東京都市大学付属中学校 の過去問分析

東京都市大学付属中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

東京都市大学付属中学校 過去問分析(2009〜2026 年度・入試回は 1 種類ぶんの資料・最大 18 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都世田谷区
男女 男子校
旧称 正和中学校(1947〜1956)、武蔵工業大学付属中学校(1956〜2009)
入試回と日程・科目 全 6 回あります。第 1 回 2 月 1 日午前(4 科)/第 2 回 2 月 1 日午後(「国語または理科」の選択+算数の 2 科目)/第 3 回 2 月 3 日午前(4 科)/第 4 回 2 月 5 日午前(4 科)/グローバル入試 2 月 3 日午前(国算英・募集は若干名)/帰国生入試 1 月 6 日午前(A 方式は国算英の 3 科、B 方式は国算 2 科または 4 科の選択)
試験時間・配点 第 1 回・第 3 回・第 4 回は国語 50 分 100 点・算数 50 分 100 点・社会 40 分 75 点・理科 40 分 75 点。第 2 回は選択科目 50 分・算数 50 分の各 100 点。グローバル入試は各 50 分で国語 50 点・算数 100 点・英語 100 点(国語は 100 点を 1/2 倍して 50 点とします)。帰国生入試は各 45 分・各 100 点
第 2 回の科目の選び方 国語で受けるか理科で受けるかを出願時に選び、当日の変更もできます。合否は算国 200 点満点または算理 200 点満点で判定します
合否判定の点数(英語・帰国生) 帰国生入試の A 方式は 3 教科 250 点満点または国算 200 点満点(国語は 1/2 倍)、B 方式は 4 教科 300 点満点または国算 200 点満点で判定します

上の表は 2027 年度の募集要項による内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

※ 系列校の東京都市大学等々力中学校とは別の学校です。このページは東京都市大学付属中学校の入試問題だけを扱っています。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. この学校は「同じ種類の問題が、毎年同じ場所に出る」学校です。同じ問題が出るという意味ではなく、大問の並びと役割が決まっていて、そこに入る題材が毎年入れ替わる、という意味です。
  2. 算数は 5 大問・18 小問という枠が、転写のある 17 年すべてで動いていません。理科は大問 1 が生物・大問 2 が地学・大問 3 が化学・大問 4 が物理、社会は大問 1 が地理・大問 2 が歴史・大問 3 が公民と前年の出来事です。
  3. 社会は 40 分で 35〜41 問、理科は 40 分で 26〜32 問あり、1 問あたり 1 分前後で処理し続ける必要があります。算数の 50 分 18 問だけがゆっくり考えられます。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1(8 問)を 25 分以内で全部取る練習をします。18 問中 8 問がここに集まっていて、問 1・問 2 は計算と逆算(□にあてはまる数を求める計算)です。
  2. 社会の歴史カードを「正誤の組合せ」と「古い順に並べて 3 番目を選ぶ」で潰します。この 2 形式が毎年複数問あります。
  3. 理科の 4 分野を均等にやります。分野の席(問題の置き場所)が決まっているので、苦手分野をつくると 25% がそのまま落ちます。

今週やる 1 つ

  1. 社会を 40 分で通しで解き、1 問 1 分を超えたら飛ばす感覚を確かめます。2026 は 40 分で 41 問でした。

注意

  1. 国語は 2022 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いた国語の話は 2021 年度までのものです(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並び・小問の数だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 資料の無い年 判読の確度
算数 3 年(2024・2025・2026) 14 年 17 年(2009〜2026) 2013 図のある小問が 47% あり、図そのものは転写できないため、図の説明文からの読み取りを含みます。転写の読み取り確度が低めの年が 17 年中 11 年(2024・2026 を含む)
理科 3 年(2024・2025・2026) 13 年 16 年(2009〜2026) 2010・2011 設問文が長く(1 年あたり約 3,000 字)、図のある小問が 56%。精読した 3 年のうち 2026 は転写の確度が高いです
社会 3 年(2024・2025・2026) 15 年 18 年(2009〜2026) なし 設問文が 1 年あたり約 4,300 字と 4 科目で最も多いです。精読した 3 年はいずれも転写の確度が高く、選択肢の文言まで読めます
国語 3 年(2015・2016・2021) 2 年(2010・2014) 5 年(2010・2014・2015・2016・2021) 2011〜2013・2017〜2020、および 2022 年度以降 2022 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。国語について書いたことは 2010〜2021 年度に限った話です

