昭和女子大学附属昭和中学校 の過去問分析

昭和女子大学附属昭和中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

昭和女子大学附属昭和中学校 過去問分析(2014〜2026 年度・本科コース第 1 回相当)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都世田谷区
男女 女子校
旧称 昭和中学校(1947 年設立)・昭和高等学校(1948 年設立)
入試回と日程・科目 帰国生入試(本科 R1・グローバル GR1 共通)11 月 28 日午前 — 2 教科(国語・算数)または 3 教科(国語・算数・英語)+面接/本科コース AA 2 月 1 日午前 — 2 教科・4 教科・英語資格入試/グローバルコース GA 2 月 1 日午前 — 2 教科・4 教科・英語資格入試/本科コース AP 2 月 1 日午後 — 2 教科または英語資格入試/本科コース B 2 月 2 日午前 — AA と同じ形式/グローバルコース GB 2 月 2 日午前 — 2 教科・4 教科・英語資格入試/スーパーサイエンス SB 2 月 2 日午前 — 3 教科(国語・算数・理科)/本科コース C 2 月 4 日午後 — 2 教科または英語資格入試/スーパーサイエンス SC 2 月 4 日午後 — 2 教科または英語資格入試
試験時間・配点 本科 AA・B: 国語 50 分・算数 50 分、社会と理科はあわせて 50 分。配点は国語 100・算数 100・社会と理科あわせて 100/本科 AP・C、スーパーサイエンス SC: 国語 50 分・算数 50 分、各 100/スーパーサイエンス SB: 3 教科とも各 50 分・各 100
面接 帰国生入試に面接があります(10 分程度)
出願の条件 帰国生入試は海外在住 1 年以上・帰国後 3 年以内が出願資格で、グローバルコースは英検 3 級以上が必要です。一般の回でもグローバルコース GA・GB の出願には英検 3 級以上が必要です
募集人数(一部) グローバルコース GA と GB をあわせて 25 名、スーパーサイエンス SB と SC をあわせて 20 名

上の表は 2027 年度の募集要項による内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

この学校は千葉県の昭和学院中学校・昭和学院秀英中学校とは別の学校です。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. この学校の入試でいちばん動かないのは、座席(問題の置き場所)です。同じ問題が出るのではなく、同じ種類の問題が同じ番号に出ます。
  2. 算数は大問 6 題が 2015〜2026 の 12 年連続で、大問 1 が計算と一行題(数行で終わる短い文章題)、大問 3 が平面図形、大問 4 が立体図形。理科は大問 3 が化学で 13 年連続(2014〜2026)、社会は 2023 年から大問 2 題です。
  3. 一方で中身は毎年作り直されます。算数の大問 2 の単元、社会の大問 1 のテーマ、理科の大問 2・大問 4 の単元は年ごとに入れ替わります。

家でやること 3 つ

  1. 社会と理科を 50 分でセットにして解く通し演習を 3 年分。4 教科で受ける場合、この 2 科目はあわせて 50 分・合計 100 点です。
  2. 理科の大問 1(4 分野の小問集合 10 問)を 3 年分縦に。地学と電気はここでしか出ません。
  3. 算数の大問 1 を 3 年分縦に。計算 2 問+逆算(□にあてはまる数を求める計算)は毎年同じ位置にあります。

今週やる 1 つ

  1. 社会と理科を続けて 50 分で解き、どちらから解くか・資料問題にどこまで時間をかけるかを決めます。

注意

  1. 国語は 2017 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いた国語の話は 2014〜2016 年度のものです(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並び・小問の数だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 3 年(2024・2025・2026) 11 年 14 年(2010・2014〜2026) 高。式や図の細部に転写のゆれがある年がありますが、大問の構成と題材の読み取りに支障はありません
理科 3 年(2024・2025・2026) 12 年 15 年(2010〜2026 のうち) 高。ただし 2025 年度の解答は別校のものが資料に混じっていたため、問題冊子だけで分析しました
社会 3 年(2024・2025・2026) 14 年 17 年(2010〜2026)
国語 3 年(2014・2015・2016) 1 年(2010) 4 年(2010・2014・2015・2016) 高。ただし 2017 年度以降は問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)

5. 一番大きな結論

この学校の入試でいちばん動かないのは「何番に何の種類の問題が置かれるか」です。同じ問題が出るのではなく、同じ種類の問題が同じ場所に出ます。

一方で、中身は毎年作り直されます。算数の大問 2 は速さとグラフ・仕事算と単元が入れ替わり、社会の大問 1 のテーマは人口 → 外国人 → 河川と治水と毎年変わり、理科の大問 2・大問 4 の単元も年ごとに違います。同じ問題が繰り返し出る学校ではありません。

