聖和学院中学校 の過去問分析
聖和学院中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。
聖和学院中学校 過去問分析(2010〜2025 年度・第 1 回・12 年分)
更新 2026-08-20。
1. この学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県逗子市 |
| 男女 | 女子 |
| 旧称 | 湘南女学塾(1942 年)、逗子楠葉高等女学校(1943 年)、聖和女学院高等学校・聖和女子学院中学校(1949 年) |
2026 年度の募集要項によると、学校の公表資料に登録されている入試回は次の 1 回だけです。
| 回 | 日程 | 科目 | 試験時間 | 配点 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第 1 回 | 2 月 1 日午前 | 4 科/2 科/算数 1 科目/国語 1 科目/英語 から選択 | 1 科目 45 分・2 科目(各科目)45 分・4 科(各科目、理社は計)45 分 | 1 科目 100・2 科目(各科目)100・4 科(国語・算数)100・4 科(理社合計)100 | 集合 8:45、試験開始 9:00。4 科=国語 100 点/45 分・算数 100 点/45 分・理社(各 50 点/計 100 点/45 分)。1 科・2 科は各科目 100 点/45 分。第 1 回のみ英語選択不可(英語は特待①・第 2 回・特待②で選択可)。 |
理科・社会は 2 科目合わせて 45 分・各 50 点(計 100 点)で、理科だけで 45 分ではありません。 4 科・2 科・算数 1 科・国語 1 科から選べる形で、選んだ各科目は 100 点・45 分です。
転写ノートの表紙表記はどの年も「第 1 回」(2010 年度は「第一回 A 日程」)で、確認できた 12 年のあいだに回名が変わった形跡はなく、別の回(特待・第 2 回など)の冊子が混ざっていないことを 42 冊すべての転写ノートで確認しています。したがって以下の分析は第 1 回についての話で、特待回・第 2 回以降の傾向はこの資料からは分かりません。
いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。
2. このページでわかること
このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。
過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。
以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。
3. まず結論だけ(10 行)
結論
- この学校の入試は、算数・理科・社会の 3 科目で「大問の数と、それぞれの大問が担当する分野」が長く動いていません。確認できた 6 年(2018・2019・2020・2022・2024・2025)のあいだ、この並びが崩れた年は 1 度もありませんでした。
- 記述はほとんど無く、理科・社会は確認できた 6 年とも全問記号選択で、説明を文章で書かせる設問が 1 問もありません。算数も答えのみで、記述があるのは国語だけです。
- 社会には「同じ問題が出た」実例があります。2024 年度の社会は 2022 年度とほぼ同じ 1 冊で、24 問のうち内容が入れ替わったのは 1 問だけでした。
家でやること 3 つ
- 社会の 2022 年度と 2024 年度を並べて解き、24 問を選択肢の中身まで説明できるまで繰り返します。
- 算数の大問 1(計算 5 問)を枠ごとに 6 年分。とくに (4) の分配法則と (5) の逆算は 6 年連続で同じ形です。
- 理科の 4 分野(物理・化学・生物・地学)を均等に。大問 1〜4 の分野の並びが 6 年動かない以上、1 分野の空白がそのまま 25% の失点になります。
今週やる 1 つ
- まず社会の 2022 年度と 2024 年度を並べて解き、本当にほぼ同じ 1 冊であることを自分の目で確かめます。
注意
- 資料の無い年(2011・2016・2021・2023・2026)があり、国語は 2018 年度以降の問題文が資料にありません(→ 4 節・13 節)。
4. 資料の状況
どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問ごとの主要単元を数えただけの年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。算数・理科・社会は、2022・2024・2025 の 3 年は全設問文を精読し、2018・2019・2020 の 3 年は大問と単元の一覧までを確認しました。5 節・8 節にある「6 年で座席(同じ場所に同じ種類の問題が来ること)が固定」という観察は、この 2 つの精度をあわせた 6 年にもとづいています。
| 科目 | 精読した年 | 構成だけ数えた年 | 資料のある年 | 判読の確度 |
|---|---|---|---|---|
| 算数 | 3 年(2022・2024・2025) | 3 年(2018・2019・2020) | 12 年(2010・2012〜2015・2017〜2020・2022・2024・2025) | 高。数式は文字データとして転写されており、分数・小数の細部に転写の揺れがある年があるが、大問構成と題材の読み取りに支障はない |
| 理科 | 3 年(2022・2024・2025) | 3 年(2018・2019・2020) | 12 年(同上) | 高 |
| 社会 | 3 年(2022・2024・2025) | 3 年(2018・2019・2020。2018 は大問 3 つの構成) | 12 年(同上) | 高 |
| 国語 | 3 年(2014・2015・2017) | 無し | 6 年(2010・2012〜2015・2017) | 中。本文は転写されているが、2018 年度以降の形式はこの資料からは分からない |
- 収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。
- 満点・設問別配点は、どの年度・科目の冊子にも印刷されていません。
- 2011・2016・2021・2023・2026 年度は資料そのものが無い年です。これらの年を「大問 0 題」として数えると「年によって大問数が変わる」という誤った像になるので、以下では資料のある年だけを並べて数えています。
- 国語は 2018 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。国語について書いたのは 2014・2015・2017 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。
5. 一番大きな結論
この学校の入試は、4 科目とも「大問の数と、それぞれの大問が担当する分野」が長く動いていません。 原本を通読した年に限ると、次の並びが崩れた年が 1 度もありませんでした。
| 科目 | 大問数 | 何番に何が来るか | 確認した年 |
|---|---|---|---|
| 算数 | 5 | 1 計算/2 一行問題の小問集合/3 文章題/4 立体図形/5 独立 1 テーマ | 2018・2019・2020・2022・2024・2025 の 6 年 |
| 理科 | 4 | 1 物理/2 化学/3 生物/4 地学 | 同じ 6 年 |
