光英VERITAS中学校 の過去問分析

光英VERITAS中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

光英VERITAS中学校 過去問分析(2010〜2025 年度・第 1 回相当・科目により 6〜15 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 千葉県松戸市
男女 共学
旧称 聖徳大学附属中学校 → 聖徳大学附属女子中学校。2021 年に光英VERITAS中学校へ改称し、共学になりました
入試回と日程・科目 第 1 回 1 月 20 日午前/第 2 回 1 月 22 日/特待選抜 1 月 24 日は、いずれも 2 科(国語・算数)か 4 科(国語・算数・社会・理科)を選ぶ形。第一志望・帰国生は 12 月 1 日で、2 科か 4 科に面接が付きます。ほかに理数特待(1 月 20 日午後・算数と理科を融合した「理数」1 科)、国語 1 科(1 月 21 日午前)、算数 1 科(1 月 21 日午後)。全回は募集要項へ(2027 年度募集要項)
試験時間・配点 国語 50 分・100 点/算数 50 分・100 点/社会 30 分・60 点/理科 30 分・60 点。理数特待の「理数」は 60 分・100 点
面接 第一志望・帰国生の回に 8 分の面接があります

いまの小 6 は 2027 年 1 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます(この学校の一般入試は 1 月です)。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 科目によって作りの固定の度合いがまったく違う学校です。固定が強い順に、国語 → 理科 → 算数 → 社会。
  2. 国語は 4 つの大問の役割が動かず、理科は 4 大問の最後が地学。算数も大問 1・3・5・6 の座席(問題の置き場所)が決まっています。社会だけは毎年作り直されます。
  3. 理科と社会は 30 分で小問 16〜29 問。国語と算数は 50 分・100 点で配点が倍なので、4 科で受けるなら国語と算数が主戦場になります。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1 の計算 4 問と、大問 2 の一行題(数行で終わる短い文章題)5 問を、毎日 9 問。
  2. 国語の漢字 10 問を毎日、100 字要約を週 1 本。
  3. 理科の溶解度・水溶液の計算と、地学 4 分野(気象・天体・地震火山・流水のはたらき)の一巡。

今週やる 1 つ

  1. 算数の大問 1 の計算 4 問を 5 分・全問正解で抜けられるかを、2023・2024・2025 年度で計ってみます。

注意

  1. 国語は 2022 年度以降の問題文が資料にありません(→ 13 節)。2020 年度以前の冊子は女子校時代のもので、2019 年度の算数・理科と 2020 年度の算数は別の回(特待)の冊子です(→ 4 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並びと単元だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 3 年(2023・2024・2025) 10 年(2010、2014〜2022) 13 年(2010、2014〜2025) 高。ただし 2010・2019・2021 の冊子は転写の確度が低めと記録されています
理科 3 年(2023・2024・2025) 12 年(2010、2012〜2022) 15 年(2010、2012〜2025) 高。2015・2018・2021・2022・2023 は転写の確度が低め
社会 3 年(2023・2024・2025) 11 年(2012〜2022) 14 年(2012〜2025) 高。2012・2019 は転写の確度が低め
国語 3 年(2016・2018・2021) 3 年(2010・2014・2015) 6 年(2010、2014、2015、2016、2018、2021) 高。ただし 2022 年度以降は資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)

5. 一番大きな結論

科目によって固定の度合いがまったく違う学校です。 一括りにできないので、科目ごとに過去問の使い方を変えるのが正解になります。固定が強い順に並べると、国語 → 理科 → 算数 → 社会。

