実践女子学園中学校 の過去問分析

実践女子学園中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

実践女子学園中学校 過去問分析(2010〜2025 年度・回の区別ができない資料・算数 14 年分ほか)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都渋谷区
男女 女子校
旧称 実践女学校中等部(1908 年〜)→ 実践女子学園中学校(1947 年〜、学制改革)
入試回と日程・科目 第 1 回 2 月 1 日午前・第 3 回 2 月 2 日午前 — 2 科(国語・算数)または 4 科(国語・算数・社会・理科)/第 2 回 2 月 1 日午後・第 4 回 2 月 2 日午後・第 5 回 2 月 3 日午後・第 6 回 2 月 4 日午後 — 2 科(第 4〜6 回は複数回受験優遇の対象)/思考表現入試 2 月 1 日午前 — 記述筆記試験(45 分)+口頭質疑応答(5〜10 分、面接形式)/英語資格入試第 1 回 2 月 1 日午後 — 1 科(国語または算数)+英語資格、または 2 科+英語資格
試験時間・配点 国語 45 分・100 点、算数 45 分・100 点。社会・理科は合わせて 50 分で各 50 点。思考表現入試は配点不明
面接 思考表現入試に口頭質疑応答(5〜10 分、面接形式)があります

上の表は 2027 年度の募集要項によります。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

このレポートが分析した資料は、入試回を特定できません(→ 4 節・13 節)。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. どの大問で何を測るかという座席(問題の置き場所)が固定で、その中の単元・題材が毎年入れ替わります。算数は大問 1 の位置に四則計算が 12 年連続(2014〜2025)、社会は大問 1 地理・大問 2 歴史が 7 年連続(2019〜2025)、理科は大問 2 生物・大問 3 地学が 4 年連続(2022〜2025)です。
  2. 社会と理科は合わせて 50 分で、2 科目で 45〜50 問。4 科で受けるなら、この 50 分をどう割るかが最大の課題です。
  3. 国語は知識の設問が全体の 4 割前後で、2018 年度の漢字の読み 3 問が 2020 年度の同じ位置に同じ順で再び出た実例があります。

家でやること 3 つ

  1. 社会と理科を続けて 50 分で解く演習をします(社会 25 分・理科 25 分の目安)。
  2. 算数の大問 1 の 5 枠を、枠ごとに年度をまたいで縦に解きます(中身は 7 節)。
  3. 国語の漢字を、資料のある 5 年ぶんすべて書けるようにします。

今週やる 1 つ

  1. 直近の 1 年ぶんで社会と理科を続けて 50 分で解き、どちらに何分かかったかを測って、どちらを先に解くか・何分で切り上げるかを決めます。

注意

  1. 国語は 2021 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。国語について書いたのは 2020 年度までの話です(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の本数・小問の数・大問ごとの単元だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 3 年(2023・2024・2025) 11 年(2010・2012・2014〜2022) 14 年(2010・2012・2014〜2025) 高。ただし 2024 年度は転写の確度がやや低く、大問 3 (1) の設問文に読み取りの欠けが 1 か所ありました(立体の体積を問う設問で、図の情報が一部落ちています)。大問構成と題材の読み取りには支障がありません
理科 3 年(2023・2024・2025) 12 年(2010・2012〜2022) 15 年(2010・2012〜2025。2011 年度は資料が無い) 高。2024 年度は転写の確度がやや低め
社会 3 年(2023・2024・2025) 13 年(2010〜2022) 16 年(2010〜2025) 高。2024 年度は転写の確度がやや低め
国語 3 年(2016・2018・2020) 2 年(2010・2015) 5 年(2010・2015・2016・2018・2020) 2021 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。国語について書いたことは 2020 年度までの話です

5. 一番大きな結論

この学校の入試でいちばん動かないのは「どの大問で何を測るか」という座席(問題の置き場所)で、いちばん動くのは「その中でどの単元・どの題材を使うか」です。

ここで言っている固定は「同じ種類の問題が同じ場所に出る」ということで、原則として「同じ問題が出る」ではありません。実際、算数の一行題(数行で終わる短い文章題)も、社会の資料も、理科の実験設定も毎年作り直されています。

