昌平中学校 の過去問分析

昌平中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

昌平中学校 過去問分析(2011〜2025 年度・第 1 回一般入試・15 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 埼玉県北葛飾郡杉戸町
男女 共学
入試回と日程・科目 第 1 回一般 1 月 10 日午前・第 2 回一般 1 月 11 日午前: 4 教科、または 2 教科(国語・算数)の選択/第 1 回グローバル 1 月 10 日午前: 3 教科(国語・算数・英語)/第 1 回 T クラス 1 月 10 日午後: 4 教科(2027 年度募集要項)
試験時間・配点 一般入試は 国語 50 分 100 点・算数 50 分 100 点・理科と社会が合わせて 50 分で各 50 点。グローバル入試は国語・算数・英語が各 50 分 100 点。T クラス入試は理科と社会を合わせて 60 分
T クラス入試の合格 合格はスカラシップのみです

いまの小 6 は 2027 年 1 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 算数と社会は、同じ種類の問題が同じ場所に出る度合いがとても強い学校です。算数は「6 大問・23 問」の並びが 2011 年から崩れず、大問 3 が規則性・大問 6 が速さという座席(問題の置き場所)が 2013 年以降ほぼ動いていません。
  2. 社会も 4 大問・42 問前後で、大問 1 が地理 → 大問 2 が古代〜安土桃山の資料 → 大問 3 が江戸〜現代の年表 → 大問 4 が公民、という並びが 2020〜2025 の 6 年で同じです。並べ替えの 2 問は 6 年とも同じ設問文で置かれています。
  3. 理科は分野の座席(地学 → 生物 → 化学 → 物理)が固定で、中の単元だけが毎年入れ替わります。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 3(数列)と大問 6(旅人算)を、年度をまたいで縦に解きます。
  2. 社会の大問 2・大問 3 の並べ替えを 6 年分そろえます。
  3. 理科は表から数値を出す計算(蒸散量・光合成量・反応量・ふりこの周期)を 4 年分。

今週やる 1 つ

  1. 2025 年度の算数の大問 3 と大問 6 を解いて、三段の (1)(2)(3) がどこまで届くかを確かめます。

注意

  1. 理科と社会は合わせて 50 分で 60 問を超えます。国語は 2021 年度までの資料しかなく、直近 4 年の形は分かりません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並びと問数だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 備考
算数 4 年(2022〜2025) 11 年(2011〜2021) 15 年(2011〜2025) 全年度が「6 大問・23 問」(2011 のみ 24 問)。2014・2025 は転写の確度がやや低いが、大問構成と題材は他年と整合。2020 は 8-1 節の記述のために一部を読み直した
理科 4 年(2022〜2025) 10 年(2012〜2021) 14 年(2012〜2025。2011 は資料なし) 全年度 4 大問。小問は 19〜35(2019 以降は 19〜22)。転写の確度が低い年が 14 年中 10 年あり、古い年の単元の記録は粗い
社会 3 年(2023〜2025) 12 年(2011〜2022) 15 年(2011〜2025) 全年度 4 大問・37〜43 問(2017 以降は 41〜43)。2023〜2025 は全文、2020〜2022 は導入文と一部の設問だけ読み直した
国語 3 年(2018・2020・2021) 6 年(2011〜2016) 9 年(2011〜2016・2018・2020・2021) 2017・2019 年度と 2022 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。直近 4 年は市販の過去問集での補完が前提

5. 一番大きな結論

同じ座席(問題の置き場所)に同じ題材の問題が、数値や資料だけ変えて毎年出る度合いが、算数と社会でとても強い学校です。

ここで言っているのは「同じ問題が出る」ではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」ということです。したがって、この学校の過去問の使い方は「出る問題を覚える」に最も近くなります。算数と社会は、同じ座席の問題を年度をまたいで縦に並べて解く(算数の大問 3 だけを 10 年分、社会の大問 4 だけを 10 年分…)のが効率のよいやり方です(回し方は 過去問の使い方)。理科だけは分野の座席が固定で単元が循環するので、分野ごとに単元をひととおりさらう読み方に切り替えます。時間配分の練習は、理科と社会が合計 50 分で 60 問超という量なので、通し演習で体に入れる価値があります。