科目 形式の固定度 中身の性格
算数 大問 6・小問 18〜19(精読した 3 年)。答えのみで記述・作図なし。短答(語句や数値を短く答える形式)が 95〜100% 座席は固定寄り(計算・速さ・平面・立体)だが、中身は毎年作り直し。大問 4 の枠だけ単元が振れる
理科 大問 4 が 15 年不変・小問 16〜20。記号選択 40〜50%/短答 37〜40%/記述 12〜21% 大問 4 は地学で 11 年連続。大問 1〜3 の分野順は毎年入れ替え
社会 大問 3(2023〜2025)。小問 20〜29。記号選択 50〜55%/短答 33〜45%/記述 1〜2 問 話題を入口に分野をまたぐ作り。世界地理が 3 年連続
国語 大問 4(漢字 10・知識 5・説明文・要約)。問い方の文まで固定。記述 3〜6 問 説明文だけで小説が出ない(精読した 3 年)。大問 2 の 5 問は毎年別物

ここで言う「固定」は、同じ種類の問題が同じ場所に出るという意味であって、同じ問題が出るという意味ではありません。精読した 3 年ずつを見たかぎり、算数・理科・社会・国語のどれも、前年と同じ設問文の使い回しは見つかりませんでした(国語の大問 1 と大問 4 の問い方の文だけが例外で、中身の漢字や要約する文章は毎年別物です)。

したがって過去問の使い方は、「出る問題を覚える」ではなく「決まった座席にどんな問題が座るかを知って、その座席の解き方を体に入れる」が近いことになります。具体的には、

