日本大学第二中学校 の過去問分析

日本大学第二中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

日本大学第二中学校 過去問分析(2010〜2026 年度・第 1 回と考えられる回・算数 14 年分ほか)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地・男女 東京都杉並区・共学
入試回と日程 第 1 回 2 月 1 日 午前/第 2 回 2 月 3 日 午前
科目 どちらの回も 4 教科(国語・算数・社会・理科)のみ
試験時間・配点 国語 50 分 100 点/算数 50 分 100 点/社会・理科は合わせて 50 分(社会 50 点・理科 50 点)・合計 300 点
募集人員 第 1 回 男子 80 名・女子 80 名/第 2 回 男子 40 名・女子 40 名
出願前の確認事項 4 教科すべてを受験しないと失格(合否は 300 点満点の総合得点で決まります)

2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。 用語は用語集へ、過去問の一般的な使い方は過去問の使い方へまとめてあります。 このページでは、問題の大きなかたまりを大問、その中の一問を小問と呼びます。


3. まず結論だけ(10 行)

結論 3 行

  1. 動かないのは「どの大問で何を測るか」という座席(問題の置き場所)と問題数で、動くのはその枠に入れる題材のほうです。
  2. 4 科目とも問題数が多く、記述はほとんどありません(記述は国語の年 2〜3 問だけです)。
  3. 理科と社会は合わせて 50 分なので、2 科目で 50 問前後を 50 分で処理することになります。

家でやること 3 つ

  1. 理科と社会をセットにして 50 分で通す演習をします。
  2. 算数の大問 1(計算と逆算)と国語の大問 1(漢字と語彙)を毎日やります。
  3. 理科の 4 分野と社会の 3 分野は、どこも捨てずに一巡させます。

今週やる 1 つ

  1. 直近の年度で理科と社会を続けて 50 分で解き、どちらに何分使ったかを記録します。

注意

  1. 4 教科すべてを受験しないと失格です(1 節)。国語は 2020 年度以降の問題文が資料に無いため、国語について書いたことは 2019 年度までの話です(4 節・13 節)。

4. 資料の状況

年数の言い方を 3 つに分けています。精読した年=設問文まで読んだ年、構成だけ数えた年=年度別の大問構成の一覧で大問と単元だけを数えた年、資料のある年=転写(過去問の紙面を文字データに起こしたもの)が手元にある年です。以降もこの 3 語だけを使います。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 資料のある年度 判読の確度
算数 3 年 11 年 14 年 2010・2014〜2026 高。数式の細部(帯分数・単位)に転写の揺れがある年があるが、大問構成と題材の読み取りに支障はない
理科 3 年 12 年 15 年 2010・2012・2014〜2026 高。図そのものは転写できないため、グラフや装置の細部は設問文と図の説明からの推定を含む
社会 3 年 12 年 15 年 2010・2013〜2026 高。写真・地形図の内容は説明文からの推定を含む
国語 3 年 3 年 6 年 2014〜2019 2020 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。国語について書いたことは 2019 年度までの話

5. 一番大きな結論

この学校の入試でいちばん動かないのは「どの大問で何を測るか」という座席(問題の置き場所)と、その問題数です。いちばん動くのは、その枠に入れる題材のほうです。

ここで言っている固定は「同じ種類の問題が同じ場所に出る」ということであって、「同じ問題が出る」ではありません。実際、中身は毎年作り直されています。社会の大問 1 のテーマは衣服(2024)→ G7 サミット(2025)→ 米づくり(2026)と 3 年で 3 通り、理科の地学は地震(2024)→ 気象(2025)→ 惑星(2026)と 3 年で 3 分野を回っています。例外は国語の知識問題で、ここだけは年をまたいでほぼ同じ問題が出た実例があります(2017 と 2018 の「コウセキ」の書き取り)。

したがって過去問の使い方は、「出る問題を覚える」ではなく「どの場所で何を測られるかを知ったうえで、その分野の解き方を仕上げる」と「時間の使い方を身につける」の二つになります。とくに後者がこの学校では重くなります。

