郁文館中学校 の過去問分析

郁文館中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

郁文館中学校 過去問分析(2010〜2026 年度・第 1 回相当・算数 15 年 / 理科 9 年 / 社会 8 年 / 国語 5 年)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都文京区
男女 共学
旧称 私立郁文館中学校(1913 年)・郁文館学園中等部(1947 年)
配点 どの回も募集要項に記載がありません
面接 英語選抜の回(海外帰国生・第 1 回グローバル専科特待・第 2 回グローバル専科特待)は、英語の試験に面接が加わります

入試回と日程・科目(2027 年度の募集要項)は次のとおりです。コースごとに入試が分かれていて、回によって受ける科目が変わります。

日程 科目・試験時間 募集人数(合格クラス)
海外帰国生 英語選抜 2026 年 12 月 15 日 英語 50 分+面接 約 5〜10 名(本科・グローバル。1 年特待〔英語得点保証〕)
第 1 回 本科 2 科・4 科選抜 2027 年 2 月 1 日午前 2 科(国語・算数)または 4 科(+社会・理科)/国語 50 分・算数 50 分・社会 30 分・理科 30 分 約 35 名(本科)
第 1 回 グローバル専科特待 英語選抜 2027 年 2 月 1 日午前 英語 50 分+面接 約 15 名(グローバル。1 年特待)
第 1 回 iPclass【東大専科】2 科選抜 2027 年 2 月 1 日午後 2 科(国語・算数)/国語 50 分・算数 50 分 約 10 名(3+3 年特待: 入学金・授業料全額免除、高校進学時に更新審査)
第 2 回 本科 2 科・4 科選抜 2027 年 2 月 2 日午前 第 1 回 本科と同じ 約 25 名
第 2 回 グローバル専科特待 英語選抜 2027 年 2 月 2 日午前 英語 50 分+面接 約 10 名

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

このレポートが分析したのは、2 科・4 科の回に当たると考えられる 1 冊分の問題です(→ 4 節・13 節)。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。答え方については、短答(語句や数値を短く答える形式)・逆算(□にあてはまる数を求める計算)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 4 科目とも、まとまった文章を書かせる設問がほとんどありません。答えは記号か数値だけで、文章を書かせるのは国語だけ、それも 10〜45 字の字数指定つきです。
  2. 同じ場所に同じ種類の問題が来ます。算数は大問 1 が計算 3 問・大問 2 が小問集合 5 問・大問 6 が立体か水そうで 5 年連続(2022〜2026)、社会は大問 1 地理 10 問・大問 2 歴史 10 問・大問 3 公民と時事 5 問が精読した 3 年で完全に一致します。
  3. 一方、中身そのものは毎年作り直されています。精読した範囲で「前の年とまったく同じ問題」は 1 問も見つかりませんでした。固定されているのは問題そのものではなく、置かれる場所と問い方の文です。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 2 の小問集合を、2022〜2026 年度の 5 年分(25 問)縦に並べて解きます。
  2. 社会の「ふさわしくないもの」を選ぶ設問だけを集めて練習し、設問文の「ない」に印を付ける動作を体に入れます。
  3. 国語の漢字を毎日 10 題(読み 5・書き 5)。1 回の試験で漢字が両方の大問の冒頭に 5 題ずつ出ます。

今週やる 1 つ

  1. 算数の大問 6(立体または水そう)だけを 2022〜2026 年度の 5 年分並べて解き、最後に置かれるこの大問まで時間が残るかを計ります。

注意

  1. 理科と社会は 2020 年度以降、国語は 2019 年度以降の問題冊子が資料にありません。ここに書いた理科・社会・国語の話は、それ以前の形についてのものです(→ 13 節)。

4. 資料の状況

転写(過去問の紙面を文字データに起こしたもの)を根拠にしています。年の数え方は次の 3 つに分けました。精読した年(設問文まで読んだ年)・構成だけ数えた年(大問の並びと問題数だけを数えた年)・資料のある年(問題冊子が資料にある年)です。