もう 1 つの大きな結論は時間です。理科と社会は 30 分しかないのに小問が 16〜29 問あります。社会の 2025 年度は 29 問 ÷ 30 分で 1 問 1 分。算数と国語は 50 分・100 点で配点も倍なので、4 科で受けるなら国語と算数を主戦場に、理科と社会は「取りこぼさない速さ」を作るのが素直な配分になります。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(4 科目を通した優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提にしています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・説明文の読解・短い記述・漢字語彙)を先に進めてください。学年別の入り方は 11 節に書きました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の計算 4 問と大問 2 の一行題 5 問を毎日 9 問 — 精読した 3 年ではこの 9 問が小問 18〜19 の半分を占めます。計算は整数の四則 1・小数 1・分数 1・小数分数混合 1 の 4 問という構成で自作でき、目標は 4 問 5 分・全問正解。一行題は売買損益(仕入れ値と定価から利益や割引を求める)/食塩水/平均算(合計 ÷ 回数に戻して考える)/時計算(長針と短針のつくる角)/和差算(和と差から 2 つの数を出す)/最大公約数/割合/規則性の 8 単元から 5 問を、空欄補充の形(答えだけを書く)で。特殊算の中身は 用語集 にもあります。この 9 問を 15 分・全問正解で抜けられるかが算数の土台です。(確認: 〜2025 年度)
  2. [毎日 10 分] 国語・漢字 10 問(書き 5・読み 5)とことばの知識 — 出題語は「横暴・発芽・補足・地層・太陽系・展開図・縦断・首脳・街頭・観戦・付録・署名・解約・雰囲気・潔白」など、小学校配当を越える熟語が混じります。ことばの知識のほうは画数・部首・しりとり・対義語・四字熟語の組み立てといったパズル的な設問に慣れておくのが有効です。(確認: 〜2021 年度)
  3. [週 1 回] 国語・100 字要約を週 1 本 — 2016・2018・2021 と 3 年とも大問 4 に置かれ、問い方の文まで同じです。新聞コラム程度の短文(花粉の飛散量、実家の母のトレーニング、青森市の点字ブロック)を 100 字ちょうど近くにまとめます。「話題 → 筆者の主張 → 理由や具体例を 1 つ」の 3 要素で組む練習を。(確認: 〜2021 年度)
  4. [週末 60 分] 理科・溶解度と水溶液の計算 — 2023 大問 1(ホウ酸と食塩水)、2024 大問 3(ホウ酸水溶液の濃さ)、2025 大問 1(塩酸とアルミニウムの過不足)と 3 年続けて計算の大問が来ています。「グラフから最大量を読む」「水を足す・蒸発させる」「過不足を出す」の 3 手順を通します。濃度・密度・比例配分は算数の比・割合と同じ道具なので、算数側とまとめて練習できます。(確認: 〜2025 年度)
  5. [週末 60 分] 理科・地学 4 分野を一巡 — 大問 4 は 2015〜2025 の 11 年連続で地学です。気象(海陸風・雲のでき方・前線)、天体(月の満ち欠けと公転・星の動き)、地震火山(マグマのねばりけと火山の形・火山灰)、流水のはたらき(しん食・運ぱん・体積)。こん虫のからだのつくり(足の位置と本数)、鏡と光の道すじ、火山の形は自分の手でかけるようにしておきます。(確認: 〜2025 年度)
  6. [週末 60 分] 社会・世界地理と 47 都道府県を軸に — 世界地理は 3 年連続で大問 1 つ分(国の位置を地図から選ぶ、首都、宗教、時差計算、農作物の生産量表、面積の比較)。47 都道府県は「位置・県庁所在地・地形・特産・気候」をセットにして漢字で書けるように(2025 は東北 6 県と北関東 4 県が丸ごと出ました)。あわせて用語を漢字で書く練習(鎖国・出島・富国強兵・防人・遣唐使)、年代の並べ替え(日清・日露・日中・太平洋と、占領 → 独立 → 高度経済成長 → 沖縄返還)、三権分立と国会・内閣(議院内閣制と大統領制の違いまで)、国際機関(国連・安全保障理事会・EU)と環境の国際的な取り組み(ストックホルム会議・SDGs)、直近 1 年の出来事を「どの分野の話か」に翻訳する作業を。(確認: 〜2025 年度)
  7. [週末 60 分] 算数・速さと図形と調べ上げ — 速さ(大問 3)は 2022〜2025 の 4 年連続で、旅人算(出会いと追いつき)・池の周回・流水算(川の流れを足し引きする速さ)をグラフとセットに、自分でダイヤグラムを描く手順に固定します。平面図形(大問 5)は折り返し・転がり・反射の「動かす」問題、立体(大問 6)は体積・表面積を逆から問われる形(体積が分かっていて長さを求める、表面積の差から高さを出す)。大問 4 の枠は「2 以上の整数の積に分ける」「カードを何回引くか」のように、規則を見つけてから絞り込む調べ上げなので、答えが出るまで表を書く習慣で。(確認: 〜2025 年度)
  8. [週 1 回] 条件つきの記述を全科目で/時間の練習は理科と社会で — 理科は「実験を参考に」「書き出しを指定」「3 つ答える」、社会は「20 字以内」「『大王』という語を必ず用いて」「12 字以内」、国語は「35 字以内」「『〜から。』という文末で」「指定された形で」。字数・語句・個数の指定を守る練習は、科目をまたいで同じ訓練になります。理科は知識をそのまま書くのではなく「実験結果 → だから何が言えるか」を 1〜2 文にする形で。国語では「良い点と悪い点の両面から」のように賛否を両方書く形を 100〜150 字で書く練習も加えます。時間の練習は 30 分で理科 16〜20 問・社会 20〜29 問。長いリード文(会話文・レポート)は先に設問を見てから読みます。(確認: 算数・理科・社会は 〜2025 年度、国語は 〜2021 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(50 分・100 点・大問 6・小問 18〜19・答えのみ)

