海城中学校 の過去問分析

海城中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

海城中学校 過去問分析(2005〜2026 年度・一般入試①(第 1 回)相当・最大 22 年分)

更新 2026-08-20。


この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都新宿区
男女 男子
旧称 海城学校(1900 年〜)、旧制の海城中学校(1906 年〜)
入試回と科目・日程 一般入試① 2 月 1 日午前・4 科/一般入試② 2 月 3 日午前・4 科
試験時間・配点 国語 50 分 120 点/算数 50 分 120 点/社会 45 分 80 点/理科 45 分 80 点(募集要項の表は①②の両回共通)
当日の時程(一般入試①) 着席 8:00 /国語 8:20-9:10 →算数 9:35-10:25 →社会 10:50-11:35 →理科 12:00-

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。

過去問そのものの入手や使い方の一般的な手順は過去問の使い方に、塾用語や入試用語は用語集にまとめてあります。

書いてあることの根拠は、過去問の紙面を文字データに起こしたもの(転写)と、そのうち設問文まで読み直した年の原本です。どこまで確かめられたかは「資料の状況」と「資料の限界」に書きました。


まず結論だけ(10 行)

結論:

  1. 出題の形(大問数・並び・問い方)は長く固定されている一方、中身は毎年作り直されています。算数は大問 6、理科は大問 4(物理→化学→生物→地学)、社会は大問 1 つ、国語は小説→論説の 2 大問です。
  2. 同じ問題を覚える使い方はどの科目でも効きにくく、精読した 4 年の設問文どうしを比べた範囲でも同じ問題の再登場は見つかりませんでした。
  3. かわりに効くのは、時間の使い方(特に理科 45 分・国語 50 分)、循環する単元の解き方(算数・理科)、問い方が固定された記述の書き方(社会の資料論述、国語の最終記述)の三つです。

家でやること 3 つ:

  1. 社会の資料付き論述を、設問が指定した論点を箇条書きに分解してから書く。
  2. 国語の最終記述を、線部の言い換えと指定語を含む理由・背景の 2 部構成で字数の幅に収める。
  3. 算数の場合の数と立体(切断・重なり)を、書き出しの表を自分で作る手順で解く。

今週やる 1 つ:

  1. 算数の大問 1 の一行題(数行で終わる短い文章題)を 4 年分そろえて解き、5 分以内に 4 問正解できるか測る。

注意:

  1. このページの年度×大問の題材表は 2023〜2026 の 4 年分だけを原本で確認したもので、それ以前は転写データの単元分類を数えた結果です。

資料の状況

「精読した年」は設問文まで読み直した年、「構成だけ数えた年」は転写データの単元分類(大問ごとの主要単元)を数えただけの年、「資料のある年」はその両方を合わせた年数です。以降の本文でもこの 3 語を使います。転写とは、過去問の紙面を文字データに起こしたものです。

科目 資料のある年 年数 欠けている年 精読した年 構成だけ数えた年 備考
算数 2005〜2026 22 なし 2023〜2026(4 年) 2005〜2022(18 年) 図形の図そのものは転写できず、図の説明文からの推定を含む。転写の読み取り確度が低めの年が 22 年中 15 年(2023・2026 を含む)
理科 2005〜2026 22 なし 2023〜2026(4 年) 2005〜2022(18 年) 図・表が多く、小問数は年により 19〜33 とぶれる。2026 は大問 4 問 5 の一部が判読不十分
社会 2005〜2026 21 2009 年度が欠落 2023〜2026(4 年) 2005〜2022(17 年) 長文 1 本+設問 10 前後。記述の字数指定まで読める
国語 2005〜2026 19 2006・2007・2013 年度が欠落 2023〜2026(4 年) 2005〜2022(15 年) 本文・設問とも読める。2020 は読み取り確度が低め

一番大きな結論

海城は「出題の形(大問数・並び・問い方)は長く固定、中身は毎年作り直す」学校です。 同じ種類の問題が同じ場所に出る、という意味であって、同じ問題が出るという意味ではありません。

したがって過去問の使い方は「出る問題を覚える」ではなく、①時間の使い方を身につける(特に理科 45 分・国語 50 分)、②循環する単元の解き方を身につける(算数・理科)、③問い方が固定された記述の書き方を身につける(社会の資料論述、国語の最終記述)の三つに近くなります。同じ問題を暗記する使い方はどの科目でも効きにくいと言えます。