5. 一番大きな結論

この学校は「同じ種類の問題が、毎年同じ場所に出る」学校です。同じ問題が出るという意味ではありません。大問の並びと役割が決まっていて、そこに入る題材が毎年入れ替わる、という意味です。

したがって過去問の使い方は、①「同じ場所を縦に解く」(算数の大問 1 だけを 3 年分、理科の大問 3 だけを 3 年分、社会の大問 2 だけを 3 年分…)と、②「時間の使い方を身につける」の二つに近くなります。とくに②は軽視できません。社会は 40 分で 35〜41 問、理科は 40 分で 26〜32 問あり、1 問あたり 1 分前後で処理し続ける必要があります。算数の 50 分 18 問だけがゆっくり考えられる科目です。

一方で「毎年変わるもの」もはっきりしています。算数の大問 2〜5 に入る単元、理科の各分野の中の単元、社会の地理と歴史の切り口、国語の文章のテーマは年ごとに入れ替わります。ここは幅を持って準備します。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・漢字語彙)を先に。同じ場所を縦に解く演習は小 6 の夏以降が目安です。

根拠は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。

  1. [毎日 10 分] 算数の大問 1(8 問)を 25 分以内で全部取る。18 問中 8 問がここに集まっていて、しかも問 1・問 2 は計算と逆算です。分数と小数が混ざった大かっこ入りの逆算を、3 年分続けて解きます。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週末 60 分] 社会の処理速度をつくる。40 分で 41 問(2026)を通しで解き、1 問 1 分を超えたら飛ばす感覚を身につけます。ここは知識より段取りで差がつきます。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週 1 回] 社会の歴史カードを「正誤の組合せ」で潰す。「文 a〜c の正誤の組合せを 1〜8 から選ぶ」と「古い順に並べて 3 番目を選ぶ」が毎年複数問あります。時代ごとに政治・文化・外交を 1 行で言えるところまで。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週 1 回] 前年 1 年間の出来事を制度の名前に翻訳する。社会の大問 3 は前年の出来事が入口ですが、問われるのは制度と仕組み(選挙制度・三権分立・日本銀行・違憲審査権)です。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週末 60 分] 理科の 4 分野を均等に。分野の席が決まっているので、苦手分野をつくると 25% がそのまま落ちます。とくに化学の量的関係で、金属を加熱して重さを比べる問題が 2024(マグネシウム)と 2026(銅)にあり、扱う実験と問いの流れが同じです。溶解度・再結晶(2025)と合わせて 3 年分やります。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 算数の面積比と場合の数。面積比は「最も簡単な整数の比で答えなさい」という問い方で 3 年とも大問に入ります(2026 は 2 か所)。平行四辺形・長方形・三角形を線分比で切る練習を。場合の数はコイン・サイコロ・カード・色ぬりと題材は変わりますが、ルールを読んで樹形図で数える点は同じで、3 年とも大問 4 か大問 5 にあります。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週末 60 分] 国語の記号選択と韻文。記述がないぶん、長い選択肢を本文と突き合わせて 1 つに絞る作業が得点そのものです。説明的文章と文学的文章を 1 本ずつ、時間を計って。詩・短歌・俳句は表現技法、連の構成、季語と季節、詩の形式の名称を押さえます。短期間で仕上がるわりに、精読した 3 年すべてに出ています。(確認: 〜2021 年度)
  8. [毎日 10 分] 答え方の指定に慣れる。社会は「漢字 3 字」「カタカナ 4 字」「算用数字で」、理科は「漢字 2 文字で」「すべて選び」、国語は「◯字以内でぬき出し」。指定を読み落とすだけで失点します。(確認: 〜2026 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(50 分・100 点)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本の設問文で確認)

