大妻中学校 の過去問分析

大妻中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

大妻中学校 過去問分析(2009〜2026 年度・第 1 回相当・最大 18 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都千代田区
男女 女子校
入試回と日程・科目 第 1 回 2 月 1 日午前/第 2 回 2 月 2 日午前/第 3 回 2 月 3 日午前は、いずれも 4 科(国語・算数・社会・理科)。2 月 1 日午後は 2 科(国語・算数)(2027 年度募集要項)
試験時間・配点 4 科の回は国語 50 分 100 点・算数 50 分 100 点・社会 30 分 60 点・理科 30 分 60 点。2 月 1 日午後の 2 科は国語・算数とも各 50 分 100 点
面接 4 回とも面接はありません

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 大問の数も並びも何年も変わらず、同じ位置に同じ種類の問題が出る学校です。算数は 2024・2025・2026 の 3 年とも大問 10・小問 15 でぴったり同じでした。
  2. 理科は 3 年とも大問 4、社会は 3 年とも大問 3(大問 1 地理・大問 2 歴史・大問 3 公民と時事)、国語は 2015〜2017 の 3 年とも大問 3(物語 → 説明文 → 詩歌をあつかう文章)です。
  3. 形式が動かないので、過去問を解く前に、どこに何分かけるかを決めておけます。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1(四則混合計算・逆算・一行問題 2 問)を毎日 1 セット解きます。
  2. 社会の大問 2(歴史)を 3 年分続けて解きます。人物名を漢字で書く練習として扱います。
  3. 国語の詩歌(季語・切れ字・句切れ・表現技法)を、用語として答えられるところまで仕上げます。

今週やる 1 つ

  1. 算数のニュートン算を 3 年分(2024 大問 9・2025 大問 10・2026 大問 10)続けて解きます。

注意

  1. 資料は 1 年につき 1 冊しかなく、ここに書いたことがどの回のものかは分かりません。国語は 2018 年度以降の問題文が資料にありません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問ごとの主要単元を数えただけの年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 備考
算数 3 年(2024・2025・2026) 15 年(2009〜2023) 18 年(2009〜2026・欠けなし) 大問 10・小問 15 が長く変わりません。図のある小問は 38%。転写の読み取り確度が低めの冊が多く、2024〜2026 の 3 年もそこに含まれます
理科 3 年(2024・2025・2026) 15 年(2009〜2023) 18 年(2009〜2026・欠けなし) 大問 4・小問 19〜28(精読した 3 年は 24〜26)。図・写真が多く、図のある小問は 57%。転写の読み取り確度が低めの冊が多い
社会 3 年(2024・2025・2026) 14 年(2009〜2017・2019〜2023) 17 年(2018 年度が資料にありません 大問 3・小問 21〜43(精読した 3 年は 31〜34)。長い文章と図表が多い
国語 3 年(2015・2016・2017) 6 年(2009〜2014) 9 年(2009〜2017。2018 年度以降の問題文が資料にありません。著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです) 大問 3・小問 29〜36(精読した 3 年は 33〜36)。本文が長い(3 題で 8,700 字前後)