科目横断の要点

科目 形式の固定度 中身の性格 最優先で時間をかける価値があること
算数 高い。大問 6・小問 17〜21・50 分・答えのみ(精読した 4 年で共通、構成だけ数えた年の分類では 2008 年以降大問 6) 単元は毎年入れ替わる。場合の数・立体(切断・重なり)・速さ・平面図形の面積比が近年の常連 場合の数(数え上げの整理)と立体の切断・重なりの体積、大問 1 の一行題 4 問を落とさない計算力
理科 高い。大問 4・物→化→生→地・45 分(精読した 4 年) 単元は分野の中で回る。導入文が長く、身近な題材(道路の形・京都の地形・ポケモン)から計算・考察へ 長い導入文を読み切って表・図から計算する練習と、理由・方法を 1〜2 文で書く記述
社会 非常に高い。大問 1・小問 10 前後・45 分(資料のある 21 年) 主題は毎年変わる。資料を根拠に 70〜190 字で「目的・理由・考え」を書く論述が年 2〜3 問(記述比率 20〜27%) 資料付き 150 字前後の論述の骨組み(本文と資料から根拠を拾い、指定された論点を全部入れる)
国語 非常に高い。2 大問・小問 20〜23・50 分(精読した 4 年、構成だけ数えた年の分類では 2012 年以降) 小説・論説とも「――線部…とあるが、…か。最も適当なものを次の中から選び」の 4 択が 8 割強。記述は年 1〜2 問・60〜110 字 長い選択肢(1 つ 60〜100 字)を読み比べる 4 択の消去法と、最終記述のまとめ方

科目ごとに競技が違います。算数は「答えのみ・重い後半」の処理速度、理科は「読解しながら計算」、社会は「資料論述」、国語は「4 択の精読」です。


この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)


今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先にしてください。過去問を使った社会の資料論述・国語の最終記述の練習は小 6 の夏以降が目安です。学年別の道筋は学年別ロードマップの節にまとめました。

