 100 点+英会話 45 分(ネイティブの先生を含みます。英会話の配点は募集要項で確認してください)
適性検査での受験は検査Ⅰ(読解・記述)・検査Ⅱ(分析・思考)が各 45 分 100 点
自己表現入試「好きなこと」はテーマを各自で設定した約 10 分のプレゼンテーションと質疑応答(配点は公表されていません)
面接 一般・特待・適性検査の各回に面接があります(初回のみなど回によって条件が異なります。詳しい条件は募集要項で確認してください)

上の表は 2026 年度の募集要項による内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 算数は精読した 4 年(2022・2023・2024・2026)すべてで大問 7・小問 26〜28 問。27 問前後のうち前半 19 問(大問 1〜3)が、毎年ほぼ同じ設計図で作られています。
  2. 残る大問 4〜7 の 4 枠は毎年作り直され、精読した 4 年で同じ単元が同じ場所に来たことは一度もありません。
  3. 国語も精読した 3 年(2014・2015・2016)とも大問 6 つの並びが同じで、大問 1〜5 の 30 問前後がすべて知識・語彙・パズル、読解は最後の 1 題だけです。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1・2・3 だけを年度をまたいで縦に解きます(計算 8 問・逆算 5 問・一行問題 6 問)。
  2. 国語の大問 1〜5 だけを年度をまたいで縦に解きます(漢字 20 問と熟語・パズル・慣用句・並べ替え)。
  3. 算数の大問 4〜7 に向けて、割合と比・速さ・規則性・平面図形を中心に単元の幅を用意します。

今週やる 1 つ

  1. 算数の大問 3 (1)「小数第 1 位まで計算したときの商とあまり」を 4 年分(2022・2023・2024・2026)続けて解きます。

注意

  1. 精読した冊子には入試回(一般・特待◯回のように、同じ学校が日を変えて行う入試のそれぞれ)の表記が無く、ここに書いたことがどの回のものかは分かりません。国語は 2017 年度以降の問題文が資料にありません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並びだけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 4 年(2022・2023・2024・2026) 0 年 12 年(2010〜2016、2020、2022〜2024、2026) 高。式は数式として起こされていて、分数・小数の細部まで読めます
国語 3 年(2014・2015・2016) 0 年 7 年(2010〜2016) 高。ただし 2017 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)
理科 1 年(2022) 0 年 1 年(2022) 中。図の内容は文字での説明として入っているので、図そのものは見られません
社会 1 年(2022) 0 年 1 年(2022) 中。同上

5. 一番大きな結論

算数は、同じ種類の問題が同じ場所に出ることが、きわめてはっきりしている学校です。 精読した 4 年(2022・2023・2024・2026)すべてで大問は 7 つ、小問は 26〜28 問、そして前半 3 つの大問の中身が完全に同じ役割で並びます。以下ではこれを座席(問題の置き場所)と呼びます。大問の番号ごとに決まった種類の問題が座っている、という意味です。

つまり 27 問前後のうち 19 問(大問 1〜3)は、毎年ほぼ同じ設計図で作られています。ここは「同じ問題が出る」に近いところです。

一方で大問 4〜7 の 4 枠は毎年作り直されます。精読した 4 年で同じ単元が同じ座席に来たことは一度も無く、規則性・割合・つるかめ算(2 種類のものの個数を合計から求める)・時計算・資料の読み取り・速さ・平面図形・円とおうぎ形・図形の移動・売買損益が、年ごとに入れ替わって座ります。ここは「単元の幅を用意する」勉強になります。

国語も、精読した 3 年(2014・2015・2016)は 6 つの大問の並びがまったく同じで、しかも大問 2〜5 の指示文が同じ文です。大問 1 が漢字 20 問、大問 2 が「( )+漢字 1 字」に入る熟語を 4 択で選ぶ 4 問、大問 3 が表から二字熟語をさがすパズル、大問 4 がからだの一部を使った慣用句 4 問、大問 5 が 5 つの文の並べ替え、大問 6 が物語文の読解。大問 1〜5 の 30 問前後がすべて知識・語彙・パズルで、読解は最後の大問 1 つだけ、という作りが 3 年続きます。