ただし国語の漢字だけは例外で、同じ問題がそのまま再び出ました。 2018 年度の漢字の読み 5 問のうち 3 問(「約束を果たす」「政治を刷新する」「出発時間が延びる」)が、2020 年度の同じ位置に同じ順で出ています。

したがって過去問の使い方は、「どの場所で何を測られるかを知ったうえで、その分野の解き方を仕上げる」が中心になります。そこに 2 つの補助線が付きます。

  1. 時間の使い方を身につける。社会と理科は合わせて 50 分しかありません。社会が 22〜28 問、理科が 20〜21 問なので、2 科目で 45〜50 問を 50 分という設計です。しかも社会の大問 2 は長い会話文、理科は図と表の読み取りが中心。この学校で 4 科を選ぶなら、社会・理科の 50 分をどう割るかが最大の課題になります。一方で算数は 45 分で 15 問と余裕があり、性格がまるで違います。
  2. 国語の漢字と知識に時間をかける。知識が全体の 4 割で、しかも過去問の漢字が再び出た実例があります。ここは「覚えれば返ってくる」場所です。

6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・漢字語彙)を先に。過去問を時間を計って解く演習は小 6 の夏以降が目安です。学年別の入り方は 11 節に書きました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [週末 60 分] 社会と理科を「続けて 50 分」で解く演習をする。 これがこの学校でいちばん独特な点です。片方に時間を使いすぎると、もう片方が半分しか埋まりません。社会 25 分・理科 25 分の目安を体に入れ、社会の会話文は下線部から逆に読みます(22〜28 問を短時間で処理するには読み方の訓練が要ります)。4 科で受ける回を考えているなら、ここに演習量をいちばん多く割きます。(確認: 〜2025 年度)
  2. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の 5 枠と一行題プールを縦に解く。 (1) 整数の四則、(2) 分数の四則、(3) 小数と分数の混じった四則、(4) 逆算、(5) 時間の単位換算または時間の比。12 年動いていない枠で、しかも 45 分で 15 問という設計なので、ここを速く正確に抜けられるかが後半の余裕を決めます。この 5 問で 100 点満点のうち 3 分の 1 前後が動きます。計算 3 問は毎日、逆算は「□が 2 か所」の形まで、(5) は「分と秒の比」「秒→時間分秒」の変換を確実に。一行題は 10 単元(つるかめ算(個数を合計から逆算)・売買損益・割合・食塩水・速さ・過不足算・和差算・消去算・規則性・円とおうぎ形)のプールから毎年 5 つが選ばれるので、1 問 2 分で処理できるところまで回します。円とおうぎ形の求積(2023・2025 に大問 2 (5)。正方形に内接する円、長方形の中の 2 つのおうぎ形など、重なりと差で面積を出す形)と、速さを「比で比べる」形(2025 の 4 人の競走、2023 の往復の平均の速さ)はとくに。大問 3 は (1) の答えを (2) で必ず使う二段構えなので、(1) を落とすと 2 問とも落ちます。グラフをかく設問(2023)とデータの読み取り(2024 の中央値・平均値・最頻値の関係と、「平均が 0.5 点上がるとき中央値としてありうるもの」のような場合分け)は、どちらも 1 年しか確認できていませんが、大問 4 の枠に入りうる問題です。(確認: 〜2025 年度)