各項目の根拠(何年のどの大問か)は、科目別の詳細の節を参照してください。

  1. [週末 60 分] 社会・資料付き論述の骨組み — 2023〜2026 の 9 問(70・130・150・160・160・170・180・190・190 字)を「設問が指定した論点を箇条書きに分解→本文と資料から各論点の根拠を拾う→つなぐ」の順で書きます。書いた後に「本文・資料のどこを根拠にしたか」を線で結びます。「なぜ作られたか(目的)」を問う記述は「当時の状況→作った側の狙い→資料で裏づけ」の 3 段で組み立てます。2024 問 7 は解答中の呼称まで指定され(「新型入試」「従来型入試」)、2026 問 8 は「資料 1」の表記可と細かい指示がつきます。指示を読み落とすと論点が抜けます。本文の主題は毎年変わるので、ニュースの知識より「資料を読んで理由を言う」練習に時間を使ってください。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週末 60 分] 国語・最終記述の型 — 小説の最終問(2023 問十 80〜100 字、2024 問六 60〜80 字・書き出し指定、2025 問十 80〜100 字、2026 問十一 90〜110 字・「よそ者」指定)と論説の最終問(2023 問十一 60〜80 字・「発見」指定、2024 問十一 60〜80 字・「同調」「オリジナル」指定、2026 問十 100〜110 字・「偶然性」「未知」指定)を、この 7 問だけ縦に書きます。「線部の言い換え+指定語を含む理由・背景」の 2 部構成で字数の幅に収めます。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週 1 回] 国語・4 択の消去法を時間内で — 記号選択が 2023 年 18 問・2024 年 20 問・2025 年 17 問・2026 年 18 問あり、4 年で 73 問になります。選択肢 1 本が 60〜100 字あるので、「線部の直前直後→選択肢の後半(結論部)から切る」手順を固定し、50 分で 2 本読み切る配分を作ります。小説は「主人公が集団からずれる場面」の心情を、線部の前後 5 行から根拠を拾って言葉にする練習を重ねます。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週 1 回] 算数・場合の数と立体の 2 本柱 — 場合の数は 2025 大問 3(5 文字と+×の式の数え方)・2026 大問 3(1〜5 で作る 4 けたの整数と 5・10 の倍数)・2026 大問 5(2)(正方形 2〜3 個をつないだ白黒タイルの並べ方)・2024 大問 4 の順で、数え漏れを防ぐ表の書き方を固定します。立体は 2024 大問 5(立方体を 2 平面で切る)・2025 大問 5(立方体の中の三角柱 3 本の重なり)・2026 大問 6(三角すいを 2 平面で切る)と 2023 大問 1(5) の回転体。「角すいの体積は底面積×高さ÷3」の断り書きが 2023〜2026 の 4 年連続で問題文に印刷されており、すい体が毎年どこかに出ています。余力があれば面積比・線分比(2023 大問 3・2024 大問 2・2026 大問 1(2))を「補助線と相似の比」で 3 題。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週 1 回] 理科・長い導入文から表・図で計算する短答(語句や数値を短く答える形式) — 2024 大問 1(音の往復と動く装置)・2024 大問 2(硫酸銅の溶解度と水和物)・2025 大問 1(電熱線の抵抗と電流計)・2025 大問 2(メタン・プロパンの燃焼の量計算)・2026 大問 1(電熱線の太さと発熱)。配線の作図まで手を動かし、「表の値から比例式」を 1 枚にまとめます。「必要であれば四捨五入して小数第 2 位まで/整数で」の桁指定が大問の頭に置かれます。(確認: 〜2026 年度)
  6. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の一行題と国語の漢字 — 一行題で 2023〜2026 に出た枠は、約数の個数(2023・2024)、食塩水(2023・2024)、割合と比(2023・2026)、売買損益(仕入れ値・定価・売り値の関係。2025・2026)、年齢算(年の差が変わらないことを使う。2024)、和差・分配(2025)、分数の性質(2025・2026)、角度(2024・2025)、平行四辺形の線分比(2026)、回転体(2023)。4 年分 16 問を 5 分以内で 4 問正解できる状態が後半の時間を生みます。漢字は論説の問一に毎年 5〜6 問(2023・2024 は a〜e、2025・2026 は a〜f)で、カタカナ→漢字の書き専門。「ヒツジン的」「カクチョウ」のような大人向け語彙が混ざります(2026)。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週末 60 分] 理科・理由と方法を書く記述 — 年 1〜5 問です(2023 年 5 問、2024 年 5 問、2025 年 4 問、2026 年 1 問+「記号+理由」の混合 5 問)。「なぜ結晶の重さが増えたか」(2024 大問 2)、「においを感じる毛が多い利点」(2024 大問 3)、「上ル・下ルと言う理由を図 1 から」(2025 大問 4)、「14℃より低くなる理由」(2026 大問 1)のように、直前の実験・図から 1 文で説明する形です。地層・地形(扇状地・侵食・岩石の種類)は 2023 大問 4・2025 大問 4・2026 大問 4、生態系(外来生物・寄生・共生・進化)は 2023 大問 3・2025 大問 3・2026 大問 3 で、「利益は何か」「利点は何か」を 1 文で書く練習にそのまま使えます。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週 1 回] 算数・速さの 3 種と、社会の記述以外の設問 — 速さは 2024 大問 6(円周上の 3 点・停止つき)、2025 大問 4(流水算(川の流れを速さに足し引きする)+船の長さ)、2026 大問 2(通過算(列車の長さを含めて考える)・普通列車と快速)を各 1 題、図をかいて位置関係を追います。構成だけ数えた年の分類では速さの大問が 2015〜2026 の 12 年で 10 年ありました。社会は「誤っているもの」「ふさわしくないもの」(2024 問 1・問 3、2026 問 1)、並べ替えの「2 番目と 4 番目」(2023 問 2)、統計表から県を当てる(2023 問 6、2025 問 4)、写真・ラベルの選択(2025 問 2・問 9)を 4 年分縦に解き、県当ては「産業・気候・人口」の 3 手がかりで。記述以外の 7〜8 問は 10 分以内で片付け、論述に 30 分残します。憲法(改正手続き・三大原則・選挙権年齢・地方自治)と近代史(日清・日露・太平洋戦争)は年表と条文で確認しておきます。(確認: 〜2026 年度)

科目別の詳細

算数(50 分・120 点・大問 6・小問 17〜21・答えのみ)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

