女子美術大学付属中学校 の過去問分析

女子美術大学付属中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

女子美術大学付属中学校 過去問分析(2010〜2026 年度・第 1 回・17 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都杉並区
男女 女子校
入試回と日程・科目 第 1 回 2 月 1 日午前(110 名程度)— 2 科(国語・算数)または 4 科(国語・算数・理科・社会)/第 2 回「女子美自己表現入試」2 月 2 日午前(10 名程度)— 記述/第 3 回 2 月 3 日午前(15 名程度)— 2 科(国語・算数)
試験時間・配点 国語・算数は各 45 分・各 100 点。理科・社会は同じ時間帯にまとめて実施・各 50 点(時間は募集要項で確認してください)。第 2 回の記述は 60 分・100 点
第 2 回の中身 「女子美自己表現入試」という名前の回で、思考力・判断力・表現力・文章力を見ます
面接 第 2 回のみ面接があります(第 1 回・第 3 回に面接はありません)

上の表は 2026 年度の募集要項による内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

このレポートが分析したのは第 1 回の問題だけです。第 2 回・第 3 回の傾向はこの資料からは分かりません(→ 4 節・13 節)。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 大問の数・並び・題材の座席(問題の置き場所)が 17 年間ほとんど動きません。算数は 5 大問の「何番に何が出るか」が、精読した 14 年で同じです。
  2. 算数の大問 5 は導入文まで毎年同文です(「斜線部分を底面とする高さ 10cm の立体について、次の問いに答えなさい」を精読した 14 年すべてで確認)。
  3. 理科は物理 → 地学 → 化学 → 生物の 4 大問、社会は地理 2 題 → 歴史 2 題 → 公民+前年の出来事 1 題の 5 大問という並びが続きます。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 5 だけを、2015 年度以降の 12 年分まとめて解きます。
  2. 算数の大問 1 の (8)(9)(10)(角度・平面図形の面積・円とおうぎ形)を、枠ごとに年度をまたいで縦に解きます。
  3. 社会の大問 5(前年の出来事 × 憲法 × 選挙・国会)を 17 年分縦に解きます。

今週やる 1 つ

  1. 直近 2 年(2025・2026)の算数の大問 5 を解いて、「おうぎ形の中心角を合計 → 底面積 → ×高さ」「底面積×2+底面の周×高さ」の手順が手から出てくる状態か確かめます。

注意

  1. 国語は 2017 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いた国語の話は 2016 年度までのものです(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並び・小問の数だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 14 年(2010、2014〜2026) 3 年(2011〜2013。問題冊子が無く解答用紙のみで、大問数・小問数・作図欄は読み取れますが題材は推定です) 17 年(2010〜2026) 高。式の細部(分数・単位)は転写に揺れがある年がありますが、大問構成と題材の読み取りに支障はありません
理科 16 年(2010、2012〜2026) 0 年 16 年(2010、2012〜2026。2011 は未収録)
社会 17 年(2010〜2026) 0 年 17 年(2010〜2026) 高。ただし 2026 年度の解答は別校のものが混入しており、2026 は問題冊子だけで分析しました
国語 4 年(2010・2014・2015・2016) 3 年(2011〜2013。解答のみ) 7 年(2010〜2016) 2016 年度で止まっています。2017 年度以降の問題文は著作権処理の関係で掲載されない年が多く、直近 10 年の国語は市販の過去問集で補う必要があります

5. 一番大きな結論

この学校の入試は、大問の数・並び・題材の座席が 17 年間ほとんど動いていません。

算数は 5 大問の「何番に何が出るか」が精読した 14 年で同じで、大問 5 に至っては導入文が毎年同文です(「斜線部分を底面とする高さ 10cm の立体について、次の問いに答えなさい」を 2010〜2026 の精読した 14 年すべてで確認しました)。理科は 4 大問が物理 → 地学 → 化学 → 生物の順で並び、社会は地理 2 題 → 歴史 2 題 → 公民+前年の出来事 1 題の 5 大問です。国語も精読した範囲では、小説 1 題+漢字語句 1 題の 2 大問から動いていません。

