慶應義塾中等部 の過去問分析

慶應義塾中等部の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

慶應義塾中等部 過去問分析(2005〜2026 年度・一次試験・最大 22 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都港区
男女 共学
入試回と日程・科目 一次試験 2 月 3 日午前・4 科(国語・社会・理科・算数)/二次試験 2 月 5 日・体育実技と保護者同席の面接(一次合格者のみが対象・会場は中等部校舎)
試験時間 国語 45 分・社会 25 分・理科 25 分・算数 45 分。時間割は国語 9:05-9:50、社会 10:15-10:40、理科 10:55-11:20、算数 11:45 開始
配点 募集要項には記載がありません。公式サイトの入試 Q&A では国語 100 点・算数 100 点・理科 50 点・社会 50 点(満点 300 点)です(→ 4 節)
面接 二次試験の保護者同席面接だけです。一次試験は 4 科の学科試験のみです
旧称 慶應義塾商工学校(実業学校・1905 年から。学制改革により 1947 年に廃止され、中等部が発足しました)

上の表は 2026 年度の入試要項の内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 短い時間に大量の小問を、答えだけ書いて処理させる入試です。算数は 45 分で小問 20 問前後、理科・社会は 25 分で 20〜30 問。精読した 4 年(2023〜2026)の算数はすべて短答(語句や数値を短く答える形式)で、記号選択・記述・作図が 1 問もありませんでした。
  2. 算数の大問 3 は「(1) 角度 → (2) 平面図形の面積・面積比 → (3) 円とおうぎ形 → (4) 回転体」の並びが 4 年連続です。同じ座席(問題の置き場所)に同じ種類の問題が座っています。
  3. 理科・社会・国語は選択と短答が中心で記述はごく少なく、どの分野が出るかは年ごとに変わります。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1〜3 を、座席ごとに過去 5 年を縦に解きます(とくに大問 3 の 4 題)。
  2. 理科・社会は 25 分で 20〜30 問という速度に慣れます。分野を絞らず、捨て分野を作りません。
  3. 国語は最後の大問の漢字 13〜15 問と、語彙・慣用句の知識を先に固めます。

今週やる 1 つ

  1. 直近 2 年(2025・2026)の算数の大問 3 (4)(回転体)を解いて、表面積と体積が手順どおりに出せる状態か確かめます。

注意

  1. 記述の練習に時間を割く学校ではありません。書く量が少ないぶん、合っているか外れているかだけで決まります。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを 3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(転写データの大問ごとの主要単元だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 欠けている年 判読の確度
算数 4 年(2023〜2026) 18 年(2005〜2022) 22 年(2005〜2026) なし 図のある小問が 40%。解答が □ や「ア・イ」の穴埋めのため、転写では分数・根号の表記が崩れる箇所があります。読み取り確度が低めの年が 22 年中 13 年(2024・2026 を含む)
理科 3 年(2024〜2026) 19 年(2005〜2023) 22 年(2005〜2026) なし 選択肢の本文まで読めます。読み取り確度が低めの年が 22 年中 10 年(2025・2026 を含む)
社会 3 年(2024〜2026) 19 年(2005〜2023) 22 年(2005〜2026) なし 小問が多く(年 18〜46)、選択肢の文言まで読めます。読み取り確度が低めの年は 22 年中 4 年
国語 4 年(2023〜2026) 17 年(2005〜2022 のうち資料のある年) 21 年(2005〜2026) 2008 年度 本文・設問とも読めます。読み取り確度が低めの年はありません。出典が転写に残っていないため、作品名・著者名は本文中に書いていません

5. 一番大きな結論

慶應義塾中等部は「短い時間に大量の小問を、答えだけ書いて処理させる」学校です。そして算数は、同じ位置に同じ単元が並ぶ度合いが非常に高くなっています。

したがって過去問の使い方は、この学校では「同じ座席(問題の置き場所)を縦に解く」に近くなります——とくに算数。ここで言っているのは「同じ問題が出る」ではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」ということです。①大問 1〜3 の座席ごとに過去 5 年を縦に解いて、出る問題の種類を体で覚える、②理科・社会は 25 分で 20〜30 問という速度に慣れる、の 2 つが軸になります。記述の練習に時間を割く学校ではありません。