  1. 捨て分野を作れません — 理科は 4 分野が必ず 1 題ずつ、社会は地理・歴史・公民が必ず入ります。どこかを空けると、50 点満点のうち 10〜13 点が固定で落ちます。
  2. 理科と社会が合わせて 50 分です — 2 科目で 50 問前後を 50 分で処理します。配分は自分で決めることになるので、理科と社会をセットにした通し演習をしないと本番の時間感覚が作れません。
  3. 国語も小問 37〜41 問です(2019 年度までの資料)。4 科目のうち 3 科目で「問題数が多い」ことが共通しており、この学校では処理速度がそのまま得点になります。

4 科目に共通するのは「問題数が多く、記述が少なく、資料を読ませる」という設計です。記述は 4 科目のうち国語の年 2〜3 問だけで、算数・理科・社会は精読した 3 年でゼロでした。そのぶん、読む量と処理量が多くなります。


6. この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定は受験学年(小 6)の過去問演習期です。小 5 以前の進め方は 11 節(学年別ロードマップ)に分けて書きました。各項目の先頭は目安の頻度、末尾の(確認: 〜20XX 年度)はその項目の根拠を確認できている最後の年度です。根拠の中身は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。

  1. [週 1 回] 理科と社会をセットで 50 分の通し演習(秋以降に最低 5 回)。この学校でいちばん独特なのがこの合併形式です。どちらから解くか、どちらに何分使うかを、演習の中で自分の手順として決めます。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週末 60 分] 社会の資料問題。都道府県別の生産量・漁獲量の上位 5 つ、農業産出額の割合表、雨温図、発電所の分布図。3 年とも複数問出ており、知識と資料読みの掛け合わせで解きます。社会ではここが同じ時間で点になりやすい場所です。上位県を丸暗記するのではなく、「北海道が 1 位でない品目は何か」のように外れ値から絞る手順を身につけます。地形図と写真の対応(2024 の大問 2 の問 4)も、出ると大問の入口をふさがれるので一度は練習しておきます。(確認: 〜2026 年度)
  3. [毎日 10 分] 算数の大問 1(計算 2 問+逆算+一行題 2 問)。3 年とも同じ位置・同じ並びです。工夫計算(3.14 や 1.23 のように倍数関係にある数を共通因数でくくる)と逆算を毎日 4 問。3.14 の段(3.14・6.28・9.42・12.56・15.7・18.84)は暗記しておきます。逆算は、帯分数と小数が混じった式で □ を戻す手順を繰り返します。大問 1 の (4)(5) と大問 2 の (1)〜(3) は 10 単元ほどの決まった引き出しから出るので、単元の一覧は 11 節を見てください。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週末 60 分] 理科の 4 分野を薄く一巡。物理・化学・生物・地学が毎年 1 題ずつなので、穴を残すとそのまま失点になります。とくに電気回路は長く出ていない枠なので優先し、豆電球の直列・並列と電磁石は仕上げておきます。長い会話文で始まる大問が 3 年で 2 回あるので、導入文を読んで空欄を埋める形にも慣れておきます。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週末 60 分] 算数の大問 3〜6(速さ・平面図形・立体・水量)。速さは周回コースで 2 人が出会う・追いつく回数と位置(2025 の 19 回目、2026 の距離の合計、2024 の信号の周期)で、3 年とも「周期を数える」形です。平面図形は正六角形と内側の正六角形(2024)、円と内接正方形(2026)のように、長さを求めずに比で処理します。立体は円柱の側面を動く点(2026)と直方体の切断(2025)で、展開図より切り口と体積の変化に時間を使います。水量は仕切り板つきの水そう(2024 の大問 4)で、グラフの折れ目が何を表すかを読みます。整数の性質(あまりの条件、一の位の周期、約束記号)は、3 年とも大問 1 の後半か大問 5 に置かれています。(確認: 〜2026 年度)
  6. [毎日 10 分] 国語の漢字と語彙。読み・書き取り・四字熟語・慣用句・ことわざ・カタカナ語で、大問 1 だけで小問の半分を占めます。漢字は読みと書き取りを毎日 10 問、書き取りは送り仮名まで書きます。年をまたいで似た語が出た実例(コウセキ)があるので、6 年分の漢字を全部さらう価値があります。カタカナ語は「プロセス=過程」のように日本語に置きかえて意味を言えるところまで。週 1 回は時間を計って大問 1 だけを 10 分で解く日を作ります。記述は年 2〜3 問で、字数指定はほとんどなく解答欄の大きさで分量が決まるので、40〜50 字を 1 文でまとめる練習と、「理由を二つ」のように要素を数える練習をしておきます。(確認: 〜2019 年度)
  7. [毎日 10 分] 社会の年代並べかえと答え方の指定。「古い順に並べて 3 番目」(2026)、「漢字 2 字で」「漢字 7 字で」「カタカナで」。用語を覚えるときに漢字表記もセットで書きます。公民は憲法・三権・国連の 3 本で、大問 4 の公民・国際枠と大問 1 の小問に 3 年とも必ず入っています(憲法 25 条=2026、安全保障理事会=2025、内閣総理大臣の指名=2025、平和維持活動=2026)。前年の出来事は、ニュースの用語を覚えるのではなく「その出来事はどの都道府県か」「関係する省庁はどこか」「憲法の何条にかかわるか」まで降ろします。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週末 60 分] 理科の計算を表から。ばねの伸び、気体の発生量、中和の量的関係、高度と気温。「表の値を 2 つ拾って比を作る」で解ける形が 3 年とも共通なので、そこだけを 20 題ほど。過去問を解くときは、設問の指定部分(1 つ/すべて/ひらがな/漢字 2 文字)に線を引いてから答える癖をつけます。(確認: 〜2026 年度)