ここで言っているのは「同じ問題が出る」ではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」ということです。ただしこの学校には、それに近い出方もあります。算数の大問 5 は導入文そのものが 14 年同文ですし、理科では 2015 年と 2024 年に同じ設定の問題が、2013 年と 2021 年の中和に同文の小問が実際に出ています(中身は 7 節・8 節)。

したがって過去問の使い方は「出る問題を覚える」にいちばん近くなります。年ごとに通しで解くより、同じ座席の問題を年度をまたいで縦に並べて解く(算数の大問 5 だけを 14 年分、大問 1 の (10) だけを 14 年分、社会の大問 5 だけを 17 年分…)ほうが、この学校では効率がよくなります。時間配分の練習は理科・社会(30 分で 20 問前後)で必要ですが、これは通し演習を数回すれば足ります。

一方で「毎年変わるもの」もはっきりしています。算数の大問 3 の文章題の単元、理科の各分野の中の単元(電気 → てこ → 電磁石…の循環)、社会の歴史の切り口(文化史・自校史・感染症史など)は年ごとに入れ替わります。ここは幅を持って準備します。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に進めてください。学年別の入り方は 11 節に書きました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [週末 60 分] 算数・大問 5(立体) — 方眼上のおうぎ形と正方形を組み合わせた図形を底面とする、高さ 10cm の柱体の体積・表面積です。導入文が 14 年同文で、変わるのは方眼上の図案だけです(2020・2026 は半径 2cm と 4cm のおうぎ形、2022 は 4cm と 6cm、2025 は 1cm と 4cm)。手順は「おうぎ形の中心角を合計 → 底面積 → ×高さ」「底面積×2+底面の周×高さ」で毎年同じです。2015 年度以降の 12 年分をまとめて解いて、手順を体に入れます。(確認: 〜2026 年度)
  2. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の 10 枠を枠ごとに — (1)(2) 計算、(3) 逆算(□にあてはまる数を求める計算)、(4) 縮尺・単位換算、(5) 食塩水、(6) 特殊算、(7) 場合の数、(8) 角度、(9) 平面図形の面積、(10) 円とおうぎ形。この並びが 2010〜2026 の精読した 14 年で崩れていません。差がつくのは (8)〜(10) で、(10) と大問 5 は「中心角の合計」という同じ技術です。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週 1 回] 社会・大問 5(公民+前年の出来事) — 前年の出来事を入口に、憲法条文の穴埋め(2022 年 14 条・2024 年 9 条・2025 年 14 条・2026 年 25 条)、国会・内閣の仕組み、選挙制度を問います。17 年すべて公民です。直近 1 年のニュースを「どの制度の話か」で整理し、憲法 9 条・14 条・25 条を空欄補充できる形にしておきます。国会・内閣・選挙制度の名称は漢字で書けるように。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週末 60 分] 理科・化学の水溶液計算 — 中和(2012・2013・2014・2017・2021・2026)、金属と塩酸(2010・2016・2018・2019・2022・2023)、溶解度・再結晶(2015・2017・2020・2024・2025)。表やグラフから比例関係を読み、過不足と濃度 % を計算する流れは 3 単元で共通です。2024 年の大問 3 は 2015 年の大問 3 と同じ設定(硝酸カリウム+塩化ナトリウム+砂の分離、選択肢ア〜キまで同じ)で、2013 年と 2021 年の中和にも同文の小問があります。2015 と 2024、2013 と 2021 を並べて解くと、使い回しの実感がわきます。