科目 資料のある年 精読した年 構成だけ数えた年 資料に無い年 備考
算数 2010〜2026 年度の 15 年 2022〜2026 年度の 5 年 資料のある年のうち、精読した年を除く年 2013・2021 年度 転写の確度は高いと記録されています
理科 2010〜2019 年度の 9 年 2017〜2019 年度の 3 年 資料のある年のうち、精読した年を除く年 2011 年度、および 2020 年度以降 2018・2019 年度の冊子は確度が低めと記録されています
社会 2010〜2019 年度の 8 年 2017〜2019 年度の 3 年 資料のある年のうち、精読した年を除く年 2011・2012 年度、および 2020 年度以降 2018・2019 年度の冊子は確度が低めと記録されています
国語 2010・2015〜2018 年度の 5 年 2016〜2018 年度の 3 年 資料のある年のうち、精読した年を除く年 2011〜2014 年度、および 2019 年度以降(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです) 直近の形式は市販の過去問集で確認してください

5. 一番大きな結論

郁文館は「出題の形が何年も変わらず、答えは記号か数値だけで書かせる」学校です。

したがってこの学校の過去問の使い方は「出る問題を覚える」ではありません。①決まった場所に来る種類の問題を縦に練習する、②時間の使い方を身につける——この二つに近くなります。とくに「大問 2 だけを 5 年分縦に解く」「大問 6 だけを 5 年分縦に解く」という縦の使い方が、この学校では素直に効きます。

科目ごとの要点

科目 形式の固定度 中身の性格 最初に時間をかける価値があること
算数 高い。6 大問・16〜18 問・50 分・全問短答(精読した 5 年で不変) 大問 1・2・6 の中身は決まった枠から、大問 3〜5 は毎年入れ替え。速さ系が 5 年中 4 年 大問 2 の小問集合 5 問を 12 分で。そして立体と水そう(大問 6 の定位置)
理科 高い。4 大問・17〜24 問・30 分(9 年で大問数は不変) 生物・化学・地学・物理を 1 大問ずつ。記述ゼロ、8 割が記号選択、図が 7 割 4 分野を均等に。とくに天体(大問 3)と力学(大問 4)
社会 非常に高い。3 大問・25 問(10+10+5)・30 分が 7 年不変。全問が 4 択の記号選択 地理・歴史・公民+時事。歴史は古代の比重が大きい。導入文は前年のニュース 「ふさわしくないもの」の読み落とし対策と、都道府県の同定
国語 高い(2018 年度まで)。2 大問・16〜19 問・50 分 説明文+物語文。漢字が両大問の冒頭に 5 題ずつ。字数指定つきの短い記述が多い 漢字 10 題と、字数ちょうどに収める記述

4 科目に共通して、答案に書く量そのものは少なめです。その代わり「設問文の条件を読み違えたら即失点」という作りになっています。社会の「ふさわしくない」、理科の「1 つ/1 つずつ/2 つ」、国語の字数指定、算数の単位——読み取りの精度が、そのまま得点になる学校です。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提にしています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・漢字語彙)を先に進めてください。学年別の順序は 11 節に分けて書きました。

根拠は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。各項目の末尾の(確認: 〜20XX 年度)は、その施策の根拠を確認できている最後の年度です。

  1. [週末 60 分] 算数・大問 2 の小問集合を 5 年分縦に解く(2022〜2026 の 25 問)。数の性質・割合・仕事算(何人かで分担したときの日数を求める問題)・平均算・つるかめ算(個数を合計から逆算する問題)・売買損益が回っており、5 問目は 5 年とも図形です。12 分で 5 問が目標。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週 1 回] 社会・「ふさわしくないもの」を選ぶ問題だけを集めて練習。精読した 3 年で 25 問中 3〜8 問がこの形でした。設問文の「ない」に印を付ける動作を体に入れます。(確認: 〜2019 年度)
  3. [週末 60 分] 算数・立体と水そう(大問 6 の定位置・5 年連続)。穴あき立体の表面積、水そう 2 つの水位比、仕切り板のある水そう。最後に置かれるので、時間配分を先に決めておきます。(確認: 〜2026 年度)
  4. [毎日 10 分] 国語・漢字を毎日 10 題(読み 5・書き 5)と、字数指定つきの記述。1 回の試験で漢字が両方の大問の冒頭に 5 題ずつ、合わせて 10 題出ます。位置が決まっているので取りこぼしがそのまま差になります。記述は 20 字・25 字・35 字を、記号も 1 字と数えてちょうどに収める練習を。冊子に「カギ括弧・句読点などの記号も一字と数えます」と明記されます。(確認: 〜2018 年度)
  5. [週末 60 分] 理科・4 分野を均等に。生物・化学・地学・物理を大問 1 つずつ置く作りなので、1 分野を捨てると 4 分の 1 が沈みます。あわせて「1 つ選び」「1 つずつ選び」「2 つ選び」の読み分けを、過去問を解くときに指さしで確認する癖を付けます。(確認: 〜2019 年度)
  6. [毎日 10 分] 算数・計算 3 問を 3 分で(大問 1・5 年連続)。かっこの多い整数計算、分数と小数の混合、そして分配法則の工夫(2024〜2026 の 3 年連続で 3 問目に出ました)の 3 種を毎日 1 セット。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週 1 回] 社会・都道府県の同定と、前年 1 年のニュース。位置・県庁所在地・農産物 1 位・伝統工芸品・工業地帯を、県名からも数字からも引ける形にします(精読した 3 年で大問 1 の中心でした)。あわせてサミット・世界遺産の登録・オリンピック・国際会議・省庁(厚生労働省など)の発表といった、大問 1 と大問 3 の導入文になりやすい話題を月ごとに 1 行で並べておきます。(確認: 〜2019 年度)
  8. [週末 60 分] 算数・速さ 3 種(速さの基本・ダイヤグラム・流水算(川の流れがある中を進む船の速さの問題))。精読した 5 年のうち 4 年に大問 1 つぶん出ますが、位置が大問 4 と大問 5 で動くので、どの位置に来ても解ける状態にします。(確認: 〜2026 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(50 分・2 科でも 4 科でも共通)