科目ごとの違い

科目 形式の固定度 中身の性格 最初に時間をかける価値があること
算数 非常に高い。6 大問 23 問(5-6-3-3-3-3)が 15 年、答えのみ、記述・作図なし 座席ごとに同じ題材を数値替え。大問 3 は三段の設問文まで同じ、大問 6 は旅人算(速さの違う 2 人が出会う・追いつく問題)の三段 大問 3 の数列三段と大問 6 の旅人算三段を縦に。大問 2 の 6 枠(単位換算・平面・立体を含む)を失点ゼロに
理科 高い。4 大問・19〜22 問(近年)。選択 55%/短答(語句や数値を短く答える形式)45%(資料のある年の集計) 分野の並びは固定、単元は 2〜6 年で循環。表から数値を計算させる小問が毎年 表・グラフからの計算(蒸散量・光合成量・反応量・ふりこの周期)と、地学(太陽・星・地層・川)
社会 非常に高い。4 大問・42 問前後、選択 62%/短答 38%、記述 0(15 年) 大問ごとに導入形式と定番の問い(並べ替え 2 問・雨温図・県庁所在地・全国 1 位農産物・「漢字○字で」の用語)が固定 大問 2・3 の並べ替えと大問 4 の三権・憲法用語(漢字指定)。大問 1 の都道府県あて
国語 高い(2021 年まで)。6 大問・40 問前後・50 分。記述は 2018 の 1 問だけ 抜き出し(字数指定)と 4 択が交互。後半 4 大問は知識の固定枠 後半 4 大問(語彙・文法/主述・修飾/ことわざ/漢字 10)を資料のある 9 年分。ただし 2022 以降は未確認

科目ごとに求められるものはそろっています。4 科目とも「速く正確に処理する」試験で、記述で考えを書かせる問題はほぼありません。差がつくのは、算数の大問 3〜6 の (3)、理科の計算小問、社会の並べ替えと漢字指定の用語、国語の抜き出しの字数合わせです。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に進めてください。同じ座席の問題を縦に解く演習は小 6 の夏以降が目安です。学年別の順序は 11 節にまとめました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を確認できている最後の年度です。