| 社会 | 4 | 1 地理(地図から都道府県を同定)/2 歴史/3 歴史/4 公民・国際・時事 | 2019・2020・2022・2024・2025 の 5 年(2018 は 3 大問) |
| 国語 | 6 | 1 長文読解/2 漢字 10 問/3 慣用句・ことわざ/4 文法・敬語/5・6 詩と俳句 | 2014・2015・2017 の 3 年 |
これは「毎年同じ問題が出る」という意味ではなく、同じ種類の問題が毎年同じ場所に出るという意味です。算数の大問 1 は 6 年とも計算 5 問で、(4) が分配法則、(5) が逆算という並びまで同じです。理科の大問 4 は 6 年とも地学、社会の大問 1 は 6 年とも「地図の記号から都道府県を当てる」、国語の大問 2 は 3 年とも漢字ちょうど 10 問です。
そのうえで、社会には「同じ問題が出た」実例まであります。 2024 年度の社会は、2022 年度の社会とほぼ同じ 1 冊でした。24 問のうち内容が入れ替わったのは 1 問だけで、残りは設問文が同じか、選択肢の並び順が入れ替わっているだけです(8-3 節に 1 問ずつの照合を書きました)。算数でも、大問 2 (5) の導入文「次の図形は、正方形と円の一部を組み合わせてできた図形である。影をつけた部分の面積は □ cm² である」が 2022 年度と 2024 年度で同じでした。
したがって過去問の使い方は、「出る問題を覚える」と「単元の解き方を身につける」の両方になります。年度ごとに通しで解くより、
- 同じ座席の問題を年度をまたいで縦に解く(算数なら大問 1 の (4) だけを 6 年分、社会なら大問 1 の都道府県同定だけを 6 年分…)
- 社会だけは、2022 年度と 2024 年度を「答えを覚えるつもりで」読み込む
の 2 本立てが効率的です。時間の練習は理科・社会(2 科目合わせて 45 分)で必要になりますが、これは通し演習を数回すれば足ります。
一方で「毎年変わるもの」もはっきりしています。算数の大問 3 の文章題の単元(通過算・売買損益・流水算・速さとグラフ・比例と反比例)、理科の各分野の中の単元(てこ→ばね、中和→溶解度→水溶液の判別…)、社会の歴史 2 題の時代、国語の長文の題材は年ごとに入れ替わります。ここは幅を持って準備してください。
記述がほとんど無いことも、この学校の入試の大きな特徴です。理科と社会は確認できた 6 年とも全問が記号選択で、説明を文章で書かせる設問が 1 問もありませんでした。算数も答えのみで、途中式や考え方を書く欄が無く、記述があるのは国語だけ(年 1〜4 問・字数指定つき)です。
6. この学校らしさが出る場所
- 地元(逗子・鎌倉・横須賀・湘南)が問題文に入ります。 社会の大問 1 問 2 は 2022・2024 の 2 年とも「アの県に属する政令指定都市を 2 つ選び」で、選択肢に横浜市・相模原市とともに逗子市・鎌倉市・茅ヶ崎市・横須賀市が並びます。学校の所在地そのものが選択肢に混ざっています。神奈川県は 2022・2024 の大問 1 の地図で「ア」の位置にあり、静岡県(浜名湖・伊豆半島)も毎回セットで出ます。
- 自校の行事が算数の題材になります。 2019 年度の算数 大問 3 は「2 日間にわたる聖和祭で、A さんの所属する調理部ではマドレーヌを 250 個焼き、販売することになりました」で始まる売買損益の問題です。材料費 75 円・定価・値引き・利益率を追わせます。
- 手を動かす実験・身近な道具が理科の入口になります。 2022 年度の理科 大問 1 は水ロケット(ペットボトルにゴム栓と空気入れ用の針を差し、水の量と飛距離の関係を表で示す)。2024 年度の大問 1 は「長さ 24cm の棒・ばねばかり・台ばかり」を使った実験。2024 年度の大問 3 はだ液のはたらきを 0℃・40℃・80℃ で比べる実験です。教科書の図の暗記より、実験の設定を読む力を測っているように見えます。
- 詩と俳句が国語の 2 大問を占めます。 確認できた 3 年とも大問 5・6 が詩と俳句で、小問にして 9〜10 問。宮沢賢治『春と修羅』、高田敏子「海」、松尾芭蕉・与謝蕪村・小林一茶・正岡子規・高浜虚子・飯田蛇笏・山口誓子・中村草田男・石田波郷の句が並びます。説明文の読解と同じくらいの重さで韻文を置いている学校は多くありません。
- 作家と作品名を結ぶ設問が国語に繰り返し出ます。 2015 は宮沢賢治、2017 は夏目漱石・芥川龍之介。選択肢に並ぶのは『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』『セロ弾きのゴーシュ』『三四郎』『吾輩は猫である』『鼻』『夢十夜』『星の王子さま』で、2 年で顔ぶれが重なっています。
- 史料の現代語訳を読ませる社会です。 墾田永年私財法(養老七年の格)、江戸時代の史料 5 本から公事方御定書を選ぶ、日米和親条約・日米修好通商条約の条文。原文ではなく現代語訳を出すので、条文の中身と制度名を結びつけられれば解けます。
- 算数が「データの活用」に寄っています。 大問 5 が 2022・2024・2025 の 3 年連続で度数分布表・ヒストグラムの読み取り(最頻値・中央値・平均値・割合)。それ以前(2018・2019・2020)はこの枠が場合の数・約束記号・規則性でした。小学校で扱う統計の内容をそのまま入試に載せる作りに見えます。
7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)
想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・漢字語彙・知識の整理)を先に。学年別の順序は 11 節にまとめました。
各項目の根拠(年度と大問の中身)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。
- 社会の 2022 年度と 2024 年度を並べて解く。 ほぼ同じ 1 冊であることを自分の目で確かめます。そのうえで 2 年分 24 問を、選択肢の中身まで説明できるまで繰り返します。この学校の 4 科目でいちばん時間をかける価値が高い場所です。
- 算数の大問 1(計算 5 問)を枠ごとに 6 年分。 (1) 整数の四則、(2) 帯分数、(3) 小数のわり算または分数の乗除、(4) 分配法則でくくる、(5) 逆算(比の逆算を含む)。この並びは 2018〜2025 の確認できた 6 年で崩れていません。ここは 100 点中 25 点前後にあたり、6 年分続けて解けば 30 問の練習になります。
- 算数の大問 5 の資料の読み取り。 度数分布表・ヒストグラムから最頻値・中央値・平均値・割合(%) を出す一連が 2022・2024・2025 の 3 年連続。生データ 20 個を階級に振り分ける作業(2025)もあります。
- 47 都道府県を「短文から当てる」形で。 地形(阿蘇山・球磨川・四万十川・浜名湖・紀伊半島)+特産(さくらんぼ・うめ・みかん・生姜・れんこん)+伝統工芸品(将棋駒・輪島塗・備前焼・有田焼)+歴史(水戸藩・坂本龍馬・伊勢神宮)の 4 点セット。社会の大問 1 は 6 年とも同じ作りです。
- 理科の 4 分野を均等に。 大問 1 = 物理、2 = 化学、3 = 生物、4 = 地学が 6 年動かない以上、1 分野の空白がそのまま 25% の失点になります。物理はつり合いの計算(てこ・ばね・浮力)、化学は判別実験、地学は天体を中心に一巡してください(詳細は 8-2 節)。