資料は 2010〜2026 年度の 15 年分です(2013・2021 年度は問題冊子が資料にありません)。ここでは 2022〜2026 年度の 5 年を精読し、うち 2024〜2026 年度は全設問を確認しました。

年度×大問の題材表(2022〜2026・原本で確認)

年度 大問1 大問2(5 問の小問集合) 大問3 大問4 大問5 大問6 小問数
2022 計算 3 問 逆算・平均・売買損益・速さ・面積 規則性(のりしろで紙をつなぐ) 速さ(電車の乗り継ぎ) 角度・面積比(四角形) 立体図形(直方体の組み合わせ・表面積と体積) 16
2023 計算 3 問 比・売買損益(税率)・仕事算・ガウス記号・円柱の展開図 規則性(正方形タイルを並べる) 速さ(坂道の上り下り) 円とおうぎ形(半円の組み合わせ) 立体図形(直方体を積んで立方体を作る) 17
2024 計算 3 問 2024 の約数・平均算・仕事算・割合・半円 3 つの斜線部 規則性(数の三角形状の並び) 場合の数・論理(自動販売機の寄付) 図形の移動(おうぎ形の外を円が転がる) 立体図形(立方体に角柱の穴をあける) 17
2025 計算 3 問 数の性質(余り)・割合(森林の間伐)・比の変化・単位換算(食べ残し)・立方体ブロック 平面図形(三角形の面積比) 場合の数(3 色の電球ゲーム) 速さとグラフ(自転車とバス) 水量(2 つの水そうの深さ比) 18
2026 計算 3 問 倍数の個数・つるかめ算・重さと割合・入園料の比・正方形 2 つの斜線部 図形の移動(正方形の内外を円が転がる) 推理・論理(8 問クイズの正誤表) 流水算(上りと下りの船) 水量(2 枚の仕切り板のある水そう) 17

同じ場所に同じ種類の問題が出る(座席の固定)

問い方の作り

8-2. 理科(30 分・4 科を選んだ場合)

資料は 2010〜2019 年度の 9 年分です(2011 年度は資料にありません)。2020 年度以降の理科の冊子は資料に無いので、以下は 2017〜2019 年度を精読した範囲の話です。2018・2019 年度の冊子は転写の確度が低めと記録されており、2019 年度は大問 1 の (1) が読み取れていません。

年度×大問の題材表(2017〜2019・原本で確認)

年度 大問1(生物) 大問2(化学) 大問3(地学) 大問4(物理) 小問数
2017 植物の分類(はい/いいえで枝分かれする分類図) 熱と状態変化(氷 100g を加熱するグラフ) 星・星座(北の空の日周運動の写真) 音(グランドピアノとモノコード) 19
2018 人体(呼吸器官の模式図・メダカとの対応) 燃焼(わりばしの蒸し焼き) 惑星・太陽(金星の見え方・黒点・日食) てこ(はさみと爪切り・実験用てこ) 19
2019 植物(葉の裏の気孔・ホウセンカの通水) 気体の性質(酸素の発生と集め方) 太陽(棒のかげと方位) ばね(のびと重さ・ばね 2 本のつなぎ) 17