  3. [毎日 10 分] 国語・漢字と知識分野。漢字は資料のある 5 年ぶんすべて書けるようにします(2018 と 2020 で 3 問が重なった実例があります。書き取り 5・読み 5 の形で毎日)。知識分野(慣用句・ことわざ・四字熟語・敬語・副詞の呼応・文の誤り直し・語彙)は、知識大問の構成が毎年変わるので、1 冊の知識問題集を回して広く薄く一巡し、どれが来ても取れる状態に。抜き出しは字数の幅(二十字以上二十五字以内、三十字以上三十五字以内)に収まる区切りを探し、初めと終わりの字を正確に写す練習を。字数指定つきの記述は 10 字・20 字・40 字の 3 段階で、文末が指定される前提で「〜から」「〜こと」「〜場面」に続く形で書き止めます。説明文も読みます(2016 の大問 2 のように、抽象語(内発的・外発的)を含む文章から意味段落の役割を答えさせる設問が出る年があります)。短い作文(自分の経験を一つ挙げる/指定語を使って一文を作る)も書けるように。2021 年度以降の形式は市販の過去問集で必ず確認してください。(確認: 〜2020 年度)
  4. [週 1 回] 社会・飛鳥〜奈良時代を軸に、通史・雨温図・公民の入口。大化の改新・中大兄皇子・中臣鎌足・聖武天皇・大仏・正倉院・遣唐使・平城京・律令を、漢字で書ける状態に(大問 2 の入口が 3 年連続でここ)。通史は写真・資料・人物を古い順に並べる形で問われるので、年号の暗記より出来事どうしの前後関係を。雨温図と気温・降水量の表は 3 年連続で、国内の都市どうしの比較(2023・2024)だけでなく、東京とパリのような海外との比較(2025)まで出ています。公民は「人権・多様性・国際協力」から入ります(選挙のしくみ、国連と専門機関(ユネスコ)、SDGs、ジェンダー。2 大問構成の中でこの分野が公民の入口になっています)。時差と緯度・経度の計算(2025)、世界地図上の位置説明も。(確認: 〜2025 年度)
  5. [週末 60 分] 理科・天体を計算できるところまで。星の日周運動(1 時間 15°)と年周運動(1 か月 30°)を合わせて日付と時刻を動かす、月の満ち欠けと月の出入り時刻、南中高度。大問 3 は 2023・2024・2025 と 3 年続けて天体で、しかも「何時ごろ」「約何度」を数で答えさせます。(確認: 〜2025 年度)
  6. [週 1 回] 理科・対照実験と生物・化学の頻出。何を変えて何をそろえるか。2024 は実験計画の誤りを 2 か所直させ、2025 は「色以外の可能性」を消す実験を問いました。生物の大問は 3 年ともここに行き着きます。植物のつくりとはたらき(根・くき・葉の断面、道管と師管、光合成と葉緑体、蒸散)は大問 2 で 2022・2023・2024 と 3 年続きました。こん虫は、2025 にアゲハチョウのはねの枚数とあしの本数、そのつき場所を自分で描かせています(頭・むね・はらの区別を図で説明できる状態に)。溶解度と気体の性質(表から溶ける量を読む、温度を下げて出てくる量、水を蒸発させたとき、水よう液の重さと濃さ、燃焼前後の気体の割合)も。(確認: 〜2025 年度)
  7. [週 1 回] 記述は科目で書き方を変える。国語は字数指定つき・文末が印刷済み(「〜から」「〜こと」に続ける)。理科と社会は字数指定なしで 1〜2 行、そのかわり指定語(理科 2025 の 3 語)や書き出し・結びの指定(社会 2023 の「私や家族は〜ようにしている」)が付きます。理科は与えられた語を全部使い、比較の文(「〜に比べて」「同じ体積で比べると」)を入れる練習を。社会の理由説明は「地形が〜だから」「気候が〜だから」の形で。3 種類を別々に練習します。(確認: 〜2025 年度)
  8. [週 1 回] 写真・図・ロゴで識別する練習。社会は埴輪・古墳・仏像・絵巻物・建築・近代の人物の顔写真・SDGs のロゴ・ピクトグラム、理科はこん虫の頭部やチョウの体のつくり。「名前を知っている」ではなく「見て分かる」「写真から時代を言える」水準へ。(確認: 〜2025 年度)