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週末 60 分] 算数・大問 4(速さとグラフ・作図)と大問 3(穴埋め文章題) — 大問 4 は精読した 14 年すべてで「グラフをかきなさい」が 1 問(2022 のみ 2 問)。速さ(旅人算・ダイヤグラム)が 10 回、水量とグラフが 4 回(2017・2019・2021・2023)です。大問 3 は「(考え方)」の式の空欄(ア)(イ)…を埋める形式が 14 年不変で、単元は毎年入れ替わりますが 2024・2025・2026 は 3 年連続で仕事算でした。その前は売買損益(2010・2022)、割合と比(2015・2020・2023)、流水算(2017)、時計算(2018)、通過算(2019)、つるかめ算(2016・2021)、過不足算(2014)です。大問 2 の規則性(数表・図形・数列の 3 種類)も各 3 年分ずつ解いておきます。差がつくのは「〜になるのは何番目・何段目か」の逆引きです。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週 1 回] 社会・地形図の読図と、大問 3 の文化史・飛鳥奈良 — 地形図は 2011・2015・2018・2019・2021・2022・2024・2026 の 8 回、直近 6 年で 4 回です。断面図の選択(2026)、地図記号(2015 裁判所・城跡、2024 自然災害伝承碑、2026)、方位(2018)、縮尺計算(2026: 8500m は 2 万 5000 分の 1 で何 cm)。大問 3 は飛鳥・奈良が 2011・2017・2021・2022・2023・2024・2026 の 7 回で、東大寺大仏(2023)、遣唐使と鑑真(2024)、聖武天皇と天然痘(2026)。奈良時代は聖武天皇・行基・鑑真・正倉院・遣唐使を一体で覚え、文化財は写真で識別できるようにします(建築・仏像・絵画・浮世絵師の作風)。大問 4 は江戸以降を扱う年が多いので、開国 → 不平等条約 → 条約改正の因果、鎖国下の四つの窓口、近代の戦争の順序も並べておきます。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週 1 回] 理科・地学の月と太陽、物理の電気とてこ — 月は 2012・2016・2023・2026 に大問、日食・月食は 2010・2012・2013・2021・2022・2025・2026 に小問。月食のしくみを「かげ」という語で説明させる記述(2012・2025)は同じ問い方です。物理は電気(2010・2016・2021・2023・2025)とてこ(2012・2015・2017・2022・2026)がほぼ交互で、豆電球と発光ダイオードのどちらが長くつくか(2014・2025)、手回し発電機(2023)、コンデンサー(2014・2025)が出ます。あわせて、植物の光合成(ヨウ素液・対照実験)とだ液の実験で「日光の有無だけを変える」条件制御の考え方を固めます。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週 1 回] 国語・理由記述 — 精読した 4 年で大問一の記述が 7〜11 問あり、そのうち理由説明が最多です。「〜から。」の理由記述を「出来事+受け止め方」の 2 要素で 40〜60 字に。「〜気持ち。」も理由を前半に入れ、「〜こと。」は本文の語で置き換えて短く確実に書きます。解答欄はマス目のない罫線枠なので、実寸の解答用紙(市販の過去問集に付属)で枠に収める練習をします。大問二の 4 形式(熟語パズル・同音異義語・四字熟語・慣用句)と、小 6 配当漢字を送り仮名込みで固めます。ただし 2017 年度以降の問題文は資料に無いので、直近の形式は市販の過去問集で必ず確認してください。(確認: 〜2016 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(5 大問・小問 20〜30(平均 26)・記述 0%・作図は毎年 1 問)