5. 一番大きな結論

大妻は「大問の数も並びも何年も変わらず、同じ位置に同じ種類の問題が出る」学校です。

つまり、この学校の過去問は「出る問題を覚える」ためではなく、①その位置に何が来るかを知って時間配分を決めるため、②繰り返し出る単元の中身を体に入れるために使います。精読した年に同じ数値の問題の再登場は見つからなかったので、「同じ問題が出る」のではなく「同じ種類の問題が、ほぼ同じ場所に出る」と区別して考えてください。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提にしています。小 5 以前の方は、この節を「小 6 でこれをやるために、今はどの単元を一巡しておけばよいか」という逆算のリストとして読んでください。学年別の入り方は 11 節に書きました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の 4 問を毎日 1 セット — 四則混合計算・逆算・一行問題 2 問の 4 問です。(1) が四則混合計算、(2) が逆算という並びは精読した 3 年とも同じ。3 年分で 12 問しかないので、市販の一行問題集で同じ形を補います。ここは自動集計では 2011〜2026 の 16 年変わっていない座席で、同じ時間で最も点になりやすいところです。分数と小数が混ざった 4 段の計算と、□ が式の中ほどにある逆算が固定です。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週末 60 分] 算数・繰り返し出る座席を 3 年分ずつ縦に — ニュートン算(2024 大問 9・2025 大問 10・2026 大問 10。「行列+一定の割合で増える」形と「牧草+食べる速さの違う 2 種類の家畜」の形を書き分ける)、周回コースの旅人算(2024 大問 4・2025 大問 5・2026 大問 5。同じ方向・反対方向・2 周の 3 パターン)、規則性(2024 のフィボナッチ型・2025 の図形の敷き詰め・2026 の分数列を、それぞれ別物として)、集合(2024 大問 2・2026 大問 4。ベン図に「両方」を先に置く手順を固定する)、割合と比のやりとり(2025 大問 6・2026 大問 3)と過不足算(2024 大問 5・2026 大問 2。線分図で 1 分以内に立式できるところまで)。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週末 60 分] 社会・大問 2(歴史)を 3 年分縦に — 46 問あり、原始から戦後まで一巡します。人物名を漢字で書く練習として扱ってください。「古い順に並べかえ」「正しい/まちがっている組み合わせ」がここに集中するので、この 2 つだけを 3 年分抜き出して集中的にやると、歴史の失点が減ります。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週 1 回] 社会・地理の「表・図から県を当てる」と、大問 3 の時事 — 地理は農業産出額の割合、製造品出荷額、県庁所在地の気温と降水、人口密度の 4 種類の表に慣れます。愛知県・岩手県は 2025・2026 の両方に出ました。大問 3 は前年〜数年前のニュースが入口なので、新聞やニュースを、円安・選挙・国連・地方自治といった制度の名前に結び付けてメモしておきます。(確認: 〜2026 年度)
  5. [毎日 10 分] 理科・大問 1 の小問集合を 3 年分、時間を計って — 24 問が 4 分野+天体に散っているので、穴がその場で分かります。1 問 40 秒を目標に、一問一答として回します。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週 1 回] 理科・植物と、表から比例で出す計算・理由記述・作図 — 植物は 3 年分(2024 大問 3・2025 大問 2・2026 大問 2)で、光周性・葉序・食用部位と、教科書の図から一歩外に出た問われ方に慣れます。「表から比例で計算する」問題は横に集めます(飽和水蒸気量・中和の体積比・鍾乳石・粒子の整数比・ふりこ)。理由記述は年 1 問しかないので量は要りませんが、「なぜ/何のため」に 1〜2 文で答える形は決めておきます。作図はグラフ・観察スケッチ・地形の断面を 3 年分で、定規を使う描き方と観察図の描き分けの両方が出ます。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週末 60 分] 国語・詩歌の大問 3 と、抜き出し・語彙・記号選択・記述 — 季語・切れ字・句切れ・表現技法(比喩・擬人法・体言止め・倒置)を用語として答えられるところまで。俳句・短歌の入門書を 1 冊読み通すと大問 3 が一気に軽くなります(詩歌をあつかう大問は 2011〜2017 の 7 年すべてに入っています)。字数指定つきの抜き出しは「十六字」「二十四字」「五字以上十字以内」と枠が決まっているので、指示語・言い換えの手前を探す手順を固定して 1 問 1 分半で。語彙・慣用句・四字熟語・品詞の識別は日々の 5 分教材として続けます。記号選択は選択肢が長く本文の言い換えで作られているので、「本文に書いていない部分」を線で消す読み方を身につけます。記述は年 1〜3 問で、量より、理由と心情を 1〜2 文でまとめる形を決めておきます。直近年の形式は市販の過去問集で確認してください(→ 13 節)。(確認: 〜2017 年度)
  8. [週 1 回] 4 科目とも時間を計った通し演習 — 算数 50 分 15 問、理科 30 分 25 問、社会 30 分 33 問、国語 50 分 35 問。社会と理科の 30 分は特に速く、1 問 1 分を切る配分になります。形式が動かない学校なので、この配分は本番でそのまま使えます。社会は 1 年分を通して、大問 2 に 15 分以上かけないラインを決めておきます。(確認: 〜2026 年度)

