富士見丘中学校 の過去問分析

富士見丘中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

富士見丘中学校 過去問分析(2022〜2026 年度・一般入試相当・3 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都渋谷区(笹塚)
男女 女子校
入試回と日程・科目 WILL 入試 2 月 1 日午前 — 一般コース(国語・算数)または英語特別コース(1 科目+英語資格)/グローバル・アスリート入試 2 月 1 日午前 — 1 科目+作文 または 英語資格+作文/一般入試(2 科/3 科)2 月 2 日・2 月 4 日午前 — 2 科(国語・算数)または 3 科(国語・算数+理科・社会のいずれか 1 科目)/英語資格入試 2 月 1 日〜3 日午後・2 月 4 日午前 — 1 科目+英語資格加点/国際生入試 2 月 2 日午前
試験時間・配点 一般入試: 国語 45 分・100 点、算数 45 分・100 点、理科 30 分・50 点、社会 30 分・50 点/WILL 入試: 国語 30 分・50 点、算数 30 分・50 点(基礎的問題)/グローバル・アスリート入試: 作文 30 分・50 点/英語資格入試: 国語 45 分・算数 45 分・各 100 点/国際生入試: 英語エッセイ 45 分・100 点+基礎日本語作文 30 分・30 点
面接 WILL 入試・グローバル・アスリート入試に面接 20 点(5〜10 分)があります。英語資格入試には英語面接(5 分)があります

上の表は 2027 年度の募集要項による内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

同じ「富士見」を名に持つ 富士見中学校(練馬区)、横浜富士見丘学園中学校(神奈川県)とは別の学校です。このレポートは渋谷区笹塚の富士見丘中学校 1 校だけを扱います。

なお、このレポートが分析した問題冊子がどの入試回のものかは特定できていません(分量から一般入試相当と考えています。→4 節・13 節)。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 社会は 4 大問の並び(大問 1 = 地理、大問 2 = 歴史、大問 3 = 公民、大問 4 = 前年の出来事)が、精読した 3 年(2022・2024・2026)すべてで同じです。大問 4 は前年 1 年間の出来事だけで 5 問、3 年とも全問記号選択です。
  2. 算数は 2024 年度に構成が作り直され、2024・2026 の 2 年は同じ並びです(大問 1 = 小問集合 8 問、大問 5 = 食塩水、大問 6 = 先生と生徒の会話から規則を見つける問題)。理科は大問数 5 が 3 年とも同じで、大問 5 は身近な場面を読んで自分の言葉で書く枠です。
  3. 「同じ問題が出る」のではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」学校です。加えて、あなたの考えを理由つきで書く記述が毎年あります。

家でやること 3 つ

  1. 前年 1 年間のニュースを月ごとに覚えます(社会の大問 4 がまるごとここから出ます)。
  2. 憲法の条文の空欄補充を漢字で書けるようにします(社会の大問 3 の問 1 に 3 年連続)。
  3. 算数の食塩水を「混ぜる・加える・蒸発させる」の 3 パターンで完成させます(3 年連続)。

今週やる 1 つ

  1. 2024・2026 の算数の大問 1(小問集合 8 問)を並べて解き、8 問の並びが同じことを確かめます。

注意

  1. 国語は資料が 1 年分もありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。また 2023・2025 年度は 4 科目とも資料がありません(→13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並び・小問の数だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の状態
算数 3 年(2022・2024・2026) 0 年 3 年(2022・2024・2026) 2024 年度の冊は転写の精度がやや低く、1 小問を分析から外しています
理科 3 年(2022・2024・2026) 0 年 3 年(2022・2024・2026) 良好
社会 3 年(2022・2024・2026) 0 年 3 年(2022・2024・2026) 良好
国語 0 年 0 年 0 年 資料に 1 年分もありません

5. 一番大きな結論

この学校の過去問は「座席(問題の置き場所)を覚えて、そこに座る問題を準備しておく」使い方が最も効きます。 とくに社会は、精読した 3 年すべてで大問の並びが完全に一致していました。