したがって過去問の使い方は「単元の解き方を身につける」に「同じ座席を縦に並べて解く」を足した形になります。年度通しで時間を計る練習は、社会と理科をあわせて 50 分という配分の確認のために必ず必要ですが、それとは別に「算数の大問 3 だけを 3 年分」「理科の大問 1 だけを 3 年分」という縦の解き方が効きます。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年は受験学年(小 6)の過去問演習期です。小 5 以前の読み方は 11 節の学年別ロードマップを見てください。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [週末 60 分] 社会と理科を 50 分でセットにして解く通し演習を、まず 3 年分 — どちらから解くか、資料問題にどこまで時間をかけるかを本番前に決めます。この学校で最初にやるべきはここです。(確認: 〜2026 年度)
  2. [毎日 10 分] 理科の大問 1(4 分野の小問集合 10 問)を 3 年分縦に — 地学(月の見え方・地層・気象・太陽の高度)と電気はここでしか出ません。1 問 30 秒で抜けられるかを測ります。あわせて 4 分野の一問一答を毎日 10 問。食塩水の濃度計算は 3 年連続で大問 1 に入っているので、混ぜる・水を加える・含まれる食塩の重さ、の 3 通りを往復できるようにします。(確認: 〜2026 年度)
  3. [毎日 10 分] 算数の大問 1 を 3 年分縦に — 計算 2 問+逆算は毎年同じ位置です。逆算は「かっこの中を最後に開く」手順を固めておきます。速さの一行題(通過算・流水算・縮尺×時速)も毎年 1 枠あり、3 年とも大問 1 の中ほどに 1 問あります。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週末 60 分] 算数の大問 2〜大問 6 — 大問 3(平面図形)と大問 4(立体図形)を 3 年分ずつ。円と中心角、三角すいの体積(底面 × 高さ ÷3)と表面積、立方体・直方体の切断、水そうの水位。円は円周の等分点・円周上を動く点・転がる円と毎年ちがう見た目で出るので、中心角と弧の対応、おうぎ形の面積の足し引きを 1 本の技術として練習します。大問 2 の速さとグラフは 2024・2026 の 2 年分を並べて解くと、1 年目で作った図の描き方がそのまま 2 年目に使えます。大問 5 は答えが 1 つだけの思考問題を週 1 問(平均・概数・推理のように、単元名では引けない問題。理由を 2〜3 文で書く練習も添えます)、大問 6 は会話文の誘導つき問題を選んで「ア・イ に何が入るか」を自分で確かめながら読み進めます。大問 5・大問 6 は最後に回してよいのですが、手を付けずに本番に行くと面食らいます。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週 1 回] 理科の「表からグラフをかく」を 3 年分 — 3 年連続で 1 問出ています。軸の取り方、原点を通るかどうか、直線か折れ線かの判断。あわせて、ばね・てこ・滑車・浮力を「重さのつり合い」としてまとめて(2024 はばねとてこの複合、2026 は浮力とばねばかりの複合でした)、化学は「水溶液の判別 → 気体の発生 → 中和の計算」を一続きに(大問 3 は 13 年間ずっと化学です)、生物は覚えた知識ではなく文章と表から言えることを 2〜3 文で書く練習を。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週 1 回] 社会の統計表・グラフの読み取り — 都道府県別の人口・農業産出額・製造品出荷額・輸出品目・水揚げ量から県を特定する練習で、3 年とも複数問あります。「どの数字を手がかりに県を特定するか」を言葉にします。あわせて日本の地形と河川(流域面積・扇状地・三角州・ハザードマップ・ラムサール条約)。2026 は大問 1 が丸ごとここでした。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週 1 回] 社会の歴史をテーマで縦に、公民は用語を漢字で — 米・交通・災害と治水・文化財・地域(東北・瀬戸内)。大問 2 問 2 は 3 年ともこの形です。理由を 2〜3 文で書く練習(資料のどこを見て何が言えるかを、問いの指定に沿って書く。字数指定より「指定された観点に触れているか」が問われています)と、三審制・違憲審査権・特別国会・条例・解職請求・議院内閣制を漢字で書く練習を添えます。前年 1 年間のニュースは、社会では「どの制度の話か」に翻訳して 15 件(選挙と国会、内閣、裁判所、条約、国際関係)、理科では「どの分野の話か」に翻訳して 10 件。理科は大問 1 の問 10、社会は大問 1 か大問 2 問 3 に毎年入ります。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週 1 回] 国語の記述と漢字 — 「本文中の言葉を使って」20〜75 字で書く練習では、本文から使う語を先に 2〜3 個決めてから書き出す手順を固めます。20 字・50 字・60 字・75 字を、指定に応じて要素の数を変えて書き分けます(20 字なら 1 要素、75 字なら 3 要素)。100 字の作文(自分の考え+理由)は「自分の場合はこうだ + なぜなら」の 2 文構成で週 1 本。説明文・評論と随筆を 2 本立てで読み、物語文の演習に偏らないようにします。本文の内容と選択肢を 1 つずつ照らす一括判定の設問は、線を引きながら読みます。漢字の書き取りと読みは毎日 16 問、あわせて慣用句・四字熟語・部首・敬語を単元ごとに一巡します。ただし 2017 年度以降の問題文は資料に無いので、大問数・記述の量・作文の有無が今も同じかどうかは市販の過去問集で必ず確認してください。(確認: 〜2016 年度)

