武南中学校 の過去問分析

武南中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

武南中学校 過去問分析(2014〜2026 年度・第 1 回相当・算数 12 年/理科・社会 11 年/国語 1 年)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 埼玉県蕨市
男女 共学
入試回と日程・科目 第 1 回午前 1 月 10 日・第 2 回 1 月 12 日は、2 科・4 科・適性検査(Ⅰ・Ⅱ)から選んで受験。第 1 回午後 1 月 10 日・第 3 回 1 月 17 日は 2 科 または 4 科(2027 年度募集要項)
試験時間・配点 学科は国語・算数が各 50 分 100 点、理科・社会が各 30 分 50 点。適性検査(Ⅰ・Ⅱ 各 50 分 100 点)での受験は第 1 回午前・第 2 回で選べます
別の学校との区別 神奈川県の武相中学校(男子校)とは名前が似ていますが、別の学校です

いまの小 6 は 2027 年 1 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 算数は 6 大問の顔ぶれが精読した 6 年で動かず、大問 3 は資料の読み取りが 6 年連続で同じ位置に置かれています。
  2. 大問 4〜6 は平面図形・立体図形・規則性の 3 題で固定、2025 年度に並び順だけが入れ替わりました。
  3. 4 科目とも、与えられた表・グラフ・地図から数字を取り出して計算させる問題が必ず入ります。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 3(資料の読み取り)を 6 年分続けて解きます。
  2. 算数の大問 4〜6 は、番号ではなく単元(平面図形・立体図形・規則性)で束ねて解きます。
  3. 社会は白地図と雨温図を組みで覚え、3 つの文の正誤を 8 択から選ぶ形を練習します。

今週やる 1 つ

  1. 直近 2 年(2025・2026)の算数の大問 3 を解いて、3 問目の「条件が変わったら結果はどうなるか」まで解ききれるか確かめます。

注意

  1. 資料は 1 年 1 科目につき 1 冊で、冊子に入試回(第 1 回・第 2 回のように、同じ学校が日を変えて行う入試のそれぞれ)の表記がなく、第 1 回にあたるものとして読んでいます。国語は 2022 年度の 1 年分しかありません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並びだけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 6 年(2021〜2026) 0 年 12 年(2014、2016〜2026。2015 は無い) 高。大問構成・小問数・題材とも問題なく読めます
理科 3 年(2024〜2026) 0 年 11 年(2014、2016〜2020、2022〜2026。2015・2021 は無い) 高。ただし 2024 年度の冊子は転写の確度が低いと記録されているため、細かい数値の引用は避けました
社会 3 年(2024〜2026) 0 年 11 年(2014、2016〜2020、2022〜2026。2015・2021 は無い) 高。ただし 2025 年度は 1 つの大問が A・B に分けて数えられており、大問数の年次比較には使えません(後述)
国語 1 年(2022) 0 年 1 年(2022) 高。ただし 1 年分しか無いので「毎年」は言えません

5. 一番大きな結論

この学校の算数は、大問の並びが精読した 6 年でほとんど動いていません。 大問 1 が計算 5 問、大問 2 が一行問題(数行で終わる短い文章題)の集合、大問 3 が資料の読み取り(2021〜2026 の 6 年連続)、大問 4〜6 が平面図形・立体図形・規則性の 3 題です。この 3 題の顔ぶれは 6 年とも同じで、変わったのは並び順だけでした(2021〜2024 は平面 → 立体 → 規則性、2025・2026 は規則性 → 平面 → 立体)。社会も分野の並びが「地理 → 歴史 → 公民・国際・環境」で 3 年とも同じで、地理には白地図と雨温図の組み合わせが 3 年連続で入ります。理科も 2 大問がそれぞれ会話文で始まり、大問 1 に地学と生物、大問 2 に物理が入る形が 3 年続いています。

このように、同じ種類の問題が同じ場所に出ることを、以下では座席(問題の置き場所)と呼びます。したがって過去問の使い方は「単元の解き方を身につける」と「同じ座席の問題を縦に並べて解く」の組み合わせがいちばん近く、「出る問題を覚える」ではありません。精読した範囲で、年をまたいで同じ設問文がそのまま使われている例は見つかりませんでした。社会で似た文が繰り返し現れるのは「ア A 正 B 正 C 正 …ク A 誤 B 誤 C 誤」という選択肢の並びで、これは問題そのものの使い回しではなく、同じ答え方をさせる形が繰り返されているということです。狙うのは同じ場所に同じ種類の問題が来ることであって、答えを覚えることではありません。