- 算数の大問 4(四角柱)。 体積・展開図の面積・体積比・拡大図の倍率まで。2022・2024・2025 の 3 年連続で「展開図の面積」を聞いています。
- 国語の知識 4 本(漢字 10 問・慣用句の漢字一字+意味・俳句の季語と季節・敬語)。確認できた 3 年で全体の 6〜7 割を占めます。詩の表現技法は擬人法・直喩・隠喩・反復法・体言止め・倒置法まで用語で言えるように。作家は夏目漱石・芥川龍之介・宮沢賢治に加え、太宰治あたりまで押さえておくと安心です。
- 江戸の三大改革と幕末の条約、直近 1 年のニュース、「ふさわしくないもの/誤っているものを選ぶ」練習。 享保・寛政・天保の担当者と政策名(公事方御定書・目安箱・囲い米の制・棄捐令・上米の制)を順序つきで。日米和親条約(下田・箱館)と日米修好通商条約(領事裁判権・関税自主権)。国名・県名・機関名まで直近のニュースを(2025 年度は入試直前の 1 月に起きた海外の出来事まで問われています)。社会の大問 4 は「ふさわしくないもの」を選ぶ形が主軸で、正しい 3 つを説明できる状態が要ります。
8. 科目別の詳細
8-0. 科目横断の要点
| 科目 | 形式の固定度 | 中身の性格 | 最優先で時間をかける価値があること |
|---|---|---|---|
| 算数 | 5 大問・小問 18〜20。大問 1 の 5 問は計算で、(1)〜(5) の並びまで 6 年同じ。記述 0%・記号選択は 6 年で 1 問だけ | 座席は動かないが、大問 3 の文章題と大問 5 の題材は入れ替わる。大問 2 (5) には同じ導入文の再登場あり | 大問 1 の 5 枠(とくに分配法則と逆算)と、大問 5 の資料の読み取り、大問 4 の四角柱 |
| 理科 | 4 大問・小問 11〜20。物理→化学→生物→地学の順が 6 年不変。確認できた 6 年はほぼ全問が記号選択(2025 のみ短答 3 問) | 分野の座席は固定、その中の単元は年ごとに循環。理由やしくみは「書かせる」のでなく「述べた文の空欄を選ばせる」 | 4 分野を均等に。物理のつり合い計算、化学のグラフ読み取りと判別実験、地学の天体 |
| 社会 | 4 大問・小問 24〜25。地理 1・歴史 2・公民 1 の並び。確認できた 6 年とも全問記号選択・記述 0 問・字数指定なし | 2022 と 2024 はほぼ同じ 1 冊。大問 1 の「地図から都道府県を当てる」作りは 3 年連続同じ | 2022 と 2024 を並べて解く。47 都道府県を短文から当てる練習。江戸の三大改革と幕末の条約 |
| 国語 | 6 大問・小問 37〜44 と多い。大問 2 は 3 年とも漢字ちょうど 10 問、大問 3 は慣用句、大問 5・6 は詩と俳句 | 知識問題が全体の 6〜7 割。長文は説明文・評論で、物語文は確認できた 3 年に無かった | 漢字 10 問・慣用句・季語・敬語の取りこぼしをゼロに。字数指定つきの記述は形ごと守る |
8-1. 算数(確認できた年: 2018・2019・2020・2022・2024・2025 の 6 年)
年度×大問の題材表
| 年度 | 大問 1 | 大問 2 | 大問 3 | 大問 4 | 大問 5 | 大問/小問 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2018 | 計算 5 問 | 小問集合 5 問(売買損益・時間の単位換算・平均・比例配分・半円と正方形) | 通過算(電車 A と電車 B のトンネル通過とすれちがい) | 立体(1 辺 2cm の立方体を 3 段に積む・体積と表面積・立方体に足す) | 場合の数(0・1・3・5 のカードを並べる) | 5/19 |
| 2019 | 計算 5 問 | 小問集合 5 問(面積の単位換算・最大公約数・比と長方形・池の周りの旅人算・紙テープの折り返しの角度) | 売買損益(聖和祭の調理部のマドレーヌ 250 個) | 回転体(直角三角形 ABC と内接長方形・縮図・1 回転させた体積と表面積) | 約束記号(A ☆ B = A×A+B) | 5/20 |
| 2020 | 計算 5 問 | 小問集合 5 問(日→時分秒の換算・最大公約数・和差算・過不足算・二等辺三角形の角度) | 流水算(船 A が PQ 間を 30 分と 40 分・川の流れ・船 B とのすれちがい) | 回転体(長方形と台形の五角形 ACDEF を 1 回転) | 規則性(赤青黄の紙テープをのりしろ 1cm でつなぐ) | 5/19 |
| 2022 | 計算 5 問 | 小問集合 5 問(自動車の分速・最大公約数・百分率・点対称な図形・正方形と円の一部) | 速さとグラフ(自転車で 1800m 先の公園へ・y を x の式で) | 立体(立体 A と四角柱を組み合わせた立体 B・展開図の面積・体積比) | 資料の読み取り(遊具の利用回数のヒストグラム・最頻値・中央値・平均値・4 回以上の%) | 5/19 |
| 2024 | 計算 5 問 | 小問集合 5 問(電車の所要時間・容器 A と B の水・売買損益・4 けたの偶数・正方形と円の一部) | 比例と反比例(粘土 1 つで作る四角柱・底面積と高さ) | 立体(四角柱から四角柱を切り取った立体 A・展開図の面積・2 つ重ねた空間の体積) | 資料の読み取り(4 月の最高気温の度数分布表・(ア)(イ) の推定・最多階級の%) | 5/18 |
| 2025 | 計算 5 問 | 小問集合 5 問(分速 40m で 4.8km・がい数・コーヒー牛乳の比・2 けたの奇数・直角三角形 4 つの正方形) | 比例と反比例(テープを x 人で分ける・y を x の式で・10cm 以上 15cm 以下) | 立体(四角柱 A の展開図と四角柱 B・展開図の面積比・2.25 倍の拡大図) | 資料の読み取り(20m シャトルランの記録 20 人分・度数分布表・最頻値・中央値・平均値) | 5/20 |
座席の固定 — この科目でいちばん大きい発見
確認できた 6 年(2018・2019・2020・2022・2024・2025)で、5 大問の役割が 1 度も入れ替わっていません。
| 座席 | 6 年間ずっと入っているもの | 小問数 |
|---|---|---|
| 大問 1 | 計算だけ。導入文は「次の計算をしなさい。ただし、(5) は □(x)にあてはまる数を求めなさい。」で 6 年とも同文 | 5 問固定 |
| 大問 2 | 一行問題の小問集合。導入文は「次の □ にあてはまる数(・語句)を答えなさい。」 | 5 問固定 |
| 大問 3 | 文章題 1 題を 3 問に分けて深掘り | 3 問固定 |
| 大問 4 | 立体図形(四角柱の体積・展開図の面積/回転体) | 3 問(2019 のみ 4 問) |
| 大問 5 | 独立した 1 テーマ(規則性・場合の数・約束記号 → 直近は資料の読み取り) | 2〜4 問 |
さらに大問 1 の中の (1)〜(5) の並びまで固定しています。
- (1) 整数の四則(かけ算・わり算をふくむ 2 段の式)— 6 年連続
- (2) 帯分数・分数の加減乗除 — 6 年連続
- (3) 小数のわり算(2018・2019・2020 は「四捨五入して小数第 2 位まで」の指示つき)または分数の乗除(2022・2024・2025)
- (4) 分配法則でくくる計算 — 6 年連続。0.5×4.2-0.5×1.9+0.5×1.7(2022)、2/3×6.1-2/3×1.7-2/3×…(2024)のように、同じ数が 3 回並ぶ形で毎年出ます