固定されているもの(原本で確認):

  1. 社会の 4 大問の並びは 3 年とも同じ(2022・2024・2026)。大問 1 = 地理、大問 2 = 歴史、大問 3 = 公民(憲法と政治の仕組み)、大問 4 = 前年 1 年間の出来事だけで 5 問、しかも 3 年とも全問記号選択。
  2. 社会の大問 3 の問 1 は 3 年とも「憲法の条文の空欄を漢字で答える」。2022 と 2026 は「漢字 5 字で」という指定まで同じです。
  3. 理科の大問数は 3 年とも 5、そして大問 5 は 3 年とも「身近な場面の会話や表示を読んで、自分の言葉で書く」枠(2〜3 小問のほとんどが記述)。題材は熱・ペットボトル・火山灰と変わりますが、役割は変わりません。
  4. 算数は 2024 年度に構成が作り直され、2024・2026 の 2 年は同じ並び(大問 1 = 小問集合 8 問/大問 2〜6 = 各 2〜3 小問)。この 2 年に限れば、大問 5 = 食塩水の濃度、大問 6 = 先生と生徒の会話から規則を見つける問題が同じ位置に座っています。
  5. 4 科目に共通して「あなたの考えを理由つきで書く」記述が毎年ある。社会は 2〜3 問、理科は 1〜2 問。正解が一つに決まらない問いを毎年必ず置く学校です。

毎年作り直されているもの:

つまり「同じ問題が出る」のではなく、「同じ種類の問題が同じ場所に出る」学校です。過去問の使い方としては、年度をまたいで同じ大問番号を縦に並べて解くのが最短です。


6. この学校らしさが出る場所

過去問の文面そのものに、学校の色が出ています。


7. 今からやるなら(優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読んでください。学年別の入り方は 11 節に書きました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [週 1 回] 社会・前年 1 年間のニュース(大問 4 対策) — 3 年連続で大問まるごと 5 問、全問記号選択です。受験する年の前年(例: 2027 年度入試なら 2026 年の出来事)を、月ごとに 10 件ずつ書き出して覚えます。政治・国際会議・選挙・大きな行事・新しい制度の 5 カテゴリで押さえます。最も費用対効果の高い枠です。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週末 60 分] 社会・憲法の条文と公民 — 大問 3 の問 1 は 3 年とも憲法の条文の空欄補充です。第 1 条・第 11 条・基本的人権・国民主権・象徴を、漢字で正確に書けること。あわせて三権分立の図(国会・内閣・裁判所が互いに何をするか)、国際連合と主な専門機関(WHO・UNESCO・安全保障理事会)と EU・G7・G20・TPP といった略称を固めます。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週末 60 分] 算数・食塩水を「混ぜる・加える・蒸発させる」の 3 パターンで完成 — 3 年連続、うち 2 年は大問まるごとです。てんびん図でも面積図でもよいので、1 つの解き方に統一して 3 動作すべてを 3 分以内に。(確認: 〜2026 年度)
  4. [毎日 10 分] 算数・大問 1(小問集合 8 問)を 2024・2026 で並べて解く — 並びが同じなので、そのまま 1 セットの訓練になります。「(1)〜(3) 計算 → (4) 逆算(□にあてはまる数を求める計算) → (5) 割合と比 → (6)〜(8) 数の性質・規則性・場合の数・図形」を 1 セットとして 12〜15 分で通します。計算 3 問を 3 分で落とさないことが最優先です。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週 1 回] 「あなたの考えを理由つきで書く」記述を週 2 問(社会 1・理科 1) — 60〜80 字で、必ず理由を 1 つ添える形に統一します。3 科目すべてで毎年出ます。社会のテーマは「自分の住む地域の魅力」「今年を表す言葉」「防災でできること」あたりから。理科は 1〜2 文でよいので、知識より「身の回りの困りごと → 解決策」「利点と欠点を 1 つずつ」の形で書き切る力が問われます。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 算数・大問 6(会話文から規則を見つける問題)を 2 年分と、定番単元 — 約束記号・累乗の一の位・階差数列。読み方の作法(例を自分で 3 つ作ってみる → きまりを言葉にする → 一の位だけ追う)が身につくと、題材が変わっても対応できます。あわせて、速さの 3 用法と追いつき・ダイヤグラム(区間ごとに表を作る練習)、倍数・約数の個数を数える問題、場合の数の 3 つの基本(並べる・選ぶ・組に分ける)、立体の体積と表面積(水を入れてひっくり返す問題まで)。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週末 60 分] 理科・「正体を実験で特定する」問題と直列・並列 — 水溶液 6 種・気体 4 種。BTB 液の色、石灰水、においのかぎ方、気体の集め方、線香とマッチでの確認をひと通り。実験器具の使い方(においのかぎ方など)を言葉で説明できるように。直列と並列(豆電球・電熱線)は「明るいのはどちら」「電池のもちが良いのはどちら」「発熱量が大きいのはどちら」。月の満ち欠けと位置関係の図(地球と月と太陽の位置図から見える形を答える練習)も続けます。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週 1 回] 社会の通史の穴消しと、時間を計った通し演習 — 歴史は古代から近代まで薄く広く、平安(遣唐使・保元の乱・藤原氏。3 年連続)、鎌倉(元寇)、安土桃山(南蛮貿易・ザビエル)、江戸(武家諸法度・参勤交代)、明治以降(内閣制度・紙幣の肖像)を 1 問ずつ拾える程度に。深掘りより通史の穴消しが効きます。通し演習は理科・社会 30 分、算数 45 分で、理科・社会は記述に 8〜10 分を残す配分を体に入れます。(確認: 〜2026 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数