同じ場所に同じ種類の問題が出る(座席の固定)

問い方の作り

8-3. 社会(30 分・4 科を選んだ場合)

資料は 2010〜2019 年度の 8 年分です(2011・2012 年度は資料にありません)。2020 年度以降の社会の冊子は資料に無いので、以下は 2017〜2019 年度を精読した範囲の話です。2018・2019 年度の冊子は転写の確度が低めと記録されており、2018 年度は大問 2 の問 9、2019 年度は大問 3 の問 2 が読み取れていません。

年度×大問の題材表(2017〜2019・原本で確認)

年度 大問1(地理・10 問) 大問2(歴史・10 問) 大問3(公民と時事・5 問) 小問数
2017 伊勢志摩サミット(三重県・人口密度・沖縄の住居・貿易相手国・TPP・世界遺産) 平城京から昭和まで(奈良・平安・鎌倉・江戸・大正・戦後) リオ五輪(国際協力・情報通信・東京五輪と復興・高度経済成長) 25
2018 世界遺産と沖ノ島(再生可能エネルギー・鉄道輸送・静岡の生産量・やませ・工業別生産割合) 4 つの文 A〜D(最澄と空海・貴族文化・南蛮人・遣隋使と正倉院・十七条の憲法・並べ替え) 平均寿命の発表(少子高齢化・出生率・歳出の内訳・人口ピラミッド) 25
2019 都道府県の表(東北の数・内陸県の数・伝統工芸品・工業地帯・農産物 1 位・第 3 次産業) 和食の無形文化遺産(縄文土器・登呂遺跡・高床倉庫・石包丁・遣隋使・中尊寺金色堂) 新聞記事 A〜D(日米安全保障条約・電力構成・平成の出来事・憲法と天皇・パリ協定) 25

同じ場所に同じ種類の問題が出る(座席の固定)

問い方の作り

8-4. 国語(50 分・2 科でも 4 科でも共通)

国語は 2019 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。問題冊子が揃っているのは 2010・2015・2016・2017・2018 年度の 5 年で、ここに書いたのは 2016〜2018 年度に限った話です。直近の形式は市販の過去問集で確認してください。

年度×大問の題材表(2016〜2018・原本で確認)

年度 大問1(説明文・論説文) 大問2(物語文・随筆) 小問数
2016 ねこの性格と、ねこのように生きるということ(9 問) 映画館の映写技師とルカ・恵介(7 問) 16
2017 農薬の使用と農家への誤解(9 問) 落語家・立川談志と弟子入りした「僕」(10 問) 19
2018 魚の漁獲・養殖・輸入と食卓(9 問) 小学生の麻利と美保子が提案する「願いとばし」(10 問) 19

出典が冊子に印字されていて確認できたのは次の 4 つです。2016 年度=山根明弘『ねこの秘密』(大問 1・冊子の表記は「ねここの秘密」と 1 字重なっています)と関口尚『シグナル』(大問 2)、2018 年度=勝川俊雄『魚が食べられなくなる日』(大問 1)と朝井リョウ『世界地図の下書き』(大問 2)。2017 年度は冊子に出典の表記がありませんでした。

同じ場所に同じ種類の問題が出る(座席の固定)