- (5) 逆算(□ を求める/比の逆算)— 6 年連続。2022・2024 は x:2=7/5:0.7 のような比の形
大問 2 も、最後の (5) が 6 年とも図つきの平面図形(面積か角度)で終わります。これは「同じ問題が出る」のではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」という意味ですが、大問 2 (5) に関しては下の通り同じ導入文の再登場も起きています。
同じ問題の使い回し(両年の原本で確認)
- 大問 2 (5) の導入文「次の図形は、正方形と円の一部を組み合わせてできた図形である。影をつけた部分の面積は □ cm² である。」が 2022 年度と 2024 年度で一字違わず同じです(読点の全角半角のみ差)。図は違います(2022 は 1 辺 4cm の正方形の左上と右下を中心とする半径 2cm のおうぎ形、2024 は 1 辺 6cm の正方形と下辺の中点を中心とする半円)が、解く手順は「正方形の面積からおうぎ形・半円を足し引きする」で同じです。
- 大問 5 の資料の読み取りは、2022・2024・2025 の 3 年とも「度数分布表またはヒストグラムを読み、最頻値・中央値・平均値・割合(%) を求める」という同じ組み立てです。2025 は生データ 20 個から度数分布表の空欄を埋めさせる形に一段ふえています。
頻出単元と周期(確認できた 6 年)
- 計算(大問 1)が 5/18〜20 問、つまり全体の 25〜28% を占めます。ここは 6 年間ずれていません。
- 立体図形(大問 4): 四角柱の体積・展開図の面積が 2018・2022・2024・2025 の 4 回、回転体が 2019・2020 の 2 回。直近 3 年(2022・2024・2025)は 3 年連続で四角柱の展開図の面積を聞いています(2025 の拡大図は 2.25 倍=長さ 1.5 倍)。
- 大問 3 の文章題は毎年入れ替わります: 通過算(2018)→ 売買損益(2019)→ 流水算(2020)→ 速さとグラフ(2022)→ 比例と反比例(2024・2025)。比例と反比例は 2 年連続で、「y を x の式で表しなさい」という問い方が 2022・2024・2025 の 3 年に出ています。
- 大問 2 の小問集合には、最大公約数(2019・2020・2022)、単位換算(2018・2019・2020)、場合の数(2024・2025)、売買損益(2018・2024)、速さ(2019・2022・2024・2025)が繰り返し入ります。
- 大問 5 は 2018 場合の数 → 2019 約束記号 → 2020 規則性 → 2022・2024・2025 は 3 年連続で資料の読み取りです。2021・2023 の資料が無いので「いつ入れ替わったか」は特定できませんが、直近 3 年は資料の読み取りで固まっています。
問い方(算数)
- 解答は 6 年ともすべて答えのみです。途中式・考え方・説明を書かせる欄は 1 問も無く、記号選択も 6 年で 1 問だけでした(2022 大問 2 (4) の点対称な図形)。
- 大問 3〜5 は「(1) で基本量を出す →(2) でそれを使う →(3) で条件を 1 つ変える」という積み上げです。(1) を落とすと (2)(3) が連鎖して落ちる作りなので、後半の大問ほど最初の 1 問の確実さが効きます。
- 桁の指定が計算に付く年があります(2018・2019・2020 の大問 1 (3)「四捨五入して小数第 2 位まで」、2024 大問 5 (2)「四捨五入して 1/10 の位までのがい数で」)。
- 作図の指示、円周率の値の但し書き、定規・コンパスの可否の注意書きは、確認できた 6 年の冊子には見当たりませんでした。
8-2. 理科(確認できた年: 2018・2019・2020・2022・2024・2025 の 6 年)
年度×大問の題材表
| 年度 | 大問 1(物理) | 大問 2(化学) | 大問 3(生物) | 大問 4(地学) | 大問/小問 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018 | 力のつり合い(てこ) | 水の状態変化 | 緑色植物の発芽 | 神奈川県から見た北の空の星座 | 4/14 |
| 2019 | 音 | 気体 A〜F の判別(酸素・水素・アンモニア・ちっ素・二酸化炭素・塩化水素) | 生物の誕生 | 気象(26℃ の空気のかたまりが 900m 上昇して雲ができる) | 4/16 |
| 2020 | 電磁石(円筒に導線をまいたコイル) | 中和(濃度の違う塩酸 A・B と水酸化ナトリウム水溶液 C のグラフ) | 動物のからだのつくりで A〜G に分類した表 | 月(南中している月) | 4/18 |
| 2022 | 水ロケット(ペットボトル内の空気が水を押し出す・水の量と飛距離の表) | 溶解度(物質 A〜D の溶解度曲線・冷却で出る結晶) | 生態系(生き物のグループ A〜C・食物連鎖・数量ピラミッド) | 気象と太陽(太陽高度・気温・地面の温度の 3 本のグラフ) | 4/11 |
| 2024 | てこ(長さ 24cm の棒・ばねばかりの位置・水に入れたおもりと台ばかり) | 水溶液 A〜E の判別(塩酸・石灰水・食塩水・炭酸水・アンモニア水) | だ液のはたらき(0℃・40℃・80℃ とヨウ素液) | 冬の南の空・ベテルギウスと一等星(ア)を含む(イ)座 | 4/13 |
| 2025 | ばね(おもりの重さとばね全体の長さのグラフ・図 2〜5 のつなぎ方) | 氷を熱したときの温度変化のグラフ | アブラナの花のつくりと受粉・発芽 | 地球の公転と四季・オリオン座の見え方 | 4/20 |
座席の固定
確認できた 6 年(2018・2019・2020・2022・2024・2025)で、4 大問の分野の並びが 1 度も入れ替わっていません。
大問 1 = 物理 / 大問 2 = 化学 / 大問 3 = 生物 / 大問 4 = 地学
大問数は 6 年とも 4 で、小問は 11〜20。分野が 1 題ずつ均等に置かれるので、4 分野のどれかを捨てると 4 分の 1 が丸ごと落ちる構造になっています。これも「同じ問題が出る」のではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」という意味の固定です。
頻出単元と周期(確認できた 6 年)
- 物理(大問 1): てこ・力のつり合い(2018・2024)、ばね(2025)、音(2019)、電磁石(2020)、空気と水の押し出し(2022)。ばね・てこのようなつり合いの計算が 6 年で 3 回と最も多いです。
- 化学(大問 2): 水の状態変化・熱(2018・2025)、気体の判別(2019)、中和(2020)、溶解度(2022)、水溶液の判別(2024)。「表やグラフの数値を読んで比例で計算する」作り(中和・溶解度)と「実験結果から A〜E を当てる」作り(気体・水溶液)が交互に出ています。
- 生物(大問 3): 植物(2018 発芽・2025 花のつくり)、動物・分類(2019 誕生・2020 分類表)、生態系(2022)、人体・消化(2024)。
- 地学(大問 4): 星・星座(2018・2024)、太陽(2025)、気象(2019・2022)、月(2020)。天体が 6 年で 4 回。「同じ時刻に毎日観察するとどちらへ動くか」「◯時間後はどの方向か」という問い方が 2024・2025 に連続で出ています。