8. 科目別の詳細

この節は題材と問い方の根拠だけを置きます。やることは 7 節、しばらく出ていない単元は 9 節、形式面の注意は 10 節にまとめました。

8-1. 算数(50 分・100 点・大問 6・小問 20 前後)

精読したのは 2024・2025・2026 年度の 3 年です。大問は 3 年とも 6 題で、小問は 2024 が 20 問、2025 が 24 問、2026 が 20 問。解答は 3 年ともほぼ全問が答えのみです(記号選択は 2025 の 1 問だけ)。

年度ごとの題材(2024〜2026)

年度 大問 1(5 問) 大問 2(5 問) 大問 3 大問 4 大問 5 大問 6
2024 分数の四則
3.14 を共通因数でくくる工夫計算
逆算
2024 を 6 回かけた数の一の位
記号「」=最小公倍数と最大公約数の差(例: 184 は 36−2=34)
食塩水(8% 200g と 3% 300g)
速さ(姉と弟の分速の差)
過不足算(キャンディー 4 個と 5 個)
正方形 2 つを組み合わせた面積
円柱の水そうに円柱を沈める
規則性(黒石と白石を渦巻き状に並べる、5 周目・10 周目・12 周目) 水量とグラフ(直方体+三角柱の水そう、仕切り板つき) 平面図形(面積 100cm² の正六角形と、各辺の中点を結んだ内側の正六角形) 速さ(家と公園の間の区間 A・B・C と信号 2 つ、信号待ちの計算)
2025 2×(0.8−3/4)+2×0.15 の工夫計算
分数の四則
逆算
速さ(図書館へ時速 12km、途中で変更)
売買損益(3 割の利益と 120 円引き)
平均算(15 人と 20 人のクラス平均)
過不足算(長いす 4 人と 5 人)
つるかめ算(ハンバーガーとパフェのセット)
円とおうぎ形(AB=8・BC=10)
回転体(辺 AB を軸に 1 回転させてできる立体)
速さ(1 周 225m の校庭を逆回りに走る 2 人、19 回目の出会い) 平面図形(正方形 ABCD と FE=10cm の図形の重なり) 立体の切断(直方体を 4 回切って 5 個に分ける、体積の等しい 2 つを選ぶ) 割合と比(3 つのダムの貯水率 45%・60%・80% と貯水量)
2026 分数と小数の四則
1.23×27+2.46×11+5.2×12.3 の工夫計算
逆算
記号「∥」=A−C+A×C−B×C
数列の 8 番目
年齢算(母 40 才と子ども 3 人)
売買損益(2 割値上げ後 1 割引き)
場合の数(チョキを出さない A とグーを出さない B のじゃんけん)
角度(おうぎ形の折り返し)
速さとグラフ(兄と弟の 3600m)
平面図形(半径 10cm の円に内接する正方形と、その内側に接する円) 速さ(1 周 400m のトラックを走る 2 人、走った距離の合計 3480m) 数の性質(x÷y=7 あまり 5 を満たす整数の組) 立体図形(半径 6cm・高さ 12cm の円柱の上下を動く 2 点 P・Q と、できる立体の体積)