科目ごとに整理すると次のようになります。

科目 形式の固定度 中身の性格 最優先で時間をかける価値があること
算数 非常に高い。大問 6〜7・小問 20 前後(2014 年以降は 20〜21)・45 分・全問短答 大問 1〜3 の役割が 4 年連続で同じ。大問 4 以降は 2〜3 問の小さな大問が 3 つで、速さ・水量とグラフ・規則性・場合の数・推理から選ばれる 大問 3 の 4 題(角度・面積比・円とおうぎ形・回転体)を過去 5 年分縦に。次に大問 1 の計算 2 問を落とさない速さ
理科 高い。大問 4〜5・小問 18〜21・25 分。選択が主軸で作図なし 分野の偏りが小さく、22 年でほぼ全分野が回る。会話文から入る大問が多い。科学史や身のまわりの話題も 1 問 1 分強で選択肢を切る速さと、分野を絞らない基礎知識の一巡
社会 中程度。大問 4〜6・小問 25〜32・25 分 地理・歴史・公民・時事がまんべんなく。組み合わせを選ぶ形式が主流で、知識の細かさより全分野をひととおり学び終えたかどうかが効く 前年のニュースと、「正しい組み合わせ」を選ぶ形式の演習
国語 高い。5 大問(読解 2+知識 2+漢字 1)・45 分・小問 21〜45 読解は選択が主軸で記述は年 1 問。四字熟語・慣用句・語彙・季語が独立した大問になる 漢字 13〜15 問と語彙・慣用句の知識。読解は選択肢を速く切る練習

4 科目に共通するのは「手を止めずに最後まで到達する速さ」です。理科・社会は 25 分で 20〜30 問=1 問 1 分未満、算数は 45 分で 20 問=1 問 2 分強。書く量は少ないのですが、考える時間も短くなっています。配点は算数・国語が各 100 点、理科・社会が各 50 点なので、時間あたりの重みは算数と国語に寄っています(算数は 45 分 100 点、理科は 25 分 50 点)。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・漢字語彙)を先に進めてください。学年別の道筋は 11 節にまとめました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [週末 60 分] 算数・大問 3 の 4 題を座席ごとに縦に解く — (1) 角度は「正方形と正三角形の組み合わせ」(2024)、「正方形の 1 辺を延長して 3 本の直線」(2025)、「正方形と 2 つのおうぎ形」(2026)のように正方形+何かの角度が続きます。(2) は平行四辺形・三角形の面積比。(3) は円とおうぎ形。(4) は 4 年連続で回転体(台形を回す 2024、直角三角形と長方形 2025、正方形と台形 2026、二等辺三角形と長方形 2023)で、しかも表面積を聞く年が多くなっています。回転体の表面積・体積は、この学校のためだけにでも練習する価値があります。回転体だけを 5 年分(2022〜2026)解き、表面積と体積の両方を円すい台・円柱の組み合わせで手早く出せるようにします。(確認: 〜2026 年度)
  2. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の 5 問を 8 分で — (1)(2) が分数と小数の混じった計算・逆算(□にあてはまる数を求める計算)、(3)〜(5) が数の性質・場合の数・規則性の一行題(数行で終わる短い文章題)です。「6 で割っても 14 で割っても 5 余る整数のうち 620 に最も近い数」(2024)、「2025 の約数をすべて加えると」(2025)、「2 桁の 3 の倍数をすべて加えると」(2026)のように、約数・倍数・等差数列の和が繰り返し出ます。(3)〜(5) を 5 年分縦に解くと、約数の和・倍数の和・余りの条件が毎年出ることが見えます。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週末 60 分] 算数・大問 2 の文章題 5 問 — 食塩水(2023・2024・2026)、速さ(2026 に 3 問)、仕事算(何人・何台で分担したときの日数を求める・受験用教材の単元)・ニュートン算(増えながら減るものの処理・受験用教材の単元)、つるかめ算(2 種類のものの個数を合計から求める・受験用教材の単元)、平均算、割合と比、通過算(列車が橋やトンネルを通る時間・受験用教材の単元)、流水算(川の流れと船の速さ・受験用教材の単元)。1 問 2 分で解ける定番の問題をひととおり解けるようにすることが、そのまま得点になります。5 年分を縦に解きます(食塩水は 4 年で 3 回)。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週末 60 分] 算数・大問 4 以降の小さな大問 — 2〜3 問で完結する大問が 3 つあります。水量とグラフ(2023・2024・2025 の 3 年連続)、規則性(2024・2026)、速さ・流水算(2023・2026)、推理・論理(2023・2025)、場合の数(2024)。グラフから水そうの形を読む問題は 3 年連続で出ました。45 分の通し演習で「1 問 2 分で切り上げる」練習も、ここで一緒にします。(確認: 〜2026 年度)
  5. [毎日 10 分] 理科・25 分で 20 問の速度と、捨て分野を作らないこと — 精読した 3 年で選択が 68〜89%。会話文や長い説明を読んで選ぶ形なので、知らない題材でも本文中に手がかりがあります。星座(2024 は 6 問すべて星座、2026 も大問 1 が星座)、植物、こん虫と動物、燃焼、光、てこと滑車と、分野は毎年変わります。4 分野を薄く広く一巡し、捨て分野を作らないのが最大の対策です。星座(季節の星と星座の位置関係)は近年の出題が多いので優先度を上げます。会話文・説明文の空欄補充は、他校の過去問も含めて数をこなします。理科・社会は 25 分で 20〜30 問なので「見直しの時間が無い」前提で、通し演習では 1 周目で確定させる解き方(迷ったら印をつけて先へ、最後に戻る)を固めます。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週 1 回] 社会・前年のニュースと「正しい組み合わせを選ぶ」形式 — 2025 は北京・パリのオリンピックと大谷選手のロサンゼルス(時差)、大阪・関西万博。2026 は「2025 年 10 月 21 日、日本で初めて女性が…」から始まる歴代首相の大問と、東京オリンピックにあわせた祝日の移動。前年の出来事を、地理(時差・位置)や歴史(制度・人物)に結びつける形で問われます。2025 大問 2 は「(あ)〜(え)に入る人物名の正しい組み合わせ」「(お)〜(く)に入る人物・書物名」「(け)〜(し)に入る人物名」の 3 問で 1 つの大問で、1 問の中に 4 つの知識が入っているので部分的な知識では選べません。時代ごとに人物・書物・できごとを表で整理しておきます。文化史(建築・絵画・文学・食文化)はこの学校で出題が多いので、独立して一巡します。仕上げは 25 分・30 問の通し演習です。(確認: 〜2026 年度)
  7. [毎日 10 分] 国語・漢字と語彙の知識問題 — 最後の大問が漢字の書き取りで 13〜15 問(2023 年 15 問、2024 年 14 問、2026 年 13 問)。さらに四字熟語(2025・2026)、慣用句・ことわざ(2025)、語彙・季語(2026 の 7 問)が独立した大問として出ます。読解より先に、知識の大問で確実に取る設計にします。漢字の書き取りは毎日で、過去 4 年分(55 問前後)は全問書ける状態に。四字熟語・慣用句・ことわざ・季語は、年 1〜2 題出る前提で一巡します。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週 1 回] 国語・読解は選択肢を切る練習 — 2026 大問 1 は 8 問中 7 問が選択、大問 2 は 6 問中 5 問が選択。記述は年 1 問(2025 問八、2026 問 (8))だけです。本文の該当箇所を見つけて選択肢と照合する速さが要ります。本文の該当箇所に線を引いてから選択肢を読む手順を固定し、45 分の通し演習では知識の大問を先に片づける順番を試します。(確認: 〜2026 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(45 分・大問 6〜7・小問 20 前後・全問短答)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