  1. [週末 60 分] 算数・大問 3「あるきまりにしたがって並べた数列」の三段 — 2022〜2025 の 4 年とも (1)「最初から数えて N 番目に現れる整数」または「初めて X が現れるのは何番目」、(2)「X が現れるのは何番目」または「N 番目の数」、(3)「N 番目から M 番目までの和」「偶数の和」です。並べ方は群数列(同じ数のまとまりごとに区切って並べた数列。2022: 1,3,3,5,5,5,…/2023: 1,2,1,3,2,1,…/2024: 1〜5, 2〜6, 3〜7,…/2025: 3 と 2 を交互に足す)で毎年替わりますが、設問文は同じです。2013 年以降の大問 3 だけを縦に解き、並べ方を見て「群に分ける/周期を数える/等差で割る」を判断し、(3) の和は「群ごとの和×群数+端数」で処理します。(確認: 〜2025 年度)
  2. [週末 60 分] 算数・大問 6 の旅人算の三段 — 2022 往復 2 人の 2 回目の出会いと追いつき、2023 忘れ物と兄の自転車、2024 一本道を 3 人が往復、2025 忘れ物と兄の自転車。(1) 速さか道のり、(2) 時刻か速さ、(3) 出会いの位置か道のり、の三段です。線分図で「出会うまでの 2 人の道のりの和」「追いつくまでの差」を立式する練習を 4 年分。(確認: 〜2025 年度)
  3. [週末 60 分] 社会・大問 2 の資料並べ替えと大問 3 の年表並べ替え — 6 年連続(2020〜2025)で同じ設問文です。資料は 大仏・正倉院・遣唐使の航路・貝塚・大仙古墳・元寇の絵・勘合・能・書院造・十七条憲法・太閤検地・道長の和歌など定番の写真と史料。年表は 1600 年前後〜1990 年代で、空欄の期間に入る 4 つのできごと(薩長同盟・大日本帝国憲法の発布など)を古い順に並べます。資料の写真は「何時代の何か」を即答できるまで、年表は江戸初期〜1990 年代の主要事項を年代順に自作するところまで。(確認: 〜2025 年度)
  4. [週 1 回] 社会・大問 4 の三権と憲法の用語を漢字で — 「漢字 2 字」「漢字 3 字」「漢字 4 字」の指定つき短答が毎年出ます(2020 予算・閣議、2021 立法ほか、2023 図中の X、2024 会話中の語 4 字、2025 図中の B・C・D)。国会・内閣・裁判所の関係図、被選挙権の年齢表、直接税と間接税、義務教育の年数、前年の国際会議(2025 G7 サミット・SDGs)まで。三権と憲法の用語(予算・閣議・立法・最高法規・国民主権など)を「漢字○字」で書けるようにし、衆参の違い・被選挙権の年齢・直接税と間接税は表にします。前年の出来事は「制度に翻訳して」1 問分だけ(G7 の開催国とメンバー、参院選と与党、予算の最大支出項目)用意すれば足ります。(確認: 〜2025 年度)
  5. [週末 60 分] 理科・表から計算する小問 — 蒸散量(2025 大問 2: 試験管 A〜D のワセリンの塗り分けから葉の裏側・両面の減少量)、光合成と呼吸(2024 大問 2: 温度別の酸素増減の表)、石灰石と塩酸の量的関係(2025 大問 3: 必要な塩酸の体積・炭酸カルシウムの純度%)、金属の酸化の比(2022 大問 3: マグネシウム・銅と酸素の重さの比)、ふりこの周期(2023 大問 4: 表の空欄を埋める)、ばねの直列(2022 大問 4)を 4 年分。「小数第 1 位を四捨五入し整数で」の桁指定つきなので、指定に合わせて答えるところまで練習します。あわせて、地学は太陽の動き(透明半球・棒のかげ・南中時刻)と星の日周・年周(1 か月後の同じ位置は 2 時間早い)を「時刻と角度」で計算できるように、地層の柱状図と傾きも 1 回。化学は「中和のグラフ/石灰石と塩酸の表/金属と水溶液の判別」の 3 本を定石表 1 枚に。生物は植物のはたらき(蒸散・光合成の対照実験)と人体(目・肺)を優先し、こん虫の分類を復活に備えて 1 年分。物理は「ばね・ふりこ」の表読みと「光の反射・鏡」の作図的な考え方、電流と磁針は右ねじの向きを図で確かめます。(確認: 〜2025 年度)
  6. [毎日 10 分] 算数・大問 1 と大問 2 の枠を枠ごとに、大問 4・5 は (1)(2) から — 大問 1 の 5 つの枠(整数の四則・小数×整数の差・帯分数の加減 3 項・分数と小数の乗除の混合・逆算(□にあてはまる数を求める計算))を毎日 1 セット。帯分数の加減 3 項と分数×小数の混合が主戦場です。大問 2 は 6 枠を枠ごとに 5 年分そろえます。(2) 単位換算(3.8 dL→cm³/3.7 a→m²/4.1 ha→m²/2.8 dL→cm³)は dL・a・ha を含めて表で覚え、(5) 平面図形(折り返しの角度 2023、正方形と直角三角形の面積 2024、三角形の角 2025)、(6) 立体(四角すい台 2022、立方体を切った立体 2023、正八面体 2024、円すいの表面積 2025)。頭の (1)(3)(4) は割合・売買損益・食塩水・比の文章題・平均算・比例と入れ替わります。大問 4・5 は (1)(2) を落とさない練習を先に置き、(3) の「かげをつけた部分の面積」「表面積」は時間が残ったら。大問 4 は 2024・2025 とも (3) が「かげをつけた部分の面積」、大問 5 は 2022〜2025 の 4 年とも (2) か (3) に表面積が入ります(積み木は 2022 段状に積む・2024 投影図から個数、直方体の切断は 2025、回転体は 2023)。(確認: 〜2025 年度)
  7. [週 1 回] 社会・大問 1 の都道府県あて — 毎年 A〜F(または H)の短文に下線と空欄が入ります。雨温図(2025 長野市)、県庁所在地を漢字で(2024 石川県)、全国 1 位の農産物のグラフ(2023 静岡・2024 千葉・2025 熊本)、工業地帯の出荷額の構成グラフ(2023 大工場と中小工場・2024 京葉・2025 阪神)、伝統的工芸品(2024 輪島)、北方領土(2024・2025)、関東地方の白地図で県名(2025)。47 都道府県の県庁所在地(漢字)・全国 1 位の農産物・伝統的工芸品・工業地帯の出荷額の構成・雨温図をセットで覚え、北方領土 4 島の名前と位置も。(確認: 〜2025 年度)
  8. [週 1 回] 国語・後半 4 大問と読解の抜き出し — 後半 4 大問を資料のある 9 年分。大問 3(埼玉県出身の作家の短文+語彙・慣用句・熟語の組み立て・品詞 5 問)、大問 4(主語と述語の関係/線をつけた語がかかることば、各 5 問。2020・2021 は 2 問が同じ問い方)、大問 5(ことわざの意味を A・B の語句の組み合わせで作る 5 問)、大問 6(読み・書き混合の漢字 10 問)。ことわざ・慣用句(体の部分・動物)、熟語の組み立て、品詞の識別、主述と修飾を知識として固め、漢字は読み・書きの両方、とくに送り仮名つきの訓読みを重点的に。読解 2 題の抜き出しは「文中から五字で書きぬきなさい」「四十七字で探し、最初と終わりの三字を」「次の文の a〜c にあてはまることばを文中から指定の字数で」の形が 2020・2021 の物語・説明文の両方にあり、「字数指定を見る→該当箇所を機械的に探す→句読点を数える」の手順を体に入れます(穴埋めの形は前後の語をヒントに)。2022 年度以降の大問数・記述の有無・大問 3 の「埼玉県出身の作家」の継続は、この資料からは分からないので、市販の過去問集で必ず確認してください。(確認: 〜2021 年度)