4 科目に共通する色がひとつあります。与えられた表・グラフ・地図・図から数字を取り出して計算させる問題が、どの科目にも必ず入っています。 算数の大問 3(資料の読み取り)、社会の雨温図・統計の表・白地図、理科の飽和水蒸気量の表・地震のグラフ・弦の実験の表、国語の抜き出しです。知識を思い出す力より、その場で渡された資料を読む力を測りにきています。ここがこの学校の準備の中心になります。

一方で、毎年変わるものもはっきりしています。算数の大問 2 に並ぶ一行問題の単元、理科の各分野の中の単元(気象 → 電磁石 → 地層、人体 → 食物連鎖 → 動物の分類)、社会の歴史の切り口(中山道 → 四国と五街道 → 九州)です。ここは幅を持って準備します。


6. この学校らしさが出る場所

原本で確認できた範囲での、この学校の色が出ている場所です。


7. 今からやるなら(優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・漢字語彙)を先に進めてください。同じ座席の問題を縦に解く演習は小 6 の夏以降が目安です。学年別の入り方は 11 節に書きました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [週末 60 分] 算数・大問 3(資料の読み取り)を 6 年分縦に — 2021 の勝率表、2022 の柱状グラフ、2023 の円グラフ、2024 の人口密度とコインの表、2025 の得点分布の棒グラフ、2026 の勉強時間の柱状グラフ。6 年連続で同じ場所にあります。3 問目が必ず「条件が変わったら結果はどうなるか」なので、そこまで解ききります。柱状グラフ・円グラフ・表の 3 種すべてを通し、中央値と平均の違いを言葉で説明できるところまで。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週末 60 分] 算数・大問 4〜6(平面図形・立体図形・規則性)を単元ごとに 6 年分 — 並び順は 2025 年度に入れ替わったので、番号ではなく単元で束ねて解きます。「大問 4 だから規則性」と決めつけず、3 題とも出る前提で。規則性は逆引き(「150 は何段目の何番目」2026、「はじめて超えるのは何日目」2021)まで必ず解ききります。立体は回転体と円柱の展開図、表面積の比を最も簡単な整数比で答える練習を。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週末 60 分] 社会・白地図と雨温図 — 3 年連続で地理の最初に来ます。都道府県を輪郭で当て、その県の雨温図・主要産業・世界遺産・災害の歴史を一かたまりで覚えます。統計の表(製造品出荷額・工業製品の内訳)を都道府県に対応させる練習も、2025・2026 の 2 年連続で出ているのでここに含めます。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週 1 回] 社会・8 択の正誤組み合わせ — 3 つの文の正誤を「ア〜ク」から選ぶ形です。1 文ずつ○×を書いてから選ぶ手順を固定します。2025 は 3 問、2026 も 3 問。他校の問題も使って数をこなす価値があります。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週 1 回] 理科・表やグラフからの計算と、生物の 2 本柱 — 湿度と飽和水蒸気量(2025)、地震の初期微動継続時間と P 波の速さ(2025・2026 の 2 年連続)、カロリー(2024)、音の速さと弦の条件(2026)。公式の暗記ではなく、与えられた表を使えるかを見ています。生物側は、生態系(「ある生物が減ったら他はどうなるか」が 2024・2025 の 2 年連続。食物連鎖の図から個体数の増減を考える)と、セキツイ動物の分類表を自分で書けるようにすること。(確認: 〜2026 年度)
  6. [毎日 10 分] 算数・大問 1 と大問 2 を速く正確に — 50 分で 22 問なので、前半 10 問(計算 5 +一行問題 5)を短時間で抜けることが前提です。逆算(□にあてはまる数を求める計算)は 6 年中 5 年で大問 1 (3) にあり、分配法則で工夫する計算も毎年出ます。この 2 種類を毎日 2 問ずつ。大問 2 の一行問題は、食塩水・場合の数・約数と倍数・周期(曜日・バス)・割合を優先します。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週 1 回] 理科・長い会話文を速く読む練習と、書き方の作法 — 30 分で 30 問。会話文が長いので、必要な数字と下線部だけを拾う読み方を作ります。あわせて、指定された言葉を使って 1〜2 文で説明する記述(「伝導・対流・放射」「鼓膜」「気圧」など)と、実験の条件をそろえる考え方(変える条件は 1 つだけ)を。大問の主役に戻る余地のある化学(水溶液と金属・気体の発生・溶解度)も一通りやっておきます。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週末 60 分] 社会の残り 2 枠と、国語の知識 — 社会は、最後の大問に 3 年連続で来る環境・国際(社会保障、PKO と文化的多様性、環境条約と再生可能エネルギー)を前年の出来事とセットで。埼玉・関東の地理と歴史(中山道と宿場町 2024・2025、利根川、渋沢栄一と第一国立銀行 2024、埼玉県のマスコット 2026、秩父の地層 2026 の理科)も毎年どこかに入ります。前年 1 年間の出来事(国際大会・首脳会議・為替・環境の条約)は、地図と結びつけて覚えます。記述は 1 問出るかどうかですが、資料を見て理由を 1〜2 文で書く練習を月に数回。国語は、知識の大問がまるごと 1 題あって配点も小さくないので、漢字は書き取りと読みを両方(10 問まとめて出ます)、四字熟語は誤字訂正に備えて正しい漢字で覚え、ことわざ・慣用句を意味とセットで。字数指定のある記述(15 字・50 字・60 字)を指定の文末に合わせて書く練習と、「本文中から◯字で抜き出す」に備えて線を引きながら読む習慣も。(確認: 社会は〜2026 年度、国語は〜2022 年度)