年度 大問 1(5 問) 大問 2(5 問) 大問 3(4 問) 大問 4 以降
2023 計算・逆算/33 と 93 を割って 3 余る数/数列の周期/4 色のサイコロ 食塩水/流水算/平均算/つるかめ算/正方形を敷きつめる 角度/3 つの合同な正三角形の面積/正方形と円/回転体(二等辺三角形と長方形) 4 速さ(峠の往復)・5 水量とグラフ(傾いた底面)・6 推理(筆算の虫食い)
2024 計算 2 問/6 でも 14 でも 5 余る数/0〜4 の 3 桁/縮尺 1:25000 食塩水/仕事算/直方体の容器/通過算/歩幅と歩数 角度(正方形の内外の正三角形)/平行四辺形と対角線/おうぎ形と直角三角形/回転体(台形) 4 規則性(分数の列)・5 水量とグラフ(2 つの貯水槽)・6 場合の数(タイル 4 枚)
2025 計算・逆算/3/7 で割っても整数/1〜5 の 3 桁/2025 の約数の和 所持金と分数/速さ/姉妹の所持金の比/ニュートン算/前輪と後輪 角度(正方形と 3 本の直線)/2 つの直角三角形/円と 2 本の直線/回転体(直角三角形と 2 つの長方形) 4 水量とグラフ(三角柱の水そう)・5 推理(5 人の得票)・6 数の性質(3 つの平方数の和)
2026 計算・逆算/0・2・5・7 の 3 桁/3 で 1・4 で 2・5 で 3・6 で 4 余る数/2 桁の 3 の倍数の和 食塩水/集合(2 種類の本)/歯車/池を回る兄弟/往復して同時に帰る姉妹 角度(正方形と 2 つのおうぎ形)/四角形と点 P/平行四辺形と 2 本の直線/回転体(正方形と台形) 4 流水算(ボートのすれ違い)・5 規則性(3 つの電球)・6 規則性(円で囲まれた図形の数)