- 前年の出来事を扱う小問は、確認できた 6 年の設問文には見当たりませんでした。時事的な素材(ニュースの年号・出来事名)に寄る作りではありません。
問い方(理科)
- ほぼ全問が記号選択です。2022 は 11 問すべて、2024 は 13 問すべてが選択で、2025 だけ 20 問中 3 問が用語を書かせる短答(「この現象を何といいますか」=ふっとう、「この動きを何といいますか」=公転)。説明を文章で書かせる設問は、確認できた 6 年で 1 問もありませんでした。
- 選択肢は 3〜6 択で、①②③…(2022)/(1)(2)(3)…(2024)/ア〜エ(2025)と年で記号の書き方が変わります。2025 は大問 1・3・4 がすべて「次のア〜エから答えなさい」で統一されています。
- 文の穴埋めを選択肢から選ぶ形が繰り返し出ます。2022 大問 1 (1)「ペットボトル内で押し詰められた (a) が (b) を押し出す。この押し出す力と (c) の方向に…」、2022 大問 3 (2)「グループ B は、光エネルギーを利用して (a) と (b) をとり入れて、(c) を行い…」、2022 大問 4 (3)「気温がいちばん高い時刻と地面の温度がいちばん高い時刻がずれるのはなぜですか。次の文の (a)〜(d) に当てはまる語句を選び…」。理由やしくみを述べた文の空欄を選ばせるのがこの学校の作り方です。化学は判別の手がかり(BTB・リトマス、におい、蒸発残留物、石灰水の白濁など)を一覧で持っておくと、気体・水溶液の判別に効きます。
- 「すべて選びなさい」(2024 大問 2 (3)・大問 3 (2))が混じります。部分点が期待できない形なので、消去法の精度が要ります。
- 計算は、グラフや表から比例関係を読み取って答えを選ぶ形です(2022 溶解度、2024 てこ、2025 ばね)。選択肢の数値の刻みが細かく(2022 大問 2 (1) は 36.0/36.5/37.0/37.5/38.0/38.5)、当て推量は効きにくくなっています。
- 図・グラフ・表がついた小問が全体の 8 割前後です。図を見ずに解ける設問はほとんどありません。
8-3. 社会(確認できた年: 2018・2019・2020・2022・2024・2025 の 6 年)
年度×大問の題材表
| 年度 | 大問 1(地理) | 大問 2(歴史) | 大問 3(歴史) | 大問 4(公民・国際・時事) | 大問/小問 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018 | 地図中の都道府県を (1)〜(10) の文から同定 | 江戸時代の改革(あ〜え) | (公民)各文の下線部 A〜D から誤った語句を選ぶ・選挙制度 | — | 3/20 |
| 2019 | 地図を見て後の問い((1)〜(10) の同定) | 古墳時代とヤマト王権 | 安土桃山・南蛮貿易・織田信長 | 地方自治 | 4/25 |
| 2020 | 地図中のア〜コから (1)〜(10) の都道府県を同定 | 縄文・弥生 | ペリー来航と開国 | 国際社会・国際協力 | 4/25 |
| 2022 | 地図中のア〜クから (1)〜(5) を同定+政令指定都市・伝統工芸品・農産物 | 平安(藤原道長・摂関政治・望月の歌・墾田永年私財法) | 江戸の三大改革(享保・寛政・天保) | EU・日本国憲法・少子高齢化・被災地支援・2021 年の出来事 | 4/24 |
| 2024 | 2022 とほぼ同じ(阿蘇山・瀬戸大橋・天童市…の 5 文) | 2022 とほぼ同じ(藤原道長) | 2022 とほぼ同じ(江戸の三大改革) | EU・日本国憲法・少子高齢化・能登半島地震・被災地支援 | 4/24 |
| 2025 | 地図中のア〜クから (1)〜(5) を同定(四万十川・水戸藩・伊勢神宮…)+県の特色 | 日米和親条約・日米修好通商条約(ペリー・下田・領事裁判権) | 日中戦争〜ポツダム宣言〜日本国憲法第 9 条 | 2024 年衆院選・新紙幣と日本銀行・ガザ停戦・韓国大統領逮捕 | 4/25 |
座席の固定
確認できた 6 年で、大問 1 は 6 年とも「地図中の記号(ア〜コ/ア〜ク)から、短い説明文に合う都道府県を選ぶ」問題です。2018〜2020 は 10 個、2022 以降は 5 個。2019 年度以降の 5 年は大問 1 = 地理/大問 2・大問 3 = 歴史 2 題/大問 4 = 公民・国際・時事 の並びで動いていません(2018 だけ 3 大問で、公民が大問 3)。
同じ問題の使い回し — 2022 年度と 2024 年度は「ほぼ同じ 1 冊」
両年の原本を 1 問ずつ突き合わせた結果、2024 年度の社会は 2022 年度の社会をほぼそのまま使っています。 24 問中、内容が入れ替わったのは 1 問だけでした。
- 大問 1 問 1: 5 つの説明文(阿蘇山と球磨川/瀬戸大橋と日本一面積の小さい県/天童市の将棋駒とさくらんぼ/浜名湖のうなぎと伊豆半島/紀伊半島最南端のうめとみかん)が両年とも同じです。導入文も「地図中のア〜クの都道府県のうち、(1) から (5) の都道府県について書かれた文に対応するものを…選び記号で答えなさい」で、「それぞれ」(2022)と「おのおの」(2024)の 1 語しか違いません。
- 大問 1 問 2〜問 5: 政令指定都市を 2 つ、伝統工芸品、上位 3 位に入らない農産物 — 設問文が同じで、選択肢の並び順だけ入れ替えてあります(問 2 は 2022 が「横須賀・横浜・逗子・茅ヶ崎・鎌倉・相模原」、2024 が「鎌倉・相模原・逗子・茅ヶ崎・横須賀・横浜」)。問 3 の選択肢だけ 1 つ差し替え(塩沢紬 → 小千谷ちぢみ)。
- 大問 2: 導入文(1016 年に藤原(①)が摂政に…)から問 1〜問 4(道長・摂関政治・望月の歌・墾田永年私財法の史料)まで両年同じです。問 1・問 2 は選択肢の順が入れ替わっています。
- 大問 3: 江戸の三大改革の導入文、問 1(徳川吉宗)〜問 6(A〜C を古い順に並べかえ)まで両年同じです。問 1 の選択肢の順だけ違います。
- 大問 4: 問 1(EU)・問 2(日本国憲法)・問 3(日本の社会問題)は同文です。変わったのはここだけで、2022 の問 5「2021 年に日本で起きた出来事」が 2024 では問 4「2024 年 1 月 1 日の能登半島地震の県」に置き換わり、2022 の問 4(被災地支援)が 2024 の問 5 へずれました。
2025 年度は素材を作り直しています(地図の 8 県も、歴史 2 題の時代も入れ替わりました)が、大問 1 問 1 の「地図中のア〜クから短文に合う県を選ぶ」という作り方は 2022・2024・2025 の 3 年とも同じです。
この 2 年ぶんの一致は、社会の過去問演習の意味を大きく変えます。2022 年度を解けることは、そのまま 2024 年度を解けることでした。 同じことが次に起きる保証はありませんが、少なくとも過去問の設問と選択肢を「答えを覚えるつもりで」読み込む価値がこの学校の社会には確かにあります。
頻出単元と周期(確認できた 6 年)
- 地理は都道府県の同定に集中しています。地形(阿蘇山・球磨川・四万十川・浜名湖・紀伊半島)、特産(さくらんぼ・うめ・みかん・生姜・れんこん)、伝統工芸品(将棋駒・天竜すぎ・輪島塗・木曽漆器・備前焼・有田焼・萩焼)、歴史との結びつき(水戸藩・坂本龍馬・伊勢神宮)が手がかりになります。雨温図・地形図・統計グラフは、確認できた 6 年の大問 1 には出てきませんでした。