年度 大問 1(一行題 5 問) 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5 大問 6
2023 計算/5880 の約数の個数/割合(通学時間 320 人)/食塩水の穴埋め/回転体(三角形を軸で回す) 数の性質(100〜200 で 6 で割り切れない数・和) 面積比・線分比(三角形と 3 点) 図形の移動(半径 1cm の円が長方形+正方形+おうぎ形の外側・内側を 1 周) 角度(2 枚の鏡での反射回数・すべて選ぶ) 規則性(m×n マスのうず巻き数表)
2024 計算/食塩水 3 種+水/年齢算(父と兄弟)/約数が 9 個の整数/角度(平行線と等しい辺) 線分比・面積比(三角形の内部の点 P・Q) 仕事算(全体を 1 として日数を出す。倉庫の荷物・3 人・3 日間) 石取りゲームの必勝法(1〜6 個ずつ) 立方体の切断(2 平面で切って体積) 速さ(円周上の 3 点・停止つき追いかけ)
2025 計算/2 本の棒で廊下の幅(分配)/売買損益(定価と 2 割引き)/分母 60 の分数/角度(円の 9 等分点) 直角三角形(6・8・10)の折り返しの長さ・面積 場合の数(5 文字の間に+×を入れる式) 流水算(船の長さ・ターボ機能) 立方体内の三角柱 3 本の重なりの体積 規則性(ぶつかると向きを変えるロボット)
2026 計算/平行四辺形の線分比/割合と比(赤玉と白玉)/売買損益(7 月と 8 月)/分数の性質(1/ア+1/イ) 通過算(普通列車と快速列車・地点 A B) 場合の数(1〜5 で作る 4 けたの整数と 5・10 の倍数) 正方形を回転させた重なり(八角形の面積・穴埋め) 数の性質(分数の式の穴埋め)+場合の数(正方形 2〜3 個の白黒タイル) 三角すいの切断(2 平面・体積)

頻出単元と周期

精読した 4 年(2023〜2026)と、それ以前は構成だけ数えた年の単元分類(2005〜2026・大問の主要単元)を数えたものです。

単元グループ 精読した 4 年 分類での大問回数(22 年) 傾向
大問 1 の一行題 4/4(毎年 5 問) 大問 1 の内訳は精読した 4 年のみ確認 (1) は分数・小数の四則混合。(2)〜(5) は数の性質・食塩水・売買損益・割合・角度から
場合の数・論理 2024(石取り)・2025・2026 の 3 年 場合の数 10 回+論理 3 回。2019〜2022・2024〜2026 と直近 8 年で 7 年 「並べ方→条件つき→式や図として数える」の 3 段。差がつく (3) は倍数条件・対称性
立体(切断・重なり・回転体) 2023(大問 1 回転体)・2024・2025・2026 切断 8 回+立体 8 回で 16 回。2017〜2026 の 10 年で 9 年 立方体を 2 平面で切る(2024・2026 は三角すい)、柱体の重なり(2025)。すい体の断り書きが 4 年連続
速さ 2024・2025・2026 の 3 年 速さ・グラフ 11 回+流水 3 回+通過 2 回+時計算 2 回。2015〜2026 の 12 年で 10 年 円周上の追いかけ(2024)、流水+船の長さ(2025)、通過算(2026)と毎年別の顔
平面図形の面積比・線分比 2023・2024・2025・2026 の 4 年 平面 10 回+角度 2 回+円 2 回 三角形と分点(2023・2024)、折り返し(2025)、正方形の回転(2026)。2026 は大問 1 にも平行四辺形の線分比
数の性質 2023・2026 の大問+大問 1 に毎年 8 回 約数の個数(2023・2024)、6 で割った余りの和(2023)、分数の和(2025・2026)
規則性・数表 2023・2025 10 回 うず巻き数表(2023)、ロボットの衝突(2025)。「小さい場合で実験」が核
図形の移動 2023 5 回 転がる円の中心の軌跡・面積
仕事算 2024 3 回 3 人の組み合わせ・3 日間
水量 0 6 回(2019 が最後) しばらく出ていない単元の節を参照