精読したのは 2022・2024・2026 年度の 3 冊(2023・2025 年度は資料に無い)。試験時間 45 分・100 点(一般入試 2 科/3 科)。

年度×大問の題材表

年度 大問数/小問数 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5 大問 6
2022 3/12 計算 2 問 小問集合 8 問(倍数・単位換算・仕事算・場合の数
・数列・速さ・組分け・食塩水)
完全数(約数をたす)
2024 6/20 小問集合 8 問(計算 3・逆算・割合と比
・倍数の個数比・日数の規則性・3 けたの整数)
速さ(トライアスロン・富士子さん) 平面図形(長方形 2 枚の重なり) 立体図形(円柱 2 段の水) 食塩水(2 人が作った食塩水を比べる) 規則性(先生と生徒の会話・累乗の一の位)
2026 6/19 小問集合 8 問(計算 3・逆算・割合と比
・数列・場合の数・円と正方形の面積)
場合の数(カード 5 枚で 2 けた) 立体図形(直方体の組み合わせ) 速さとグラフ(富士子さんと姉・自転車) 食塩水(2 種を混ぜて蒸発) 規則性(先生と生徒の会話・記号を使った計算)

座席の並びは 2024 年度に一度作り直され、以後は固定

2022 年度と 2024 年度で、問題冊子の作りが変わっています。

そのうえで、精読した 2 年(2024・2026)に限れば、同じ場所に同じ種類の問題が座っています

一方 2022 年度はこの並びに乗っていないので、「毎年この座席」と言い切れるのは 2024・2026 の 2 年分です。過去問を買うときは 2024 年度以降を優先し、2022 年度以前は単元練習の素材として使うのがよさそうです。