8. 科目別の詳細

各科目の形式面の注意は 10 節に、しばらく出ていない単元は 9 節に、家でやることは 7 節にまとめました。

8-1. 算数(50 分・6 大問 23 問・答えのみ)

年度×大問の題材表(設問文を読み直した 2022〜2025)

年度 大問 1(計算 5) 大問 2(小問集合 6) 大問 3(規則性 3) 大問 4(平面図形 3) 大問 5(立体 3) 大問 6(速さ 3)
2025 整数−(整数−整数)+整数/小数/帯分数の加減/分数×小数の混合/逆算 売買損益(値引き%)
2.8 dL→cm³
平均算(4 教科)
直方体の体積(比)
三角形の角(同じ印)
円すいの展開図の表面積
1,3,6,8,11,13,…(3 と 2 を交互に足す): 25 番目/183 は何番目/100 番目までの偶数の和 平行四辺形と辺の 3 等分点: 線分比/三角形の面積比/かげの面積 直方体の切断(3 等分点を通る平面で 2 度切る): 体積比/表面積/体積 忘れ物と兄の自転車: 兄の分速/気づいた時刻/家から駅の道のり
2024 同じ作りの 5 問(52−(34−6)+19 …) ばねののび(比例)
4.1 ha→m²
食塩水(水を蒸発)
男女の比
正方形と直角三角形の面積
正八面体の体積
1〜5, 2〜6, 3〜7,…(5 個ずつの群): 42 番目/4 回目の 21 は何番目/113〜147 番目の和 半径 6 cm と 4 cm の半円: 台形の面積/面積比/かげの面積 投影図(真上・正面・右横)の積み木: 最少個数/最多のときの体積/表面積 一本道を 3 人が往復: 道のり/さとる君の分速/2 回目の出会いの位置
2023 同じ作りの 5 問(41−(23−7)+18 …) 1 割 5 分
3.7 a→m²
売買損益(先月の定価)
カードのやりとり(比)
正三角形の折り返しの角度
立方体を 4 平面で切った立体の体積
1,2,1,3,2,1,4,3,2,1,…: 初めて 8 が現れる番目/50 番目の数/50 番目までの和 正方形の辺上の 4 点と交点: 角度/線分比/四角形の面積 正方形を組み合わせた図形の回転体: 立体の形を選ぶ/表面積/別の軸での体積 忘れ物と兄の自転車: 家から駅の道のり/よしこさんの分速/気づいた時刻
2022 同じ作りの 5 問(73−(8+24)−16 …) 本の残りページ(分数)
3.8 dL→cm³
売買損益(仕入れ値)
男女の比
点対称の図形の中心
四角すい台の体積
1,3,3,5,5,5,7,7,7,7,…: 初めて 13 が現れる番目/40 番目の数/40〜70 番目の和 正方形の折り曲げ: 等しい角をすべて選ぶ/線分の長さ/台形の面積 立方体を段状に積む: 5 段の最下段の個数/7 段の体積/9 段の表面積 往復する 2 人: 1 回目の出会い/道のり/追いついた地点