問い方の並び


理科(45 分・80 点・大問 4・小問 24〜33)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

年度 大問 1(物理) 大問 2(化学) 大問 3(生物) 大問 4(地学)
2023 電気回路(電球のグラフ読み・配線の作図・電池の並列) 食品の袋の「たべられません」(生石灰・シリカゲル・脱酸素剤・気体の性質) メダカとカダヤシ(ひれと卵の作図・外来生物・水草の役割の記述) 砂つぶのでき方(風化・石の吸水と凍結の実験・小惑星のレゴリス)
2024 音(往復の時間・動く装置と受け取り間隔) 硫酸銅の溶解度と水和物(濃度%・加熱後の重さ) 高山の花と昆虫(アブラナ科の花の断面・ハエの頭部・においの利点・訪花昆虫の割合) 道路の形と地形(京都・波照間島・テオティワカン・青海島の詩・海城周辺の道路の方位分布・作図 2 問)
2025 電熱線の抵抗と電流計(つなぎ方の作図 2 問・表の穴埋め) メタンとプロパンの燃焼(酸素の量・燃焼後の体積・水の重さ) アリとアリマキ・アリジカコオロギの寄生(実験 1〜3・記述 2 問) 京都の地形(扇状地・住所の上ル下ル・保津峡・残丘の作図・京都と大阪の気温比較)
2026 電熱線の太さと発熱(電流・発熱量・コップの水の温度・混合 1 問) 気体 A〜C の判別(実験Ⅰ〜Ⅳ・キップの装置) 「進化」とは(DNA・ポケモンと変態・ツバキシギゾウムシの口吻と果皮) 建物の壁の石材とアンモナイト(岩石の種類・オウムガイの浮き沈み・化石の保存状態)

頻出単元と周期

精読した 4 年に加え、構成だけ数えた年の単元分類(2005〜2026)で大問の主要単元を数えたものです。

問い方の並び


社会(45 分・80 点・大問 1・小問 9〜11・記述 2〜3)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

年度 長文の主題 選択・短答(設問順) 記述(字数・参照資料)
2023 地図の歴史とデジタル地図(伊能図と赤水図・陸軍の地形図・国土地理院・OSM・ハザードマップ) 伊能の測量記録の読み取り
戦いの図版の並べ替え(2 番目と 4 番目)
1912〜1945 の輸出入額グラフ
1960〜80 の家電普及率
憲法改正の発議機関(漢字)
3 県の統計表
8 世紀の地誌の書名
国際協力を担う国内機関の選択(JICA)
赤水図の長所 150 字(資料 1・2)/ハイチ地震で OSM が役立った理由 70 字(資料 5)/紙のハザードマップの長所 130 字(資料 6〜8)
2024 なぜ入試は学力を測るのか(身分制度の廃止・共通テスト記述式の見送り・経験を評価する入試) 江戸時代の教育の誤文/国会開設を求めた運動と多摩の若者の憲法草案の名/古代の役人の能力/地方自治への参加/一票の格差の表/共通テスト会場と交通の遅延の地図(2 問) 記述式導入で公平性が損なわれると考えられた理由 190 字(資料 1〜3)/経験を評価する入試への批判 160 字(資料 4〜7・「新型入試」「従来型入試」の表記指定)
2025 桃太郎と岡山(吉備団子と日清戦争・温羅伝説・戦時のアニメ映画) 薪炭生産額の上位県
山梨の水のラベル
教科書検定と人権
映画館の統計表
吉備国と備前・備中・備後
古墳時代の 3 空欄(漢字 4 文字・ひらがな・カタカナの指定)
沖縄・長崎・広島の写真の組み合わせ
「看護婦」の新しい呼び方(漢字 3 文字)
広島駅と宇品港の仮設鉄道の目的 160 字(資料 1〜3)/『桃太郎の海鷲』製作の目的 190 字(資料 4・5)
2026 「史実」とは何か(史料と偽文書・十七条の憲法・寺社の由緒書・村の争いのでっち上げ) 日本国憲法の内容の正誤
8 世紀の天皇
選挙権・被選挙権の年齢
製材残材を燃料にする発電方法
情報を選び確かめる能力の語(カタカナ)
参勤交代で必ず海路を通る藩(すべて選ぶ)
クリミア・ウクライナの国名
中央防波堤埋立地の帰属(大田区と江東区の主張)
歴史学者が湖南市の対応を批判した理由 180 字(資料 5〜8)/対馬藩が国書偽造に踏み切った考え 170 字(資料 9〜11)

表から読める構造は次のとおりです。大問は 1 つ、設問は下線部①〜⑩に対応して並び、地理・歴史・公民が混ざります。記述は 2〜3 問で、必ず「本文と《資料 n》〜《資料 m》をふまえて」「〜を明らかにしながら」の指定がつきます。字数は 70〜190 字で、2024 以降は 160〜190 字の 2 問が定番です。