8. 科目別の詳細

家でやることの全体版と優先順は 7 節にまとめました。この節は根拠(年度と実例)の側です。

8-1. 算数(45 分・100 点・大問 4・小問 15)

精読したのは 2023・2024・2025 年度の 3 年です。大問の本数と小問の数は 2019〜2025 年度の 7 年連続で 4 大問・15 小問。それ以前(2010〜2017)は 5 大問・16 小問だったので、2018 年度に一段階小さくなり、以後は動いていません。

年度×大問の題材表(2023〜2025)

年度 大問 1(5 小問) 大問 2(5 小問・一行題) 大問 3(2 小問) 大問 4(3 小問)
2023 計算 3・逆算・時間の単位(3 分 21 秒 ×25=□時間□分□秒) 規則性(4 で割って 3 余る 4 けたの整数で 2023 は何番目)/つるかめ算(おにぎり 108 円・128 円)
速さ(往復・分速 160m と 80m)/食塩水(75g に食塩 5g で 10%)/円とおうぎ形(長方形の中の 2 つのおうぎ形)
分数の操作の規則性(1 番目は 3/2、分母と分子を入れかえて 2 から引く。5 番目/100 番目までの積) 四角形 ABCD の辺上を動く点 P(面積/時間と面積のグラフを定規でかく/初めて直角三角形になる時刻)
2024 計算 3・逆算(□が 2 か所)・時間の比(□分□秒 : 37 分 16 秒=7 : 52) 和差算(A÷B の商 3 余り 7、A−B=31)/消去算(チョコとキャンディー)/過不足算(みかんを 5 個ずつ・8 個ずつ)
速さ(自転車 時速 12km と徒歩 分速 80m の 12 分差)/売買損益(定価差 3000 円・2 割引と…)
展開図を組み立てた立体(底面は三角形 AEF、高さ 1と5/7 cm。体積/表面積) 12 人のテストの点数の表(中央値/欠けている点数の復元/平均値が 0.5 点上がったときの中央値の候補)
2025 計算 3・逆算(3÷(□×0.72−0.3)=10)・時間の比(7 分 : 20 分 25 秒=12 : □) 概数(ア以上イ以下)/つるかめ算(85 円切手と 110 円切手 100 枚で 9300 円)/割合(本を 1 日目 1/3、2 日目は残りの 3/4)
売買損益(2 割 5 分の利益・定価 700 円)/円とおうぎ形(1 辺 6cm の正方形にぴったり入る円)
3 つの正方形を組み合わせた図形(周りの長さ 100cm。BC の長さ/面積) A〜D の 4 人が 20km を競走(着順/A がゴールしたとき C の残り/先頭のタイム)

同じ場所に同じ種類の問題が出る

問い方の特徴

8-2. 理科(社会と合わせて 50 分・50 点・大問 3・小問 20〜21)

精読したのは 2023・2024・2025 年度の 3 年です。2022 年度から 4 年連続で 3 大問(それ以前は 4 大問が長く続き、2021 年度だけ 8 大問という年があります)。小問は 20〜22 で安定しています。

年度×大問の題材表(2023〜2025)

年度 大問 1(もの・エネルギー) 大問 2(生物) 大問 3(地学)
2023 溶解度・再結晶(食塩とミョウバンを水にとかす実験。とけ残り・水よう液の重さ・こさ・水を蒸発させたとき・60℃ から 20℃ へ冷やしたとき) 植物のつくり(雪の中で野菜を貯蔵する話。アブラナ科の根・葉・くき、糖分が増える利点) 太陽と星(夏至・秋分・冬至の日の出入りと南中高度、根室・東京・神戸の南中時刻
冬の星座のスケッチ、リゲルとベテルギウス、1 日 361° 自転する話)
2024 ろうそくの燃焼と気体(底のない集気びん、線香のけむりの流れ、ガラス板でふさぐ、燃やす前後の気体の割合をグラフでかく) 光合成(ふ入りの葉のアサガオ。花子さんの実験計画の誤りを 2 か所直す、日光以外に必要なもの、海そうが深いところで見られない理由) 月(太陽・月・地球の位置関係、満月が南東に見える時刻、月の出時刻、南中から次の南中までの時間)
2025 空気の温度と体積(エアコンのふき出し口の向き。試験管とせっけん水のまく、口を横向き・下向きにしたとき、冬に効率よくあたためる向きと理由) こん虫(4 種の頭の同定、アゲハチョウのはねとあしを描く、色覚の対照実験) 星と月(北の空のスケッチ、1 時間あたりの回転角、日付をまたぐ位置、星と月の位置関係がずれる理由)