設問文まで自分で読んだのは 2023・2024・2025 の 3 年です。それ以前の年は構成だけを数えています。

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問 1 大問 2([ ]・□ の補充・5 問) 大問 3 大問 4 大問 5 大問 6
2023 計算 4 問 あまりのある割り算/売買損益(何 % 引き)/往復の平均の速さ/和差算(クラスの男女)/平均算(5 回目の得点) 速さ(家から 3km の博物館へ歩き、光くんが忘れ物に気づいて車で戻る) 数の性質(整数を 2 以上の整数の積で表し、その和を考える。2023 を使う) 図形の移動(たて 4cm 横 7cm の長方形の中で反射しながら進む点 P) 水量(直方体 2 つを組み合わせた容器・ふたをしてひっくり返す)
2024 計算 4 問 割合(全体の 3/5 を読んだ本)/時計算(10 時 10 分の角)/食塩水(5%→3% に薄める)/最大公約数(162cm×84cm のかべに正方形タイル)/数の性質(0.3 でかけても割っても整数) 速さ(池のまわりを同じ向きに歩く二人・途中で 1 回休む) 比例と反比例(携帯電話 A 社 B 社 C 社の通話料金プランの比較) 円とおうぎ形(円が直角三角形の辺にそって転がる・通った部分の面積) 立体図形(四角柱から底面が正方形の四角柱を切り取る・表面積から 1 辺を逆算)
2025 計算 4 問((4) は 3.14 をくくり出す分配法則) 最大公約数(消しゴム 84 個とノート 48 冊)/割合(牛乳の残り)/時計算(9 時 12 分の角)/平均算(4 教科)/規則性(1/(1×2), 1/(3×4), … の数列) 流水算(下町・中町・上町を上り下りする 2 そうの船のグラフ) 場合の数(3・5・8 のカードを引いて和をつくる) 図形の移動(1 辺 20cm の正方形の紙を 2 回折って切り、広げた面積) 立体図形(展開図から立体の種類を選び、体積を求める)

座席の固定(同じ場所に同じ種類の問題が来る)

精読した 3 年(2023〜2025)では、6 つの大問の役割がそのまま同じ順で並んでいます。

  1. 大問 1 = 計算 4 問(整数の四則 → 小数 → 分数 → 小数と分数の混合、という並びまで 3 年同じ)
  2. 大問 2 = 空欄補充の一行題 5 問(毎年 5 問ちょうど)
  3. 大問 3 = 速さ(2023 旅人算+忘れ物、2024 池の周回、2025 流水算とグラフ)
  4. 大問 4 = 数の性質・場合の数・比例のいずれか(式を自分で立てて調べ上げる枠)
  5. 大問 5 = 平面図形(点や図形が動く・折る)
  6. 大問 6 = 立体図形または水量

構成だけ数えた年まで含めると、大問 1 の四則計算は 2014〜2025 の 12 年、大問 3 の速さは 2022〜2025 の 4 年、大問 5 の平面図形は 2020〜2025 の 6 年、大問 6 の立体図形は 2021〜2025 の 5 年、同じ場所に来ています。ただしこれは「同じ問題が出る」という意味ではありません。同じ種類の問題が同じ座席に座るという意味で、中身の数値・設定は毎年作り直されています(精読した 3 年で、同じ設問文の使い回しは 1 問も見つかりませんでした)。

大問の数そのものは長い目で見ると動いています。構成だけ数えた年では 2010 年が 9 大問、2014〜2018 が 7〜8 大問、2019 年以降は 6〜7 大問で、2023〜2025 は 3 年続けて 6 大問。小問数は 18〜20 でほぼ動きません。過去 10 年ぶんを通しで解くなら、古い年ほど大問が 1〜2 個多いことを頭に入れて時間を測るとよいところです。

頻出単元と周期

問い方の特徴


8-2. 理科(30 分・60 点・大問 4・小問 16〜20)

設問文まで自分で読んだのは 2023・2024・2025 の 3 年です。2023 年の冊子は転写の確度が低めと記録されており、細部(数値・選択肢の文言)はそのつもりで扱いました。