頻出テーマと周期

問い方の並び


国語(50 分・120 点・2 大問・小問 20〜23)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

年度 大問一(小説) 設問数・うち記述 大問二(論説) 設問数・うち記述
2023 小学四年生の「想」と再婚した父・戦争の記憶(焼夷弾・佐喜子さんの絵) 10・記述 1(問十 80〜100 字) 言語習得と科学の営み(一般化→検証→修正・「文学」と発見) 11・記述 1(問十一 60〜80 字・「発見」指定)+漢字 5
2024 ホテルの筆耕士を継いだ遠田と書道教室(「風」を書く) 12・記述 1(問六 60〜80 字・書き出し指定) 熟達と孤独(羽生善治の言葉・他者の承認) 11・記述 1(問十一 60〜80 字・書き出し+「同調」「オリジナル」指定)+漢字 5
2025 六年生の教室と須磨先生の「感謝カード」(多幸感についていけない「僕」) 10・記述 1(問十 80〜100 字)+抜き出し 1 コミュニケーション能力と共感(「カレーの辛さ問題」・リスク) 10・記述 0+漢字 6
2026 震災後のボランティア(野球部の康太郎・「よそ者」・武井の方言) 11・記述 1(問十一 90〜110 字・「よそ者」指定) 読書と偶然性(1 日 1 冊・倍速視聴・ルネ・ジラール・オールドメディア) 10・記述 1(問十 100〜110 字・「偶然性」「未知」指定)+漢字 6

4 年間ぶれない要素は次のとおりです。大問は小説→論説の 2 つ。論説の問一が漢字の書き取り(カタカナ→漢字 5〜6 問)。問一〜問十前後は「――線部 n「…」とあるが、…か。最も適当なものを次の中から選び、記号で答えなさい」の 4 択(ア〜エ)。記述は各大問の最終問に置かれ、年 1〜2 問です。転写データでは 2 大問の形は 2009 年以降、記号選択が主軸の形は 2012 年以降続いています(2011 は記述が多い年)。

頻出と設問の種類

設問の種類 4 年での数 備考
4 択の記号選択 17〜20 問/年 心情・理由・内容説明・表現の効果(2023「焼夷弾」をひらがなで表記する意味、2026「方言になった理由」)。選択肢は 1 本 60〜100 字で、後半の結論部で差がつく
記述 1〜2 問/年 60〜110 字の幅指定。指定語(3 年)または書き出し指定(2024)。「〜にふれながら」「〜に注目しながら」の論点指定つき
漢字の書き取り 5〜6 問/年 論説の問一。カタカナ→漢字。「ヒツジン的」「カクチョウ」「ユウセイ」など大人向け語彙
抜き出し 0〜1 問/年 2025 問七のみ
学校文法・古文・詩 0 精読した 4 年でゼロ

しばらく出ていない単元(復活の警戒)

構成だけ数えた年の単元分類(2005〜2026)で大問の主要単元として数えたものです。精読していない年の細部は保証しません。

科目 単元 大問で出た年(構成だけ数えた年の分類を含む) 最終確認年度 状況
算数 水量とグラフ・水そう 2006・2007・2010・2012・2014・2019 2019 2019 を最後に 7 年出ていない。立体の一部として戻る候補
算数 図形の移動(転がる円・重なりの移動) 2010・2016・2018・2019・2023 2023 2023 大問 4(半径 1cm の円が図形の外周・内周を回る)以来 3 年なし
算数 規則性(数表・うず巻き・ロボット) 2013 以降: 2013・2014・2015・2017・2023・2025 2025 隔年に近い。2026 は無し
算数 食塩水を大問で 2009・2013・2021 2021 2023・2024 は大問 1 の一行題に降りた
理科 人体(消化・呼吸・血液) 2007・2009・2014・2015・2016・2021 2021 2021 を最後に 5 年なし。生物の大問は 2022〜2026 で生態系 4 回・花 1 回
理科 気象(天気図・湿度・フェーン) 2005・2007・2009・2010・2012・2013・2015・2016・2018・2022 2022 大問としては 2022 が最後。2025 大問 4 の中に京都と大阪の気温比較の小問
理科 光(反射・屈折・レンズ) 2006・2016・2022 2022 6 年周期なら次は 2028 前後だが、2023 算数大問 5 が鏡の反射
理科 ふりこ・てこ・浮力(力学の非電気系) ふりこ 2007・2010・2019、てこ 2012・2015・2017、浮力 2018 2019 物理は 2023・2025・2026 と電気系が続き、力学の大問が 2019 以来出ていない(2026 大問 4 にオウムガイの浮力の小問)
理科 天体 2006・2011・2018 2018 天体の大問は 2018 が最後
社会 憲法条文の空欄補充 2023 問 5(憲法改正の発議機関) 2023 2026 は憲法の内容の正誤選択に変わった
社会 雨温図・県別統計 2023 2023 2023 が最後の統計表
社会 世界地理の大問 2011・2013 2013 構成だけ数えた年の分類での回数
国語 抜き出し 2025 2025 2025 問七の 1 問のみ。続くかは未確認
国語 論説の記述が無い年 2025 2025 2025 は論説の記述 0。続くかは未確認
国語 記述が多い年 2011 2011 構成だけ数えた年の分類で 2011 は記述の多い年だったが、2012 以降は戻っていない