年度 大問 1(8 問の小問集合) 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2024 逆算
単位換算(km・mm・m・cm)
比の変化(A 君 B 君の所持金 5:2→7:4)
速さ(3 人が同じ方向へ進む追いつき)
数表の列(104 は何列目)
循環小数(43/135 の小数第 30 位まで)
長方形 3 つの面積比
回転体
平面図形(平行四辺形 ABCD の分割と面積比・3 問) つるかめ算(たこ焼きの箱 A 8 個入り・箱 B 16 個入りの売上)+消去算 立体(円柱の水を円すいへ移す・棒を入れる) 場合の数(コインを交互に投げ 2 回連続で表が出たら終了・得点ゲーム)
2025 逆算
単位換算(m³・L・dL・cm³)
還元算(本のページ数・3 日で読む)
速さ(1.75 倍速と 1.25 倍速の動画)
数の性質(ノート・消しゴム・えんぴつを同数ずつ配る)
つるかめ算(80 円・50 円・30 円の菓子)
円とおうぎ形(三角形+半円の斜線部)
円すいの展開図に斜線をかく(作図)
平面図形(三角形 ABP・BCP・CAP の面積 5・4・3 から面積比・2 問) 割合と比(お好み焼き A・B の肉とキャベツ)+売買損益 立体(正六角形 4+正三角形 3 を組み立てる/正方形 3+正三角形 4 の容器の容積・3 問) 場合の数(1〜8 のカードとサイコロ 3 回・整数になる目の出方・3 問)
2026 四則計算
逆算
和差算・分配算(菓子 200 個を 3 人で)
流水算(A 地点 B 地点 12km)
つるかめ算(5 円・10 円・50 円玉 36 枚)
平面図形(正三角形から 3 つ切り取った六角形)
立体(大きい立体から小さい立体を 4 個くり抜く)
推理・論理(カード 5 枚の勝負を 5 回・説明つき)
食塩水の濃度(容器 A・B・C を混ぜる・2 問) 平面図形(長方形 ABCD の分割と面積比・3 問) 場合の数(同心円の色ぬり・赤がとなり合わない・3 問)+円とおうぎ形の面積 平面図形(合同な直角三角形の重なり)+回転体の体積

5 大問 18 小問という枠が動かない

頻出単元と周期

原本で確認した 3 年(2024〜2026)では次のとおりです。

8-2. 理科(40 分・75 点)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本の設問文で確認)

年度 大問 1(生物) 大問 2(地学) 大問 3(化学) 大問 4(物理)
2024 オオカナダモのプレパラートとけんび鏡の操作(倍率・視野の動かし方・葉の断面図)7 問 太陽系の惑星の模型(金星・火星の見え方、冬至の南中高度、下線部 6 か所の正誤)11 問 マグネシウムの加熱と酸化(表から比例・銅との混合物 6.5g)6 問 静電気と箔検電器(棒と木綿の布・箔の開閉)7 問
2025 炭素の循環と食物連鎖(生産者・消費者・分解者、ケイソウの増減)6 問 円板 2 枚の見え方から日食の原理へ(皆既日食の観測地点)6 問 水溶液の判別と溶解度・再結晶(ホウ酸・食塩・硝酸カリウム)7 問 電熱線の長さと電流・電圧(電流計・電圧計のつなぎ方、直列と並列)7 問
2026 人体(消化管と消化酵素、うでの筋肉、血管 1〜14 をたどる循環)10 問 火山とマグマ(会話文。溶岩の色とねばりけ、結晶の形、地熱発電、火砕流)9 問 銅粉の加熱(未反応の銅の量、マグネシウム混入、酸化と還元)7 問 記録タイマーと台車の運動(打点の間かく、力と速さの変化)6 問

分野の席が動かない

記述はなく、選ばせ方が細かい

小学校の範囲の外側に半歩出る

3 年とも、小学校の教科書ではあまり見ない語や装置が、リード文で説明を与えられたうえで出ています。

初見の装置・用語でも、リード文と図から条件を読み取って考えれば手が届く作りに見えます。知識の量より「読んで考える」姿勢を求めているように見えます。

頻出単元と周期

8-3. 社会(40 分・75 点)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本の設問文で確認)

年度 大問 1(地理) 大問 2(歴史・カード) 大問 3(公民・前年の出来事) 小問数
2024 7 地方区分の略地図(接する県の県庁所在地、面積・人口密度、農業産出額、最上川、松尾芭蕉、伝統的工芸品、北里柴三郎と熊本)13 問 カード A〜F(邪馬台国・壬申の乱・江戸・伊藤博文・慶應義塾・全国高校野球)13 問 新聞記事 I〜IV(非核三原則、憲法 9 条の条文校正、トランスジェンダー、三審制と違憲審査、物価高、処理水放出)13 問 39
2025 新幹線が通らない内陸県、旧国名、農作物の生産上位県、抑制栽培、信濃川の流量と雨温図、大河津分水路、ジャストインタイム、工場の分布 11 問 カード A〜E(聖徳太子・平安・南北朝と足利義満・江戸の産業と文化・慶應義塾・日中関係)13 問 バブル経済から平成へ(80 年代・90 年代の出来事、平成の西暦、プラザ合意、為替相場、日本銀行、山手線の駅、GDP)11 問 35
2026 食料自給率の表(1993 年の作況指数、ミニマムアクセス、令和の米騒動、高温に強い品種、養殖量上位県、飼料自給率と大豆)10 問 カード A〜E(貧窮問答歌・阿倍仲麻呂・御成敗式目・室町の産業・江戸の元号とさつまいも・慶應義塾・1930 年代)17 問 2025 年 7 月 20 日の参議院議員選挙の会話文(投票率、総務省、選挙運動の禁止事項、普通選挙法、衆参の違い、内閣の仕事、政治資金規正法)14 問 41