8. 科目別の詳細

家でやることは 7 節に一本化してあります。この節はその根拠(年度と実例)です。形式面の注意は 10 節、しばらく出ていない単元は 9 節にまとめました。

8-1. 算数(50 分・100 点・大問 6・小問 19〜20・答えのみが中心)

年度×大問の題材表(原本を精読した 2024〜2026)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5 大問 6
2024 計算・一行題 8 問 速さとグラフ(忘れ物に気づいて引き返す A さんと自転車の母) 平面図形(半径 6cm の円周を 8 等分した点・四角形の面積/角度/斜線部) 水量(1 辺 20cm の立方体の水そうから別の容器へ移す) 平均(5 段階の成績。「必ずいえますか。理由も合わせて」) 会話文・場合の数(バスケットボールの 2 点と 3 点で 9 点をとる組み合わせ)
2025 計算・一行題 7 問 仕事算(給水管 A・B と排水管 C の水そう) 平面図形(半径 6cm の円周上を動く 2 点 P・Q の斜線部と角度) 立体(1 辺 4cm の立方体の切断・展開図に切り口を書き込む・三角すいの表面積) 概数(4 桁の整数を一の位/十の位/百の位で四捨五入) 会話文・売買損益(25% 引券と 500 円引券・割引券を使う順番)
2026 計算・一行題 7 問 速さとグラフ(家から駅へ・図書館に寄る A さんと追う弟) 平面図形(正三角形の外側を転がる半径 3cm の円・中心の通った長さと通過部分の面積) 立体(9×9×18cm の直方体を切ってできる三角すい ABCF の体積・表面積・高さ) 推理(プラネタリウム 3 回の上映と延べ 231 人の観客) 会話文・場合の数(立方体を 6 色で塗り分け → 三角すいを 4 色で)

大問 1 の中身(精読した 3 年・前半の枠)

年度 (1) (2) (3) (4)
2024 四則計算 四則計算 逆算(□をうめる) 縮尺 1/35000 と時速の複合
2025 四則計算 逆算(□をうめる) 通過算 食塩水の濃度
2026 四則計算 逆算(□をうめる) 流水算 売買損益

大問 1 の中身(精読した 3 年・後半の枠)

年度 (5) (6) (7) (8)
2024 食塩水の濃度 年齢算 過不足算 場合の数
2025 過不足算 平均算 場合の数
2026 速さ(道のりと時間) 和差算・分配算 規則性・数列

冒頭 2〜3 枠が計算(うち 1 問は必ず逆算)、続いて速さ・割合系の一行題、最後の 1〜2 枠が場合の数か規則性、という並びが 3 年とも共通しています。食塩水の濃度は 2024・2025 の 2 年、過不足算も 2024・2025 の 2 年で、3 年連続には届いていません。

座席(同じ種類の問題が同じ場所に出ること)

これがこの学校の算数でいちばん大きな特徴です。同じ問題が出るのではなく、同じ種類の問題が毎年同じ番号に置かれます。

一方で大問 2 は毎年作り直されます。2024・2026 が速さとグラフ、2025 が仕事算で、単元も設定も固定されていません。

頻出単元と周期

問われ方の特徴

8-2. 理科(4 科受験では社会とあわせて 50 分・合計 100 点・大問 4・小問 25〜26)