したがって、過去問の使い方は次の 2 本立てになります。

  1. 同じ座席の問題を年度をまたいで縦に解く — 算数の大問 1・2・3 だけを何年分も、国語の大問 1〜5 だけを何年分も。ここは形も指示文もほぼ動かないので、反復がそのまま得点に変わります。
  2. 年度通しで時間を計る — 算数は 45 分で 27 問、国語は 45 分で 38 問前後。1 問あたりの持ち時間が短いので、通し演習で「戻らない・詰まったら飛ばす」を体に入れる必要があります。

注意してほしいのは、「同じ問題が出る」のではなく 「同じ種類の問題が同じ場所に出る」 ということです。算数の大問 3 (1) のように数字だけ替えた同じ問題も現に 4 年続いていますが、多くは「同じ座席に同じ作りの別の問題」です。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提にしています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々は基礎(計算の正確さ・漢字語彙・単元の一巡)を先に進めてください。学年別の入り方は 11 節に書きました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [毎日 10 分] 算数・大問 1(計算 8 問)を年度縦断で。 4 年とも 8 問固定で、内容は整数・小数・分数の四則、かっこと分配法則、帯分数のたし引き。2026 は「17 × 2/9 + 10 × 2/9」のように分配法則でまとめる問題が入っていました。1 問 30 秒を目標にします。(確認: 〜2026 年度)
  2. [毎日 10 分] 算数・大問 2(逆算 5 問)を年度縦断で。 精読した 4 年とも 5 問。うち 3〜5 問は素直な逆算で、2022・2023 は 4 問目が比の逆算(「3.5 : □ = 1/5 : 3/7」など)でした。かっこの外にかけ算・わり算が付いた形((□ − 18) × 0.7 = 2.1)を必ず練習してください。(確認: 〜2026 年度)
  3. [毎日 10 分] 算数・大問 3(一行問題 6 問)を年度縦断で。まず (1) は 2022・2023・2024・2026 のすべてで「小数第 1 位まで計算したときの商とあまり」です。あまりの小数点の位置で崩れやすいので、ここは確実に取れる 1 問として単独で 4 年分やります。残り 5 問に出たのは、規則性の数列、三角定規の重なり角、概数、場合の数、速さ、単位換算(cm³ と L、毎分と毎時)、最大公約数、倍数の個数、台形の面積、割合、おつり計算、割引の割合、長方形の周りの長さ、本の読みかけ日数。「1 行で聞かれる基本」を単元横断で 1 日 5 問が合っています。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週末 60 分] 算数・大問 4〜7 は「単元の幅」で準備します。精読した 4 年に出た 16 枠の中身は、規則性 2・割合と比 3・平面図形 2・速さ 2・資料の読み取り 1・時計算 1・つるかめ算 1・図形の移動 1・円とおうぎ形 1・売買損益と仕事算 1・角度 1。割合と比、速さ、規則性、平面図形の 4 つが厚いところです。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週末 60 分] 算数・最後の大問に来る「説明を書かせる小問」。精読した 4 年のうち 3 年(2022・2024・2026)で、最終大問の最後の小問が「求め方を 2 通り答えなさい」「あなたはどのように考えて求めましたか。図や式、言葉などを使って、わかりやすく説明しなさい」という形でした(2023 は無し)。式だけでなく「なぜそうなるか」を 2〜3 行書く練習を、規則性と角度で必ずやっておきます。(確認: 〜2026 年度)
  6. [毎日 10 分] 国語・漢字 20 問を年度縦断で。精読した 3 年とも大問 1 は 20 問で、読みと書き取りが 1 つの大問に混ざっています。年によって配分が変わり、2014 は読み 6・書き 14、2016 は読み 11・書き 9 でした。読みと書きを分けずに 20 問セットで練習します。(確認: 〜2016 年度)
  7. [毎日 10 分] 国語・大問 2〜4(熟語・パズル・慣用句)を年度縦断で。指示文が 3 年とも同じなので、過去問がそのまま練習帳になります。大問 2 は「( )状・( )点・( )性・( )料」のように漢字 1 字を示して、そこにつながる二字熟語を 4 択から選ぶ形。大問 4 は「歯が立たない」「舌をまく」「首を長くする」のような、からだの一部を使った慣用句を 4 択で。大問 3 のパズルは解き方を先に決めておきます。表の中から「上から下」「左から右」の並びで二字熟語を 11 個(2015 は 12 個)さがし、見つけた熟語を塗りつぶすと漢字が 1 字浮かぶ作りなので、塗り残しの形から答えの漢字を逆算できます。時間が無ければ先に浮かぶ字を見にいく手もあります。(確認: 〜2016 年度)
  8. [週 1 回] 国語・大問 6(物語文)は記述 3 問に絞ります。精読した 3 年とも記述はちょうど 3 問で、内容は「なぜそう言ったのか(理由)」「このときの気持ち」「どういうことか(指示語・比喩の言い換え)」の 3 種類。字数指定は精読した 3 年の記述には無く、解答らんの大きさで書く量を決める形です。「本文のことばを使って」という条件が付くことが多いところです。あわせて「想像して答えなさい」という問いにも備えます。2014 の「もし『今の気持ち』を具体的なことばにして伝えたとしたら、どのように言ったと考えられますか」、2016 の「けしゴムを買ったのは何のためだと思われますか」がそれで、本文に直接書かれていないことを本文の流れから推して書く練習が要ります。(確認: 〜2016 年度)