8. 科目別の詳細

まず 4 科目を並べて見ておきます。

科目 形式の固定度 中身の性格 最優先で時間をかける価値があること
算数(50 分・100 点) 非常に高い。大問 10・小問 15 が 3 年とも同一。全問が答えのみを書く短答(語句や数値を短く答える形式)で、記述も記号選択も無い 1 題 1〜2 問の独立した問題が 10 題並ぶ。長い設定文・初見のルール・作図は無い。割合と文章題が単元分布の 29% 速く正確に処理する力。1 問 3 分強。大問 1 の 4 問と、ニュートン算・周回の旅人算・規則性・集合という繰り返しの単元
理科(30 分・60 点) 高い。大問 4 が 18 年変わらない。大問 1 が分野横断の小問集合 4 分野+天体が必ず揃う。表から比例で計算する問題、写真の観察、理由を 1〜2 文で書く記述が年 1 問 4 分野に穴を作らないこと。大問 1 の小問集合はどの分野からも来る
社会(30 分・60 点) 高い。大問 3(地理・歴史・公民)が 17 年変わらない 歴史が最大(15〜16 問)。長い文章の空欄補充と下線部設問。記述は 0〜1 問 歴史の通史を人物名まで漢字で。並べ替えと組み合わせの正誤判断
国語(50 分・100 点) 高い(2009〜2017 で確認)。大問 3 の並びと問い方が固定 記号選択が主軸。字数指定つきの抜き出し、語彙・文法の知識問題、そして詩歌をあつかう大問 3 詩歌の用語(季語・切れ字・表現技法)と、長文を 50 分で 3 題読み切るスピード

4 科目とも形式が動かないので、過去問を解く前に、どこに何分かけるかを決めておける学校です。逆に言えば、時間配分を決めずに解くと形式の恩恵を受けられません。

8-1. 算数(50 分・100 点・大問 10・小問 15)

年度×大問の題材表(精読した 3 年・前半の大問)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2026(10 題・15 問) 計算と一行問題 4 問(四則計算/逆算「…=2026」/5÷7 を小数にしたときの小数第 2026 位/円周上の点 P・Q・R と角 x) 過不足算(社員全員でお金を出し合って花束を買う。1 人 110 円で 240 円足りない) 割合と比(姉と妹の課題プリントの枚数の比 3:2。13:6 の割合で取り組む) 集合(1 年生全員にアンケート。犬を飼っている生徒が全体の 7 分の 3、ねこが…) 速さ(A さんと B さんが池の周りを 2 周。同じ場所から時計回りと反時計回り)
2025(10 題・15 問) 計算と一行問題 4 問(四則計算/逆算「2025÷□…」/問題集を 1 日目 3 分の 1、2 日目に残りの 4 分の 3 /正五角形と CF=DF の角 x) 平均算(1 学期の平均 64 点、2 学期に 3 回連続で…) 規則性(1 辺 1cm の白と黒の正三角形の紙を規則に従って並べて大きな正三角形にする) 売買損益(2 種類のクッキー A・B を 1 袋 4 枚までで袋詰め) 速さ(池のまわりを姉と妹が走る。同じ地点から同じ方向、姉は 45 分で 1 周)
2024(10 題・15 問) 計算と一行問題 4 問(四則計算/逆算/10 円玉と 50 円玉 28 枚で 920 円のつるかめ算(個数を合計から逆算)/5% の食塩水 600g) 集合(犬を飼っている生徒がネコの 1.4 倍、両方飼っている生徒が 21 人) 立体の表面積(展開図から。母線 9cm の円すいを含む形) 速さ(1 周 9.9km のランニングコース。A は毎分 180m で時計回り) 過不足算(生徒にノートを配る。7 冊ずつで 6 冊余り、70 冊追加して 9 冊ずつで 8 冊不足)

