白梅学園清修中学校 の過去問分析

白梅学園清修中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

白梅学園清修中学校 過去問分析(2010〜2026 年度・4 科がそろう回・算数と社会 14 年分ほか)

更新 2026-08-20。


この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都小平市
男女 女子。同じ敷地内にある白梅学園高等学校(共学)とは、授業・行事・カリキュラム・校舎・制服がすべて別で、清修中高一貫部は女子校
入試回と科目 2 科・4 科入試(特待生選考あり)/2 科選択入試(特待生選考あり※条件付き)/1 科選択入試(特待生選考なし)/適性検査入試(特待生選考あり)/英語入試(特待生選考あり)/自己表現力入試(特待生選考なし)の 6 回。すべて 2 月 1 日午前
試験時間・配点 2 科・4 科入試は国語 50 分・算数 50 分・理科と社会あわせて 50 分、国語 100 点・算数 100 点・理科 50 点・社会 50 点。2 科選択入試は国語・算数・理科・社会・英語から 2 科を選び、2 科あわせて 70 分・200 点。1 科選択入試は 5 科から 1 科を選び 50 分・100 点。適性検査入試は複数のタイプ設定があり各 45 分・各 100 点。英語入試は筆記 50 分・100 点と面接 15 分・50 点
面接 英語入試に面接(15 分・50 点)があります。自己表現力入試は基礎問題とプレゼンテーションで、時間と配点は学校の公表資料に入っていません

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


このページでわかること

このページは、どんな問題が出るかと、家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。

過去問そのものの使い方(何年分をいつ解くか、時間の計り方など)は 過去問の使い方 にまとめてあります。

用語は 用語集 へ。


まず結論だけ(10 行)

結論

  1. この学校の入試で動かないのは「何番目の大問で何を測るか」という座席(問題の置き場所)で、動くのは「その枠にどの単元・どの題材を入れるか」です。
  2. 算数の大問 1 は計算 5 問、大問 3 は角度・面積・立体の 3 点セット。社会は地理 → 歴史 → 公民で最後が公民。理科は生物 → 地学 → 化学 → 物理。国語は知識 → 説明文 → 小説 → 作文です。
  3. 理科と社会は合わせて 50 分で、合計 45〜53 問。1 問あたり 1 分を切るので、時間切れがいちばん起きやすい失点です。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1 の 5 問(工夫計算と逆算)を毎日。
  2. 算数の大問 3 の 3 点セットを、年度をまたいで縦に並べて解く。
  3. 社会の地理の語句を漢字で書けるところまで仕上げる(記述が無いぶん、語句の正確さがそのまま点になります)。

今週やる 1 つ

  1. 理科と社会を 50 分の 1 本として通しで解き、どちらから解くか自分の順番を決めます。

注意

  1. 国語は 2016 年度までしか資料がありません。直近の形式は市販の過去問集で確かめてください(→ 資料の限界の節)。

資料の状況

「転写」=過去問の紙面を文字データに起こしたものです。以下では、設問文まで読んだ年を 精読した年、大問の並びだけを数えた年を 構成だけ数えた年、その両方を合わせた年を 資料のある年 と呼び分けます。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 資料のある年度 精読した年度 判読の確度
算数 3 年 11 年 14 年 2010・2012・2014〜2022・2024〜2026 2024・2025・2026 高。2011・2013・2023 年度は資料が無い。式の細部(分数・単位)に転写の揺れがある年があるが、大問構成と題材の読み取りに支障はない
理科 3 年 10 年 13 年 2010・2012・2015〜2022・2024〜2026 2024・2025・2026 高。ただし 2014 年度として収録されていた資料は別の学校(川村中学校)のもので、分析から外した
社会 3 年 11 年 14 年 2010・2012・2014〜2022・2024〜2026 2024・2025・2026
国語 3 年 2 年 5 年 2010・2012・2014・2015・2016 2014・2015・2016 2017 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。国語について書いたことは 2016 年度までの話

一番大きな結論

この学校の入試でいちばん動かないのは「何番目の大問で何を測るか」という座席(問題の置き場所)で、いちばん動くのは「その枠にどの単元・どの題材を入れるか」です。

ここで言う固定は「同じ種類の問題が同じ場所に出る」ということで、「同じ問題が出る」ではありません。ただしこの学校には、数字を変えただけの同じ問い方も実際にあります。