年度×大問の題材表

大問 1 は毎年 10 小問です(後述)。大問 2〜5 を示します。

年度 大問 2(規則性) 大問 3(穴埋め文章題・空欄数) 大問 4(グラフ・作図) 大問 5(立体)
2010 図形(白黒のご石の周期) 売買損益/7 速さ(妹の忘れ物と兄の自転車)作図 柱体の体積・表面積(円周率 3)
2011※ 数表(推定) 不明/5 速さ(ダイヤグラム)作図 柱体
2012※ 数列(推定) 比と割合(推定)/5 速さ(往復)作図 柱体
2013※ 数列(推定) 不明/5 水量(給排水) 柱体
2014 数列(カードと+−の周期) 過不足算(荷物運び)/6 速さ(二人の家の間の往復)作図 柱体(円周率 3)
2015 数列(2,4,6,8,6,4,2 の周期) 容積の比(正方形底面の 2 容器)/6 速さ(各駅停車と急行)作図 柱体(以後 3.14)
2016 図形(正方形タイルの階段) 割合(男女別の増加率)/8 速さ(登山の往復)作図 柱体
2017 数表(■の空欄つき) 流水算(18.4km の往復)/8 水量(水そうの入れ替え)作図 柱体
2018 図形(マッチ棒の正六角形) 時計算(10 時までしかない時計)/8 速さ(家と公園・追い越し)作図 柱体
2019 数表(段と番目) 通過算(特急と貨物列車)/7 水量(直方体を 2 つつなげた水そう)作図 柱体
2020 数表(段と番目) 割合と比(イベント参加者)/8 図形の移動と重なりの面積 作図 柱体
2021 数表(図の並び) つるかめ算(ドレッシングの分量)/9 水量(目もり付き水そう)作図 柱体
2022 数表(直方体に巻いた数表) 売買損益(定価の 5% 引き)/7 速さ(春子と姉・追いつき)作図 2 か所 柱体
2023 図形(棒で作る正三角形の六角形) 比(絵の具 3 色の配合)/7 水量(立方体水そう A・B)作図 柱体
2024 図形(セロファン紙の重なり) 仕事算(切り絵の飾りつけ)/10 流水算(船ア・イのすれ違い)作図 柱体
2025 数列(1〜9 の繰り返しを 5 個ずつ群に) 仕事算(ジグソーパズル 3 日間)/6 速さ(電車①〜③のダイヤグラム)作図 柱体
2026 数表(段と番目・2026 は何段目) 仕事算(アイスクリーム工場の 3 機械)/9 速さ(登校・待ち合わせ・兄とすれ違い)作図 柱体

※2011〜2013 は問題冊子が無く、解答用紙の欄から構成だけを読み取りました。表に出てくるつるかめ算(2 種類のものの個数を合計から求める)・過不足算・売買損益・流水算・時計算・通過算・仕事算などの中身は 用語集 にあります。

大問 1 の 10 枠(精読した 14 年)

位置 単元 内訳
(1) 整数の四則計算 14/14
(2) 分数・小数の四則計算 14/14
(3) 逆算(□をうめなさい) 14/14
(4) 縮尺・単位換算 11/14。例外は 2017 割合、2021 速さ、2023 売買損益。2024〜2026 は 3 年連続で「縮尺×速さ」の複合(地図上 20cm を 6 分 40 秒で歩く時速は?)
(5) 食塩水の濃度 14/14。混ぜる/水を加える/食塩を加える/2 容器のやりとり(2026)と操作だけ変わる
(6) 特殊算の枠 和差算・分配算 6(2014・2016・2017・2019・2020・2021)、つるかめ算 2(2010・2015)、過不足算 2(2022・2024)、年齢算 2018、平均算 2025、直方体の詰め込み 2023、倍数算 2026
(7) 場合の数 14/14。並び方・色の塗り分け・座席
(8) 角度 14/14。折り返し 7 回、三角定規 2 回(2021・2025)、正多角形 2 回(2018・2020)
(9) 平面図形の面積・面積比 14/14。「平行四辺形 ABCD で…斜線部分の面積」が 2010・2014・2020・2026 に同じ作りで出る
(10) 円とおうぎ形 14/14。円を 4〜9 個並べた図の太線の長さ・斜線部の面積が 11 回