- 神奈川県が毎年 1 問はからみます。2022・2024 の大問 1 問 2 は「アの県に属する政令指定都市を 2 つ」(横浜市・相模原市・川崎市を選ぶ形)で、選択肢に逗子市・鎌倉市・茅ヶ崎市・横須賀市が並びます。学校の所在地(逗子)が選択肢に入っています。
- 歴史は江戸(2018・2022・2024)→ 幕末・明治(2020・2025)→ 近代の戦争(2025)が厚く、原始・古代(2019・2020)と平安(2022・2024)が続きます。中世(鎌倉・室町)は確認できた 6 年の大問には出てきませんでした。
- 公民・国際(大問 4)は、日本国憲法(2022・2024・2025)、国際情勢(EU: 2022・2024/ガザ・韓国: 2025)、少子高齢化・人口(2022・2024)、災害と行政(2022・2024)、選挙制度(2018・2025)です。
- 前年〜前々年の出来事を使う小問は、2022(2021 年の東京五輪・コロナワクチン)、2024(2024 年 1 月の能登半島地震)、2025(2024 年衆院選・新紙幣・2025 年 1 月のガザ停戦・韓国大統領逮捕)と 3 年連続で入っています。2025 は 4 問中 3 問が前年〜当年 1 月の出来事で、入試直前のニュースまで拾っています。
問い方(社会)
- 確認できた 6 年とも全問が記号選択です。記述・短答・語句を漢字で書かせる設問は 1 問もなく、字数指定もありません。
- 「ふさわしくないもの/誤っているものを選ぶ」形が多いです。2022・2024 の大問 4 は 5 問中 4 問がこの形、2025 は大問 3 問 7・大問 4 問 1 がこの形。正しい選択肢を 1 つ選ぶより、4 つの文をすべて検算する手間がかかります。
- 大問 2・3 は「リード文+下線部+空らん」の組み立てです。空らんに人名・制度名を入れる問い(藤原道長・徳川吉宗・下田・領事裁判権)と、下線部について説明を選ぶ問いが交互に来ます。
- 史料の現代語訳を読ませる問いが繰り返し出ます(2022・2024 の墾田永年私財法、江戸の史料 5 本から公事方御定書を選ぶ、2025 の日米和親条約・日米修好通商条約の条文)。原文ではなく現代語訳なので、条文の内容を語句と結びつけられれば解けます。
- 並べかえ(2022・2024 大問 3 問 6「A〜C を古い順に」)、肖像画から人物を選ぶ(2022・2024 の大塩平八郎)も定番です。
- 図表がついた小問は 3 割前後で、そのほとんどが大問 1 の地図です。
8-4. 国語(2014・2015・2017 年度の 3 年・資料のある分だけ)
国語は 2018 年度以降の問題文が資料に無く(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)、ここに書いたのは 2014・2015・2017 年度に限った話です。 直近の形式は市販の過去問集で確認してください。
年度×大問の題材表
| 年度 | 大問 1 | 大問 2 | 大問 3 | 大問 4 | 大問 5 | 大問 6 | 大問/小問 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2014 | 長文(『坊っちゃん』論・9 問) | 漢字 10 問(読み 5+書き取り 5) | ことわざ 5 問(( )に漢字一字+意味を選ぶ) | 文法 7 問(主語・品詞・敬語への言いかえ) | 俳句の季語と季節 5 問 | 詩「山から降りてきた人」8 問 | 6/44 |
| 2015 | 長文(朝の頭と夜の頭・8 問) | 漢字 10 問(読み 5+書き取り 5) | 慣用句・ことわざ 5 問(空らんに漢字一字+意味を選ぶ) | 文法・敬語 10 問(接続詞の識別 5+敬語の対応 5) | 詩(宮沢賢治『春と修羅』より「作品第一〇〇四番」)5 問 | 俳句の季語と季節 5 問 | 6/43 |
| 2017 | 長文(言葉と文明・9 問。島田雅彦「国語・外国語」=角川文庫編集部編『いまを生きるための教室 死を想え』〈KADOKAWA〉所収と冊子に明記) | 漢字 10 問(読み 5+書き取り 5) | 慣用句 4 問(空らんに漢字一字+意味を選ぶ) | 敬語 5 問(正しければ○、誤りは直す) | 詩(高田敏子「海」)4 問 | 俳句の季語と季節 5 問 | 6/37 |
座席の固定
確認できた 3 年(2014・2015・2017)で、6 大問の役割が動いていません。
大問 1 = 長文読解 1 題 / 大問 2 = 漢字(読み 5+書き取り 5 の 10 問) / 大問 3 = 慣用句・ことわざ / 大問 4 = 文法・敬語 / 大問 5・6 = 詩と俳句(2014 だけ順が逆)
小問は 37〜44 問と多く、45 分でこの数をさばくには、大問 2〜6(知識分野で 24〜29 問)を機械的に片づけて、大問 1 の読解に時間を残す運びが要ります。
頻出単元と周期(確認できた 3 年)
- 漢字が毎年ちょうど 10 問です(大問 2)。読み 5 問(建立・有益・志す・営む・易しい/片づけ・絹・干す・幼い・積む など)と書き取り 5 問(バツグン・トウロン・ハンエイ・ゾウサ・キビしい/ゲンサ・前代ミモン・シンキョウ・ニンム・ココロヨい など)。送り仮名を含む出題が毎年あります。
- 大問 3 の問い方は 3 年とも同じです。2014「次の①〜⑤それぞれの( )の中に適切な漢字一字を入れ、ことわざを完成させなさい。また、完成したことわざの意味を後のア〜オから一つ選び、記号で答えなさい」、2015「それぞれの空らんに適切な漢字一字を入れ、完成した語句の意味を選択肢から一つ選び、記号で答えなさい」、2017「それぞれの空らんに漢字一字を入れ、慣用句を完成させなさい。また、その意味を選択肢から一つ選び、記号で答えなさい」。漢字一字を埋める+意味を選ぶ、の 2 段構えが固定されています(頭が下がる・弘法にも筆の誤り・犬も食わぬ・腹を割る・亀の甲より年の功/花より団子 など)。
- 俳句の季語と季節が 3 年とも 5 問です(2015・2017 は導入文もほぼ同じ「次の俳句について、季語と季節をそれぞれ答えなさい」)。出てくるのは正岡子規・中村草田男・松尾芭蕉・高浜虚子・石田波郷・飯田蛇笏・山口誓子・小林一茶・与謝蕪村といった教科書級の作者です。
- 詩が毎年 1 題です(宮沢賢治・高田敏子ほか)。用語・形式の分類(口語か文語か、自由詩か音数の定まった詩か)、表現技法(擬人法・比喩・反復法)、空欄補充、指示語の内容がセットで問われます。
- 作者と作品名を結びつける知識問題が繰り返し出ます。2015 は「『春と修羅』の作者である宮沢賢治の作品を 2 つ」(『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』)、2017 は「夏目漱石、芥川龍之介の作品としてふさわしくないものをすべて」(『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』『セロ弾きのゴーシュ』)。選択肢の顔ぶれまで似ています。
問い方(国語)
- 大問 1 の長文は説明文・評論です(2014 は『坊っちゃん』を論じた文章、2015 は思考のはたらきについての随筆、2017 は言語と文明についての評論)。確認できた 3 年に物語文・小説の長文はありませんでした。
- 記述は年 1〜4 問と少なく、字数指定が付きます(2014「三十字以内」、2015「二十五字以内」、2017「二十五字以上、三十五字以内」「二十字以上、三十字以内」)。