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2023 化学: ホウ酸の溶解度(60℃の水と 10% 食塩水でグラフを読み比べる) 物理: 浮力(光君と英樹先生の会話文。死海で浮く話から塩分濃度を逆算) 生物: ライオンの群れの頭数と狩りの成功率(表からの読み取り) 地学: 海陸風(水と地面のあたたまり方の違い→昼と夜の風向き→エネルギー利用の提案)
2024 生物: 血液の A・B・O の組み合わせと家系(輸血の場面を記述) 物理: 鉄道の車輪の傾斜と半径の違い(カーブでの動き・レールのすき間の理由) 化学: ホウ酸水溶液の濃さの比較と加水(a・b・c 3 つの状態) 地学: 月(有人探査の歴史・月の「海」の岩石・公転と自転・月面生活の注意点)
2025 化学: 塩酸とアルミニウム(実験 1・2 のグラフから過不足を計算) 生物: ミツバチの減少(足の作図・完全変態・受粉・外来種と生物多様性) 物理: 光(平行光線・全身を映す鏡の最小の長さ・鏡に映る人の特定) 地学: 浅間山の火山レポート(火山ガス・火山灰の形・雲のでき方・マグマのねばりけの実験・青木ヶ原樹海)

座席の固定(同じ場所に同じ種類の問題が来る)

頻出単元と周期

構成だけ数えた年(2010〜2025 の 15 年)と精読した 3 年を合わせると、次のように循環しています。

問い方の特徴


8-3. 社会(30 分・60 点・大問 3・小問 20〜29)

設問文まで自分で読んだのは 2023・2024・2025 の 3 年です。

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問 1 大問 2 大問 3
2023 中 1 の自由研究レポート「SDGs と地球環境問題」
地球温暖化・砂漠化などの現象名/国連の説明/ストックホルム会議
カタカナを含む 8 字の語/三権のしくみ
家族旅行の計画の会話
中国の民族/交通機関の長所短所/日宋貿易と平清盛/近畿の世界遺産
山岳高原保養地/雨温図 5 地点/自然災害伝承碑の地図記号
朝の連続テレビ小説をめぐる会話
蝦夷地/明治時代/第二次世界大戦の開戦/戦後の年表 6 空欄
高度経済成長/女性史 4 人の並べ替え/沖縄の出来事の並べ替え
2024 帰りのホームルームのスピーチ
平城京の所在地/平安の文化/金印と銅鐸/稲荷山古墳の鉄剣
聖徳太子と蘇我氏/『古事記』『万葉集』/防人/遣唐使
パリ五輪
フランスの首都・宗教・時差計算/フランス革命の理由とナポレオン/人権とバリアフリー
第二次世界大戦の並べ替え/三権分立と国会/安全保障理事会
「島国日本の特徴」の探究レポート
沖ノ鳥島の護岸工事の理由を 20 字以内/行基の地図/伊能忠敬/長崎県の位置と歴史
2023 年 11 月時点のアメリカ大統領/排他的経済水域の広さ/島国でない国
2025 東北 6 県のデータ表
三内丸山遺跡/岩手県の位置/中尊寺と藤原清衡/仙台
リアス海岸/田沢湖/山形の果物/福島と再生可能エネルギー
ドイツからの留学生をめぐる調査
ドイツの位置/EU/農作物の生産量表/鎖国/出島
江戸の政治と法令/富国強兵/戦争の並べ替え/冷戦と資本主義
「世界の国調べ」の表
ナイル川/ヒエログリフ/面積の比較/国名と首都
三権の名称/議院内閣制と大統領制の違いを 12 字以内で 2 つ/伊藤博文内閣/北関東 4 県の農業グラフ

大問の作りは毎年組み直されます(座席の固定はありません)

社会は、算数や理科のような「同じ場所に同じ種類の問題」が見つからなかった科目です。 精読した 3 年とも大問は 3 つですが、地理・歴史・公民で大問を分ける作りではなく、1 つの話題(自由研究・旅行の計画・五輪・留学生・世界の国調べ)を入口にして、その中で地理・歴史・公民をまたいで問います。だから「大問 1 は歴史」「大問 3 は公民」といった予想は立ちません。実際、歴史が中心の大問は 2023 では大問 3、2024 では大問 1、2025 では大問 2 と、毎年ちがう位置にあります。