8. 科目別の詳細

4 科目の見取り図

科目 形式の固定度 中身の性格 まず時間をかける価値があるところ
算数 6 大問・小問 20〜22。記述 0・作図 0・記号選択は年 0〜1 問でほぼ全問が短答(語句や数値を短く答える形式)。50 分 100 点 大問の顔ぶれが 6 年不変。単元の中身は毎年新しく作られる 大問 3(資料の読み取り)と、大問 4〜6 の平面図形・立体図形・規則性
理科 2 大問・小問 29〜32。会話文が導入。作図が毎年 2 問。記述は 0〜5 問と年で振れる。30 分 50 点 大問 1 に地学+生物、大問 2 に物理。化学は小問でしか出ていない(3 年) 表・グラフから数値を出す計算(湿度・地震・カロリー・音)と、実験の条件をそろえる考え方
社会 分野の並びが 3 年不変。小問 22〜29。記号選択 64〜69%・短答 27〜36%・記述 0〜1 問。30 分 50 点 白地図+雨温図が 3 年連続。3 文の正誤を 8 択から選ぶ形が看板 都道府県の白地図と雨温図、8 択の正誤組み合わせ、前年の出来事
国語 3 大問(知識・説明文・物語文)・小問 26。記号選択 54%・短答 35%・記述 12%。50 分 100 点。2022 年度 1 年分の観察 抜き出しと字数指定の記述。四字熟語の誤字訂正あり 漢字 10 問、四字熟語を正しい字で、字数指定つきの抜き出し・記述

8-1. 算数(精読した年: 2021〜2026 の 6 年)

年度×大問の題材表

年度 大問 1(計算 5 問) 大問 2(一行問題の集合) 大問 3(資料の読み取り) 大問 4 大問 5 大問 6
2021 計算 2・逆算・1〜1000 の和・7,7,3,3 で 24 を作る 約数/売買損益/食塩水/曜日の周期 前期・後期の勝率表(2 チームの比較) 平面図形(直角三角形の分割・円形の校庭・正方形と半径 8cm の弧) 立体(立方体を辺 AE で回転・面の通過体積) 規則性(プレゼントが 2 人ずつ増える・1200 人)
2022 計算 2・逆算・2 割引の 60%・階乗の約束記号 最大公約数と最小公倍数/場合の数/食塩水/つるかめ算(2 種類のものの個数を合計から求める・受験用教材の単元)/流水算 柱状グラフ(真ん中の順位・30 点以上の割合・平均の最小) 平面図形(正六角形の内角・対角線・面積) 立体(円柱の体積・展開図の面積・ななめ切り) 規則性(3 の倍数と 5 の倍数を並べた列)
2023 計算 2・逆算・255 の 2 割 4 分・2 の累乗の和で表す あまりの条件/消去算(2 つの式から片方を消して解く・受験用教材の単元。カレーとお茶)/3 種混合ジュース/バスの周期 円グラフ(全校 400 人の学年別+好きな教科) 平面図形(円の内側の正方形・面積比・角度) 立体(長方形の回転・正方形 7 枚の回転) 規則性(正方形の入れ子)
2024 計算 5 問(逆算なし) 位取り/あまり/比例配分/20% 増/残りの割合 人口密度の表・コインの重さと体積の表 平面図形(四角形の同定・正方形とおうぎ形・円の転がり) 立体(3・4・5 の直角三角形の回転体・体積・表面積の比) 規則性(1 段目 1/2 段目 2,3 …の三角形の数表)
2025 計算 2・逆算・大小の並べかえ・約束記号 [A] 概数(何日かかるか)/最小公倍数×最大公約数/速さ/水の残量/場合の数 国語と数学の得点分布の棒グラフ(全員 2 点下がると何が変わるか) 規則性(木の棒の並べ方 ①②) 平面図形(正九角形の角度・平行線と面積・正方形と 2 つのおうぎ形) 立体(円柱の体積・展開図・三角柱)
2026 計算 2・逆算 2(2.026 の何倍が 2026)・28 の約数の合計 時間の計算/食塩水/平均/単位換算(600mL×何日で 20L)/場合の数 柱状グラフ(人数・中央値の階級・平均が動く) 規則性(数の並び・150 は何段目の何番目) 平面図形(三角形の面積・正三角形を 4 等分した角度・面積比) 立体(三角柱の体積・円柱・回転体)