年度×大問の題材表(精読した 3 年・後半の大問)

年度 大問 6 大問 7 大問 8 大問 9 大問 10
2026 規則性(1/1, 1/4, 4/1, 1/7 … と並ぶ分数列。分母 40 が初めて出る番目・7/13 は何番目)2 問 仕事算(A と C で 25 と 7 分の 5 日、A と D で…) 平面図形の面積比(平行四辺形の各辺を 3 等分した点。三角形 ADE を 2 倍すると ABC) 立体の切断(立方体を 4 点 E・G・T・S を通る平面で切る。BS=BT)2 問 ニュートン算(万博の行列。毎分 50 人増、ゲート 10 か所)
2025 割合と比(兄と妹のアメの個数の比 11:8。兄が 7 個、妹が 5 個食べ、さらに兄が 2 個あげる) 平面図形の面積(AB=5cm・AD=4cm の平行四辺形と、A から B を通って C へ動く点 P) 水量とグラフ(1 辺 12cm の正方形を底面とする水そう) 流水算(川下 A から川上 B まで 20km。船の到着時刻)2 問 ニュートン算(牧草地に牛 10 頭と馬 15 頭で 16 日、牛 26 頭と馬 24 頭で 5 日)2 問
2024 数の性質(1 から 240 までで、どの位にも 4 と 8 が使われていない整数の個数) 角度(1 辺の長さが等しい正三角形とひし形を組み合わせた図) 規則性(直前の 2 つの数の和が次の数になる数列。4 番目 19・6 番目 50 から 1 番目を求める)2 問 ニュートン算(球場のゲート。16 時開場、12 か所で 16 時 40 分に列が消える)2 問 回転体(1 辺 6cm の立方体を直線 ℓ(エル)を軸に 1 回転させたときの面 ABCD の通過部分)

表に出てくるつるかめ算・過不足算・平均算・売買損益・仕事算・流水算・ニュートン算などの中身は 用語集 にあります。

同じ場所に同じ種類の問題が来る(精読した 3 年で確認)

同じ数値のまま出た問題は、精読した 3 年では見つかりませんでした。「同じ問題が出る」のではなく「同じ種類の問題が、ほぼ同じ位置に出る」学校です。

頻出単元と周期(構成だけ数えた年を含む 2009〜2026 の 18 年)

単元グループ 状況
四則計算・逆算(大問 1) 18 年すべてで大問 1。2009・2010 は逆算から始まり、2011 以降は四則計算から
割合・文章題(売買・仕事・食塩水・相当算・過不足・つるかめ・年齢算・平均・和差) 単元分布の 29% を占める最大の柱。精読した 3 年ではいずれも 3〜5 題がここから出た
数の性質・規則性 16%。規則性は 2016 以降ほぼ毎年
速さ(旅人算・流水算・通過算・速さとグラフ) 15%。周回コースの旅人算が中心で、流水算(2025 大問 9)・通過算・グラフの形も回ってくる
平面図形(角度・面積・面積比) 14%。角度は大問 1(4) に降りる年(2025・2026)と独立大問の年(2024 大問 7)がある
立体図形(体積・表面積・切断・回転体・水量) 各年 1〜2 題。2024 は展開図と回転体、2025 は水量、2026 は切断
ニュートン算 2024・2025・2026 の 3 年連続。構成だけ数えた年には、2024 以前にはほとんど無い

問い方

8-2. 理科(30 分・60 点・大問 4・小問 24〜26)