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026 の 22 年)

問い方

8-2. 理科(25 分・大問 4〜5・小問 18〜21・選択が主軸)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2024 星・星座(季節の大三角・星の名前・オリオンの神話) プラスチック(種類と密度・海洋汚染・PET の性質) 電磁石(コイルの巻き方と磁力) 会話文(さなぎ・絶滅・太陽の高度・虹の方向・ペットボトルと水)
2025 光(ペンライトと凸レンズ・三角形の穴の像) 花のつくりと受粉(2 種類の野菜と虫) 野鳥の会話文(食物連鎖・水鳥のあし・渡り鳥) 燃焼(フロギストン説・金がさびない理由・金属と塩酸・科学史)
2026 星・星座(2 月中旬の東の空・星座の位置関係) 自転車のてこと滑車(ブレーキ・チェーンと歯車) 植物(針葉樹の見分け・落葉・葉が水をはじく) 燃焼(ろうそくの炎・ドライアイス・太陽系の天体の大気)

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026)

問い方

8-3. 社会(25 分・大問 4〜6・小問 25〜32・選択が主軸)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で確認)

年度 大問の流れ
2024 対外関係史 → 環境問題・防災 → 貿易と資源・エネルギー → 日本の地形(A 先生と B さんの会話・13 問) → 国際社会・国際協力
2025 世界地図と時差(オリンピック・大谷選手) → 古代〜室町の人物と書物(組み合わせ 3 問) → 三権分立・選挙制度(日米比較) → 近畿地方(古道・堂島米市場・舟運・開港・万博・関西空港の冠水・地震) → 世界遺産(佐渡島・屋久島・八幡製鉄所・富士山の対策) → 紙幣の人物(対外関係・使節団)
2026 地形図 4 枚(裁判所・博物館・発電所、町の成り立ち) → 祝日(月曜日の祝日・5 月の並び・五輪にあわせた移動) → 歴代首相(大正と昭和の区切り・若槻礼次郎・竹下登・女性首脳) → 米(福澤君と先生の会話・主食の変化・自由貿易・輸入先・検地) → 食文化(食事の作法・15 字以内の記述)

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026)

問い方

8-4. 国語(45 分・5 大問・小問 21〜45)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2023 読解(空欄補充中心・7 問) 読解(語句の意味と記述・8 問) 新聞記事を題材にした読解(6 問) 地理・地名の用語(9 問) 漢字の書き取り(15 問)
2024 読解(記号選択が主軸・7 問) 読解(対義語・記号選択が主軸・8 問) 読解(文学作品の冒頭・9 問) 記念日・「一部の日」(3 問) 漢字の書き取り(14 問)
2025 小説(吾一と母・12 問) 説明文(年中行事と宗教観・6 問) 四字熟語(1 問・複数箇所) 慣用句とことわざ(1 問・複数箇所) 漢字の書き取り
2026 小説(運動会と青いハチマキ・8 問) 説明文(言わなくてもわかる文化・6 問) 四字熟語(1 問・複数箇所) 語彙の空欄補充(7 問) 漢字の書き取り(13 問)

頻出と周期(転写の分類・2005〜2026 の 21 年)