3 つの大問の役割が動かない

3 年続けて出ている「同じ問い」がある

原本の設問文で両年(3 年)を確認したものです。

問い方の傾向(3 年とも原本で確認)

8-4. 国語(50 分・100 点)

国語は 2022 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。資料があるのは 2010・2014・2015・2016・2021 の 5 年で、原本の設問文を精読したのは 2015・2016・2021 の 3 年です。ここに書いたのはその範囲に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。

年度×大問の題材表(2015・2016・2021・原本の設問文で確認)

年度 大問 1(説明的文章) 大問 2(文学的文章) 大問 3 大問 4 小問数
2015 しぐさと身体表現・日本人のあいまいさ(多田道太郎『しぐさの日本文化』)7 問 姉の結婚を控えた家族の話(中学生まり子)8 問 詩(連の切れ目・空らんに入ることば・解釈の適否)4 問 二字に共通の部首を加えて熟語を作り、部首の由来を選ぶ 8 問 27
2016 科学と論理・歴史学は脳の科学か 7 問 陸上をやめた中学生と顧問の先生(比呂)7 問 詩 A・B の表現技法と比較 2 問 部首と組み合わせて漢字を 2 つずつ作る 1 問 17
2021 生物の進化と多様性(水から陸へ・ダーウィン)8 問 夏帽子をめぐる青年時の回想(萩原朔太郎『夏帽子』全文)9 問 詩【A】【B】+短歌・俳句【C】〜【I】(歌集名・季節・表現技法・「雪」の部首とことわざ)8 問 25

精読した 3 年で動かなかったもの

問い方の傾向(3 年とも原本で確認)


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

転写データの単元分類(大問の主要単元)で数えたものです。精読していない年の細部は保証しません。原本での確認は各科目 3 年だけなので、それ以前は分類にもとづきます。この学校は大問の役割が決まっているので、「その席の中で次に何が来るか」の警戒になります。

科目 席(問題の置き場所) 単元 出題年 最終確認年度 状況
理科 大問 3(化学) 中和 2009・2012・2013・2015・2016・2018・2020・2021 2021 年度 かつて化学の定番でしたが 2021 を最後に 5 年空き。2023 以降は溶解度・燃焼・質量計算が続いています
理科 大問 4(物理) てこ・つり合い 2009・2016・2017 2017 年度 2017 を最後に 9 年空き
理科 大問 4(物理) ばね 2018・2019 2019 年度 2019 を最後に 7 年空き
理科 大問 4(物理) 2013・2025 2025 年度 2025 に 12 年ぶりに戻った例
理科 大問 2(地学) 気象 2012・2019・2020・2022 2022 年度 2022 を最後に 4 年空き。地学が 2026 で火山だったので、次は気象か天体が候補
理科 大問 2(地学) 星・星座 2013・2022 2022 年度 2022 を最後に 4 年空き
理科 大問 1(生物) こん虫・動物の分類 2017・2020 2020 年度 2020 を最後に 6 年空き
算数 大問 2〜5 水量とグラフ 2009・2015・2022 2022 年度 6〜7 年周期。2022 を最後に 4 年空き(2024 大問 4 に棒を入れる問題として小問では出ました)
算数 大問 2〜5 仕事算(何人・何台で分担したときの日数) 2009・2019 2019 年度 7 年周期でしたが 2019 以降、大問としては空き(2025 大問 1 問 3 に近い還元算はあります)
算数 大問 2〜5 規則性・数列 2010・2023・2024 2024 年度 2024 大問 1 問 5 の数表以降は空き
算数 大問 2〜5 速さ 2009・2014・2016・2018・2019・2020 2020 年度 2020 以降は大問 1 の 1 問に縮小。3 年とも大問 1 に速さがあり、大問として戻る余地があります
算数 大問 2〜5 時計算(長針と短針の作る角) 2011 2011 年度 長く出ていません
算数 大問 2〜5 縮尺 2010・2011・2015・2016・2017 2017 年度 2017 を最後に大問からは消え、大問 1 の単位換算に姿を変えているように見えます
社会 大問 3 世界地理 2019・2020 2020 年度 2020 を最後に 6 年空き。以後は公民が続いています
社会 大問 3 環境問題 2009・2022 2022 年度 2022 を最後に 4 年空き
社会 大問 3 貿易・資源・エネルギー 2019・2020・2023 2023 年度 2023 を最後に 3 年空き
社会 大問 3 三権分立・国会・内閣・裁判所 2012・2013・2022・2024 2024 年度 2 年おきに近い形です。2026 も選挙制度の中で問われました
社会 大問 3 日本国憲法(条文そのもの) 2016・2024 2024 年度 条文の空欄・校正は 8 年ぶりに 2024 で戻りました
社会 大問 3 地方自治 2023 2023 年度 単発。次に来ると 3 年ぶり
社会 大問 1 気候・雨温図 2013 2013 年度 単発の小問では毎年のように出ますが、大問の柱としては長く空いています
国語 独立した漢字・部首の大問 2015・2016 2016 年度 2021 は韻文の大問に吸収されていました。大問の数は年により 2〜4 で動きます