- 文末の形まで指定する記述があります。2014 大問 1 問六は「但し『……よりは……を重視・から。』という形の文章にすること」。書き出し・結びの形が決められているので、内容が合っていても形を外すと危ないです。
- 文字種・使用語の指定も別にあります。2017 大問 1 問四「『値』という文字を必ず使って、漢字三字で答えなさい」(=価値観)。冒頭に「※特に指定のない限り、句読点も字数にふくめること」の注意書きが付く年があります(2014)。
- 抜けている一文を戻す設問が 2014(Ⅰ〜Ⅳ から選ぶ)と 2017(1〜5 から選び漢数字で答える)にあります。
- 敬語は 2 通りの出し方があります。選ばせる形(2015: 拝見する・伺う・申し上げる・お目にかかる・いただく の対応語を選ぶ)と、直させる形(2017: 正しければ○、誤っていれば正しい言い方を書く/2014: 友達への言い方を先生への言い方に五〜十字で書きなおす)。
9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)
確認できた年での観察です。資料の無い年(2011・2016・2021・2023・2026)があるので、「何年空いた」は資料のある年での数え方になります。最終確認年度は、その単元が出たことを確認できている最後の年度です。
| 科目 | 単元 | 出題年(確認できた範囲) | 最終確認年度 | 状況 |
|---|---|---|---|---|
| 算数 | 規則性・数列(大問 5) | 2020 | 2020 | 大問 5 が資料の読み取りに変わって 3 回続けて外れている |
| 算数 | 場合の数(大問 5)・約束記号 | 2018・2019 | 2019 | 場合の数は 2024・2025 に大問 2 (4) として小さく残る。約束記号は確認できた範囲で 1 回だけ |
| 算数 | 回転体(大問 4) | 2019・2020 | 2020 | 大問 4 が四角柱に置き換わって 3 回続けて外れている |
| 算数 | 流水算・通過算(大問 3) | 2018・2020 | 2020 | 2022 以降の大問 3 に来ていない |
| 理科 | 中和 | 2020 | 2020 | 化学の枠は溶解度・水溶液の判別・状態変化が続いている |
| 理科 | 月 | 2020 | 2020 | 地学は星座・太陽・気象に寄っている |
| 理科 | 電磁石・音 | 2019・2020 | 2020 | 物理はてこ・ばねが続いている |
| 理科 | こん虫・動物の分類 | 2020 | 2020 | 生物は生態系・人体・植物が続いている |
| 社会 | 中世(鎌倉・室町) | 確認できた 6 年に無し | — | 歴史 2 題から最も長く外れている |
| 社会 | 原始・古代/安土桃山 | 2019・2020 | 2020 | 2022 以降の歴史 2 題に来ていない |
| 社会 | 地方自治・国際協力(大問 4) | 2019・2020 | 2020 | 大問 4 は憲法・国際情勢・時事に寄っている |
| 国語 | 文法(主語・品詞・接続詞の識別) | 2014・2015 | 2015 | 2017 は大問 4 が敬語だけになった |
10. 形式面の注意
| 項目 | 算数 | 理科 | 社会 | 国語 |
|---|---|---|---|---|
| 時間・配点 | 45 分・100 点 | 理社 2 科目で 45 分・各 50 点 | 同左 | 45 分・100 点 |
| 小問数 | 18〜20 | 11〜20 | 24〜25 | 37〜44 |
| 記述 | 無し(確認できた 6 年) | 無し(確認できた 6 年) | 無し(確認できた 6 年) | 年 1〜4 問 |
| 記号選択 | 6 年で 1 問だけ | ほぼ全問 | 全問 | 3〜5 割 |
| 字数指定 | — | — | 無し | 有り(20〜35 字) |
| 文字種・語句の指定 | — | — | — | 有り(「値」を使って漢字三字 など) |
| 作図 | 確認できた 6 年に指示無し | 確認できた 6 年に指示無し | 無し | — |
| 図・表・グラフ | 3〜4 割の小問 | 8 割前後の小問 | 3 割前後(大半は大問 1 の地図) | 無し |
算数: 45 分・100 点で 18〜20 問。1 問あたり 2 分強で、うち 5 問(大問 1)は計算です。計算 5 問と大問 2 の一行問題 5 問、合わせて 10 問を 15 分以内で確実に取り切れるかどうかが時間配分の中心になります。図がついた小問は大問 2 (5)・大問 4・大問 5 に集中しています。円周率の値の但し書き、定規・コンパスの可否の注意書きは、確認できた 6 年の冊子に見当たりませんでした。桁の指定が計算に付く年があります(2018・2019・2020 の大問 1 (3)「四捨五入して小数第 2 位まで」、2024 大問 5 (2)「四捨五入して 1/10 の位までのがい数で」)。
理科: 理科と社会で合わせて 45 分(各 50 点)。理科は 11〜20 問なので、単純計算で 1 問あたり 1 分前後です。選択肢の記号が年で変わり(2022 は ①②③、2024 は (1)(2)(3)、2025 は ア〜エ)、「すべて選びなさい」が混じります。数値の選択肢は刻みが細かく、計算をきちんとしないと選べません。選択式であることと合わせて、「迷ったら飛ばして戻る」運びが要ります。
社会: 理科と 2 科目で 45 分(各 50 点)。社会は 24〜25 問なので、社会に 22〜23 分しか使えない前提で 1 問 1 分です。全問選択なので書く時間は要りませんが、「ふさわしくないもの」「誤っているもの」「2 つ選び」の指定を読み落とすと連鎖して落ちます。設問文に印をつける習慣を付けてください。
国語: 記述には字数指定に加えて文末の形の指定が付くことがあります(2014「『……よりは……を重視・から。』という形の文章にすること」)。「※特に指定のない限り、句読点も字数にふくめること」の注意書きが冒頭に付く年があります(2014)。
11. 学年別ロードマップ
小 4(土台)
- 計算の正確さが最優先です。整数の四則、分数・小数の加減乗除。算数の大問 1 が 6 年とも計算 5 問で、配点の 4 分の 1 を占める学校なので、ここは早く始めるほど有利になります。
- 漢字。国語の大問 2 が毎年ちょうど 10 問(読み 5・書き 5)で、送り仮名つきの出題が必ずあります。学年配当漢字を送り仮名ごとに。
- 47 都道府県の位置と名前。社会の大問 1 は 6 年とも地図の記号から都道府県を当てる形です。白地図で位置を言えるところまでを小 4 のうちに。
- 図形に触れる。正方形・円・おうぎ形の面積、四角柱の体積。算数の大問 2 (5) と大問 4 に直結します。
- 時間を計る練習はまだしません。
小 5(幅)
- 単元を一巡させます。算数は大問 2 の小問集合(最大公約数・単位換算・割合と百分率・食塩水・場合の数・平均算・過不足算)と大問 3 の文章題(速さ・売買損益・流水算・通過算・比例と反比例)が入れ替わる場所なので、ここは網羅が要ります。
- 理科は 4 分野を均等に。1 分野を落とすと 25% が消える作りなので、小 5 のうちにどの分野にも触れておきます。
- 社会は都道府県を「特色から当てる」段階へ。特産・伝統工芸品・地形・その県の歴史を結びつけます。歴史は江戸と幕末を厚めに。