何年も繰り返し出ている単元

3 年すべてに出ているもの(原本で確認できた範囲)です。

同じ問い方が繰り返される

ここに挙げたのは、両年の原本を突き合わせて確認できたものだけです。

形式面の注意は 10 節、しばらく出ていない単元は 9 節、家庭での対策は 7 節にまとめました。

8-2. 理科

精読したのは 2022・2024・2026 年度の 3 冊。試験時間 30 分・50 点(一般入試の 3 科選択で理科か社会のいずれか 1 科目)。

年度×大問の題材表

年度 大問数/小問数 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2022 5/22 てこ(棒とおもりで持ち上げる) 水溶液の判別(ラベルを貼り忘れた 6 本のビーカー) 植物と水(ワセリンをぬる蒸散実験) 月(学校の屋上から見た月の形) 熱と状態変化(寒い日の会話・服の機能を考える)
2024 5/20 電気回路(豆電球 2 個の直列・並列) 気体の判別(ラベルを貼り忘れた 4 本のボンベ) メダカの観察(会話文・オスメスの見分け) 月(地球と月の位置関係の図) 熱と状態変化(ペットボトルのラベル・凍らせると割れる理由)
2026 5/22 人体(血液の流れの図) 気象(台風の月別の進路図) 水溶液(うすい塩酸と金属の反応) 電流のはたらき(4 種類の電熱線の発熱量) 地層・火山(鹿児島研修旅行の会話文・桜島の火山灰)

大問数は 3 年とも 5・小問数は 20〜22。最後の大問だけは役割まで固定

何年も繰り返し出ているもの

形式面の注意は 10 節、しばらく出ていない単元は 9 節、家庭での対策は 7 節にまとめました。

8-3. 社会

精読したのは 2022・2024・2026 年度の 3 冊。試験時間 30 分・50 点(一般入試の 3 科選択で理科か社会のいずれか 1 科目)。

年度×大問の題材表

年度 大問数/小問数 大問 1(地理) 大問 2(歴史) 大問 3(公民) 大問 4(時事)
2022 4/23 ヨーロッパ(風景写真・川と山脈・気候・都市・EU) 海外から伝わった技術と文化(渡来人〜南蛮貿易・遣唐使の比較表) 『あたらしい憲法のはなし』(1947 年文部省)を読む 近代オリンピック(2021 年の東京大会)
2024 4/16 図柄入りナンバープレートから都道府県を当てる 日本銀行券の肖像画(会話文・2024 年の新札) 「憲法とわたしたちの暮らし」を 5 班で調べる設定 2023 年に起きた出来事
2026 4/22 日本の農業(会話文・コメと備蓄米・新潟県) 元号(大化〜昭和・改元の理由) 憲法と国の政治の仕組み(会話文) 2025 年に起きた出来事

4 大問の並びが 3 年とも同じ

社会はこの学校で最も並びが固定されている科目です。 精読した 3 年(2022・2024・2026)すべてで、

何年も繰り返し出ているもの

記述の中身

3 年とも、記述は「知識を書く」ではなく「あなたなら何を選ぶか・なぜか」を書かせる形です。

「自分で 1 つ選んで、理由を添える」という形が 3 年とも共通しています。理由を書くときに社会科の知識(地理の特色・歴史上の出来事・前年のニュース)を根拠として使えるかが問われます。2026 年度には資料(文永の役の絵)から読み取って書く記述も 1 問ありました。

形式面の注意は 10 節、しばらく出ていない単元は 9 節、家庭での対策は 7 節にまとめました。

8-4. 国語

国語は過去問転写の資料が 1 年分もありません(著作権処理の関係で問題文が掲載されない年が多く、この学校は 2022〜2026 年度のいずれの年についても資料がありませんでした)。したがって、このレポートでは国語の出題内容について何も書けません。出典(著者・作品)も同じ理由で確認できていません。

分かるのは募集要項側の情報だけです。一般入試(2 科/3 科)の国語は 45 分・100 点。2 月 1 日の WILL 入試では 30 分・50 点(国語・算数の 2 科)です。出題の中身・記述の量・漢字の配点・文章の長さは、市販の過去問集または学校配布の問題冊子で確認してください。

なお他の 3 科目では「自分の考えを理由つきで書く」記述が毎年置かれています。国語でも同じ性格の設問がある可能性はありますが、資料で確かめていないので断定はしません。


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

精読した 3 年のうち、1 年だけ出て以後見当たらないもの(と、それに準じるもの)です。次の年に戻ってくる余地がある枠として挙げます(3 年しか精読していないので、あくまで目安です)。最終確認年度は、その単元を原本で最後に確認できた年度を指します。