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2026(24 問) 分野横断の小問集合 9 問(ふりこ/恐竜の栄えた地質時代/夕方の西の空の月の形/籾の断面図を描く(作図)/秋吉台のようなカルスト地形の名称/飽和水蒸気量の表/季節の星座/0.3g のアルミニウムと塩酸/北緯 36 度・東経 140 度の夏至の南中時刻) 植物(野菜。12 枚の写真からキャベツを選ぶ・花/茎を食べる野菜・アスパラガスのハカマ・梨のヘタの正体・大根おろしの辛味の理由(記述)) 水溶液と中和(カルシウムと石灰岩。石灰岩の成り立ち・同じ反応の判別・鍾乳石が 100〜200 年に 1cm 伸びる計算・塩酸 200mL と石灰岩 1.0g) 電気回路(豆電球・導線・スイッチの回路 Ⅰ と Ⅱ。電池の減りが速い回路・導線を 1 本足して 2 つだけ光らせる・豆電球を電池に替える)
2025(26 問) 分野横断の小問集合 9 問(有害物質を無毒化する器官/環境問題と原因の組み合わせ/磁石につくもの/鏡に映って見えるもの/電熱線と水温/太陽系の惑星/滑車 3 問) 植物(大妻中学校の通用口付近の花壇のアジサイ。夏に咲く花・アジサイのつくり・葉のつき方を上から見た図を描く(作図)・その規則性の理由(記述)・蒸散の実験) 気象(水の循環の図。海水の割合・線状降水帯・ペットボトルで雲をつくる実験・V 字谷ができる流れを描く(作図)) 化学(水素と脱炭素社会。水素が発生する操作・火を近づけた後の変化・粒子のすき間に入る個数と最も簡単な整数比)
2024(24 問) 分野横断の小問集合 6 問(回転を感知する器官/明けの明星/ろ過の装置/音が空気中と水中を伝わる速さ/固体 A と液体 B から出る気体/塩酸と水酸化ナトリウムの中和) 地層・岩石(マグマからできる岩石の分類図。岩石名・校舎入口の床の岩石が何かを図 1 と図 2 から考える・地下深くで岩石が固体のままな理由(記述)) 植物(光周性。光合成・長日植物と短日植物・仮想の植物 A〜D の生育条件・限界暗期 12 時間のグラフを描く(作図)) ふりこ(ガリレオ。等時性・ふりこ時計の金属棒が熱で伸びる問題・可動式おもりの位置を計算)

同じ場所に同じ種類の問題が来る(精読した 3 年で確認)

頻出単元と周期(構成だけ数えた年を含む 2009〜2026 の 18 年)

分野 中問で出た主な年 傾向
気象(雲・天気・水の循環・湿度) 2009・2013・2016・2018・2020・2021・2025 単元分布 11% で最多。中問にならない年も大問 1 の小問に入る(2026 の飽和水蒸気量)
植物のつくりとはたらき・花のつくり 2011・2012・2017・2021・2022・2024・2025・2026 直近 3 年連続。光周性・葉序・野菜と、教科書の外側から入る
地層・岩石・化石 2011・2014・2017・2019・2022・2024・2026 岩石の分類図・カルスト・石灰岩と、化学とつなげる出題が近年
人体 2014・2018・2019・2020・2023・2024 中問は 2024 が最後で、2025 は大問 1 の小問(肝臓)
水溶液・中和・気体・燃焼・溶解度・質量保存 2009・2010・2012・2013・2016・2018・2020・2021・2022・2025・2026 化学はほぼ毎年どこかに入る。計算(中和の比・溶解度・整数比)つき
力学(てこ・ばね・滑車・ふりこ・浮力) 2009・2011・2012・2015・2018・2019・2022・2023・2024・2025 ばね・てこ・滑車・ふりこが順に回る
電気(回路・電磁石・電流のはたらき) 2009・2013・2014・2017・2020・2026 2026 大問 4 で戻った
天体(月・太陽・星座・惑星) 2015(月)・2026 の大問 1 中問としては 2015 の月が最後。近年は大問 1 の小問に散っている

問い方

8-3. 社会(30 分・60 点・大問 3・小問 31〜34)