したがって過去問の使い方は、「同じ座席の問題を年度をまたいで縦に並べて解く」ことと「単元の解き方を仕上げる」ことの両方になります。算数の大問 1 と大問 3、社会の最後の大問、国語の大問 1 は縦に並べて解く価値があります。一方、理科の物理・化学の単元や社会の地理の題材は毎年作り直されるので、そこは幅を持って準備します。

もうひとつ効くのは時間の使い方です。理科と社会は合わせて 50 分で、理科 23〜27 問・社会 21〜26 問。合計 45〜53 問を 50 分で処理することになるので、1 問あたり 1 分を切ります。ここは通し演習でしか身につきません。


この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)


今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・漢字語彙)を先に。過去問を時間を計って解く演習は小 6 の夏以降が目安です。

根拠となる設問文と年度は、科目別の詳細の節を参照してください。

  1. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の 5 問。3 年連続で (3) が同じ数でくくる工夫計算、(4) が「わり算のかっこの中に□」の逆算。14 年同じ位置にある枠なので、時間をかける価値が確実に返ります。0.6=3/5、1.25=5/4、0.25=1/4 の相互変換も (5) で毎年使います。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週末 60 分] 算数・大問 3 の 3 点セットを 3 年分縦に。角度(正多角形がらみ)、色がついた部分の面積、立体(展開図から名前と体積/回転体)。設問文まで同じなので、解き方の手順を固めておけます。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週末 60 分] 算数の規則性を「逆引き」まで、単位換算は一覧で。3 年とも大問 4 か大問 5 のどちらかに規則性が 1 題あり、「合計が 200 個を超えるのは何番目か」(2026)のような逆から数える問いで差がつきます。ha と m²、時速と分速、縮尺と実距離もまとめておきます。2025・2026 は 2 年続けて縮尺が大問になりました。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週末 60 分] 理科と社会を 50 分の 1 本として通しで解く。合わせて 45〜53 問。この学校でいちばん起きやすい失点は時間切れです。理科と社会のどちらから解くか、自分の順番を決めておきます。(確認: 〜2026 年度)
  5. [毎日 10 分] 社会の地理を漢字で書けるところまで。3 年とも社会の半分近くが地理です。平野・河川・工業地帯・都道府県と県庁所在地・農業(促成栽培・抑制栽培・二毛作)・雨温図。記述が 0 問なので、語句の正確さがそのまま点になります。あわせて前年 1 年ぶんの出来事を「何周年か」「どの制度の話か」で整理します(関東大震災 100 年・終戦 80 年・気象観測 150 年)。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 社会の最後の大問(公民)を落とさない。三権分立の図、国会・内閣・裁判所の仕事、三審制、選挙権、憲法の三原理と条文。範囲は狭く、毎年ほぼ同じ場所から出ます。三審制は 2020 年度と 2025 年度で同じ設問が出ました。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週末 60 分] 理科の対照実験と、指定語つきの理由記述。大問 1 は 3 年連続で「条件を 1 つだけ変えて比べる」実験(だ液・発芽・光合成)で、「この条件を調べるにはどれとどれを比べるか」に即答できるようにします。理由記述は 2024「『太陽』という言葉を必ず用いて」、2025「支点・力点・作用点・長さ・大きい力をすべて使って」のように語を指定してくるので、指定語を落とすと点になりません。(確認: 〜2026 年度)
  8. [毎日 10 分] 国語は漢字・熟語と 50 字記述を毎日、200 字の意見文は週 1 本。漢字は「とめ・はね・はらい」の注意書きが 3 年同文。熟語の構成は選択肢の言い回しごと覚え、熟語パズル(矢印に従って二字熟語を作る図)に慣れます。小説の最後の設問は 3 年とも 50 字以内で、「気持ちの変化」「なぜそう思ったか」「この語が指す内容」の 3 種類。意見文は立場を明確にし理由を書く形で、週 1 本を人に読んでもらいます。(確認: 〜2016 年度)