同じ場所に同じ種類の問題が出る

問い方の特徴

8-3. 社会(理科と合わせて 50 分・50 点・大問 2・小問 22〜28)

精読したのは 2023・2024・2025 年度の 3 年です。2019 年度から 7 年連続で 2 大問(それ以前は 3〜4 大問)。小問は 21〜28 で、理科より多くなっています。

年度×大問の題材表(2023〜2025)

年度 大問 1(地理) 大問 2(歴史+公民)
2023 北海道・沖縄と南方の島々(沖縄が水不足になる理由/首里城/沖縄の農作物と小菊の出荷/西之島/沖縄県に属さない島
北方領土/道内 4 都市の気温と降水量/アイヌ/北海道の観光の季節)
中学 1 年のアキさんと母、大学で歴史を学ぶいとこサクラさんの奈良旅行の会話(埴輪と写真の年代順/法隆寺/唐の都/中臣鎌足/藤原道長の歌/プラごみを減らす取り組みを書く
源頼朝の流刑地/韮山の反射炉/東海道と箱根/選挙/東京都知事の名前を漢字で)
2024 水と産業(扇状地の土地利用/森林のはたらきとナショナルトラスト/稲作の作業順/やませ/平野と河川の組み合わせ
淡水湖/三角州とリアス海岸/遠洋漁業の落ちこみと育てる漁業/2 地点の雨温図の説明)
アキさんが大阪への家族旅行を従姉サクラさんに相談する会話(埴輪の時代/奈良時代のノートの空欄/京都が都だった期間/平等院鳳凰堂/源平の戦い/関東大震災と気象庁
江戸時代/関ヶ原/世界遺産と近代/ユネスコと国連/SDGs の男女平等のロゴ)
2025 パリオリンピックから世界地理へ(パリの位置と緯度/時差の計算/東京とパリの気温・降水量/4 つの国旗に共通点がある理由/ピクトグラム
セーヌ川の水質/食料自給率と米の産地/原子力とほかの発電/海外で活動する日本人)
実践女子学園中学校に通うアキさんが夏休みの宿題を従姉サナさんに相談する会話(大山古墳/大化の改新の空欄 4 つ/聖武天皇と正倉院の楽器/サウジアラビア/平清盛と神戸/地産地消
源氏物語の時代/近代の女性/2024 年発行の新千円札/幕末〜明治の 4 人/「男らしい・女らしい」を決める見方)

同じ場所に同じ種類の問題が出る

問い方の特徴

8-4. 国語(45 分・100 点・大問 2〜3・小問 35〜47。2016・2018・2020 年度で確認)

国語は 2021 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。資料があるのは 2010・2015・2016・2018・2020 の 5 年で、精読したのはそのうち新しい 3 年(2016・2018・2020)。ここに書いたのは 2020 年度までの話で、直近 5 年の形式は市販の過去問集で確認してください。

年度×大問の題材表(2016・2018・2020)