頻出単元と周期

問い方

8-2. 理科(4 大問(2017 のみ 5)・小問 17〜26(平均 21)・選択 33%/短答(語句や数値を短く答える形式)48%/記述 14%)

年度×大問の題材表

年度 大問 1(物理) 大問 2(地学) 大問 3(化学) 大問 4(生物)
2010 電気回路(直列・並列・電池の持ち) 地層(示相化石)+月+皆既日食(2009) 水溶液 5 種の判別+アルミニウムと塩酸 人体(消化管の作図・柔毛)+植物
2012 てこ(つり合い・道具)+再生可能エネルギー 月(光る理由・動き・2011 年 12 月の月食) 燃焼+中和(BTB・濃度計算) メダカの誕生・インゲンマメの発芽
2013 ばね(表の読み取り)+節電 太陽(2012 年の金環日食・時差計算) 気体(二酸化炭素)+中和の計算 植物(袋をかぶせる実験・蒸散と光合成)
2014 ふりこ(ブランコ)+コンデンサーと豆電球・発光ダイオード 星(日周運動)+月と太陽の距離+iPS 細胞 酸性雨+水溶液の判別+中和の比例計算 地層と化石(ボーリング・アンモナイト・恐竜)※地学 2 題
2015 てこ(シーソー)+磁石 気象(台風・防災) 溶解度・再結晶(硝酸カリウム+塩化ナトリウム+砂の分離) こん虫(節足動物・変態・種の同定)
2016 電気回路(電流の向きの作図・LED) 月(満ち欠け・金星・うるう秒 2015) 水溶液の判別+金属と塩酸のグラフ計算 植物(根毛・発芽条件・ヨウ素液)
2017 てこ(空き缶つぶし器) 星座(オリオン座のスケッチ・新元素 2016) 中和(濃度%・希釈)/大問 4 溶解度(ホウ酸・食塩)/大問 5 気体 ※5 大問の年。生物は大問 5 の一部
2018 電流と発熱(電熱線・回路の作図) 星座(冬の星座・明るさと色) 気体(貝殻と塩酸・安全な装置)+マグネシウムと塩酸の表 土の中の生態系(矢印の意味・外来種 2017 のヒアリ)
2019 電磁石(巻き数・条件制御) 太陽・地球の公転(うるう年・2018 年の火星大接近) 実験の安全操作+水溶液判別+金属と塩酸 こん虫(頭部スケッチの同定・はねの作図)
2020 ふりこ(等時性・周期を短くする) 地層(沈殿・サンゴの化石・はやぶさ 2 の小惑星) 溶解度(濃度・再結晶・結晶の形) 植物(蒸散・ホウセンカ・花のつくり)
2021 電気回路(直列・並列の明るさ・光電池) ※大問 3: 太陽(2020 年の部分日食・観察の注意) ※大問 2: 中和(濃度%・2 倍に希釈・2013 と同文) メダカ(受精・飼育・雌雄・絶滅危惧)
2022 てこ(180g の荷物・支点力点作用点) 気象(気温グラフから天気)+2021 年 5 月の月食 気体 5 種の識別(フラスコ)+アルミニウムと塩酸のグラフ 人体(だ液の実験・消化管・ワクチン)
2023 手回し発電機(豆電球・LED・逆回し) 月の形と影の作図+2022 年 6 月の惑星集合 塩酸と物質の気体発生量の表・純度%・装置図 海の食物網(矢印・個体数・自分にできること)
2024 電磁石(極の向き・強くする方法) 気象・自然災害(好美さんと父の会話・希釈倍率・温暖化) 水溶液の判別+2015 と同設定の分離問題(粉末 A 70g) アメリカザリガニ(分類・呼吸・気体検知管・外来生物)
2025 電気(コンデンサー・つなぎ方・豆電球と発光ダイオードの比較) 太陽とかげ(南中・那覇との比較)+月食のしくみ+南海トラフ臨時情報(2024) 気体の性質+溶解度(ミョウバンの再結晶) だ液の実験+実験計画(パイナップルとゼラチンの対照実験)
2026 てこ(身近な道具・モビール) 月(満ち欠け・昼の月・2025 年の皆既月食の色) 中和(BTB の色の表・蒸発残留物) 光合成(葉ア〜ウ・ヨウ素液・手順並べ替え・光の当て方の作図)