8. 科目別の詳細

「今からやるなら」「しばらく出ていない単元」「形式面の注意」は、科目をまたいで 7 節・9 節・10 節にまとめました。ここは根拠(年度と題材)を置く場所です。

8-1. 算数(2026 年度要項では 45 分・100 点。精読したのは 2022・2023・2024・2026 の 4 年。大問 7・小問 26〜28)

年度×大問の題材表(前半の大問 1〜3・毎年ほぼ同じ)

年度 大問 1(8 問) 大問 2(5 問) 大問 3(6 問)
2022 計算 8 問 逆算 5 問(4 問目は比) (1) 小数の商とあまり/最大公約数/単位換算/代金/速さの単位/面積の倍率
2023 計算 8 問 逆算 5 問(4 問目は比) (1) 小数の商とあまり/数列/三角定規の角/概数/場合の数/速さ
2024 計算 8 問 逆算 5 問 (1) 小数の商とあまり/単位換算/おつり/長方形の周/日数/割引
2026 計算 8 問 逆算 5 問 (1) 小数の商とあまり/おつり/台形の面積/倍数の個数/割合/時間の計算

年度×大問の題材表(後半の大問 4〜7・毎年入れ替わる)

年度 大問 4(2〜3 問) 大問 5(2 問) 大問 6(2 問) 大問 7(1〜3 問)
2022 規則性(red・green を交互に並べる文字列) 割合(所持金の 2/5 を使い、残りの 1/9 を募金) 図形の移動(折り紙を折って切り、広げた形。作図あり) 平面図形の面積(求め方を 2 通り)
2023 平面図形(正方形の土地の中の花だんと通路の幅・面積比) 時計算(短針の動く角度) 割合(本を 1 日目に 1/3、2 日目に残りの 1/3) 売買損益・仕事算(0.7 L 缶と 1.5 L 缶のペンキ)
2024 つるかめ算(クッキーとチョコレート) 資料の読み取り(ハンドボール投げの度数分布グラフ) 速さ(登校途中で忘れ物をして引き返す) 角度(多角形の内角の和・説明を書かせる)
2026 割合と比(子どもと大人の人数比と参加費) 速さとグラフ(新幹線の運行グラフ・停車時間) 円とおうぎ形(1 辺 10cm の正方形+半径 5cm のおうぎ形 4 つ) 規則性(分数を 9 段に並べる・説明を書かせる)

表に出てくるつるかめ算・時計算・売買損益・仕事算などの中身は 用語集 にあります。

座席の固定(4 年連続で確認)

座席 何が来るか 確認できた年
大問 1 「次の計算をしなさい。」+計算 8 問(1 問も増減しない) 2022・2023・2024・2026 の 4 年すべて
大問 2 「次の □ の中にあてはまる数を答えなさい。」+逆算 5 問 4 年すべて
大問 3 大問 2 と同じ導入文で、一行問題 6 問 4 年すべて
大問 3 (1) 「小数第 1 位まで計算したときの商とあまり」(数字だけが替わる) 4 年すべて
大問 4 以降 固定なし。同じ単元が同じ座席に来たことが一度も無い