表に出てくる旅人算・群数列・売買損益・平均算・逆算などの中身は 用語集 にあります。

2013〜2021 について(転写の記録と 2020 年度の読み直しによります): 大問 1 計算・大問 2 割合中心の小問集合・大問 3 規則性・大問 4 平面図形(2023 は角度)・大問 5 立体(2017・2023 回転体、2012・2021 水量)・大問 6 速さ(2019 は流水算)の座席は 2013 年から同じです。2011・2012 は大問 3〜6 の顔ぶれが違う(2011: 場合の数・円とおうぎ形・立体・売買損益、2012: 過不足算・平面・水量・速さ)ので、縦断演習の素材は 2013 年以降を使います。

大問 1・2 の枠

位置 内容(2022〜2025 で確認)
1-(1) 「整数 − (整数 − 整数) + 整数」の同じ作り(2022 のみ 73−(8+24)−16)
1-(2) 小数×整数の差(1.5×3−0.75×5 など)
1-(3) 帯分数の加減 3 項
1-(4) 分数と小数の乗除の混合
1-(5) 逆算(□にあてはまる数を求める計算)
2-(1) 割合・比例・売買損益の 1 行問題(数行で終わる短い文章題)
2-(2) 単位換算(dL↔cm³、a・ha↔m²)4 年連続
2-(3) 売買損益・食塩水・平均算
2-(4) 比の文章題(男女の人数・カードのやりとり)/2025 は直方体の体積
2-(5) 平面図形(角度・面積・対称)
2-(6) 立体図形(体積・表面積)

頻出単元と周期(15 年)

問い方


8-2. 理科(社会と合わせて 50 分・4 大問・19〜22 問)

年度×大問の題材表(設問文を読み直した 2022〜2025)

年度 大問 1(地学) 大問 2(生物) 大問 3(化学) 大問 4(物理)
2025 太陽の動き(会話文・透明半球の記録点の角度・冬至の日の出・棒のかげの動き・南中時刻) 蒸散(会話文・試験管 A〜D のワセリンと油・気孔と孔辺細胞・葉の裏側と両面の減少量) 石灰石と塩酸(重さの表・発生する気体の名前と性質・必要な塩酸の体積・炭酸カルシウムの純度%) 電流と方位磁針(導線の向きを変えたときの N 極の向き・コイルの周り)
2024 地層(等高線の地図とボーリング柱状図・堆積岩・小石が丸い理由・アンモナイトの時代・地層の傾き・火山灰層の深さ) 光合成と呼吸(水草と BTB 液・対照実験の理由・温度別の酸素増減の表から倍率と最大温度) 粉末 5 種と液体 3 種の判別(アルミニウム・石灰石・銅・食塩・鉄/塩酸・水酸化ナトリウム水溶液・水・蒸発残留物の色) 光(鏡に映る自分までの距離・鏡に見えるマーク・2 枚の鏡の反射と回転角)
2023 川の流れ(会話文・地形のスケッチ・浸食と運搬・扇状地・液状化が起こりやすい地形) 目のつくり(断面図の各部・水晶体の厚さ・光を感じる部分・ひとみ) 中和(【実験 1】【実験 2】・グラフ・残る固体の名前・中性のときの濃度%・水酸化ナトリウム水溶液の濃度%・濃縮後の中和量) ふりこ(表 2〜4 の空欄・長さと周期の関係・ふれはばと重さの条件)
2022 星の動き(12 月 30 日 22 時の南の空・恒星・赤い星・4 時間後の向き・1 か月後の同じ位置の時刻・冬の大三角) 呼吸(吸う息とはく息の石灰水・気体 E・肺胞・1 分間に肺に入る空気と酸素の量) 金属の酸化(【実験 1】【実験 2】・マグネシウムと銅の重さと酸素の比・未反応の銅・混合物の計算) ばね(電子てんびんの値とのび・直列 2 本の長さ・全体を 55 cm にするおもり)

分野の並び: 「地学→生物→化学→物理」が 2022〜2025 の 4 年で同じです。記録では 2012〜2017 は生物が大問 1・地学が大問 2 で、2018 以降に地学が先頭に移りました。物理はどの年も大問 4 です。化学の座席(大問 3)は 2013 実験器具・2016 地層を除いて化学。近年ほど並びがそろっています。