科目別の詳細

まず 4 科目を横に並べると次のとおりです。

科目 形式の固定度 中身の性格 最優先で時間をかける価値があること
算数 大問 5・小問 19〜20。大問 1 は 14 年ずっと計算 5 問、大問 3 は 3 点セット。記述 0 問、記号選択もほとんど無く答えのみ 大問の役割は固定、一行題(数行で終わる短い文章題・大問 2)の単元は毎年入れ替え。大問 4・5 は規則性とそれ以外が入れ替わる 大問 1 の 5 問(工夫計算と逆算)/大問 3 の角度・面積・立体/規則性の逆引き
理科 大問 6・小問 23〜27(3 年連続)。生物→地学→化学→物理の並び。記述の数は年で 0〜5 問と動く。作図あり 分野の座席は固定、単元は毎年作り直し。大問 1 は 3 年とも対照実験を読ませる 対照実験の読み方/理由記述(指定語つき)/溶解度・濃度などの計算
社会 大問 3〜5・小問 21〜26。地理→歴史→公民の順で最後が公民。記述は精読した 3 年で 0 問。選択 44〜65%・短答(語句や数値を短く答える形式)35〜56% 地理が全体の半分近く。歴史は会話文の下線部から一問一答。公民は三権分立と憲法に集中 地理の語句を漢字で書けること/最後の大問(三権分立・憲法)/「ふさわしくないもの」を選ぶ処理
国語 大問 4・小問 20〜28。知識→説明文→小説→作文。記述は 20〜36%(年で動く) 大問 1 の知識の並びと、大問 3 の最後の 50 字記述、大問 4 の 200 字意見文が固定 漢字(とめ・はね・はらい)/熟語の構成と熟語パズル/50 字記述/200 字の意見文

算数(50 分・100 点・大問 5・小問 19〜20)

精読したのは 2024・2025・2026 年度。年度×大問の並びは 2010〜2026 年度の 14 年ぶんが資料にあります。

年度×大問の題材表(2024〜2026)

年度 大問 1 大問 2(一行題 5 問) 大問 3(3 問) 大問 4 大問 5
2024 □に当てはまる数(計算 5 問) 速さ(花小金井駅から学校まで 6km)
売買損益(2 割引のふで箱)
年齢算
最小公倍数と最大公約数
つるかめ算(個数を合計から逆算・5 円玉と 10 円玉)
角度(正五角形と正方形の共通辺)
色がついた部分の面積
展開図から立体の名前と体積
規則性(三角形状に並べた数の行と列) 平面図形(方眼上の山形多角形の面積を、示された考え方の空欄をうめて求める)
2025 □に当てはまる数(計算 5 問) 割合(35 人中 14 人は何 %)
速さ(西武国分寺線 国分寺駅〜鷹の台駅)
概数(四捨五入して 4000 になる範囲)
規則性(1/7 の小数第 40 位)
年齢算
角度
色がついた部分の面積
展開図から立体の名前と体積
縮尺・単位換算(エジプトのピラミッド・階数・ha・仕事算) 規則性(正多角形を描くプログラムの角度と回数・会話文)
2026 □に当てはまる数(計算 5 問) 速さ(アフリカゾウが 100m を 75 秒)
割合(お米 5kg の平均価格の値上がり)
集合(ピアノと水泳の重なり)
年齢算
平均算(4 人の平均点に 1 人加える)
角度(正五角形)
色がついた部分の面積
回転体の体積
規則性(赤・緑・青の箱をルールどおりに並べる) 縮尺・単位換算(学校周辺のジオラマづくり・会話文)

同じ場所に同じ種類の問題が出る

この学校の算数は、大問 5 本という枠と、大問 1〜3 の役割が長く動いていません

ここで言っている固定は「同じ種類の問題が同じ場所に出る」ということで、「同じ問題が出る」ではありません。ただし大問 1 の (3)(4) と大問 3 の (1)(2) については、数字を変えただけの同じ問い方が 3 年続いています。

問い方のくせ(算数)

理科(社会と合わせて 50 分・50 点・大問 6・小問 23〜27)