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問 1(地理) 大問 2(歴史) 大問 3(公民・時事)
2026(34 問) 各地の煮物を紹介した表(11 問)。農業産出額の割合・面積 9000km² 台の県・盛岡と奥州の南部鉄器・県名と県庁所在地名が違う県・愛知の食料品/鉄鋼/輸送用機械の出荷額・大阪のテーマパーク周辺の地形図・がめ煮と旧国名(筑前)・インドネシアの鶏肉料理と宗教 大妻中学校の田中さんが「田中」という姓の歴史上の人物を調べる(15 問)。稲作の伝来・和同開珎・(安土桃山の人物)・織田信長・江戸幕府 3 代将軍の弟・足尾鉱毒と渡良瀬川・明治天皇の在位期間・幕末の長州藩の写真・1928 年以降の出来事を 3 枚の写真で 玲和さんが小学生時代(2020〜2025)に起きた出来事 A〜F を並べる(8 問)。マスクの転売と国民生活安定緊急措置法・男女の格差是正・選挙結果・安保理の常任理事国・1 ドル 151 円からの円安・首長の解職請求
2025(34 問) 商店街に関する文(9 問)。商店街の立地・愛知県の誤り探し・知多半島などの地名・瀬戸市と焼き物の産地・岩手県の面積と人口・東北の県庁所在地の表・東北各県の農業産出額(米/果実/畜産)・世界の大都市の会話・空き店舗の活用 大妻中学校の歴史の授業で「私の好きな歴史上の人物を紹介しよう」と A〜H さんが発表する(16 問)。人物名の空欄 6 個(I〜VI)と、時代ごとの正誤・組み合わせ 娘と親の会話(9 問)。少子高齢化・国民年金の業務を担う機関・書籍売り上げの推移(記述)・累進課税・社員募集と基本的人権・団体行動権・カスタマーハラスメント・水俣病・インフォームドコンセント
2024(31 問) 三重県(5 問)。伊勢神宮・伊勢湾・地形図の断面・第一次/第二次/第三次産業の生産額の図・隣接府県の統計表・江戸時代からの林業(記述) 通史(15 問)。空欄(あ)〜(う)と二重線部・下線部。天保の改革・701〜958 年の並べ替え・鎌倉仏教の宗派と開祖・水墨画の作者・史料の空欄と法令名を漢字 5 字で・両替商・民本主義 ある生徒が日本の食品ロスをまとめた資料(11 問)。食品廃棄量の表・フードバンク・バイオマス・二酸化炭素排出量の国別割合・国会と内閣・法律の制定過程・社会保障の 4 本柱・条例・地方税

同じ場所に同じ種類の問題が来る(精読した 3 年で確認)

頻出単元と周期(構成だけ数えた年を含む 2009〜2026 の 17 年)

分野 大問での題材 傾向
地理・都道府県の同定 2015・2016・2017・2019・2024・2025・2026 単元分布で 5% を占める最頻の細目。「表・統計・地図から県を当てる」形
地理・産業(農業・工業・林業・観光) 2010・2020・2021・2022・2026 13%。農業産出額・製造品出荷額の図表が繰り返し
歴史・古代〜中世 2012・2013・2014・2015・2016・2019・2022・2025 18% で全体の最頻。飛鳥奈良・鎌倉室町が多い
歴史・近現代 2009・2010・2011・2017・2024・2026 12%。幕末明治維新・近代の戦争
公民・憲法と三権分立 2009・2010・2014・2015・2016・2017・2019・2024 11%。国会・内閣・裁判所の 3 点セット
公民・財政と税・社会保障 2020・2023・2025 累進課税・社会保険の 4 本柱
公民・国際社会・環境 2011・2012・2013・2021・2022・2023・2024 二酸化炭素排出量・SDGs・国連
時事(前年のニュース) 2026 時事の語彙が 4 語・前年の年号が 3 回入る。2026 大問 3 は 2020〜2025 の出来事を並べる形
地形図の読図 2024 大問 1 問 2(断面図)・2026 大問 1 問 7(1) 大問にはならず、地理の中の 1〜2 問として

問い方

8-4. 国語(50 分・100 点・大問 3・小問 33〜36。2015〜2017 で確認)

国語は 2018 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)ため、ここに書いたのは 2009〜2017 年度に限った話です。直近の形式は市販の過去問集で確認してください。原本で精読したのは 2015・2016・2017 の 3 年です。