頻出単元と分量

精読した 4 年・のべ 109 小問のうち、大問 1 と大問 2 の計算・逆算が 52 問(うち 2 問は比を使う逆算)で、およそ半分です。残るうち厚いのは、割合と比(8 問前後)、速さ(5 問前後)、規則性・数列(5 問)、平面図形の面積(5 問)。計算に半分を割り当てる作りが 4 年変わっていません。

よく出る問い方


8-2. 国語(2026 年度要項では 45 分・100 点。精読したのは 2014・2015・2016 の 3 年。大問 6・小問 37〜41)

国語は 2017 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いたのは 2014〜2016 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。

年度×大問の題材表(前半の大問 1〜3)

年度 大問 1 大問 2 大問 3
2014 漢字 20 問(読み 6・書き 14) 「( )状・( )点・( )性・( )料」につながる熟語を 4 択で 4 問 表から二字熟語を 11 個さがす+塗ると浮かぶ漢字 1 字
2015 漢字 20 問(読み 6・書き 14) 「( )費・( )化・好( )・低( )」で 4 問 同じ形(12 個)
2016 漢字 20 問(読み 11・書き 9) 「( )用・( )化・( )点・( )観」で 4 問 同じ形(11 個。小問が 2 つに分かれている)

年度×大問の題材表(後半の大問 4〜6)

年度 大問 4 大問 5 大問 6
2014 からだの一部を使った慣用句 4 問(歯・舌・首・手) 5 つの文の並べ替え((1) と (5) は固定) 物語文の読解 7 問(川の魚クロエと友だち)
2015 同じ形 同じ形 物語文の読解 11 問(夜の川へ出かける少女イズミ)
2016 同じ形(鼻・きも・口・手) 同じ形(丸数字表記) 物語文の読解 7 問(文房具屋と猫と水仙のけしゴム)

座席の固定(3 年連続で確認)

この 4 つの大問(2〜5)は、数値・語句だけを替えて同じ指示文を使い続けています。 国語で 10 問前後がこの形にあたります。

頻出と分量

精読した 3 年で、小問は 37・41・38 問。うち漢字が 20 問で固定、熟語・慣用句・並べ替えが 10 問前後、読解が 7〜11 問。知識・語彙が全体の 4 分の 3 を占めます。

よく出る問い方


8-3. 理科(精読したのは 2022 年度の 1 年のみ)

理科は 2022 年度の 1 冊しか資料にありません。以下はその 1 年に限った観察であり、「毎年こうだ」とは言えません。

大問 小問数 中身
1 8 分野をまたぐ小問集合(こん虫の分類/タンポポの花/川の流れ/天気と気温・湿度/溶解度/中和/熱の伝わり方/滑車)
2 6 植物のはたらき(オオカナダモと BTB 液で光合成と呼吸を調べる実験)
3 8 大地の活動(火山のふん火とマグマ・火成岩/地震の初期微動と主要動・災害)
4 5 気体(水上置換法・図をかく問題・酸素と水素と二酸化炭素の性質と発生)
5 3 電磁石と磁石(方位磁針の向き・導線のまわりの磁界)

大問 5・小問 30。記号選択 57%・答えのみ 37%・図をかく 3%・記述 3%。大問 1 が全分野の小問集合で、大問 2 以降が実験や現象を 1 つ深く掘る、という 2 層の作りでした。

準備するなら、4 分野をまんべんなくやることです。2022 年度で目立ったのは「実験の手順の意味を問う」設問(水をふっとうさせた理由、対照実験を置いた理由)と、「器具を組み合わせて図示する」設問でした。実験の目的と手順をことばで説明できるようにしておく、というのがこの 1 年から言えることです。ただし年数が 1 年しか無いので、市販の過去問集で年度を足してください。


8-4. 社会(精読したのは 2022 年度の 1 年のみ)

社会も 2022 年度の 1 冊しか資料にありません。以下はその 1 年に限った観察です。

大問 小問数 中身
1 12 肖像画 3 枚(飛鳥時代の摂政/室町 3 代将軍/明治の政治家)を軸に、飛鳥から明治までの歴史。京都府の形を選ぶ地理の問題が 1 問混ざる。十七条憲法を現代の生活にどう生かすかの記述 1 問
2 13 年表を軸に古墳・奈良・平安・幕末を扱いつつ、問 5 が甲府の地形図の読図 7 問(地図記号・断面図・縮尺計算・8 方位・内陸県・工業地帯)
3 6 会話文を読んで日本国憲法(三原則・生存権)、国会・三権分立、選挙権年齢、個人情報