- 国語の知識を積みます。慣用句・ことわざ(漢字一字の穴埋め)、俳句の季語と季節、敬語の 3 分類、詩の表現技法。この学校では知識問題が国語の 6〜7 割を占めます。
- 説明文・評論に慣れます。確認できた 3 年の長文はすべて説明文・評論でした。
小 6(仕上げ)
- 上の 7 節の項目がそのまま小 6 の作業になります。
- 夏以降は「同じ座席を縦に」の演習に入ります。算数の大問 1 だけを 6 年分、社会の大問 1 だけを 6 年分、理科の大問 4(地学)だけを 6 年分、というやり方です。
- 社会は 2022 年度と 2024 年度を最優先で反復します。
- 秋以降に通しで時間を計る演習を数回。とくに理科・社会は 2 科目で 45 分なので、1 科目 22〜23 分の感覚を体に入れます。
- 国語は 45 分で 37〜44 問。知識問題を 15 分で片づけて長文に 30 分という配分を練習します。
この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか
差がつくのは小 6 の反復量です。大問の並びが 4 科目とも動かず、社会には同じ 1 冊が 2 年分ある学校なので、過去問を何周できるかが直接効きます。小 4・小 5 で計算・漢字・都道府県・4 分野の土台を作っておけば、小 6 の 1 年をまるごと「この学校の過去問を縦に何周もする」ことに使えます。逆に小 6 になっても計算や漢字に時間を取られていると、いちばん効く反復に入れません。小 4 から始める価値は、小 6 の反復の時間を買うことにあります。
12. この学校と併願するなら
観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏・合格可能性は扱いません。数字は科目ごとの出題構造の近さ(0〜100・100 が最も近い)で、自動集計によるものです。同じ問題が出るという意味ではありません。
- 星野学園中学校(埼玉県・共学・全体 82): 算数 84・国語 80 と、4 科の中で算数と国語の作りがとくに近い相手です。理社は比較できるだけの資料がありません。
- 常総学院中学校(茨城県・共学・全体 74): 算数 82・国語 81・理科 73・社会 61 と、4 科そろって近い唯一の候補です。算数・国語がとくに近く、社会はやや遠くなります。
- 八王子学園八王子中学校(東京都・共学・全体 71): 算数 79・理科 66・社会 67 と、算数の作りが近い相手です。国語は比較できていません。
聖和学院の算数は「計算 5 問+一行問題 5 問+文章題+立体+独立 1 テーマ」という素直な 5 大問構成で、同じ作りの学校が多いため、算数が近い学校が上位 8 校すべてを占めます。逆に社会は、全問記号選択で記述が 1 問も無く、大問 1 が都道府県同定に固定という作りが特殊で、社会の近さは低めに出ています。社会の過去問は他校で代用しにくいと考えておいたほうがよいです。
併願先の過去問を使うときは、算数の大問 1〜2 の一行問題と国語の知識問題を借りるのが転用しやすいです。
8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。
併願先が 4 科目校の場合、理社は本校の準備とは別に立てる必要があります。
13. 資料の限界
- 入試回は第 1 回の 1 冊のみです。特待回・第 2 回以降、および英語選択・1 科目受験の問題は資料にありません。42 冊すべての転写ノートで冊子の回名を確認し、別の回の冊子が混ざっていないことを確かめたうえで書いています。1 節の基本情報の表も、学校の公表資料に登録されている第 1 回だけで作りました。 本文(4 節・6 節など)が触れる特待回・第 2 回はこの表に含まれません。募集要項の備考にある「英語は特待①・第 2 回・特待②で選択可」という一文はそのまま 1 節の表に書きましたが、それらの回の日程・科目・配点は推測せず書いていません。
- 資料の無い年があります(2011・2016・2021・2023・2026)。「3 年連続」「6 年動かない」はいずれも資料のある年での連続であり、抜けた年に何が起きたかは分かりません。とくに算数の大問 5 が資料の読み取りに変わった時期は、2021 と 2023 が無いため特定できません。
- 国語は 2018 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。国語について書いたのは 2014・2015・2017 年度に限った話で、直近 8 年の形式は市販の過去問集で確認してください。
- 算数・理科・社会で「6 年で座席が固定」と書いた範囲には、実は精度の差があります。 2022・2024・2025 の 3 年は全設問文を読み、2018・2019・2020 の 3 年は大問と単元の一覧までの確認にとどまります(2018 年度についてはこの区分が原稿に明記されていなかったため、2019・2020 と同じ扱いにしました)。5 節・8 節の座席の観察は、この 2 つの精度をあわせた 6 年にもとづいています。国語は 2014・2015・2017 の 3 年とも全設問文を読みました。それ以外の年について書いた記述はありません。
- 転写そのものの傷があります。2025 年度の理科の大問 2 は、導入文に日本語以外の語("resultados")が混入し、(5) の設問文(「氷の量を 2 倍にすると…」)も語順が崩れています。設問の主旨は読めるので単元の判定には使いましたが、この設問の文言をそのまま引用してはいません。2019 年度の算数 大問 5 の演算記号(☆に似た約束記号)も、転写では字形が確定できていません。2014 年度の理科は、ページの見出しに 2012 年の年号が混入しています(設問は 2014 年度のもの)。
- 手元の一覧との食い違いがいくつかあります。① 算数の大問 2 が「速さ」の大問として、大問 3 が「速さとグラフ」として記録されていましたが、原本では大問 2 は 5 問の小問集合で、先頭の小問が速さだっただけでした。② 国語の「字数指定のある年は 0%」という記録がありましたが、原本では 2014・2015・2017 の 3 年とも記述に字数指定が付いていました(三十字以内・二十五字以内・二十五字以上三十五字以内など)。③ 国語の出典の一覧では 2017 年度の著者が「角川文庫編集部編」となっていましたが、冊子には「島田雅彦『国語・外国語』(角川文庫編集部編『いまを生きるための教室 死を想え』〈KADOKAWA〉所収)」と印刷されており、書き手は島田雅彦です。2014・2015 年度は冊子に出典の表示が転写されていないため、著者・作品名はここに書いていません。いずれも原本の表記を採りました。
- 配点は科目ごとの総点(各 100 点、理社は各 50 点)しか分からず、設問別の配点はどの冊子にも印刷されていません。
- 転写は画像からの読み取りなので、式・数値・図の細部に読み落としがあり得ます。本文中の年度・回数はすべて原本の設問文で確認したものに限りました。「〜のように見える」と書いた箇所は題材からの推測で、出題の意図を裏づける資料はありません。
- 難易度・偏差値・合格可能性・学校の評価には触れていません(別のページの領分です)。
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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。
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