単元の記録(2012〜2021・読み直していない年を含む): 地学は 星(2012・2022)・地層(2013・2016・2024)・月(2014・2019)・気象(2015・2017)・太陽(2018・2025)・惑星(2020)・地震(2021)・川(2023)。生物は こん虫(2014・2015・2017・2018・2020)・植物(2012・2013・2024・2025)・人体(2016・2019・2021・2022・2023)。化学は 中和(2012・2018・2021・2023)・気体(2015・2019・2022・2025)・金属と水溶液(2014・2017・2024)・質量保存(2020・2022)・溶解度(2016)。物理は てこ(2012・2021)・光(2013・2024)・音(2014・2019)・電磁石(2015・2025)・電気回路(2016・2020)・ふりこ(2017・2018・2023)・ばね(2022)。

頻出単元と周期

問い方


8-3. 社会(理科と合わせて 50 分・4 大問・42 問前後・記述なし)

年度×大問の題材表

年度 大問 1(地理・都道府県あて) 大問 2(古代〜安土桃山の資料) 大問 3(江戸〜現代の年表) 大問 4(公民+前年の出来事)
2025 日本の川 8 本(信濃川〜太田川): 長野市の雨温図・信濃川が通る平野名・熊本の全国 1 位農産物・四国 4 県の統計・北方領土の島名・コシヒカリのルーツの県・山形の祭り・関東の白地図で県名・日本最大の湖・阪神工業地帯のグラフ・広島県の誤文・河口の地形名 A〜J: 道長の和歌・奈良の大仏・能・遺跡の位置・古墳時代・太閤検地(2 問)・金閣の人物・承久の乱・租庸調・遣唐使の航路/A〜E の並べ替え 1615〜1997 の年表: 外様大名・出島とオランダ・『古事記伝』・地租改正の内容・期間 E の並べ替え・日清戦争・関税自主権(漢字 5 字)・普通選挙法・日中戦争・沖縄復帰の年・京都会議 国会・内閣・国民の関係図: 衆議院の誤文・B(漢字 3 字)・C(漢字 2 字)・D(漢字 2 字)・2023 年度予算の最大支出/2024 年 G7 サミットの非メンバー/SDGs の「持続可能」(漢字 2 字)
2024 半島 A〜F(能登半島〜): 石川県の県庁所在地(漢字)・輪島市の伝統的工芸品・瀬戸内海最大の島・米の収穫量の表・知床・北方領土を支配する国・鹿児島の漁港・カタカナの地形語・千葉の全国 1 位農産物・京葉工業地域のグラフ・愛知県の誤文・海流名 A〜I: 源義経・貝塚・大仙古墳・勘合(2 問)・寺院を建てた人物と時代(2 問)・高床倉庫・元寇の世紀・正倉院・能/A〜E の並べ替え 1603〜の年表: 征夷大将軍・島原の乱の将軍・『解体新書』の原書の国・期間 D の並べ替え・西郷隆盛・地租改正・大日本帝国憲法の誤文・地図で国を選ぶ・組織名・条約に調印した首相・組織名 わかなさんとともつさんの会話(国民の権利と義務): 最高法規・漢字 4 字・平和主義の条数・被選挙権(2 問)・義務教育の年数(算用数字)・直接税と間接税
2023 工業 A〜F(中京工業地帯〜): 三重県の四大公害病・都市名・兵庫県の世界遺産・大工場と中小工場のグラフ・新宿や渋谷を指す語・4 つの港の統計・製鉄所名・石炭の輸入先・中国四国の自然(2 問)・静岡の全国 1 位農産物・焼津の位置 A〜G: 鎌倉幕府・書院造・鑑真と唐招提寺(2 問)・吉野ヶ里と弥生時代(2 問)・平等院と国風文化(2 問)・十七条憲法の空欄(漢字 2 字)・長篠の戦いと鉄砲(2 問)/A〜E の並べ替え 1635〜の年表: 参勤交代・『古事記伝』・期間 C の並べ替え・地租改正の前の税・西南戦争・国名・普通選挙の範囲・盧溝橋・原爆投下都市を 2 つ・1972 年の出来事・瀬戸大橋 はるかさんとゆうきさんの会話(選挙制度): 参議院の誤文・数字・マスメディア・2022 年参院選時点の与党を 2 つ・議院内閣制の図の X(漢字 2 字)と Y・韓国の国旗・2022 年 11 月時点の米大統領
2022 江戸から始まる A〜F の文章(マスメディアの語など) A〜G(万葉集の歌・遣唐使の航路ほか)/A〜E の並べ替え 1600〜の年表・期間 F の並べ替え なおみさんの図(地方の政治と国の政治): 首長・「国権の最高機関」・閣議・条例の請求
2021 千葉県から始まる A〜F の文章(ユネスコをカタカナで) A〜G(北条政子の言葉・東求堂ほか)/A〜E の並べ替え 1637〜の年表・五箇条の御誓文の X・Y(漢字 2 字)・期間 D の並べ替え やすよさんの資料(国会・内閣・裁判所): 立法(漢字)・漢字 3 字・4 字・5 字・裁判所の独立
2020 琵琶湖から始まる A〜I の文章 A〜G(正倉院の宝物・遣唐使の航路と唐の都)/A〜E の並べ替え 1603〜の年表(征夷大将軍・来航禁止の国)・期間 D の並べ替え・組織名(漢字 4 字)・漢字 3 字 たかしさんの資料(国会・内閣・裁判所): 予算(漢字 2 字)・漢字 3 字・閣議・漢字 2 字・違憲審査