大問 3・小問 31。記号選択 48%・答えのみ 45%・記述 2 問(6%)。記述はどちらも字数指定が無く、自分の意見や考えを書かせるものでした(十七条憲法の内容を生活に生かすには/川の近くに神社が多い理由)。

注意してほしいのは、大問 2 の作りです。「年表」の大問ですが、その中の問 5 だけで地形図の読図が 7 問続きます。1 つの大問の中に地理がまとまって入る作りなので、大問の見出しだけで「この大問は地理」「この大問は歴史」と分けると実態を取り違えます。

準備するなら、地形図の読図を 1 セットとして仕上げることです(地図記号・断面図・縮尺の計算・8 方位)。2022 年度はここに 7 問が集まっていました。歴史は人物と時代の対応を、地理は都道府県の形と工業地帯を、公民は憲法の三原則・条文(25 条など)・国会と選挙を。年数が 1 年しか無いので、市販の過去問集で年度を足してください。


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

精読した年数が少ないので、ここは「精読した 4 年(算数)・3 年(国語)の中で、直近に出ていない枠」という限定的な話として読んでください。最終確認年度は、その単元を原本で最後に確認できた年度を指します。

単元 出ていた年 最終確認年度 中身
図形の移動(折り紙・算数) 2022 2022 年度 2022 の大問 6 に出て、2023・2024・2026 では出ていません。この学校で作図の解答らんが出た唯一の例でもあります(折った紙を切って広げた形をかく)
時計算(算数) 2023 2023 年度 2023 の大問 5 に出たきりです。短針・長針の動く角度は、精読した範囲では大問 1 つ分を占める扱いでした
場合の数(算数) 2023 2023 年度 2023 の大問 3 に 1 問のみ。ほかの年では見当たりません
資料の読み取り(算数) 2024 2024 年度 2024 の大問 5。度数分布のグラフから順位と割合を出す作りでした
立体図形(算数) 精読した 4 年には無し 2022・2023・2024・2026 には 1 問も出ていません。資料のある年の自動集計では、より古い年に立体を扱った枠が記録されていますが、原本で確かめていないので断定しません。「出ないもの」として切り捨てるのは危険で、体積・表面積の基本は押さえておくのが安全です
記述(内容説明)の比重の変動(国語) 2014・2015・2016 2016 年度 記述は 3 年とも 3 問で安定していますが、大問 6 の小問数は 7 問(2014・2016)と 11 問(2015)で揺れます。読解の問題数が増える年があると見ておいてください

10. 形式面の注意


11. 学年別ロードマップ(小 4 から始める場合)

小 4(土台)

小 5(幅)

週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は計算と語彙・熟語を毎日、週末 60 分はその週の単元 1 つに充てます。

小 6(仕上げ)

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか

差がつくのは小 4 の計算と漢字、そして小 5 で全分野をひととおり学び終えたかどうかです。算数の 27 問のうち 19 問、国語の 38 問前後のうち 30 問前後が、思考というより「手が覚えているか」で決まる座席に置かれています。ここは早く始めた分だけ確実に積み上がります。逆に、算数の大問 4〜7 と国語の読解は毎年作り直されるので、小 6 の 1 年で仕上げても間に合う性質のものです。小 4・小 5 で前半を自動化しておき、小 6 の時間を後半と記述に回す、という配分がこの学校の作りには合っています。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・合格可能性・通学圏は扱いません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界


北豊島中学校 のページ: 学校トップ / 偏差値 / 併願候補 / 募集要項・入試結果 / 用語集 / 過去問の使い方


数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

北豊島中学校 のページ: 学校トップ / 偏差値(4 出所併記) / 過去問分析 / 併願候補 / 募集要項・入試結果 / 校風・理念

索引: 出題スタイル別 / 単元別 / 問い方別 / 同じ場所に同じ種類の問題 / 入試結果の公表状況 / 国語の出典 / 校風キーワード / 旧称 / 入試日程 ・ 共通: 過去問の使い方 / 用語集 / 資料の限界 / 方法論 / トップ