長い目で見ると大問の切り方そのものが動いています。構成だけ数えた年では、2013〜2021 年は大問 1 つに小問 24〜33 問を全部入れる作りの年が多く(2013・2014・2017・2018・2019・2021)、2023 年から 3 年続けて 3 大問になっています。2022 年以前の過去問を解くときは、大問の切り方が今と違うことを承知しておくとよいところです。

固定に近いものが 1 つだけあります。世界地理を扱う大問が 3 年とも入っていることです(2023 大問 2 の旅行先と雨温図、2024 大問 2 のフランス、2025 大問 2 のドイツと大問 3 の世界の国調べ)。日本の話だけで終わる年はありませんでした。

頻出テーマと周期

問い方の特徴


8-4. 国語(50 分・100 点・大問 4・小問 25〜28。2021 年度までの資料)

国語は資料のある年が少ない科目で、問題冊子があるのは 2010・2014・2015・2016・2018・2021 の 6 年、2022 年度以降は資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。ここで書くのは、設問文まで自分で読んだ 2016・2018・2021 の 3 年に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。ただし 2021 年度は共学化・改称の年にあたり、その年も下に書く作りは変わっていませんでした。

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問 1(漢字 10 問) 大問 2(ことばの知識 5 問) 大問 3(説明文の読解) 大問 4(要約 1 問)
2016 書き 5(横暴・発芽・補足・地層・任せる)/読み 5(毛頭・弱音・支柱・館・消印) 共通の部首名/ことわざ 8 つの類義語/芥川龍之介の作品でないもの/「手足肩首」を含む慣用句を 5 つ/文脈に合う一文を作る 言語と人間社会(『言語学が好きになる本』)。12 問 花粉シーズンと飛散量の話題を 100 字以内で要約
2018 書き 5(太陽系・展開図・模様・縦断・首脳)/読み 5(同郷・否決・存分・厳禁・特派員) 四字熟語の誤字をすべて選ぶ/共通の漢字 1 字と、その慣用句で 10〜20 字の短文/同じ漢字の読み分け/意味の当てはまらない語/主語を変えて書き換える 唱歌「故郷」から里山・雑木林・原生自然へ。12 問 実家の母親とトレーニングの話題を 100 字以内で要約
2021 書き 6(街頭・観戦・付録・署名・解約・機嫌)/読み 4(雰囲気・要・潔白・容認) 送り仮名の誤り/九つの熟語から対義語の組を作る/漢字 5 字の画数の合計/四字熟語を 4 つ作る/漢字の読みでしりとり 直立二足歩行はなぜ進化したか(更科功『絶滅の人類史』)。9 問 青森市の点字ブロックの話題を 100 字以内で要約

座席の固定(同じ場所に同じ種類の問題が来る)

4 科目の中で、国語がいちばん作りが動きません。 精読した 3 年(2016・2018・2021)はすべて次の 4 大問です。

  1. 大問 1 = 漢字 10 問。しかも問い方の文が 3 年とも同じで、「次の (1)〜(10) について、線部のカタカナは漢字に、漢字はひらがなに直しなさい」。前半 5 問が書き取り、後半 5 問が読みという配分も 3 年同じです(2021 だけ書き 6・読み 4)。同じ問い方の文は 2010・2014・2015 の冊子にも記録されています。
  2. 大問 2 = ことばの知識 5 問。5 問ちょうどという数は 3 年とも同じです。ただし中身の 5 問は毎年まったく別物で(部首・ことわざ・作者・四字熟語・送り仮名・画数・対義語・しりとり・短文作り)、「何が出るか」を当てにいく場所ではありません。
  3. 大問 3 = 説明文 1 題の読解。3 年とも説明的な文章で、小説・物語は 1 題もありませんでした。設問は 9〜12 問。
  4. 大問 4 = 100 字以内の要約 1 問。問い方の文まで 3 年同じで、「次の文章を一〇〇字以内で要約しなさい。(句読点を含む)」。題材は新聞のコラムのような短い文章(花粉・トレーニング・点字ブロック)で、本文とは別の話題が使われます。