2020〜2022 は導入文と一部の設問だけを読み直したため、題材は部分的です。2011〜2019 は記録上、大問 1 地理・大問 2 古代〜中世・大問 3 近世〜近現代・大問 4 公民の並びが 2018 年以降そろい、それ以前は大問 2 に鎌倉・室町、大問 3 に江戸や安土桃山が来る年があります。

頻出単元と周期

問い方


8-4. 国語(50 分・6 大問・40 問前後。2011〜2021 の 9 年のみ)

問題冊子を読み直したのは 2018・2020・2021 の 3 年です。2022 年度以降は資料が無く、以下は 5 年前までの傾向になります。国語は資料が少なく、他科目より薄い分析にとどまります。

年度×大問の題材表

年度 大問 1(物語) 大問 2(説明文・随筆) 大問 3(埼玉ゆかりの作家の短文+知識 5 問) 大問 4 大問 5 大問 6
2021 兄妹三人の部屋割りと引越し(11 問: 抜き出し 4・選択 7) マイクロプラスチックとカタクチイワシ(10 問: 抜き出し 6・選択 4) 長嶋有(俳号の話): 「いぶかしく」の使い方・「ない」の識別・「口を極め」と同じ意味の慣用句・「春雨」と同じ組み立て・「軽やかな」と同じ品詞 主語と述語の関係 5 問/かかることば 5 問 ことわざの意味を A・B の組み合わせで 5 問(あぶはち取らず・どんぐりの背比べ…) 漢字 10(読み 5・書き 5)
2020 桜島の火山灰と綴りの宿題(12 問: 抜き出し 7・選択 5) 「こんな自分、イヤだ」青年期の自己(10 問: 抜き出し 6・選択 4) 小林深雪(高校の廊下): 「心が弾んだ」と同じ慣用句・「録音」と同じ組み立て・「身にしみて」の使い方・「かっと」と同じ働き・「真剣」と同じ品詞 主語と述語の関係 5 問/かかることば 5 問 ことわざの意味を A・B の組み合わせで 5 問(人のふり見て我がふり直せ…) 漢字 10(読み 4・書き 6)
2018 下級生と「俺」と山本(10 問: 抜き出し 3・選択 6・記述 1) ベーシストと寿司店・言葉の細分化(9 問: 抜き出し 4・選択 5) 石井桃子(戦争がおわった): 「の」の働き・「推量」と同じ組み立て(すべて選ぶ)・「有無を言わせず」の使い方・「ぎょうてんして」の意味・「みるみるうちに」がかかることば 季語・年中行事の語 3 問/敬語 2 問 体の部分を使った慣用句の空欄に漢字 1 字 5 問(〔顔〕にどろをぬる…) 漢字 10(読み 5・書き 5)

記録では 2011〜2016 も 6 大問(2016 のみ 7)で、読解 2 題+慣用句・文法・熟語・漢字の知識大問という並びは同じです。2015 は 47 問と多くなっています。