年度 大問数・小問数 大問 1 大問 2 大問 3
2016 3 大問・47 問 随筆(北極海でのクジラ猟と踊り。16 問) 説明文(得意・学習・寺子屋・内発的動機づけ。14 問) 漢字と言葉 17 問(書き取り 4・読み 4・体の一部を使う慣用句 3・ことわざの言いかえ 2・副詞の呼応 2・敬語 2)
2018 3 大問・35 問 小説(祖母と暮らす「まい」の話。15 問。出典は梨木香歩『西の魔女が死んだ』ほか) 漢字 10 問(書き取り 5・読み 5) 言葉 10 問(語群からの慣用句 5・四字熟語の漢字 4・「決して」を使って文を作る 1)
2020 2 大問・36 問 小説(サト先生とクラスの話。16 問。出典は福田隆浩『香菜とななつの秘密』) 漢字と言葉 20 問(書き取り 5・読み 5・会話文から曜日などを読み取る 3・文の誤りを直す 3・ことわざの意味 4)

同じ場所に同じ種類の問題が出る

問い方の特徴


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

大問の座席は固定でも、中の単元は毎年入れ替わります。資料のある年に大問(または大きな枠)で使われ、直近 3 年で出ていない、または薄いものを挙げます。最終確認年度は、その単元を大問で最後に確認できた年度です。

科目 単元 大問で使われた年 最終確認年度 状況
理科 電気回路・電流 2017・2021 2021 年度 4 年空き。大問 1(物理・化学の枠)でもっとも戻りやすい
理科 てこ・つり合い 2010・2022 2022 年度 2022 に戻ったばかり
理科 燃焼(気体の発生量の計算) 2012・2013・2015・2016・2019 2019 年度 2024 に「ろうそくの燃え方」として部分的に戻った
理科 ふりこ・ばね・音・光 2012〜2016・2020 2020 年度 物理の枠が長く空いている
理科 人体 2020 2020 年度 大問 2(生物)の枠。5 年空き
理科 種子の発芽 2010・2012・2016・2018 2018 年度 2〜4 年周期だったが 7 年空き
理科 生態系・食物連鎖 2014・2015 2015 年度 長く空いている
理科 気象(天気図・台風) 2014・2015 2015 年度 大問 3(地学)が天体に寄っているぶん、戻れば大きい
理科 地層・岩石・化石 2013・2019・2022 2022 年度 3 年周期なら次の候補
理科 流水のはたらき 2018・2021 2021 年度 3 年周期だが 2022 以降は無い
算数 水量の変化(水そう) 2018 2018 年度 大問 3・4 の枠に戻りうる。7 年空き
算数 立体図形(回転体・容器) 2015・2024 2024 年度 2024 に展開図で戻ってきた。回転体は 2014 が最後
算数 場合の数 2021 2021 年度 大問の枠では 4 年空き。一行題では随時
算数 論理・推理 2016・2018 2018 年度 大問の枠では 7 年空き
算数 図形の移動と重なり 2019・2020・2022 2022 年度 3 回出たが 2023 以降は無い
算数 食塩水を主題にした大問 2015・2020 2020 年度 近年は大問 2 の一行題に吸収されている
社会 三権分立・国会・内閣 2010・2013・2015・2016 2016 年度 大問の枠としては 2016 が最後。小問では選挙が 2023 に出た。2 大問になってから公民は小問に散っている
社会 財政・税 2014 2014 年度 長く出ていない
社会 憲法・人権 2017 2017 年度 近年は「人権・多様性」の形(ジェンダー・SDGs)で入る
社会 人口・都市 2019 2019 年度 大問 1 のテーマとして 6 年空き
社会 貿易・資源・エネルギー 2010・2025 2025 年度 2025 に発電の形で戻った
社会 環境問題 2016 2016 年度 テーマとしては空いているが、2024 の森林・2025 のセーヌ川で部分的に扱われた
社会 幕末・明治維新を主題に 2014・2017・2019 2019 年度 近年は大問 2 の終盤に 1〜2 問
社会 近代の戦争と大正・昭和前期 2010〜2018 に毎年 2018 年度 2 大問になってから比重が下がっている。戦後・現代は 2012 が最後で、近現代は近代までで止まる年が続いている
社会 対外関係史(遣唐使〜鎖国〜開国を通して) 2021 2021 年度 4 年空き
国語 説明文・論説文 2016 2016 年度 精読した 2018・2020 には無いが、資料のある年が少ないので出ない前提には立てない
国語 敬語・四字熟語・副詞の呼応・文の誤り直し 敬語 2016/四字熟語 2018/副詞の呼応 2016/文の誤り直し 2020 2020 年度 それぞれ 1 年でしか確認できていない。知識の大問は毎年構成が変わるので、いずれも準備の対象