精読したのは 2024・2025・2026 年度。資料は 2010〜2026 年度の 13 年ぶんあります。

年度×大問の題材表(2024〜2026)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5 大問 6
2024 生物・人体(だ液とヨウ素液の対照実験・試験管 A〜G) 生物・ヘチマの花(雄花と雌花・袋かけ実験) 地学・流水のはたらき(上流と下流の石・三角州) 地学・星と季節(地球の位置と夏の大三角) 化学・素材の識別表示マーク(塩酸に溶ける金属・燃やすと出る気体・浮き沈み) 物理・電気回路(かん電池の直列と並列・電流計の読み・回路の作図)
2025 生物・インゲンマメの発芽(実験 1〜4 の対照実験) 地学・百葉箱(色・とびらの向き・置き場所) 化学・水よう液 A〜E の判別(実験 1〜5) 化学・炭素の燃焼と重さの関係(表の X・Y) 物理・てこ(支点の移動・はさみ) 物理・光の屈折(コップのストロー・会話文)+紙ストロー
2026 生物・葉のはたらき(アサガオ・アルミはく・ヨウ素液) 生物・人体(消化のみちすじ・小腸のひだ) 地学・太陽(小平市の棒のかげ・南中高度の計算) 化学・溶解度(ホウ酸・ミョウバン・食塩の表) 化学・熱と状態変化(実験 1〜4・金属の膨張・ろうのとけ方) 物理・ばね(ばね A と B・のびと重さ)

同じ場所に同じ種類の問題が出る

問い方のくせ(理科)

社会(理科と合わせて 50 分・50 点・大問 3〜5・小問 21〜26)

精読したのは 2024・2025・2026 年度。資料は 2010〜2026 年度の 14 年ぶんあります。

年度×大問の題材表(2024〜2026)

年度 地理 歴史 公民
2024 大問 1(11 問)梅子さんの自由研究「日本の気候」の表から九州地方へ。
石油化学コンビナート・鴨川の水質・四万十川・福井の雨温図・伝統的工芸品・屋久島・大陸だな・促成栽培
大問 2(8 問)清子さんと修子さんが小平市の歴史を発表する会話文。
武田信玄の治水・江戸幕府・五街道と歌川広重の浮世絵・千歯こき・関東大震災・就学率のグラフ・津田梅子・第二次世界大戦
大問 3(2 問)国民の権利でないもの・三権分立の図(A・B・C の矢印)
2025 大問 1(12 問)清子さんと修子さんが新幹線について話す会話文。
二毛作・明石市の経度・レアメタル・合計特殊出生率・東北の祭り・白神山地・信濃川・山形の雨温図・秋田のエネルギー自給率・嬬恋のキャベツ・有田焼・札幌
大問 2(9 問)太平洋戦争終戦 80 年からの通史。
長崎の原爆の月日・鑑真・摂政・北斎「神奈川沖浪裏」ほか絵画の形式・征夷大将軍・参勤交代・西南戦争
大問 3(4 問)選挙権・国会と内閣・三審制・生成 AI
2026 大問 1(4 問)稲作地帯 A〜E と平野の同定
大問 2(4 問)工業地帯・地域の地図 A〜D と都市 a〜c
大問 3(3 問)都道府県の形の白地図・政令指定都市・ドーナツ化現象
大問 4(10 問)大河ドラマ「豊臣兄弟!」から始まる会話文。
武家諸法度・開国後の貿易グラフ・平安の年表・鎌倉の御恩と奉公・文明開化・日露戦争・ポツダム宣言
大問 5(5 問)憲法の三原理・予算と国会・内閣総理大臣・憲法 80 条・気象観測 150 年

同じ場所に同じ種類の問題が出る

同じ問い方が繰り返される例

原本の設問文を両方の年で確認できたものを挙げます。

問い方のくせ(社会)

国語(50 分・100 点・大問 4・小問 20〜28。2014・2015・2016 年度で確認)

精読したのは 2014・2015・2016 年度。国語は 2017 年度以降の問題文が資料に無く(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)、ここに書いたのは 2016 年度までの話です。直近の形式は市販の過去問集で確認してください。

年度×大問の題材表(2014・2015・2016)