理科は、人体・気象・天体を 1 年分ずつ復習しておくと復活に備えられます。


形式面の注意


学年別ロードマップ

何をするか この学校での重み
小 4(土台) 計算の正確さ(分数・小数の四則混合)、図形(角度・面積の基本)、読解(4 択に慣れる前に「線部の言い換え」を口で言う)、短い記述(1 文で理由を言う)、漢字語彙の 5 本。海城で最終的に効く単元の入口は「約数・倍数」「立方体を切る・重ねるイメージ」「速さの 3 公式」 差はほぼ無い。時間計測はまだしない
小 5(幅) 1 週間の枠は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にする。平日 15 分は算数の計算と一行題、国語の漢字(カタカナ→漢字)にあて、週末 60 分は理科の「実験の理由を 1〜2 文で書く」習慣と、社会の資料(表・グラフ・写真)を見て 1 文で言う練習にあてる。算数は科目別の詳細の題材表を「小 5 で一巡する単元リスト」として使い、場合の数・立体の切断と重なり・面積比と線分比・速さ 3 種(流水算・通過算は教科書に無い受験用教材の単元)・数の性質・規則性を全分野ひととおり学び終える。理科は 4 分野の計算単元(電気回路・溶解度と燃焼の量計算・浮力・地層)。社会は地理・歴史・公民を一巡する。国語は説明文・小説の 4 択で「消去の理由」を言わせる 毎年作り直す学校なので、ここが本体。同じ問題は出ないため、単元の幅がそのまま得点になる
小 6(仕上げ) 「今からやるなら」の 8 項目。夏以降に過去問を「年度通しで時間を計る」(理科 45 分・国語 50 分が特に効く)。社会は論述だけを年度をまたいで縦に解く(2023〜2026 の 9 問→余力があればさらに前)。国語は最終記述だけを縦に。算数は場合の数・立体だけを縦に 論述・最終記述のまとめ方はここで固める。同じ問題が出る学校ではないので、通し演習の回数より「書いたものを直す」回数が効く

社会は 2009 年度、国語は 2006・2007・2013 年度の資料がありません(→資料の限界の節)。その年の細部にはこのページでは触れていません。

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくかというと、小 5 での全分野の一巡と、小 6 で「資料から根拠を拾って 150 字にまとめる」「線部の言い換えを 4 択から消去で残す」という書く・読む作業を何度も直してもらえるかどうかです。算数・理科は「毎年違う題材で同じ手順を踏む」ので、小 5 で手順を身につけていれば小 6 は過去問で確認するだけで済みます。逆に暗記の量で差がつく場所(社会の一問一答、理科の用語)は他校より少なくなります。


この学校と併願するなら(勉強が転用できるか、だけを見る)

観点は「同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら過去問演習が二重に効くか」だけです。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏は見ていません。近さの数字は科目ごとの出題構造の近さ(0〜100・100 が最も近い)で、自動集計で出したものです。同じ問題が出るという意味ではありません。

8 校の一覧・記述量・注意は併願候補ページへ。

読み方: 海城の社会(1 大問・資料論述)は 8 校の中では駒場東邦・土浦日大以外とは離れているので、社会の論述練習は他校の過去問で代用しにくいと言えます。算数は市川・早稲田・早稲田実業・中央大附属と構造が近く、場合の数・立体・速さの演習を相互に回せます。国語は中央大附属が最も近くなります。


資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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