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問 1 大問 2 大問 3
2017(36 問) 物語(中澤日菜子『PTA グランパ!』)12 問。「勤」と「幸子」、岩場、友理奈 説明文(稲垣栄洋『戦う植物たち』)11 問。資源をめぐる植物どうしの競争、「食べられて成功する」 俳句をめぐる文章(宇多喜代子『俳句と歩く』)13 問。夕立の句 A〜E、季語、切れ字、敬語
2016(36 問) 物語(宮下くんと「私」、陸上部)13 問 説明文(高槻成紀『唱歌「ふるさと」の生態学』)12 問。「兎追いし」の意味、茅場の消滅、七草 詩をめぐる文章(ねじめ正一『言葉の力を贈りたい』)11 問。北原白秋、まど・みちお
2015(33 問) 物語(柚木麻子『本屋さんのダイアナ』)15 問。ダイアナ、彩子の母、ティアラ 説明文(安田正美『1 秒って誰が決めるの?』)11 問。時間と「変化」、天文学と政治、暦と行事 俳句をめぐる文章(宇多喜代子『新版 里山歳時記』)7 問。農作業と季節、切れ字

同じ場所に同じ種類の問題が来る(精読した 3 年で確認)

問い方

出題の種類の分布(資料のある 2009〜2017 の 9 年)

種類 状況
記号選択 設問の 41%。9 年とも最も多い
抜き出し・空欄補充 21%。字数指定つきの抜き出しが中心
語彙・知識(慣用句・四字熟語・語句の意味・品詞・敬語) 11%。精読した 3 年ではいずれも複数題
記述 10%。年 1〜3 問
漢字 8%。書き取り 3〜4 問がひとまとめ
詩歌(季語・切れ字・表現技法・短歌) 大問 3 の柱として 2011〜2017 に連続

9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

構成だけ数えた年を含む範囲(算数・理科は 2009〜2026 の 18 年、社会は 2009〜2026 の 17 年、国語は 2009〜2017 の 9 年)で、大問の主要単元として数えたものです。精読していない年の細部は保証できません。最終確認年度は、その単元を最後に確認できた年度を指します。

科目 単元 大問で出た年 最終確認年度 状況
算数 回転体(立方体・長方形を軸で回す) 2012・2016・2020・2022・2024 2024 年度 2〜4 年周期で最後の大問に入っていましたが、2025・2026 はニュートン算に置き換わりました。戻る候補の筆頭とみています
算数 速さとグラフ(ダイヤグラム) 2009・2010・2012・2017・2018・2020・2021・2022 2022 年度 8 回。2023 以降 4 年なし。周回の旅人算は 3 年連続で出ていますが、グラフを読む形は止まっています
算数 場合の数 2014・2015 2015 年度 11 年なし。長く空いています
算数 通過算 2013・2017 2017 年度 9 年なし
算数 年齢算 2014・2018・2020 2020 年度 6 年なし。3〜4 年周期でした
算数 立体の切断・展開図 2014・2017・2018・2026 2026 年度 2026 大問 9 で 8 年ぶりに戻りました。続く可能性があります
算数 つるかめ算 2014・2018・2021・2024(大問 1(3)) 2024 年度 3 年周期。大問 1 の一行問題として戻りやすいところです
理科 天体の中問(月・太陽・星座) 2015(月) 2015 年度 11 年なし。2026 は大問 1 の小問 3 個(月の形・季節の星座・南中時刻)に散りました。中問としての復活候補です
理科 光(鏡・レンズ) 2010 2010 年度 16 年なし。2025 は大問 1 の小問(鏡)
理科 燃焼 2010・2012 2012 年度 14 年なし
理科 てこ・つり合い 2009・2012・2018 2018 年度 中問としては 8 年なし(てこ・ばねの形としては 2023 が最後)。2025 は滑車で近い形が出ました
理科 中和・溶解度 2016(中和)・2019(溶解度) 2019 年度 中問としては空いています。2024・2026 は小問で出ました
理科 人体 2014・2018・2019・2020・2023・2024 2024 年度 2 年連続で中問から外れているので戻りやすいところです
社会 公民の大問で三権分立・憲法を正面から 2009・2010・2015・2016・2017・2019・2024 2024 年度 2025・2026 は生活・時事から入って公民に降りる形が続きました
社会 国際社会・国際協力を大問 3 の柱に 2011・2012・2021 2021 年度 小問としては近年も入ります(2024 大問 3 問 4、2026 大問 3 問 5)
社会 環境問題・防災を大問 3 の柱に 2011・2013・2022 2022 年度 3 年空いています
社会 世界地理を大問 1 の柱に 2023 2023 年度 2025・2026 は小問(世界の大都市・インドネシアの宗教)で残っています。宗教・食文化とセットで入ることが増えました
社会 交通・通信 2009・2012 2012 年度 14 年なし
社会 地形図の読図 2024・2026 2026 年度 大問にはならず、2 年おきくらいに 1 問だけ入ります。等高線・断面図・地図記号は薄く広く
国語 2018 年度以降の資料が無いため、周期を書ける状態にありません