頻出単元と周期

問い方

8-3. 社会(5 大問・小問 15〜29(平均 21)・選択 61%/短答 33%/記述 5%)

年度×大問の題材表

年度 大問 1(地理) 大問 2(地理) 大問 3(歴史) 大問 4(歴史) 大問 5(公民+前年の出来事)
2010 温暖化・ヒートアイランド(新聞記事) 海流と水産業 対外関係史(元寇・日明貿易) 近代年表 1889〜1945(墨塗り教科書) 2009 年衆院選・首相の選ばれ方・裁判員
2011 地形図(三浦市) 都市当て(成田・県名を漢字で) 平城京の条坊図 選挙権の拡大(1890・1925・1946 のポスター) 憲法(国民の義務・漢字 2 字)
2012 世界地図(砂漠化・雨温図) 交通網(本四連絡橋) 東北旅行(平泉・鎌倉室町) 幕末〜明治年表(時計の輸入グラフ) 憲法条文 6 本(9 条・14 条・25 条ほか)+発電構成
2013 長野県(信濃の国) 都市当て(醤油・遠洋漁業) 鎌倉時代(北条政子) 幕末〜戦後の人物 世界地図で国当て+首相・衆院選挙制度・三権分立の記述
2014 国際協力(ODA・NGO)※公民 雨温図 各時代の貿易(勘合・朱印船) 豊臣秀吉(刀狩の良い面悪い面) 「あたらしい憲法のはなし」のさし絵
2015 地形図(佐倉・スケッチ旅行) 日本一の自然と県 時代を象徴する地名 東京五輪 3 大会のポスター(女子美生デザイン) 一般会計・三大義務・集団的自衛権(2014)
2016 ゆるキャラとみかん(女子美生デザインのキャラ) 各地の地形と県 京都で室町文化(金閣・水墨画・雪舟) 江戸幕府(参勤交代の理由) 国会 41 条・18 歳選挙権(前年の公職選挙法改正)・条例
2017 リオ五輪とブラジル 都市当て(友禅・臨海工業) 飛鳥〜奈良の権力者と政治の場所 漫画家 4 人の戦争体験 2016 年ニュース(オバマ広島訪問・核)
2018 地形図(韮崎・方位) 会話で県当て 文化史 A〜E(書院造・歌舞伎) 江戸の大名配置図・鎖国 2017 年衆院選(選挙制度)
2019 地形図(館山) 沖縄と北海道(住まいの工夫の記述) 犬と人の通史 近代外交(出島〜日露) 成年年齢 18 歳(民法改正・三権分立)
2020 貿易港の輸出入表 農業地域 5 類型 外国人が記した日本(魏志倭人伝・フロイス) 新紙幣の肖像(渋沢・北里・北斎・津田・岩倉使節団) 東京五輪・英 EU 離脱・2019 年参院選・消費税 10%・憲法三大原則
2021 地形図(旭岳・植生とハイマツの記述) 会話で県当て 文化史(弥生〜室町・水墨画) 教育史(寺子屋→解体新書→青空教室) コロナと国債・財政
2022 地形図(明石) 太平洋ベルト・自動車・ユニバーサルデザイン 市区町村 HP から当てる(推古・大山古墳の作図) 年表 1854〜1945 大谷翔平・非核三原則・NGO・憲法 14 条
2023 箱根町(伝統工芸・スケッチ旅行) 世界地図・雨温図(有田焼) 東大寺大仏(行基・運慶・雪舟の選択肢) 女子美の校史 1900〜1970 2022 年参院選・ウクライナ・円安・イスラーム
2024 地形図(渡良瀬遊水地・自然災害伝承碑の記述) 中国〜近畿の旅行記(石見銀山) 阿倍仲麻呂と遣唐使(鑑真・雪舟の選択肢) 年表 1858〜1941(ユーハイム) G7 広島サミット・憲法 9 条・首相指名
2025 温暖化(CNN 記事・平均気温) 地域と産業(森林「緑のダム」の記述) 十代の少年少女(卑弥呼〜津田梅子) 東京マラソンのコースと江戸〜昭和 2024 年ニュース・憲法 14 条・衆院選
2026 地形図(直島・断面図・縮尺計算・アートの島) 北海道(雨温図・農業) 感染症の日本史(天然痘・広重・北里) 関税と米(不平等条約・米騒動) 大阪関西万博・憲法 25 条・難民・2025 年の政治