問い方の作り


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

科目 単元 最終確認年度 中身
算数 規則性 2024 年度 2022〜2024 年度は大問 3 の定位置でしたが、2025・2026 年度の 2 年は規則性の大問がありません(原本で確認)。落とした単元ではなく休んでいるだけと見るのが自然で、いつ大問 3 に戻ってきてもおかしくありません。数の並び・図形の並び・周の長さの規則は落とさないこと
算数 角度 2023 年度 2022 年度の大問 5、2023 年度の大問 5 の (2) にはありますが、2024〜2026 年度の 3 年は独立した角度の大問がありません
算数 売買損益 2023 年度 2022・2023 年度の大問 2 に連続で入っていましたが、2024〜2026 年度は入っていません。大問 2 の小問集合は毎年 5 問しか席が無いので、こうした単元が 2〜3 年の周期で回っています
理科 地層・岩石・化石 2014 年度 大問 3 の地学枠は天体・気象・地層が回っており、精読した 3 年(2017〜2019)は天体が続きました。2014・2012 年度に地層が入っているので、次に地層が戻る可能性は高いと見ています
理科 水溶液・溶解度 2016 年度 大問 2 の化学枠で 2016 年度以前によく出ていましたが、精読した 3 年(熱・燃焼・気体)にはありません
理科 ふりこ・滑車 資料からは特定できません 大問 4 の物理枠で、精読した 3 年(音・てこ・ばね)にはありません
社会 憲法・三権分立 2019 年度 大問 3 の公民枠に 2014・2016 年度は日本国憲法が正面から入っていましたが、精読した 3 年では 2019 年度に 1 問あるだけです
社会 近代の戦争 2015 年度 2015 年度の大問 2 は近代の戦争が主題でしたが、精読した 3 年は古代の比重が大きくなっています。日清・日露・第一次世界大戦は毎年 1〜2 問の形で顔を出します
社会 地形図の読図 資料からは特定できません 精読した 3 年にはありません。地理は都道府県の同定と統計に寄っています
国語 接続語の空欄補充 2018 年度 2016 年度・2018 年度の大問 1 問三に入っています。2017 年度は大問 2 に回っていました。位置が動くだけで毎年出ています
国語 詩・短歌・俳句 資料からは特定できません 精読した 3 年では独立した大問として出ていません
国語 まとまった記述(35〜45 字) 2016 年度 2016 年度には 3 問ありましたが、2017・2018 年度は 20〜25 字の短いものが中心になっています。長めの記述が戻る可能性は残ります

10. 形式面の注意


11. 学年別ロードマップ(小 4 から始めるなら)

小 4(土台)

計算の正確さ・平面図形の基礎・音読と読解・漢字語彙の 4 本です。この学校で最後まで効くのは「答えだけを速く正確に出す力」なので、途中式を丁寧に書く習慣と、答えを検算する習慣を同時に付けておくとよいでしょう。図形は面積と角度の基礎、立体は体積の意味まで。時間を計るのはまだ先で構いません。理科・社会は都道府県の位置と、身の回りの生き物・天体への興味を育てる時期です。

小 5(幅)

単元を一巡させる年です。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にして、次のように割り付けます。

この学校は「同じ問題」ではなく「同じ場所に同じ種類」が来るので、小 5 での全分野をひととおり学び終えることが、そのまま得点力になります。

小 6(仕上げ)

7 節の 8 項目に集中する時期です。夏以降は、年度を通しで解いて時間を計る回と、同じ大問だけを縦に 5 年分解く回を交互に置きます。算数なら大問 2 だけ・大問 6 だけ、社会なら大問 1 だけ、国語なら漢字と問二(語句の意味)だけ、という縦の解き方がこの学校では特に効きます。答えだけを書く形式なので、11 月以降は「見直しの手順」を固定します(単位・比の形・記号の個数)。

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか

差がつくのは小 5 での全分野の一巡と、小 6 の「読み落とさない練習」です。出題形式が何年も動かない学校なので、形式に慣れること自体は誰でも短期間でできます。差が出るのは、社会の「ふさわしくない」・理科の「2 つ選び」・国語の字数指定・算数の単位といった条件を、疲れた状態でも読み落とさない精度のほうで、これは小 4 からの「答えを出したら条件に戻って確かめる」習慣の積み重ねで作られます。逆に、長い記述の訓練にかける時間は、この学校の対策としては優先度が低くなります。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです(同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます)。難易度・偏差値帯・通学圏・お子さんとの相性は扱いません。男女と日程の注記は自動集計が付けたものをそのまま載せています。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界

このレポートは過去問の転写データだけを根拠にしています。次の点は読むときに差し引いてください。

資料どうしの食い違い


郁文館中学校 のページ: 学校トップ / 偏差値 / 併願候補 / 募集要項・入試結果 / 用語集 / 過去問の使い方


数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

郁文館中学校 のページ: 学校トップ / 偏差値(4 出所併記) / 過去問分析 / 併願候補 / 募集要項・入試結果 / 校風・理念

索引: 出題スタイル別 / 単元別 / 問い方別 / 同じ場所に同じ種類の問題 / 入試結果の公表状況 / 国語の出典 / 校風キーワード / 旧称 / 入試日程 ・ 共通: 過去問の使い方 / 用語集 / 資料の限界 / 方法論 / トップ