国語は資料のある年が 5 年しかないので周期は語れませんが、2021 は大問 4 が無く 3 大問で、部首の問題が韻文の大問に吸収されていました。大問の数は 2〜4 の間で動いています(2010 は 2 大問)。大問の数と、独立した漢字・語句の大問があるかどうかは、年によって変わりうると見ておくのが安全です。


10. 形式面の注意(原本で確認した年に限る)


11. 学年別ロードマップ

何をするか この学校での重み
小 4(土台) 計算の正確さ(分数・小数・逆算)、単位換算(km・m・cm・mm と m³・L・dL・cm³ を桁で並べて処理する)、図形(三角形・四角形を線で分けて面積を比べる)、読解(線部を自分のことばで言い換える)、漢字の書き取り、の 5 本です。この学校で最終的に効く入口は「逆算をいやがらないこと」と「図をかき直す習慣」です 差はほぼありません。時間計測はまだしません。ただし漢字は書き取りで(読みではなく)練習しておくと、国語の大問 1 問 1 にそのまま効きます
小 5(幅) 全分野をひととおり学び終える時期です。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は算数の単元を 8-1 の題材表の順に一巡させます(平面図形の面積比 → 場合の数 → つるかめ算(個数を合計から逆算・受験用教材の単元)・比の変化 → 立体の体積と展開図 → 速さ → 単位換算)。週末 60 分はその週に 1 科目を当てます。社会は通史を漢字で書ける状態に一巡し、都道府県と統計資料に触れます。理科は 4 分野をまんべんなく、とくに表から比例をつかむ計算(金属の加熱・溶解度・電流)。国語は説明的文章と文学的文章を 1 本ずつと、詩の基礎(表現技法・連)を。ただし国語は 2022 年度以降の資料がありません(→ 13 節)ので、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください ここが本体です。分野と単元の席が決まっている学校なので、小 5 で穴を残すと本番でその席がそのまま空欄になります。とくに理科の 4 分野と社会の通史
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目です。夏以降は過去問を 2 通りに使います。(a) 年度通しで時間を計る(社会 40 分 35〜41 問、理科 40 分 26〜32 問、算数 50 分 18 問)、(b) 同じ場所を縦に解く(算数の大問 1 だけを 3 年分、理科の大問 3 だけを 3 年分、社会の大問 2 だけを 3 年分、国語の漢字と韻文だけを何年分も) (b) が成立する学校です。並びが固定されているので、縦の演習で「その席の作法」を覚えられます。(a) は社会・理科の処理速度づくりに要ります

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。差がつくのは小 5 での全分野の一巡と、小 6 の「決まった場所への集中」です。出る場所が読める学校なので、単元の抜けはそのまま失点になりやすい一方、抜けが無ければ小 6 で時間をかける先がはっきりします。とくに理科は 4 分野の席が決まっていて逃げ場がなく、社会は 40 分で 40 問前後を処理する速さが要ります。この 2 科目は小 5 のうちに「一巡した」状態を作っておくと、小 6 で算数の大問 1 の速さと、選択肢を絞る精度に時間を割けます。


12. この学校と併願するなら

観点は「同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら過去問演習が二重に効くか」だけです。難易度・偏差値帯・通学圏は見ていません。同じ問題が出るという意味でもありません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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