年度 大問 1(知識) 大問 2(説明文) 大問 3(小説) 大問 4(作文)
2014 漢字の書き取り 10 問/熟語の構成/熟語パズル 2 問/二語を使った短文づくり(絶好・機会) 日高敏隆『人間はどこまで動物か』 — 「ヒト」と「人間」の使い分け 弟が書いた文章をめぐる姉の話 ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」の特徴を、具体例を挙げて 100 字以内で説明
2015 漢字の書き取り 5 問/熟語の構成/熟語パズル 2 問/語を使った短文づくり(煮つまる・蛇足)/表現に問題のある文の訂正 2 問 森本哲郎『日本語 表と裏』 — 日本語の一人称代名詞と自我 柚木麻子『終点のあの子』 — 中学の教室での友人関係 「消費税率を 8% から 10% に上げるべきだ」への自分の意見を 160 字以上 200 字以下
2016 漢字の書き取り 5 問/熟語の構成/熟語パズル 2 問/指定された構文に従う短文づくり(画期的・先見の明)/不適切な文の指摘と書き直し 2 問 田中修『植物はすごい』 — 緑のカーテンと蒸散 中田永一『くちびるに歌を』 — 五島列島の中学の合唱部 「小学生に給食は必要ない」への自分の意見を 160 字以上 200 字以下

同じ場所に同じ種類の問題が出る

問い方のくせ(国語)


しばらく出ていない単元(復活の警戒)

「最終確認年度」は、その単元が出ていないことを確認できている最後の年度です(算数・理科・社会は 2026 年度まで、国語は 2016 年度までしか資料がありません)。

科目 単元 直近に大問で使われた年 最終確認年度 状況
算数 食塩水の濃度 2019 2026 大問 2 の枠。7 年空き。一行題プールの定番なのでいつ戻ってもおかしくない
算数 和差算・分配算 2020・2021 2026 4〜5 年空き
算数 つるかめ算(個数を合計から逆算) 2015・2024 2026 2 回だけで、間隔が長い
算数 売買損益 2016・2022・2024 2026 2〜6 年おき
算数 立体の切断 2012・2021 2026 大問 4 の枠。近年は大問 3 (3) に小さく入るだけ
算数 場合の数 2010・2014 2026 そのあと大問としては出ていない
算数 資料の読み取り(表・グラフ) 2018〜2020 2026 大問 4 の枠で 3 年続いたあと、2021 以降は規則性・縮尺に置き換わっている
理科 地層・岩石 2015・2017・2022 2026 地学の枠。4 年空き。5 年前後の間隔で戻っている
理科 こん虫・節足動物 2016・2020 2026 生物の枠。6 年空き
理科 動物の誕生(メダカ・ヒト) 2018・2021 2026 生物の枠。5 年空き
理科 電磁石 2018 2026 物理の枠。8 年空き。電気回路(2024)とは別枠
理科 ふりこ 2017 2026 物理の枠。9 年空き
理科 浮力・密度 2010・2021 2026 2024 に小問で 1 問出ただけ
理科 地震・火山 2020 2026 地学の枠。6 年空き
理科 月の満ち欠け 2010 2026 大問としては長く出ていない。太陽は 2018・2021・2026 に出ている
理科 実験器具の使い方 2021 2026 独立の大問になった年がある
理科 電気回路 2016・2019・2021・2022・2024 2026 2 年空き。物理の枠でいちばん戻りやすい
社会 財政・税 2016 2026 公民の枠。10 年空き。三権分立・憲法・選挙に偏っている
社会 国際社会・世界地理 2010・2019 2026 大問 1 の枠。近年は日本国内の地理だけ
社会 史料・資料の読み取りを主題にした大問 2019 2026 独立の大問になった年がある
社会 原始・古代(縄文〜弥生) 2018・2020 2026 近年は通史の中に 1 問置かれるだけ
社会 飛鳥・奈良時代を主題に 2021・2022 2026 4 年空き。2025 は鑑真 1 問のみ
社会 戦後・現代史 2015 2026 大問としては長く出ていない
社会 時事を主題にした大問 2016 2026 近年は各大問の入口に置かれる形に変わっている
国語 大問 4 が作文でない構成 2010・2012 2016 2014 年度以降は 3 年とも作文。ただし資料のある年数が少ない

国語は資料のある年数が少ないため、周期として語れるものは多くありません。2010 年度の資料では大問が 3 本(漢字 → 記号選択 → 語句の意味)で作文の大問が無く、2012 年度は記述中心の 4 本でした。大問 4 の作文が定着したのは 2014 年度以降に見えます。2017 年度以降にこの構成が続いているかどうかは、この資料からは分かりません。