頻出単元と周期

問い方

8-4. 国語(2 大問・精読した 4 年で小問 17〜20・記述 41%。2010〜2016 の資料のみ)

問題冊子を精読できたのは 2010・2014・2015・2016 の 4 年で、2011〜2013 は解答からの復元です。2017 年度以降は資料が無く、以下は 10 年前までの話です。

年度×大問の題材表

年度 大問一(小説)の設問数・うち記述 出典・場面 大問二
2010 16 問・記述 11 学級での孤立と池の主の魚(川端裕人) 熟語パズル(□に漢字 1 字で二字熟語 4 つ)
2011※ 15 問・記述 7 子どもたちがイタドリを採って分け合う話 漢字 1 字+意味の記号 3 問
2012※ 15 問・記述 8 中学女子の友人関係のもつれと和解 漢字 1 字+意味の記号 3 問
2013※ 14 問・記述 7 話すのが苦手な主人公が落語をきっかけに変わる話 慣用句(角・腹・巻く)+意味 3 問
2014 15 問・記述 7 祖母宅で年下のいとこと衝突する話(草野たき) 熟語パズル 4 問(読みが与えられる)
2015 13 問・記述 8 文化祭の年表を破った犯人をめぐる話(あさのあつこ) 同音異義語・同訓異字 3 組 6 問(暖/温・並行/平行・週刊/習慣)
2016 15 問・記述 9 クラスの「オシャレ」をめぐる同調圧力(久米絵美里) 四字熟語 3 問(漢字に直す+意味を 6 択)

※解答用紙からの復元です。

頻出と問い方


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

精読した年(算数 14 年・理科 16 年・社会 17 年・国語 4 年)の範囲での話です。最終確認年度は、その単元を原本で最後に確認できた年度を指します。

科目 単元 出ていた年 最終確認年度 状況
理科 地層・化石 2010・2014・2020 2020 年度 4〜6 年周期。2020 を最後に 6 年空き
理科 ふりこ 2014・2020 2020 年度 6 年周期。2020 を最後に空き
理科 星・星座 2012・2014・2017・2018 2018 年度 2019 以降は大問として出ていない
理科 こん虫 2015・2019・2024 2024 年度 4〜5 年周期。次は 2028 前後だが、単発の小問は随時出る
理科 メダカ・動物の誕生 2012・2021 2021 年度 9 年周期。当面低め
算数 大問 4 の水量とグラフ 2017・2019・2021・2023 2023 年度 隔年で来ていたが 2024〜2026 は速さ系。次年度は水量が戻る候補
算数 大問 2 の数列の規則性 2014・2015・2025 2025 年度 数表・図形と 3 種類で循環
算数 大問 3 の売買損益 2010・2022 2022 年度 大問 1 (4) に 2023 で出ただけ
算数 大問 3 の流水算・時計算・通過算 流水算 2017/時計算 2018/通過算 2019 2019 年度 各 1 回で、その後は長く出ていない
社会 世界地理を大問 1 に 2012・2017 2017 年度 ブラジル・世界地図。5 年周期なら次年度前後
社会 財政・税を大問 5 に 2015・2021 2021 年度 6 年周期
社会 中世(鎌倉・室町)の政治史 2012・2013・2015 2015 年度 2016 以降は文化面(金閣・水墨画・運慶)からしか出ていない
社会 時代順の並べ替え 2010・2013・2017・2021 2021 年度 2021 を最後に出ていない
社会 作図 2018 地図記号・2022 古墳 2022 年度 17 年で 2 回だけ