大問 1 の役割は「次の □ の中に適する数を入れなさい」の 5 問、大問 2 の役割は一行題の小問集合です。

同じ場所に同じ種類の問題が出ます

問い方のくせ

8-2. 理科(社会と合わせて 50 分・50 点・大問 4・小問 19〜25)

精読したのは 2024・2025・2026 年度の 3 年です。大問は 3 年とも 4 題、小問は 2024 が 23 問、2025 が 25 問、2026 が 19 問。記述は 3 年ともゼロで、記号選択が 6 割弱、残りが短答(語句や数値を短く答える形式。用語・数値)です。

年度ごとの題材(2024〜2026)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2024 物理/ばね A・B のグラフ(直列・並列・棒でつるす・3 本つり)6 問 化学・物理/加熱による変化(金属棒の伸び、フラスコと色水、電気ストーブと風船、温度と体積に関係ないものを選ぶ)5 問 地学/地震(震央、マグニチュード、緊急地震速報、地震に伴う災害をすべて選ぶ、P 波と S 波の計算)5 問 生物/公園のサクラの木を見た兄弟の会話。カミキリムシの図、さなぎの有無、イエバエの口、特定外来生物 7 問
2025 生物/アサガオの光合成実験(湯せんとヨウ素液、葉の断面の道管と師管)7 問 化学/重そうと塩酸(BTB、ふくらし粉のしくみ、発生する気体の体積計算 2 問、正式名称)7 問 物理/ふりこ(条件を変えた表、往復時間の計算、糸を切った後の運動)6 問 地学/山を越える空気のかたまり(高度 1200m・2000m の温度計算、乾燥して高温になる理由、雲のでき方、真冬日)5 問
2026 化学/水よう液 A〜G 7 種の判別表、蒸発後の結晶のスケッチ、中和の量的関係 4 問 生物/日大二中生の昼休みの会話(花のつくり、分類名、ワカメを含む植物の選択、食べている部分がつぼみの植物)6 問 物理/斜面を下るおもりと木片の移動距離(速さが 2 倍になると何倍か)3 問 地学/惑星と恒星(太陽系の表、金星、火星が赤い理由、皆既月食の並び、太陽フレア)6 問

同じ場所に同じ種類の問題が出ます

問い方のくせ

8-3. 社会(理科と合わせて 50 分・50 点・大問 4・小問 30)

精読したのは 2024・2025・2026 年度の 3 年です。3 年とも大問 4 題・小問ちょうど 30 問で、しかも大問 1 が 15 問、大問 2・3・4 が各 5 問という内訳まで 3 年一致しています。記述は 3 年ともゼロ。記号選択が 73〜77%、残りが語句の記入です。

年度ごとの題材(2024〜2026)

年度 大問 1(15 問・3 分野横断の総合大問) 大問 2(5 問・地理) 大問 3(5 問・歴史) 大問 4(5 問・公民/国際)
2024 小学 6 年の教室で「衣服」を話す先生と太郎さん・花子さんの会話(下線部の題材は表の下) 小田原駅前の再開発(雨温図 4 都市、二酸化炭素削減、東海道、かまぼこ、地形図と写真の対応) 野球の歴史(鎖国の年代順、新橋・横浜の鉄道、大正の輸出額グラフ、戦時中の写真) 領土・領海・領空(北方領土、尖閣諸島、国名の組み合わせ、島の名前)
2025 2023 年の広島 G7 サミット(下線部の題材は表の下) 世界人口 80 億人(人口ピラミッド、国の位置、カーボンニュートラル、能登の被害、防災標識) 時代の比較(大仙古墳、豊臣秀吉、参勤交代の資料 2 点の読み取り、明治の年代順) 東京都知事選挙の会話文(立候補年齢、都議会、予算、内閣総理大臣の指名、アメリカ大統領選)
2026 日本の米づくり(下線部の題材は表の下) 一宮と神社(夏の降水量と気温の表、県名と県庁所在地が異なる県の数、日光街道、4 県の神社、宇都宮の LRT) 資料 A〜C の読み取り(枕草子の作者、絵巻の人物、学問のすゝめ、出版された時代) 国際連合(世界の紛争、加盟国数、平和維持活動、SDGs、国連の活動)