形式面の注意

4 科目に共通すること

科目ごとの数字


学年別ロードマップ(小 4 から始めるなら)

何をやるか
小 4(土台) ①計算の正確さ — 整数・小数・分数の四則と、□を含む逆算。この学校は大問 1 が 14 年ずっと計算なので、ここが最終的にそのまま効きます。②漢字 — 「とめ・はね・はらい」までていねいに書く習慣。設問文に毎年その注意が書いてあります。③図形の入口 — 角度、正多角形、円とおうぎ形、立体の展開図。大問 3 の 3 点セットの土台になります。④身のまわりの理科 — 種をまいて育てる、月や太陽のかげを見る、てこやばねを触る。この学校の理科は必ず実験と観察から入ります。⑤地図と日本 — 都道府県の形と県庁所在地、平野と川。時間計測はまだしなくてかまいません
小 5(幅) 1 週間の割り振りは「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日の 15 分は算数の一行題(大問 2)のプールを一巡する時間にあて、次の順に進めます — 速さ・割合・年齢算・平均算・つるかめ算・売買損益(ここまで受験用教材の単元)・数の性質・集合・概数。年齢算と速さは 3 年連続で出ているので厚めに。週末の 60 分は、規則性(数の並び・図形の並び・循環小数)と、理科・社会・国語に割り振ります。理科は 4 分野をひととおり学び終えることを目標に(生物なら発芽・光合成・花と受粉・人体、地学なら気象・太陽・星・流水、化学なら水よう液・溶解度・燃焼・気体、物理ならてこ・ばね・光・電気回路)、社会は地理を厚くしてから通史を一巡します。国語は説明文(自然科学系を含む)を読む習慣と、熟語の構成・熟語パズル・文の誤り直しの知識分野。ただし国語は 2017 年度以降の資料が無いので、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください(→ 資料の限界)
小 6(仕上げ) 上の「今からやるなら」8 項目。夏以降は 2 本立てにします。縦に並べて解くのは算数の大問 1・大問 3、社会の最後の大問、国語の大問 1。年度通しで時間を計るのは理科と社会を合わせた 50 分と、国語の 50 分。国語は記述と作文があるぶん時間配分の練習が要ります。書いたもの(国語の 50 字・200 字、理科の理由記述)は人に読んでもらって条件を拾えているか確認します。国語の年度通し演習は 2016 年度までの資料しか無いので、直近年は市販の過去問集で補います(→ 資料の限界)

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 差がつくのは、小 4 から積む計算の正確さと、小 5 での理科 4 分野・社会の地理をひととおり学び終えることの 2 点です。算数の大問 1 は 14 年間ずっと同じ枠で、しかも中身の並びまでそろっているので、早くから積んだぶんがそのまま返ってくる数少ない場所です。一方、理科は分野の座席が固定でも単元は毎年作り直されるため、「頻出単元だけ仕上げれば足りる」とはなりません。社会も記述が無いぶん、覚えた語句を漢字で正確に書けるかどうかがそのまま結果になります。逆に、難問を 1 問じっくり考える力に早くから時間をかけても、この学校ではあまり返ってきません。


この学校と併願するなら

観点は 過去問の勉強が二重に効くか だけです。難易度・偏差値帯・通学圏・お子さんとの相性は扱いません。入試日程の重なりは注記だけ写します。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。

この近さは、科目ごとの大問数・小問数・記述と選択の比率・図表の比率・同じ位置に来る単元の一致・設問文の使い回しの近さを合わせたもので、同じ問題が出るという意味ではありません。国語はこの学校の資料が 2016 年度までしか無いため、近さの計算に入っていません。

この学校は受ける回によって必要な科目が変わるため、併願先の科目構成と見比べて準備を立てる必要があります。とくに 1 科選択・2 科選択で受けるつもりでも、併願先が 4 科目校であれば理科・社会はこの学校の準備とは別に立てることになります。

過去問演習の転用という点でいちばん現実的なのは、理科と社会を合わせて 50 分で解く形式に慣れた分を、同じく理科・社会が短時間の学校に持っていくことです。逆に、算数の大問 1 の 5 問セットや大問 3 の 3 点セットのような、この学校に固有の座席の練習は他校にはそのまま移りません。


資料の限界

別の学校の冊子が混じっていた件

転写と数え方の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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