10. 形式面の注意


11. 学年別ロードマップ

何をするか この学校での重み
小 4(土台) 計算の正確さ(分数・小数の混合計算、□を求める逆算)、図形(角度と面積の基礎)、読解(線部の言い換えを口で言う)、短い記述(理由を 1 文で)、漢字語彙の 5 本です。大妻で最終的に効く単元の入口は「4 段の混合計算をミスなく」「線分図・ベン図を描く」「季節の言葉に触れる(俳句カルタなど)」 差はほぼつきません。時間計測はまだしません。ただし計算の正確さだけは、算数の大問 1 が 16 年動いていない以上、早くから積む価値があります
小 5(幅) 1 週間の組み立ては「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は計算と、国語の語彙・慣用句・四字熟語・品詞の識別を毎日 5 分ずつ。週末 60 分はその週の単元 1 つで、算数は 8-1 節の題材表を「小 5 で一巡する単元リスト」として次の順に置きます。割合 → 売買 → 食塩水 → 過不足 → つるかめ → 平均 → 和差 → 仕事 → 流水 → ニュートン算 → 旅人算 → 規則性 → 集合 → 角度 → 面積比 → 立体(つるかめ算・過不足算・和差算・仕事算・流水算・旅人算・ニュートン算は受験用教材の単元です)。理科は 4 分野+天体を薄く広く(大問 1 の小問集合はどこからでも来ます)。社会は通史を人物名まで漢字で一巡し、都道府県の統計表に慣れます。国語は詩歌に触れる時間も作ってください。ただし国語は 2018 年度以降の問題文が資料に無い(→ 13 節)ので、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください 同じ種類の問題が同じ場所に来る学校なので、小 5 で全分野をひととおり学び終えることが、そのまま小 6 の得点になります。特に算数は「10 題ぜんぶ別単元」なので、抜けている単元がそのまま失点になりやすいところです
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目です。夏以降は「同じ座席を縦に」(大問 1 だけを 3 年分、ニュートン算だけを 3 年分、社会の歴史だけを 3 年分)と「年度通しで時間を計る」の 2 通りを併用します。形式が動かないので、縦に解く効果が大きくなります ここが集中して時間をかける段です。ただし記述・作図の量は少ないので、添削に頼る割合は他校より小さく、自分で時間を計って回す量が効きます

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 小 5 での全分野の一巡と、小 6 の「速く正確に」に尽きます。算数は 50 分で 10 題を独立に処理する形なので、1 題でも手が止まると立て直しにくくなります。逆に、単元を一巡してあれば、どの大問に何が来るかが分かっているぶん有利になります。国語の詩歌は塾のカリキュラムで薄くなりがちな領域なので、小 5 のうちから俳句・短歌に触れておくと、小 6 で大問 3 の 7〜13 問がまるごと味方になります。社会の歴史は人物名を漢字で書けるかどうかがそのまま点になるので、小 5 の通史一巡を「書く」形でやっておくと小 6 が軽くなります。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・合格可能性・通学圏は扱いません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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