問い方


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

転写の大問ごとの主要単元(2005〜2026)で数えたものです。精読していない年の細部は保証しません。最終確認年度は、その単元を最後に確認できた年度を指します。

科目 単元 大問で出た年(転写の分類) 最終確認年度 状況
算数 時計算(長針と短針の作る角・受験用教材の単元) 2012・2013 2013 年度 13 年なし。大問 4 以降の小さな大問の題材としては候補
算数 影(電球と物体) 2013 2013 年度 13 年なし
算数 立体図形(体積・表面積) 2005・2007・2011・2014・2017・2020 2020 年度 3 年周期で来ていたが 2020 以来 6 年なし。回転体(大問 3 (4))とは別枠
算数 立体の切断 2011・2012・2022 2022 年度 2022 以来 4 年
算数 図形の移動 2012・2015 2015 年度 11 年なし
算数 売買損益 2006・2007・2020 2020 年度 2020 以来 6 年。大問 2 の文章題の候補
算数 通過算・縮尺 通過 2020(2024 に小問)・縮尺 2015(2024 に小問) 2024 年度(小問として) 大問としては空いているが、大問 2 の小問として戻っている
理科 地層・岩石 2006 2006 年度 20 年なし。地学は星座・月・太陽に偏っている
理科 気象 2005・2008・2011・2015・2019 2019 年度 4 年周期で来ていたが 2019 以来 7 年なし。戻る候補の筆頭
理科 浮力・密度 2005・2007・2018(2024 に小問) 2024 年度(小問として) 大問としては 8 年なし
理科 人体 2005・2008・2016・2017・2021 2021 年度 2021 以来 5 年
理科 水溶液の性質・溶解度 2009〜2021 に頻出(2021 が最後) 2021 年度 22 年で最も多い分野の一つが 5 年空いている
理科 熱と状態変化 2005・2006・2008・2009・2010・2012・2015・2021 2021 年度 2021 以来なし
理科 2006・2012・2017・2018・2021・2022 2022 年度 2022 以来 4 年。星座は毎年のように出るが月は空きつつある
理科 電気回路・電流 2006・2008・2011・2012・2014・2020・2022 2022 年度 2022 以来 4 年
理科 中和・動物の誕生 ともに 2014 2014 年度 12 年なし
社会 日本国憲法 2006・2008・2011・2016・2020 2020 年度 4〜5 年周期で 2020 以来 6 年なし。2025 に三権分立・選挙制度で公民は戻っている
社会 情報・メディア 2018 2018 年度 8 年なし
社会 地形図の読図 2005・2007・2009・2021・2026 2026 年度 2026 に戻ったばかり
社会 世界地理 2010・2011・2017・2019・2025 2025 年度 2025 に戻ったばかり
国語 2007 2007 年度 19 年なし
国語 敬語 2014 2014 年度 12 年なし。知識の大問の候補
国語 作文・意見 2009・2013 2013 年度 13 年なし
国語 漢字の読み 2005・2018 2018 年度 8 年なし。書き取りは毎年だが読みは長く出ていない

10. 形式面の注意

算数

理科

社会

国語


11. 学年別ロードマップ

何をするか この学校での重み
小 4(土台) 計算の正確さ(分数・小数の四則と逆算)、図形(角度と面積の基本、円とおうぎ形)、読解、漢字語彙の 4 本です。この学校で最終的に効く入口は「計算を速く正確に」「図形の角度を求める手数」「漢字と慣用句を書ける」 計算と漢字の比重が大きい学校なので、小 4 からの積み上げがそのまま効きます。時間計測はまだしません
小 5(幅) 週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は算数で、8-1 の題材表を「小 5 で一巡する単元リスト」として次の順に回します。数の性質 → 場合の数 → 規則性 → 食塩水 → 速さ → 仕事算(何人・何台で分担したときの日数を求める・受験用教材の単元) → 平均算 → 角度 → 面積比 → 円とおうぎ形 → 回転体 → 水量とグラフ。週末 60 分は理科・社会・国語に充てます。理科は分野を絞らず 4 分野を一巡(星座・植物・こん虫・燃焼・光・てこ・電気)。社会は地理・歴史・公民を通しで一巡し、ニュースを家庭で話題にします。国語は四字熟語・慣用句・季語を毎週少しずつ 同じ座席に同じ種類の問題が来る学校なので、単元の穴がそのまま失点になります。全分野をひととおり学び終えることの優先度が高くなっています
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目です。夏以降は過去問を「同じ座席を縦に」解きます(大問 3 の (4) 回転体だけを 5 年分、大問 1 の計算だけを 5 年分)。並行して 45 分・25 分の通し演習で時間配分を固めます ここは反復が効きます。年度通しの演習と、座席ごとの縦解きを半々で

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 計算と知識の量、そして速さです。記述がほとんど無いぶん、「書けば部分点」で拾える場面が無く、合っているか外れているかだけになります。小 5 までに単元の穴を消し、小 6 で「1 問 1〜2 分で確定させる」練習に入れると、この学校の形式にそのまま噛み合います。逆に、記述の練習に多くの時間を割いても、この学校の一次試験では直接には効きにくくなります。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏は見ていません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界


慶應義塾中等部 のページ: 学校トップ / 偏差値 / 併願候補 / 募集要項・入試結果 / 用語集 / 過去問の使い方


数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

慶應義塾中等部 のページ: 学校トップ / 偏差値(4 出所併記) / 過去問分析 / 併願候補 / 募集要項・入試結果 / 校風・理念

索引: 出題スタイル別 / 単元別 / 問い方別 / 同じ場所に同じ種類の問題 / 入試結果の公表状況 / 国語の出典 / 校風キーワード / 旧称 / 入試日程 ・ 共通: 過去問の使い方 / 用語集 / 資料の限界 / 方法論 / トップ