大問 1 の下線部①〜⑭で問われた題材は次のとおりです。

同じ場所に同じ種類の問題が出ます

問い方のくせ

8-4. 国語(50 分・100 点・大問 3・小問 37〜41。2014〜2019 年度の資料のみ)

国語は 2020 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いたのは 2014〜2019 年度に限った話で、精読したのは 2017・2018・2019 年度の 3 年です。直近の形式は市販の過去問集で確認してください。

年度ごとの題材(2017〜2019)

年度 大問 1(19〜21 問・知識問題の集合) 大問 2(9〜12 問・文学的文章) 大問 3(8〜9 問・説明的文章/随筆)
2017 漢字の書き取り 4
漢字の読み 3
慣用句の穴埋め 3
言葉の選択・干支
俳句の季節・敬語
対義語 2・カタカナ語の意味
漢和辞典の引き方・事実と意見の区別
江國香織『夜の子どもたち』。基地ごっこをする大人たちを見た涼介 野口聡一『15 歳の寺子屋 宇宙少年』。宇宙から地球を見る
2018 漢字の読み 3
漢字の書き取り 4(送り仮名つき)
四字熟語の誤字直し 2
カタカナ語の意味・対義語 2
熟語パズル 2
書き出しから作者を当てる 2
慣用句の意味・敬語・春の俳句
小川糸『サーカスの夜に』。レインボーサーカス団に入団した 14 歳の「僕」と綱渡り 内山節『森にかよう道 知床から屋久島まで』。上野村の「仕事」と「稼ぎ」
2019 漢字の読み 4
漢字の書き取り 5
四字熟語の穴埋め 3
似た意味の四字熟語 2
動物の慣用句
ことわざの穴埋め 2・「〜の体」
カタカナ語の言いかえ・意味の近いことわざ 2
椰月美智子『十二歳』。ポートボールとピアノに揺れる小学 6 年の「さえ」 小川洋子『とにかく散歩いたします』。大学病院とコンピューター

同じ場所に同じ種類の問題が出ます

問い方のくせ


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

年度別の大問構成をたどると、次の単元は近年しばらく使われていません。最終確認年度は、その単元が出ていないことを一覧で確認できている最後の年度です(算数・理科・社会は 2026 年度まで、国語は資料が 2019 年度で止まっています)。精読したのは算数・理科・社会が 2024〜2026、国語が 2017〜2019 なので、それ以前は構成だけ数えた年での確認です。