科目 単元 出ていた年 最終確認年度 状況
算数 平面図形の求積(大問まるごと) 2024 2024 年度 2026 は小問 1 問(円と正方形)に縮小。大問に戻る可能性を見ておくとよさそうです
算数 仕事算・ニュートン算 2022 2022 年度 2022 年度の小問集合に 1 問あるだけで、2024・2026 では見当たりません(仕事算=分担したときの日数などを求める、ニュートン算=増え続ける量と減らす量、いずれも受験用教材の単元)
算数 じっくり考えさせる 1 題 2022 2022 年度 2022 の完全数のように、定義を読んで自分で確かめる問題。2024・2026 では大問 6 の会話文がその役を担っています。定義や約束を読んでその場で使う練習は、形を変えて必ず出ると考えてよさそうです
理科 てこ・力のつり合い 2022 2022 年度 物理は 2 年連続で電気だったので、次にてこ・ばね・浮力が戻る余地があります
理科 月の満ち欠け 2022・2024 2024 年度 2022・2024 と続いたあと 2026 は無し。周期的に戻る単元として練習は続けたいところです
理科 植物のつくりとはたらき(蒸散) 2022 2022 年度 生物は 2024=メダカ、2026=人体と動物側が続いています
社会 世界地理の大問(ヨーロッパ) 2022 2022 年度 2024・2026 では小問 1 問に縮小。地理の大問が「日本」から「世界」に戻る年があってもおかしくありません
社会 雨温図・気候 2022 2022 年度 2022 年度に 1 問あるだけです
社会 史料・資料の読解 2022・2026 2026 年度 2022(遣唐使の比較表)と 2026(文永の役の絵)にあり、2024 では見当たりません。隔年で出ている形なので、外せません

10. 形式面の注意

配点は一般入試で 国語 100・算数 100・理科 50・社会 50(3 科選択の場合は理科か社会のいずれか 1 科目)、時間は算数・国語が 45 分、理科・社会が 30 分です(→1 節)。理科・社会は 30 分で 20 問前後を処理する必要があり、知識問題の即答力が時間の余裕を作ります。

4 科目まとめ

算数

理科

社会


11. 学年別ロードマップ

この学校に向けて何をするか
小 4(土台) 計算の正確さが最優先です。分数・小数・かっこの混じった四則計算を毎日 5 問(算数の大問 1 は 3 年とも計算から始まります)。図形は、長方形・円・直方体の面積と体積の入口だけ。「右の図のように」と与えられた図を自分で写して考える習慣を。読解と短い記述は、2〜3 文で理由を書く練習から。この学校は 3 科目で「理由を書け」と言ってくるので、小 4 のうちから「〜だから、〜と考えます」の形で書き切ることに慣れておくと、後がとても楽です。漢字語彙は、社会で「漢字で答えなさい」が毎年出るぶん、用語を漢字で書けることが直接点になります。ニュースを家庭で話題にするところから。時間計測はまだ不要です
小 5(幅) 毎年入れ替わる中身を広げる時期です。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は算数の単元一巡に充て、8 節の年度×大問の題材表を「小 5 で一巡する単元リスト」として、食塩水 → 規則性 → 場合の数 → 速さ → 平面図形 → 立体図形 → 倍数と約数 の順に回します。週末 60 分は理科・社会に充て、理科は 4 分野(物理・地学・化学・生物)を 1 周、社会は 地理(日本と世界)・通史・公民の 3 本。社会の通史はこの学校の歴史が「古代から近代まで 1 問ずつ」なので、深さより、古代から近代までをひととおり学び終えることを優先します。小 5 で通史を一度通しておくと、小 6 は穴埋めで済みます。理由を 60〜80 字で書く習慣(週 1 問でよいので、社会・理科の記述を書いて大人に読んでもらう)と、ニュースノート(月 1 ページ、その月の大きな出来事を 3 行ずつ)を始めます。小 6 の時事対策がそのまま前倒しになります。なお国語は 2022〜2026 年度の資料が無いため(→13 節)、形式は市販の過去問集で確認してください
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目がそのまま小 6 の計画です。夏までに算数の大問 1(小問集合 8 問)を 15 分で通す練習。秋以降は同じ大問番号を年度をまたいで縦に解きます。社会の大問 4(時事)、社会の大問 3(公民)、理科の大問 5(記述)、算数の大問 5(食塩水)・大問 6(会話文の規則性)。この学校は並びが固定なので、この解き方が最も効率的です。冬は時間を計った年度通しと、前年 1 年間のニュースの総復習。ただし 2023・2025 年度の資料は無いので、通し演習に使えるのは 2022・2024・2026 の 3 年分です(→13 節)