頻出と問い方


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

周期が上限に達しているものを並べました。最終確認年度は、その単元を最後に確認できた年度です。

科目 単元・座席 出ていた年 最終確認年度 状況
算数 大問 6 の流水算 2019(記録) 2019 年度(記録) 旅人算に戻って 6 年。設定が舟になっても三段の作りは同じ
算数 大問 5 の回転体 2017(記録)・2023 2023 年度 6 年周期なら当面低め。積み木・切断が続く
算数 大問 5 の水量 2012・2021(記録) 2021 年度(記録) 大問 5 に戻る候補の 1 つ
算数 大問 4 の折り紙 2022 2022 年度 2023〜2025 は交点・半円・平行四辺形。折り返しの角度は大問 2 (5) に 2023 で出ている
算数 大問 2 の食塩水 2014(記録)・2024 2024 年度 2024 に 10 年ぶりに戻った。2025 は出ていない
理科 こん虫・動物の分類 2014・2015・2017・2018・2020(記録) 2020 年度(記録) 5 回出て 2021 以降 5 年なし。生物の座席(大問 2)は人体・植物が続いている
理科 電気回路・電流のはたらき 2016・2020(記録) 2020 年度(記録) 2025 の電流と方位磁針は磁石寄り。回路そのものは 5 年なし
理科 2014・2019(記録) 2019 年度(記録) 5 年周期なら 2024 前後だったが未出
理科 2014・2019(記録) 2019 年度(記録) 地学の座席は 2022 星・2023 川・2024 地層・2025 太陽。月は 6 年なし
理科 溶解度 2016(記録) 2016 年度(記録) 化学の座席は中和・気体・金属と塩酸が回っている
社会 大問 4 の地方自治 2022 2022 年度 首長・条例の請求。2023 以降は国政中心
社会 大問 4 の財政・予算 2020・2025 2025 年度 2025 は「当初予算で最も支出額が多い項目」の 1 問。予算・税の大問は 2020 以来
社会 大問 4 の世界の国旗・各国の首脳 2023 2023 年度 2023 の韓国の国旗と 2022 年 11 月時点の米大統領。2024・2025 の大問 4 では出ていない
国語 記述 2018(十字程度×2) 2018 年度 2020・2021 はゼロ。復活しても短い
国語 敬語・季語 2018 2018 年度 大問 4 の枠は 2020・2021 で主述と修飾に固定

10. 形式面の注意

算数

理科

社会

国語


11. 学年別ロードマップ(小 4 スタートを前提に)

この学校でやること
小 4(土台) 計算の正確さ(整数の四則・小数・帯分数の加減)、単位(長さ・面積・体積・容積の換算)、平面図形の角度と面積の基本、短い物語文の読解、漢字。この学校で最終的に効く単元の入口は、規則性(数の並びを見て次を言う)と速さの基本(道のり=速さ×時間)です。時間はまだ計りません
小 5(幅) 全分野をひととおり学び終える段です。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は計算と単位換算(dL と cm³、a・ha と m²)を毎日、週末 60 分はその週の単元 1 つ。算数は次の順に置きます。割合 → 売買損益(受験用教材の単元)→ 食塩水 → 比 → 平均算(受験用教材の単元)→ 比例 → 角度・面積 → 体積と表面積、ここまでが大問 2 の 6 枠の単元。続いて大問 3〜6 の 4 単元(規則性 → 平面図形の面積比 → 立体の体積と表面積 → 旅人算(受験用教材の単元))を一巡します。理科は地学・生物・化学・物理の 4 分野の単元をひととおり学び終えます(この学校は理科だけ単元が回るので、ここが理科の本体です)。社会は都道府県(県庁所在地・特産・工芸品・雨温図)と古代〜安土桃山の文化財の写真、江戸〜現代の年表。国語はことわざ・慣用句・熟語の組み立て・品詞・主述の関係を知識として一巡します。ただし国語は 2022 年度以降の資料が無い(→ 13 節)ので、直近の形は市販の過去問集で確かめてください
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降に、算数・社会は同じ座席を縦に(大問 3 だけ 10 年分、社会大問 4 だけ 10 年分)、理科は直近 4 年を通しで、国語は後半 4 大問を資料のある 9 年分。理科・社会は合計 50 分の通し演習を数回して時間の感覚を作ります

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 差がつくのは小 6 の反復です。算数と社会は同じ座席に同じ問い方が来る度合いが強いので、小 5 までに単元を一巡していれば、小 6 の夏以降に座席ごとの縦断演習をどれだけ積めたかがそのまま差になります。逆に理科だけは小 5 での全分野の一巡が本体で、小 6 に回すと単元の穴が残ります。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・合格可能性・通学圏は扱いません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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