表に出てくるつるかめ算・消去算・流水算・売買損益などの中身は 用語集 にあります。

座席の固定(算数)

頻出単元と回数(精読した 6 年内)

問い方の特徴(算数)

8-2. 理科(精読した年: 2024〜2026 の 3 年)

年度×大問の題材表

年度 大問 1 大問 2
2024 沖縄旅行の飛行機の会話 → 血液の循環と心臓の断面/耳と気圧(記述 30 字程度)/雲量と天気・雲の性質/セキツイ動物の分類とハトの足の作図/西表島の生態系とマングース(記述) 海風・陸風の会話 → 水と空気と金属の体積変化/加熱した試験管の水面(記述)/空気の移動の作図/氷になると体積は何倍か/水溶液と金属の反応の表/カロリーの計算
2025 池で魚釣りの会話 → 湿度と飽和水蒸気量の表/梅雨の雲画像の選択/オゾン/アジのヒレの作図/池の食物連鎖と個体数/地震(初期微動継続時間・P 波と S 波の速さ・発生時刻) 電磁石の探究活動 → 条件をそろえた比較(ア〜カのどれとどれ)/リニアモーターカー/ニクロムと洋銀の発熱実験/モーターのエナメル被覆の作図
2026 秩父の地層観察の会話 → 柱状図(層の厚さ・深さ)/示相化石/恐竜の地質年代/セキツイ動物の分類表/地層のずれの作図/地震(初期微動継続時間・P 波の速さ) 富士山の溶岩と樹木の会話 → 熱の伝わり方(伝導・対流・放射から選んで記述)/ホールの客席と音の反射の作図/音の速さの式/弦の長さ・直径・おもりの実験/波の進む向き/津波が高くなる理由(記述)

座席の固定(理科)

頻出単元と回数(精読した 3 年内)

問い方の特徴(理科)

8-3. 社会(精読した年: 2024〜2026 の 3 年)

年度×大問の題材表

年度 前半(地理) 中盤(歴史) 後半(公民・国際・環境)
2024 重要伝統的建造物群保存地区と白地図 ①〜⑥(カルデラ湖・能登・琵琶湖と世界一の湖・雨温図・輪中・地形図の地図記号)+2023 年ラグビーワールドカップの開催国 蕨市と中山道(宿場・新選組・鴻巣の伝統工芸・第一国立銀行を作った人物・利根川・鴨場・享徳の乱) 日本国憲法第 25 条と社会保障(4 つの柱・累進課税・条例)
2025 会話文でパリオリンピックと時差計算(東経 15 度との時差・飛行時間)+白地図 ①〜③(熊本・東京・岩手)の正誤の組み合わせ・製造品出荷額の表・雨温図・国土地理院 四国と日本の歴史(十七条の憲法の目的を記述・旧国名・平安の僧・元寇・石見銀山)/江戸の五街道(家康の江戸入り・杉戸宿・栗橋宿・日光の世界遺産・3 代将軍と参勤交代) 留学生と中学生の会話(文化的多様性・もったいない・円安ドル高・少子高齢化・地方公共団体・PKO 協力法)
2026 埼玉から大阪への家族旅行の会話(LCC・木曽三川・雨温図・白地図の正誤・観光地の島と海岸地形・工業製品の表) 九州と外国との交流(奴国・律令の税・遣唐使・出島・元寇の記述・明治の人物メモ・埼玉県のマスコット・官営施設) 地球環境(フロンとオゾン層・環境条約 A〜D・京都議定書・二酸化炭素排出量の表・家電リサイクル法・再生可能エネルギー)

座席の固定(社会)

資料の使えなかった部分(社会)

頻出単元と回数(精読した 3 年内)

問い方の特徴(社会)

8-4. 国語(精読した年: 2022 の 1 年のみ)

国語は資料に載っている年が 2022 年度の 1 年しかありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書けるのは 2022 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してほしいところです。以下は 1 年分の観察であり、「毎年」とは言えません。