大問 4 の要約は、この学校の国語でいちばん特徴のある座席です。3 年とも最後の 1 問で、100 字という長さも変わりません。この 1 問だけを何年分も縦に並べて練習する価値があります。

頻出と問い方の特徴


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

周期が上限に達しているものを並べます。最終確認年度は、その単元を原本または構成の記録で最後に確認できた年度です(算数・理科・社会は 2025 年度、国語は 2021 年度までを見ています)。

科目 単元 出ていた年 最終確認年度 状況
算数 水量とグラフ 2015・2020・2021・2022・2023 2023 年度 2023 を最後に 2 年空き。大問 6 の枠に戻る候補
算数 規則性・数列(大問として) 2021・2022 2022 年度 2023 以降は大問 2 の中の 1 問に降りています(2025)
算数 場合の数 2016・2017・2018・2025 2025 年度 6 年空いたあと 2025 に復活。大問 4 の枠は年ごとに入れ替わります
算数 立体の切断・展開図 2019・2025 2025 年度 6 年周期。2025 に出たばかり
理科 気体の性質 2012・2014・2016・2017・2018・2022 2022 年度 いちばん出ていた化学単元ですが 2023 以降 3 年空き
理科 星・星座 2012・2018・2021 2021 年度 2021 を最後に 4 年空き。大問 4 の地学枠の候補
理科 てこ・つりあい・滑車 2021・2022 2022 年度 2023 以降 3 年空き
理科 電気回路・電磁石 2013・2016 2016 年度 2016 が最後で 9 年空き。長く出ていません
理科 植物のつくり・花のつくり 2014・2015・2016・2021 2021 年度 2021 を最後に 4 年空き
社会 地形図の読図 2012・2015 2015 年度 大問の中心としては 10 年空き。近年は地図記号 1 問(2023 自然災害伝承碑)に縮んでいます
社会 人口・都市 2022 2022 年度 3 年空き
社会 日本国憲法を正面から 2012 2012 年度 近年は三権分立・議院内閣制のかたちで問われています
社会 工業・貿易 精読した 3 年に薄く、次に厚くなる候補
国語 小説・物語文 精読した 3 年(2016・2018・2021)はすべて説明文のみ。ただし 2010 年は大問 5 つの年があり、構成が今より広いものでした
国語 大問 2 のことばの知識 2016・2018・2021 2021 年度 5 問の中身が毎年入れ替わります。部首・画数・送り仮名・対義語・四字熟語・慣用句・ことわざ・文法(主語を変えた書き換え)・作者名まで、広く一巡しておくのが安全です

10. 形式面の注意


11. 学年別ロードマップ(小 4 から始めるなら)

小 4(土台)

小 5(幅)

週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は計算と漢字を毎日、週末 60 分はその週の単元 1 つに充てます。

小 6(仕上げ)

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか

差がつくのは「知識で即答できる問題を、いかに速く正確に片づけられるか」の一点です。 国語は 25〜28 問のうち 15 問が漢字とことばの知識、算数は 18〜19 問のうち 9 問が計算と一行題、社会は 30 分で最大 29 問。考える設問(国語の要約と記述、理科の考えて書く記述、算数の大問 4〜6)にどれだけ時間を残せるかが、そのまま得点差になる作りです。この「速く正確に」は小 6 の 1 年では作りきれない部分があり、小 4・小 5 の計算と漢字の積み上げが最も効きます。逆に言えば、小 4 から始めるならこの学校向けの特別なことは何も要りません。土台を厚くしておけば、小 6 で座席ごとの練習に集中できます。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・合格可能性・通学圏・お子さんとの相性は扱いません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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