年度×大問の題材表(原本を精読した 2024〜2026)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2024 小問集合 10 問(種子の養分/ひとみの大きさ/凝灰岩/高気圧の風/月食の並び
/気体の集め方/食塩水の濃度/LED/ふりこ/2023 年の宇宙飛行士選抜)
ばね+てこ(支点から 50cm の棒にばねとおもり・グラフをかく) 水溶液 7 種の分類と判別(マグネシウムと塩酸・BTB と中和) 有袋類と真獣類(変態と進化のちがい・世界自然遺産) ※生物
2025 小問集合 10 問(ふりこの周期/導線と方位磁針/熱と体積/食塩水の濃度/顕微鏡の操作
/消化と吸収/上弦の月のクレーター/地層のずれ/台風/海水面の上昇)
ばね(おもりの重さとばねの長さの表・グラフをかく・2 本つないだら) 気体(水素と酸素から水をつくる会話文・反応する体積の比) 生態系(岩場のヒトデを取り除く実験・食物網)
2026 小問集合 10 問(滑車/棒磁石と鉄粉/金属と塩酸/食塩水の濃度/花のつくり
/セキツイ動物の分類/夏至と冬至の影/地球の公転位置/火成岩の組織/2025 年の最高気温)
浮力・密度(鉄球とゴルフボール・水中でのばねばかり・水入りの袋・油) 中和(水酸化ナトリウムと塩酸・グラフをかく・不純物のまじった試薬) 生き物の定義と無性生殖・有性生殖(挿し木の利点)

座席(同じ種類の問題が同じ場所に出ること)

頻出単元と周期

問われ方の特徴

8-3. 社会(4 科受験では理科とあわせて 50 分・合計 100 点・大問 2・小問 26〜31)

年度×大問の題材表(原本を精読した 2024〜2026)

年度 大問 1(長文のリード文に下線部) 大問 2(小テーマの集合)
2024 人口 18 問。昭子さんとお姉さんの会話「2022 年に生まれた日本人の子どもの数が 80 万人を割った」
→ 都道府県別人口・人口密度/人口 1 億以上の国の表/日本の人口推移グラフ(江戸後期の停滞・明治以降の急増・一時的な減少の理由)
/年齢区分別人口の割合/渡来人と鑑真/工業出荷額の上位県/高度経済成長のエネルギー転換/子育て支援の具体策
13 問。問 1 日本の地形(琵琶湖・筑後川・四万十川)
/問 2 東北地方の歴史 6 問(三内丸山・中尊寺金色堂・国分寺・伊達氏・八甲田山・学童疎開)
/問 3 公民 3 問(議院内閣制・ヤングケアラー)
2025 訪日外国人と在日外国人 15 問。インバウンド・オーバーツーリズムをカタカナ指定で
/宿泊者数の上位 10 都道府県の表/人口・農業産出額・製造品出荷額から京都と福岡を選ぶ
/日中関係の年表(王朝名・人物名・出来事の位置)/ブラジル/少子化対策
/難民認定の表とウクライナ避難民/多文化共生
11 問。問 1 水産業と港 4 問(ほたて・釧路と焼津と境/千葉港・横浜港・名古屋港の輸出品/三陸海岸)
/問 2 米の歴史 5 問(稲作の史料・租・太閤検地・打ちこわし・米騒動)
/問 3 公民 2 問(選択的夫婦別姓・特別国会と首相指名)
2026 日本の河川と治水 19 問。「年間平均降水量は約 1700mm で世界平均の約 2 倍」
→ 縄文と弥生の遺跡と洪水あと/扇状地の農業/平安京の模式図/ラムサール条約/友禅染と伝統工芸品
/治水事業の時代順並べ替え/田中正造/ピーマンの月別入荷グラフ/関税自主権の回復と小村寿太郎
/国土交通省/条例と解職請求/三審制/ハザードマップ/利根川と荒川の流路の変化を示す 3 枚の地図/流域面積上位 10 河川の表
10 問。問 1 瀬戸内海 3 問(統計表・農産物・本州四国連絡橋の影響)
/問 2 各時代の文化 5 問(正倉院・かな文字・書院造・葛飾北斎・三種の神器)
/問 3 公民 2 問(2025 年 8 月のアメリカ大統領・違憲審査権)

座席(同じ種類の問題が同じ場所に出ること)

社会は 2022 年までと 2023 年からで作りが大きく変わっています。2010〜2022 は 5〜6 題でしたが、2023 年から 2 題になり、2023〜2026 の 4 年連続で 2 題です。小問数は 25〜31 とほとんど変わっていないので、1 題あたりが大きくなった形です。

精読した 3 年では、次の並びが完全に共通しています。

頻出単元と周期

問われ方の特徴

8-4. 国語(50 分・100 点・大問 3・小問 19〜44。2014〜2016 の 3 年のみ)

国語は 2017 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いたのは 2014〜2016 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。資料には 2010 年度もありますが、直近 3 年ぶんとして 2014・2015・2016 を精読しました。