科目 単元 直近に使われた年 最終確認年度 状況
理科 電気回路・電磁石 2015・2019 2026 物理の 4 本柱(力・運動・電気・光)のうち電気だけが長く空いている。最も警戒すべき枠
理科 2016 2026 10 年出ていない
理科 人体(消化・呼吸・血液循環) 2020 2026 6 年出ていない。生物の大問はここ数年、植物とこん虫に寄っている
理科 てこ・つり合い 2023 2026 3 年出ていない。物理はばね(2024)・ふりこ(2025・2026)が続いている
理科 浮力・密度 2022 2026 4 年出ていない
理科 流水のはたらき 2021 2026 地学は月・気象・地震・惑星を回しており、流水は 5 年出ていない
理科 動物の誕生・生態系 2021 2026 2024 に外来生物として小問で顔を出した程度
算数 仕事算(仕事量を 1 とおいて日数を出す) 2016・2017 2026 2010 年度にも使われていた。9 年出ていない
算数 資料の読み取り(表・グラフの整理) 2019・2020 2026 2016・2019・2020 と使われた後、6 年出ていない
算数 集合(ベン図) 2018 2026 8 年出ていない
算数 流水算(川の流れと船の速さ) 2016 2026 速さの大問が毎年ある学校なので、変化形として戻りうる
算数 図形の移動・転がり 2021 2026 5 年出ていない
算数 時計算(長針と短針) 2021・2024 2026 2024 の大問 6 は信号の周期で、時計そのものは 2021 が最後
社会 工業・産業構造 2023 2026 2015・2023 と使われた後、2026 は大問 1 の小問(石油化学工業の分布)に縮小
社会 水産業 2022・2023 2026 2 年続けて主題になった後、小問止まりが 3 年
社会 選挙制度 2020 2026 2010・2020 と 10 年周期。2025 は大問 4 の入口に都知事選が出たが、制度そのものは長く問われていない
社会 財政・税・社会保障 2015・2021 2026 5〜6 年周期で、2026 は関税の小問のみ
社会 地方自治 2024・2025 2026 2 年続けて出ており、次は間があく可能性がある
社会 世界地理(地域の特徴) 2014・2021 2026 近年は大問 1 の小問に散らばる形
国語 敬語 2017・2018 2019 2019 に出ていない。大問 1 の定番枠なので戻りやすい
国語 俳句・季語 2017・2018 2019 2019 に出ていない。歳時記の基本(季節と行事、有名な句)は押さえておきたい
国語 文学作品の書き出しと作者 2018 2019 1 回だけの登場だが、有名な冒頭文は覚えておいて損がない

国語は資料が 2019 年度で止まっているため、ここから先の変化は市販の過去問集で確認する必要があります(13 節)。


10. 形式面の注意

4 科目に共通すること

科目ごとの補足


11. 学年別ロードマップ(小 4 から始めるなら)

小 4(土台) — 計算の正確さ・図形の基礎・読解・漢字語彙の 4 本です。この学校で最後まで効くのは「速く正確に処理する」力なので、小 4 では時間を計るより間違えない計算を積みます。分数と小数を行き来する感覚(0.125=1/8、3.14 の段)はこの時期から。図形は面積の公式より前に、図を自分でかき写す習慣を。漢字は読みと書き取りを同じ量だけやります。

小 5(幅) — この学年の本体は、全分野をひととおり学び終えることです。この学校は同じ場所に同じ分野が来るのに中身は毎年変わるので、学び残した単元があると必ず当たります。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にして、次のように割り付けます。

小 6(仕上げ) — 7 節の 8 項目です。夏以降は「年度通しで時間を計る」使い方が中心になります。とくに理科と社会は必ずセットで 50 分。加えて、算数の大問 1 と国語の大問 1 は「同じ座席を縦に」——年度をまたいで大問 1 だけを続けて解く——のが効きます。ここは 13 年(算数)・6 年(国語)同じ位置にあるので、時間をかける価値が確実に返ります。ただし国語は 2020 年度以降の資料が無いため、縦に解けるのは 2014〜2019 年度の 6 年分です(→ 13 節)。

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか — 差がつくのは小 5 で全分野をひととおり学び終えられるかどうかです。理科の 4 分野・社会の 3 分野・算数の一行題の 10 単元という「毎年必ず 1 題ずつ出る枠」が明確なので、小 5 でどこか 1 分野を苦手のまま残すと、小 6 の秋にその穴が固定の失点になります。逆に、小 5 で穴を作らずに来られれば、小 6 は「処理速度を上げる」ことだけに集中できます。特定の難単元を先取りするより、全分野をむらなく一巡させることの価値が高い学校です。


12. この学校と併願するなら

観点は「同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら過去問演習が二重に効くか」だけです。難易度・偏差値帯・通学圏は扱いません。数字は科目ごとの出題構造の近さ(0〜100)で、同じ問題が出るという意味ではありません

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ

なお本校の国語は 2019 年度以前の資料で計算されているため、国語の近さは参考程度に見てください。この表の国語の数字だけを根拠に演習計画を立てないほうがよいでしょう。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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