10. 形式面の注意

4 科目共通

算数

理科

社会

国語


11. 学年別ロードマップ(小 4 から始めるなら)

何をやるか
小 4(土台) ①計算の正確さ — 整数・小数・分数の四則と、□を求める逆算。実践女子学園は大問 1 が 12 年ずっと計算なので、ここが最後まで効きます。②時間の計算 — 分と秒、時間と分の変換に早くから慣れます(大問 1 の (5) が 3 年連続でここ)。③漢字 — 書き取りと読みを同じ量ずつ。国語は知識が 4 割あります。④身のまわりの理科 — 月や星を見る、植物を育てる、こん虫の体を観察する。理科は「花子さんの疑問」から始まる作りなので、疑問を持つ習慣そのものが土台になります。⑤地図と日本 — 都道府県、地形、雨温図の見方。時間計測はまだしなくてよい段階です
小 5(幅) 全分野をひととおり学び終える年です。この学校は座席が固定されている一方、中の単元は毎年入れ替わるので、小 5 でどれだけ穴を減らせたかがそのまま効きます。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形に。平日 15 分は算数と国語に充てます — 算数は一行題の 10 単元(割合・食塩水・つるかめ算・売買損益・速さ・過不足算・和差算・消去算・規則性・円とおうぎ形の順)を一巡(つるかめ算・過不足算・和差算・消去算は教科書に載っていない受験用教材の単元です。中身は用語集へ)、国語は知識分野(慣用句・ことわざ・四字熟語・敬語)を一巡し、説明文を読む習慣を付けます。ただし国語は 2021 年度以降の問題文が資料に無いので(→ 13 節)、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください。週末 60 分はその週の 1 分野に — 理科は 4 分野を漏らさず、とくに天体(星の日周・年周、月の満ち欠け)に厚く。社会は地理を一巡し、歴史は古代から通しで一度。この段階から、理科と社会を続けて解く習慣を軽く入れておくとよいでしょう
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目です。夏以降は社会と理科を 50 分でセットにした通し演習を軸に据えます。算数は 45 分 15 問と余裕があるので、大問 1 を短時間で抜けて大問 3・4 に時間を残す配分を作ります。国語は漢字と知識を毎日 15 分、読解は抜き出しの範囲決めと字数指定つきの記述に絞ります(2021 年度以降の資料は無いため、直近の形式は市販の過去問集で。→ 13 節)。「同じ座席を縦に並べて解く」演習は、算数の大問 1、社会の大問 2 の古代部分、国語の漢字に限定してよいでしょう

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 差がつくのは小 5 での全分野の一巡と、小 4 から積む「速く正確に処理する力」の 2 点です。座席は固定でも中身は毎年作り直されるので、頻出単元だけ仕上げれば足りるとはなりません。そして 4 科で受ける場合、社会と理科を合わせて 50 分という設計は、知識の引き出しの速さをそのまま点にします。小 4 のうちに計算と漢字を「考えずに手が動く」水準まで上げておくと、小 6 で社会・理科の演習に時間を回せます。逆に、1 問を長く考える力に早くから時間をかけても、この学校では返り方が小さくなります。


12. この学校と併願するなら

観点は「過去問の演習が二重に効くか」だけです。合格可能性・お子さんとの相性・難易度・偏差値・通学圏は扱いません。出題構造の近さ(0〜100)を科目ごとに測った自動集計で上位に並んだうち、とくに近い 3 校を挙げます(国語は資料の年数が足りず、どの組み合わせでも比較できていません)。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。

読み方の注意です。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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