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 「理由を書く」ことに時間をかけられるかどうかです。この学校は 3 科目で毎年「あなたの考えを、理由を添えて書きなさい」と聞いてきます。この形式は、直前期に詰め込んで身につくものではありません。小 4 から「なぜそう思ったか」を口に出し、小 5 で 60〜80 字に書き、小 6 で入試形式に合わせる——という 3 年がかりの積み上げが、そのまま得点差になります。逆に、知識量そのものは標準的な範囲に収まっているので、難しい問題を早く始める必要はありません。


12. この学校と併願するなら

この学校については、自動集計による併願候補を出せませんでした。候補の計算には「2 科目以上の過去問資料が揃っている学校同士の比較」が必要ですが、この学校は国語の資料が無く、比較の条件を満たしませんでした(併願候補ページ)。

観点は勉強が転用できるかどうかだけです(同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます)。難易度・偏差値帯・男女・入試日程・通学圏はこのレポートでは扱いません。

候補が出せないので、代わりに「この学校の対策がそのまま活きる学校の特徴」を挙げておきます。学校選びのときの目安にしてください。

この学校の一般入試は 2 科(国語・算数)または 3 科(国語・算数+理科・社会のいずれか 1 科目)です。併願先が 4 科目校の場合、理科・社会は本校の準備とは別に立てる必要があります。


13. 資料の限界

このレポートで書けたことと、書けなかったことをはっきりさせておきます。

読んだもの: 算数・理科・社会の 2022・2024・2026 年度、各 1 冊ずつ計 9 冊の問題転写(いずれも精読した年です)。

書けなかったこと・確かめられなかったこと:

  1. 国語は 1 年分も資料がありません。著作権処理の関係で問題文が掲載されない年が多いためです。国語の出題傾向・出典(著者と作品)・記述の量については、このレポートでは何も言えません。市販の過去問集で確認してください。
  2. 2023・2025 年度が抜けています。「3 年連続」と書いたものはすべて 2022・2024・2026 の 3 冊で確認したもので、間の 2 年に別のことが起きていた可能性は排除できません。
  3. 入試回が特定できていません。1 年 1 科目につき 1 冊しか資料が無く、冊子側に回の表記が見当たりませんでした。この学校は WILL 入試(2 月 1 日・国算各 30 分 50 点)と一般入試(2 月 2 日・4 日・国算各 45 分 100 点、理社各 30 分 50 点)を実施しており、精読した冊は分量から一般入試相当と考えていますが、確定はしていません。別の回・別の日程の問題は、このレポートの内容と異なる可能性があります。
  4. 英語資格入試・国際生入試・グローバル・アスリート入試の問題は含まれていません。これらの回で課される英語エッセイ・作文・面接については、資料がありません。
  5. 問題冊子の冒頭注意書き・解答用紙が資料に含まれていません。円周率の指定、解答欄の大きさ、式や考え方を書く欄の有無、設問ごとの配点(2024 年度の社会だけは大問ごとの配点が問題文中に印字されていました)については確認できていません。
  6. 転写の読み落としの可能性があります。とくに 2024 年度の算数の冊は転写の精度がやや低く、1 小問を分析から外しています。図の中に書かれた数値や、選択肢の細部は再現しきれていません。
  7. 難易度・偏差値・合格可能性・お子さんとの相性・学校の教育方針には触れていません。このレポートは問題冊子の中身だけを扱っています。

「〜のように見える」と書いた箇所は題材からの推測で、出題意図を裏づける資料はありません。


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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