逆に、直近で出たばかりで当面は低いとみられるのは、理科のてこ(2026)と電磁石(2024)です。


10. 形式面の注意

算数

理科

社会

国語


11. 学年別ロードマップ(小 4 スタートを前提に)

この学校に向けて何をするか
小 4(土台) 計算の正確さが最優先です。大問 1 の (1)(2) は精読した 14 年すべてが計算で、(3) の逆算(□にあてはまる数を求める計算)まで含めると毎年 3 問がここに入ります。図形は、円とおうぎ形の「まわりの長さ・面積」の入口だけ。この学校は図を目で捉える設問の比重が高いので、図をていねいに写して分解する習慣をここでつけます。国語は漢字の読み書きの反復(大問一の最終設問に毎年 5 問、送り仮名は印字済み)。理科・社会は、月の満ち欠けや前年のニュースを家で話題にするところから。時間計測はまだ不要です
小 5(幅) 座席が動かない学校なので、小 5 は「毎年入れ替わる中身」を広げる時期です。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は大問 1 の 10 枠を順に回します(計算 → 逆算 → 縮尺・単位換算 → 食塩水 → 特殊算 → 場合の数 → 角度 → 平面図形の面積 → 円とおうぎ形)。特殊算の枠に来るのは和差算・分配算・つるかめ算(2 種類のものの個数を合計から求める・受験用教材の単元)・過不足算(配り方を変えたときの余り・不足から数を求める・受験用教材の単元)・年齢算・平均算・倍数算です。週末 60 分はその週の単元 1 つで、大問 3 に来た単元を次の順に一巡させます。売買損益 → 割合と比 → つるかめ算 → 過不足算 → 仕事算(何人・何台で分担したときの日数を求める・受験用教材の単元) → 流水算(川の流れと船の速さ・受験用教材の単元) → 時計算(長針と短針の作る角・受験用教材の単元) → 通過算(列車が橋やトンネルを通る時間・受験用教材の単元)。社会は 47 都道府県を白地図・県庁所在地・特産・気候とセットで、漢字で書けるように(地理 2 題ぶんの土台です)。理科は物理・地学・化学・生物の 4 分野を全分野ひととおり学び終えることが目標。国語は「〜から。」の理由記述を 40〜60 字で書く練習を。ただし国語は 2017 年度以降の問題文が資料に無い(→ 13 節)ので、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目です。夏以降は同じ座席を縦に解きます(算数の大問 5 だけを 2015 年度以降の 12 年分、大問 1 の (8)(9)(10) だけを 14 年分、社会の大問 5 だけを 17 年分)。理科・社会は 30 分で 20 問前後の通し演習を数回。算数は大問 4 の作図まで含めて 1 年分を通す練習を、速さの年と水量の年の両方でやっておきます

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 座席が 17 年動かないぶん、「どこに何が出るか」を知ること自体では差がつきません。差がつくのは毎年入れ替わる中身のほうで、算数の大問 3 の単元、理科の各分野の中の単元、社会の歴史の切り口がそれにあたります。ここは小 5 のうちに全分野をひととおり学び終えたかどうかで決まります。もう一つは小 4 からの計算と作図の精度です。大問 1 の 10 枠と大問 4 のグラフは毎年同じ場所にあるぶん、取りこぼしがそのまま差になります。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・合格可能性・通学圏は扱いません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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