年度×大問の題材表(原本を精読した 2014〜2016)

年度 大問 1(8 問) 大問 2(7〜8 問) 大問 3(知識)
2014 伊勢神宮の式年遷宮と和釘・鍛冶師の技(小関智弘『町工場・スーパーなものづくり』) 「いまの自分を変えたい」— 行動と動詞から自分を変える論 漢字の書き 8/読み 8/慣用句の空欄 6/共通する漢字の意味 6
2015 スズメの減少とその原因(三上修「スズメ――つかず・はなれず・二千年」) 三十五年前の総武線での出来事(佐藤雅彦「向こう側に人がいる」) 慣用句・ことわざの言い換え 8/読み 8/外来語 6/四字熟語 6
2016 「時間のデザイン」— イベントとセレモニーが時間に意味を与える(中西紹一『時間のデザイン』) 神戸のシティループバスと手をふる人たち(岡田光世『手をふる』) 漢字の書き 8/読み+音訓の別 8/部首名 6/敬語の誤り 6

座席(同じ種類の問題が同じ場所に出ること)

頻出と周期

問われ方の特徴


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

資料の単元の並びで見て、その枠に入り得るのに数年出ていないものを挙げます。予想ではなく、準備の抜けを埋めるための一覧として使ってください。「最終確認年度」は、その科目の並びをこちらで確認できている最後の年度です。

科目 単元 最後に大問で出た年 最終確認年度 状況
算数 水量とグラフ 2024(大問 4) 2026 2025・2026 は立体の切断に替わりました
算数 規則性・数列を大問で 2020 2026 近年は大問 1 の一行題に降りています(2026 大問 1(7))
算数 図形の移動 2026(大問 3) 2026 2021 以来 5 年ぶりに戻った実例。他の空き単元も戻り得ます
算数 売買損益・仕事算を大問で 2025(大問 6・大問 2) 2026 会話文の題材としても使われます
理科 地層・岩石 2022 2026 大問 1 の小問には 3 年連続で出ています
理科 月・太陽 2019(月) 2026 小問には毎年あります。大問に戻ると計算を含みます
理科 気象 2020 2026 台風・高気圧は小問で継続しています
理科 人体 2023 2026 4 題に減ってから生物の枠が狭くなっています
理科 溶解度・再結晶 2016 2026 化学の大問 3 の枠に入り得る単元として最も長く空いています
社会 世界地理を柱にする年 2023 2026 2025 は南アメリカが 1 問だけでした
社会 国際社会・国際協力 2021 2026 大問 1 のテーマになると 15 問以上が同じ話題になります
社会 情報・メディア 2020 2026
社会 財政・税 2020 2026 2025 は少子化対策の文脈で 1 問
社会 地方自治 2015 2026 2026 に条例・解職請求が小問で戻りました。テーマとして拡大する可能性があります
国語 物語文(小説) 精読した 3 年では確認できず 2016 2017 年度以降の資料が無いため、現在の状況は分かりません

10. 形式面の注意(4 科目まとめ)


11. 学年別ロードマップ

この学校は「同じ問題が出る」学校ではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」学校です。したがって、小 5 までに全分野をひととおり学び終えておくことがそのまま効き、小 6 で座席ごとの縦の演習に切り替えるという進め方になります。

小 4(土台)

小 5(幅)

小 6(仕上げ)

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか

差がつくのは小 5 で全分野を一巡できているかどうかです。この学校は座席が固定されている一方、その座席に入る単元は毎年入れ替わります。「大問 3 は平面図形だ」と分かっていても、円の等分点・円周上を動く点・転がる円と、毎年ちがう見た目で出ます。だから「どの単元が来ても、その場所(大問 3 なら平面図形の枠)で戦える」状態を小 5 のうちに作れているかどうかが、小 6 の過去問演習の密度を決めます。小 4 でやるべきことは計算と円の基礎に絞ってかまいません。


12. この学校と併願するなら(勉強が転用できる学校)

観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問われ方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・入試日程・通学圏・合格可能性は扱いません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。

本科コース AP・C とスーパーサイエンス SC は 2 教科(国語・算数)の回です。併願先が 4 科目校の場合、理科と社会はこれらの回の準備とは別に立てる必要があります。

近さは、科目ごとの「大問数・小問数・説明と記号選択の比率・図表の比率・同じ場所に来る単元の一致・設問文の言い回しの重なり」と単元の分布の似方から自動集計で出したもので、同じ問題が出るという意味ではありません。国語はこの学校の資料が 2016 年度までしか無いため、どの候補校とも比較できていません。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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