2022 年度の構成

大問 内容 小問
大問 1 知識(漢字の書き取りと読み A〜J の 10 問/ことわざ A〜E の意味/四字熟語の誤字訂正 3 問/慣用句の空欄に漢字 1 字) 4
大問 2 説明文(稲垣栄洋の、植物の生き方についての新書からの一節。オオバコと雑草) 11
大問 3 物語文(奥田英朗『夏のアルバム』。自転車の補助輪をめぐる小学生たち) 11

計 3 大問・26 小問。50 分・100 点です。

問い方の特徴(国語)


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

精読した 6 年(算数)・3 年(理科・社会)の範囲での話です。最終確認年度は、その単元を原本で最後に確認できた年度を指します。

科目 単元 最終確認年度 状況
理科 化学(水溶液の判別・中和・溶解度・気体の発生) 2025 年度(小問として) 精読した 3 年(2024〜2026)では大問の主役になっていません。2024 の水溶液と金属の反応、2025 の気体の性質のように小問としてしか現れておらず、戻る余地が大きい枠です
理科 力学(てこ・ふりこ・浮力・滑車) 精読した 3 年では確認できず 2025 の電磁石、2026 の音・波が物理の枠を使っています
社会 地形図の読図 2025 年度 2024 に地図記号、2025 に国土地理院が出ましたが、2026 は地形図そのものがありませんでした
社会 憲法と三権・財政・税 2024 年度 2024 に憲法第 25 条と社会保障・累進課税が出たあと、2025・2026 は国際と環境に寄っています
算数 流水算・つるかめ算・売買損益・速さの一行問題 速さは 2025 年度、他は 2022 年度 いずれも大問 2 の枠に不定期で入ります(流水算 2022、つるかめ算 2022、売買損益 2021・2022 の大問 1・2 のみで 2023 年度以降は見当たらない、速さ 2021・2025)。大問 2 は単元が毎年入れ替わるので、一行問題は幅広く用意しておくのが安全です
算数 約束記号 2025 年度 2022 の階乗、2025 の「[A] は A を A 回かけた数」と、大問 1 の最後で出ました。2〜3 年おきに戻ってくる位置です

10. 形式面の注意

算数

理科

社会

国語(2022 年度 1 年分)


11. 学年別ロードマップ(小 4 スタートを前提に)

この学校に向けて何をするか
小 4(土台) 計算の正確さ(分数・小数の混じった四則、逆算)/図形の基礎(角度・面積・立方体と円柱)/グラフと表を読む習慣(棒グラフ・折れ線・円グラフ)/漢字と語彙/短い説明を書く。この学校で最後まで効くのは「資料を読む」力なので、新聞やチラシの表・グラフを一緒に読んで「何が分かるか」を言葉にする遊びが、そのまま準備になります。時間を計るのはまだ不要です
小 5(幅) 全分野をひととおり学び終える時期です。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は計算(分数・小数の四則と逆算)と、表・グラフから数を出す練習を毎日。週末 60 分はその週の単元 1 つで、算数は平面図形 → 立体図形 → 規則性 → 割合 → 食塩水 → 場合の数 → 約数と倍数 の順に置いて漏れなく回します。社会は都道府県を輪郭で覚え、雨温図と産業を結びつける(これが 3 年連続で最初に出ます)。理科は 4 分野を一通りやりつつ、表やグラフから数を出す問題を意識して選ぶ。国語は抜き出しと 15〜60 字の記述に慣れる。ただし国語は 2022 年度以外の年が資料に無い(→ 13 節)ので、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください。この学校は毎年新しく問題を作っているので、「同じ問題を覚える」やり方は効きません。小 5 で全分野を一巡しておいたことがそのまま効きます。
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降は、①同じ座席の問題を縦に(算数の大問 3、大問 4〜6 を単元ごとに)②年度通しで時間を計る(理科・社会の 30 分、算数の 50 分で 22 問)の 2 本立てです。理科・社会は 1 問 1 分を切るペースなので、通し演習の回数を確保します

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 差がつくのは小 5 での全分野の一巡と、「資料を読む」習慣の長さです。出る問題を覚えるという近道が無い代わりに、単元の穴が無ければ 6 大問すべてに手が届く作りになっています。とくに算数の大問 3(資料の読み取り)と社会の雨温図・統計の表は、塾の単元学習ではあまり時間を取られない領域なので、早い時期から表やグラフに触れておくと、小 6 で新しく覚え直す量が減ります。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏は扱いません(別のページの領分です)。男女の別は校名から分かる範囲で添えます。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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